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ガンプラ秘密工場(仮)

ガンプラ他、プラモデルを限られた環境下(ノンシンナー)で楽しもうというブログ
 

MGシャア専用ゲルググver2.0(その9)

2007年08月06日 | 機動戦士ガンダム(1st)
 こないだ、信号待ちをしていると目の前を大型トレーラーの牽引車(トラクター。前の部分)だけが走っていきました。近くで見るとめっちゃデカかったです。アレがもし人型ロボットに変形でもしたら、さぞかし良い感じのサイズになる(身長8~10メートルぐらい?)になるんだろうなぁと、ついつい妄想してしまいました。「トランスフォーマー」観に行かねば…!

 さて、ゲルググの製作も後半に差し掛かってきました。

 スネのフレームはザクver2.0との共通性を感じさせるデザインになっています。中央のシリンダーが付いたブロックは、ザクではバリエーションごとに違う形状のパーツを取り付けることを想定しているかのような別パーツ構成でしたが、ゲルググではバリエーションごとの差は無いようで、一体成型になっています。

 ヒザ関節はABS樹脂の二重関節で、保持力は非常に高いです。ver1.0ではポリキャップでしたが、すぐに保持力が低下してしまい、「マトリックス関節」と形容されることが多かったですからねぇ。シリンダーやヒザアーマー連動可動はザクと共通ですが、ヒザの可動範囲は約90度と、最近のキットとしては狭い方です。腰スカートアーマーやスネのフレアにボリュームのあるデザインですので、ヒザ関節の可動範囲が広くても、実際には各部が干渉して曲がらないのだと割り切った設計なのかもしれません。

 
 ヒザ関節の組み立ての途中で登場する小さいパーツ(写真左)は、どんな役割をするのかと思ったら、ヒザ関節のジャバラ状カバーをヒザの動きに連動させるためのパーツでした。ヒザを曲げるとジャバラ状カバーが連動して下方にスライドし、太もも側ヒザ関節の可動範囲を確保するようになっているようです。
 ザクに比べてギミックが少ないなぁと思っていましたが、こんなところに「ゲルググはザクの上位後継機種」という主張が表れていましたよ♪


 股関節は最近のMGキットではおなじみの、軸可動を組み合わせた方式です。太ももはザクのような「プロペラントタンクが別パーツで、機種ごとに違うパーツを取り付ける」という構造にはなっておらず、シンプルな構成です。

 太ももを取り付けるとヒザの可動範囲が分かりやすいですねぇ。



 脚のフレームの基礎部分が出来たので、立たせることが可能になりました。さっそくザクと比較してみると…ゲルググ、デカいです!(汗)。

 ゲルググが大地に立ったところで、気分転換に他の部分を作ることにしました。ビームライフルのセンサーです。このパーツ、レンズ部分だけでなく、周囲のすり鉢状になった部分(十字型のモールド入り)も一体成型の無色クリアーパーツです。キットの説明書や雑誌作例でも無色クリアーのまま使ってあったりしますので、筆者も透明のままで行こうかと思いましたが、結局塗り分けることにしました。

 図はパーツを横から見た断面図です。後部に開いている穴にピンクのHアイズ2.8ミリ径の裏にラピーテープを貼ったモノをはめ込み(図のピンクの半円)、Hアイズピンクの5ミリ径でフタをするようにして接着します。接着したら表面をメッキシルバーで塗って、Hアイズが目立つようにします(図の濃いグレーの半円)。ついでにパーツ後半の筒部分の表面もメッキシルバーで塗っておきます(薄いグレーの線で示した部分)。レンズ面の裏、濃いブルーの線で示した部分をSEEDダークブルーで塗りました。

 かなり実験的な作業でしたのでオススメはできませんが、仕上がりはこんな感じです。まあ、ギリギリなんとかなったかなぁという感じです(汗)。ゲルググビームライフルについては手持ちの資料では何色か分からなかったので、とりあえずピンクにしてみましたが、正解は何色でしたっけ…?


