ぱおんの小部屋

水郷爆釣隊隊長のひとりごと…

歴史本

2007-07-10 08:20:50 | Weblog
「逆説の日本史」を先日購入した。
これは、仁に勧められて読み始めたが、なかなかに面白く、あの腹黒い男も、他人を陥れる謀略の参考書にしているという。
といっても、別に兵法の書ではないのだが…

僕は、歴史が好きだったが、成績は振るわなかった。年号などの暗記が面倒で、流れでしか歴史を捉えていなかったからだ。
暗記さえなければ、歴史はドラマや物語と同じで、学校の教科の中では、非常に面白いものの一つと思うが、どうだろう。授業中に大河ドラマを観ているようなものだ。

そんな風に歴史を楽しんできた人には、この本は面白く、内容も満足出来るものだろう。
既存の教科書や歴史本では、歴史の変わり目ごとに、ブツ切りされたように場面転換してしまうが、ドラマのように観ていると、舞台の暗転じゃあるまいし、違和感を覚えることがある。それが、この「逆説の日本史」では、当時の人間の心理、常識に迫り、180度情勢が変化する場合での、裏の事情を明らかにしていく。そして、その結論は、いま常識となっている歴史とは異なることが多々ある。
だから逆説なのだ。
しかし、それを証明しようとする理論の展開は、僕のそれに酷似していて、分かりやすい。考え方が似ている感じだ。
日本の歴史は怨霊の歴史というくだりなど、まさにドンピシャである。

この本は皆に勧めたい。
ハードカバーもあるが、文庫本の方が持ち歩いて読むのに最適だろう。通勤電車の中など、時間を忘れてしまうほど面白い。
ぱおんも、仁も、腹黒い男も読んでいる。
読み出したら止められないぜ!

コメント (5)
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