goo blog サービス終了のお知らせ 

乙女高原フィールドノート

山梨県の北部,秩父山塊のふところにある小さな高原「乙女高原」(山梨市)での自然観察記。

カエルの卵、悲惨

2021年03月27日 | 動物(魚・両生・は虫類)

毎年ヤマアカガエルが産卵に訪れる道路脇の「カエル池」。

夏から干上がっていましたが、底のちょっとじめじめしているところに、カエルが産卵していました。水分が十分ではなかったらしく、卵のゼラチン質が十分ふやけていません。卵も、産んだ親ガエルもかわいそうでした。

卵の脇にテンの糞がありました。テンが食べたのかもしれません。


細身のカエル

2019年04月21日 | 動物(魚・両生・は虫類)

林道の真ん中をヒキガエルが歩いていたので、車を急停止させ、観察しました。

きっと水場(産卵場所)に行く途中なのでしょうが、動きがとても緩慢です。上から見ると、なんだかやせ細っていて、かわいそうなくらい。

冬ごもりで体の中の栄養を消費してしまったのでしょうか。

道の真ん中では轢かれてしまうので、はじに持っていてやりました。全然抵抗しませんでした。やっぱり疲れてる?


オタマジャクシのエラ

2018年03月25日 | 動物(魚・両生・は虫類)

乙女エリアで一番最初に産卵が観察された「カエル池」では、卵がオタマジャクシになっていました。

でも、よく見ると、オタマジャクシの「おたま」の両側に、なにやら枝分かれしたサンゴのような、木の枝のようなものが見えます。

これは「外鰓(がいさい)」と呼ばれるもので、カエルのオタマジャクシの場合、卵からオタマジャクシになるときに、短期間だけ見られるものです。

ちなみに「成熟した(?)」オタマジャクシになると、鰓は体の内側にできるので(内鰓といいます)、外からは見えなくなります。