MGシャア専用ゲルググver2.0(その8)

2007年08月05日 | 機動戦士ガンダム(1st)
 ちょっと前まで「今年の夏は猛暑というわりに、朝晩は涼しくて良いなぁ♪」と思っていたんですが、8月に入ってからはやっぱり暑いです。湿度が尋常ではなく、ベタベタします(困)。う~ん…。

 ゲルググの続きです。ターンAを作っている時から気になっていたシールドから…。

 シールド裏のグリップ部には可動式のアームが付きます。このアーム、背中に背負っているポジションから左腕までシールドを移動させる機構になっているという、ver2.0で設定されたモノです。なんせシールドが大きいので、こういう補助機能が無いと難しいことなのかもしれません。
 実際の動きは背中に取り付けてみないことには分かりませんが、なんとなくZガンダムのフライングアーマー変形用アームを連想させます。ひょっとしたら、ゲルググのシールド移動用アームを開発したスタッフが、1年戦争後にアナハイム社に転属し、Zガンダムのフライングアーマー用アームを開発したのでは?…と妄想してみると楽しいですよ。ゲルググはネモのフレームを移植してレストアできるらしいので、案外アナハイム社にはゲルググ開発スタッフが多く参入しているかもしれませんし…。
 話が長くなりました(汗)。

 シールドはver1.0では黄色いフチのパーツがそのまま裏側も兼ねていましたが、今回は裏側がキチンとグレーで成型されています。ランナーの面積を食う大きなパーツなので、他の部分にシワ寄せが来そうなもんですが(価格とか、他の部分がショボくなるとか…)、そういう雰囲気はありません。太っ腹ですねぇ…。

 形状が良く似たターンAのシールドとのサイズ比較。カッティングマットのマス目が5センチ四方ですので、長さ15センチを超える巨大さです。張りのある面構成が見ていて心地よいです。ゲルググのシールドって、ゲンゴロウを思い出させますねぇ(笑)。


 これだけ大きなシールドですので、持たせるのは大変かなぁと思いましたが、案外、大丈夫でした。手の甲を両側からホールドするツメが効いているようです。ただしこのツメ、手の甲を塗装した場合に塗膜をハガしてしまう可能性はあります(汗)。

 脚に移ります。

 ら、ラビアンローズ!?…ではなく、足の裏のバーニアです(今回、なぜかアナハイム社ネタ多めです)。直径は19ミリもあります。


 足首のパーツ構成はザクとよく似ています。サイズは倍ぐらいありますが…。

 つま先独立可動、足の甲側にシリンダー1本、アキレス腱側にシリンダー2本という構成はザクver2.0のモノを踏襲しています。話題になっているカカトの「えぐれ」ですが、フレームの時点ですでにえぐれています。
 シャアザクver2.0はフクラハギ下にバーニアがあり、その下のフレア部分にえぐれがあって量産型との違いを表現してありましたが、ゲルググの場合はランナーを見る限り、量産型にもこのえぐれは引き継がれるようです。

 足首の動きにシリンダーが追従するのは見ていて楽しいです。スネとの接続部がザクではC型の「パチッとはめる方式」でしたが、ゲルググではボールジョイントになっています。

 装甲のパーツ構成もザクとほぼ同じです。足の甲の凸部が可動するのがありがたいですねぇ。

 つま先部分が大きく可動するのが分かります。ゲルググver1.0よりも足首のサイズはやや小さくなっているのですが、ギミックは格段に進歩していますねぇ。この分だと、接地性も期待できますね♪

MGシャア専用ゲルググver2.0(その7)

2007年08月04日 | 機動戦士ガンダム(1st)
 ホビーショップ ミドリさんでバンダイホビー事業部の9月の新製品情報が出ていますので、ぜひ見に行ってください♪ クルマ好きの筆者としては塗装&マーキング済み組み立てキットのGTマシン(フェアレディZ、レクサスSC430)が気になるところです。NSXも出るのでしょうか? 1/43スケールで塗装済み組み立てキット(しかも価格は完成品ミニカーの数分の一)というのはとても魅力的なので、市販車種なんかも出たらうれしいのですが…。

