今日はベジタブルマイスターとしてお野菜について・・・
秋の味覚の一つ「きのこ」についてお話したいと思います♪
実は、この「きのこ」ですが・・・
生物学上は、植物や動物には属さない「菌類」に属し、カビに近い生物です
樹木や落ち葉などを栄養源として菌糸を張り巡らせるんですが・・・
ここで質問です
なぜ、「まつたけ」はあんなに高いんでしょ~ね~?
「あまり採れないから!」 ピンポン!ピンポン!正解です♪
じゃあなぜ採れないんでしょう?
答えは・・・
「まつたけ」は菌根性(きんこんせい)きのこといって、生きているアカマツの根に生え、アカマツとは持ちつ持たれつの関係を保ちながら生育するきのこだからです。
しかも、か弱いので、他の菌に負けてしまう・・・(私みたい・・・え?違う?)
つまり人工栽培が不可能なきのこなんです
だから、お値段が高い!
それに対して、「しいたけ」や「ぶなしめじ」といったきのこ達は
腐生性(ふせいせい)きのこと言って、倒木や落ち葉などを分解して栄養源とするきのこ
つまり死んだ樹木や葉っぱで十分生育出来る・・・
なので、人工栽培が可能なんです
菌床(きんしょう)栽培と言って、オガコ(おがくずを粉にしたもの)などに菌を植え付けて発生させます
椎茸、えのきだけ、なめこ、ぶなしめじ等、現在20数種類のきのこが菌床栽培されています
温度や湿度が管理された施設内で1年中生産されているため
今や、きのこは自然の産物では無い!工場製品と化した・・・と言う人もいます
原木(げんぼく)栽培と言うのは聞いたことがありますか?
椎茸の栽培方法の一つですが・・・
ほだ木と言って丸太のような木に、しいたけ菌を植え付けて栽培する方法です
そうそう!昔、そのほだ木を980円で買ったことがあるんですが・・・
そうしたら、今まで食べていた椎茸は一体何だったんだろう?
って思うくらい肉厚で見事な椎茸が次々と7個も生えてきたんです!
もう感激しまして・・・これから、こんな見事な椎茸が食べられるんだ~何て安い買い物をしたんだろう!って・・・
ところがですね・・・それっきり全く生えてこなくなって・・
色々な方に聞いて、浴槽に水をはってその中に浸けたりとか、色々とやってみたんですが、ダメでしたね・・・
結局、高い買い物になってしまったわけですが・・・
あっ!話しが横道にそれましたね・・・すみません!
それで、その原木栽培ですが、大変な時間と労働力を必要とするため、しかも重労働なため、だんだん生産者が減ってきています
が、やはり菌床栽培の椎茸とは味が全然違いますね~
原木栽培の椎茸は今が旬です
昨年の10月1日から「原木」か「菌床」で栽培したかを表示することが、完全に義務化されました
出来ましたら、頑張っている生産者を応援し、美味しい椎茸を味わうために「原木しいたけ」と表示されているものの購入をお願いいたします
しめじについてですが・・・
キ~ンコ~ン!カ~ンコ~ン!
あっ?終了のチャイムですね・・・
では、しめじについては、また明日ということで・・・今日はここまで♪
皆さん ごきげんよう!