 さて、ゲルググの続きです。

 腰内部フレームは、股関節軸+ウエスト部接続用ボールジョイントのパーツ及び腰サイドアーマーの可動用ヒンジを前後に分割されたフレーム部で挟み込む構造です。関節のボールジョイントや軸は重量級キットの重さに耐えられるように大径のモノが採用されていますが、「肉抜き穴が多いと」いうよりむしろ「板の組み合わせで軸とかボールができている」という印象です。強度面でやや不安があります。
 写真右の右下、小さいパーツはアクションベースに取り付けるためのパーツです。ゲルググ本体に軸を差し込むのではなく、股間フレームを爪でホールドするタイプなのですが、ゲルググの重さに耐えられるかがこれまた心配…(汗)。


 腰部スカートアーマーはver1.0では無可動固定式でしたが、ver2.0では前・横・後ろ全てが可動式です(HGUCゲルググとは違う方式)。アーマーの裏側にはトラス状の補強材が付くようになっています。この補強材はそれぞれのアーマー同士の接合部分が凹凸になっていて、アーマーを閉じた時にうまく噛み合うようになっています。ガチッと固定できるわけではありませんが、安心感があります。
 写真右は装甲を取り付けた状態。装甲の断面が良い感じに仕上がります。このキットの胴体部分のワインレッド成型色は、かなり光に透けるのですが、裏面の補強材のおかげで光透けがかなりマシになります。


 腰部バーニアスラスターは5基です。ver1.0の開発途中段階では5基だったのが、バンダイスタッフの方が「めぐりあい宇宙(そら)」を観て確認したところ、急遽3基に変更したという経緯があったと記憶していますが、今回はなぜか5基です。ひょっとしてリゲルグ対策?
 ランナーのパーツ配置を見る限り、ゲルググver2.0はザクver2.0ほどカスタム機と量産機の区別が無いようです(色の違いだけかも…)。腰部スラスターは量産機でも同じパーツを使用するのではないかと思います。シャアやジョニー・ライデン専用機はスラスター5基、量産機は3機といった区別があった方が面白いと思うのですが…。


 各スカートアーマーは可動式ですが、アーマーを閉じた時のすき間は、固定式であるver1.0よりも少なくなっています。パッと見は固定式に見えます。「ゲルググのスカートはやっぱり固定式でしょ!」という方は、そのまま接着してしまっても良いかもしれませんよ♪

 アーマーの可動範囲は広いです。この状態からピッタリ閉じる精度の高さはさすが最新のMG! この写真を見ていると、バウンドドックが欲しくなってきましたよ(笑)。

 B型やC型のバックパックを取り付ける(このキットには付属していませんが…)場合の腰部ビームナギナタラックは開閉式です。開閉させる時には腰リアアーマーを引き出してから動かすと良いようです。

 腰部を下から見たところ。ジオングもそうですが、ハート型なのがラブリーです(笑)。前アーマーは通常のポジションから内側に入り込みがちですので(緑色の丸で囲った状態)、股間のセンターブロック内側に水色の線で示したようにストッパーを設けた方が良さそうです。



 腰まで組み立てると、アクションベースに取り付けられるのが便利です。それにしてもモノスゴいボリューム! これに脚が付くと思うと…(悶絶)。


MGシャア専用ゲルググver2.0(その6)

2007年08月03日 | 機動戦士ガンダム(1st)
 正暦から数千年の歴史をさかのぼって宇宙世紀に戻ってきました。ゲルググの腕の続きです。

 腕の装甲は写真のようなパーツ分割になっています。前腕外側装甲に大きな穴が開いていて、増速用ジェットエンジンをフレームに付けたまま装甲を被せることができるようになっています。それ以外は非常にシンプルな構成です。ザクver2.0の前腕の凝ったパーツ分割やヒジアーマーの連動可動を味わった後では、ちょっと寂しいかも(汗)。
 ver1.0では上腕と肩球の装甲は一体化されていたのですが、ver2.0では別パーツになっています。球体がゴツくて力強いです。


 腕の装甲を組み付けた状態です。特に難しい所はありませんが、装甲パーツのはめ込みはややユルめです。ザクver2.0と比べるとディテールが多いですねぇ。「これはザクよりもノッペリしがちなデザインに密度感を持たせるための措置なのだ」と自分に言い聞かせました(笑)。
 そういえばザクver2.0では腕なら腕、脚なら脚と、部位ごとにランナーが分かれていましたが、ゲルググver2.0では左右共通にできるパーツは極力同形ランナー2枚で揃えるようにするべく、腕と脚のパーツが1枚のランナーに一緒に入っています。ザクは組み立てやすさ重視、ゲルググはコスト面重視という感じでしょうか。


 装甲を取り付けた状態でもヒジの可動範囲は変わりません。でも、肩アーマーが干渉しそうですねぇ。


 手首はザクver2.0と同じ構成です。一体になっている中指~小指の根元をデザインナイフでバラバラに切り離し、5本指独立可動にしました。


 左手首は重いシールドを持たせる必要があるため、保持力を確保すべく手のひらが手の甲にビス止めされるようになっています。でも、指を5本指独立可動にする作業により、指の可動がユルくなってしまいました。
 「僕は…、取り返しの付かないことをしてしまった…(泣)」 …シールドの保持、大丈夫かなぁ(汗)。


 腕を取り付けて上半身の完成です。肩球内部のポリキャップとボディー側の肩関節軸のはめ込みが固くて、取り付けは非常に恐いです。肩アーマーを上にグイッと上げ、肩球のポリキャップをグゥーっと真っ直ぐ肩関節軸に差し込むようにしましょう。
 全塗装派の方は、一度組み立てたら分解するのには危険が伴います(分解時に肩アーマーと腕装甲がかなりの確率でこすれます)ので、特に塗装面を傷付けないようにご注意ください。


 ザクとの比較。ゲルググ、やっぱりデカいです!(こればっかり…)。 

MGシャア専用ゲルググver2.0(その5)

2007年07月26日 | 機動戦士ガンダム(1st)
 ゲルググver2.0の第5回です。ザクver2.0に比べると各部の構造がシンプルになっている上に動力パイプが無いのでサクサク進んでいます。

 前回写真を撮り忘れた肩付け根のジャバラは、こんな感じです。

 ジャバラは4枚のパーツで構成されており、いちばん内側の1枚は胸フレームに固定されます。残り3枚が肩関節軸に差し込まれ、いちばん外側の1枚が肩アーマーにポリキャップで接続されます。この1枚が肩関節軸で回転可能で、真ん中の2枚は軸に半固定されます。ギザギザの立体感は素晴らしいものがありますが…

 見る角度によっては内側の1枚とそれ以外との間にすき間が開いているのがバレます(汗:写真左)。
 真ん中の2枚は微妙に角度を変えることができ(←無理矢理かも…)、アコーディオンのようにジャバラが斜めに傾いているようにすることができます(写真右)。けっこう良い感じですよ♪ あ、この写真では腕がすでに完成していますねぇ(汗)。


 肩の球体部分はポリキャップを前後2つのパーツで挟み込むシンプルな構成です。こういう部分は関節を動かしているうちに合わせ目が開いてくることが多いので、合わせ目に接着剤を流し込みました。ポリキャップは軸径が大きく、保持力はバツグンです。ゲルググver1.0は関節保持力の低さが問題でしたからねぇ…。


 ヒジ関節下側(前腕側)にはザクver2.0と同様、ヒジの動きに連動して可動するシリンダーが内蔵されます。完成後に外から見えるかどうかは分かりませんが、金属色で塗っておきました(結果的には、ほとんど外からは見えません:泣)。


 ヒジ関節の可動範囲は人間並みです。現在のガンプラではこれが標準になってしまったので特に驚くことはないのですが、重要なのはこのキットはゲルググであるということです。ゲルググのキットのヒジが人間並みに動き、しかも関節はジャバラを思わせるディテールで、弱々しさとは無縁なゴツい造形なんです。昔のキットと比べると隔世の感がありますねぇ。でもゲルググのヒジ関節は球状になっているという説は根強いので、賛否両論ありそうですけどね…。
 ヒジ関節の可動の固さはちょうど良い感じなのですが、重たいシールドに耐えられるかどうかは不安です。


 前腕外側にはゲルググ特有の装備、増速用ジェットエンジンが付きます。ver1.0では1パーツでしたが、今回は2パーツ構成で、格段に精密さが増しています。
 このエンジン、噴出口は手首側かヒジ側のどちらなんでしょう? 小学生時代からの疑問です。エンジンは前腕装甲の上に取り付けるのではなく、前腕フレームに直接付けるようになっています。
 「こんな所にエンジンが付くのは変だ」という方は、110ミリ機関砲やビームスポットガンに改造してやるのも良いかもしれませんよ♪ 






MGシャア専用ゲルググver2.0(その4)

2007年07月25日 | 機動戦士ガンダム(1st)
 ゲルググver2.0の4回目、今回は肩アーマーです。ゲルググのキットというと、筆者が最初に設定カラーで塗装したのが旧キットの1/144ゲルググだったのですが、1/144ゲルググというと胸と肩アーマーが一体成型されていて肩の動きが制限されていました。でも、それが刷り込みになっているのか、胸に肩アーマーが付いている状態を見ると落ち着きます(笑)。

 
 肩アーマー先端のトンガリ部分にはver1.0と同様、バーニアが付いています。このアレンジは賛否両論あるようですが(HGUCでは廃止されていたのが好評だったようですねぇ)、イェーガーやマリーネといったバリエーション機に装備されているモノなので、筆者は「別にあっても良いのでは?」と思います。バーニアのワク部分はフィンがキレイに抜けていて、トンガリ部分の繊細なモールドが完成後にも見ることができます。より目立つように「ガンダムメッキシルバー」でモールド部分を塗っておきました。
 バーニアのワク部分はver1.0よりも目立たないように、トンガリ部分に埋め込まれたようになっています。


 肩アーマーはver1.0よりも進化した3分割構成です。裏側のモールドもしっかり入っています。


 肩アーマー内部にはダクトパイプやラジエータらしき内部メカが入ります。この部分がボディーへの接続部も兼ねており、パイプのモールドが付いたポリキャップで肩付け根のジャバラへ接続されるようになっています。
 ゲルググはビームナギナタや大型シールドの装備により、ザク系でおなじみの肩アーマーでのタックルのような肉弾戦をする必要がなくなったため、肩アーマーは機動装備に変化していったという解釈でしょう。この設計思想がリゲルグのウイングバインダーに進化したと考えると実に燃えますよ♪
 そういえばver1.0の初期ロットには肩アーマー内部メカは有りませんでしたねぇ。後でパーツが追加されたわけですが、ver2.0の立派な内部メカはver1.0初期ロットのリベンジかもしれませんね…。



 肩アーマーが付きました。あ、肩付け根のジャバラがどんな状態かという写真を撮るのを忘れてました(汗)。次回に掲載します。
 肩の位置が高くて、やや反則気味のカッコ良さです。肩アーマーの内部メカがけっこう分厚くて、腕側の肩球体と干渉するのでしょう。アニメ設定での本来の位置よりも5ミリ程肩アーマーの取り付け位置が高くなっています。

 画像を加工して写真右側のみ肩アーマーを下げてみました。ただし、単純に下げれば良いというものではないらしく、肩内部メカの取り付けをあきらめたり、腕の長さを調節したり肩アーマー自体のサイズを変更する必要があるかもしれません。 位置を5ミリも移動するということは、他の部分、もしくは全体に大きな影響を与えますからねぇ…。


 ザクとの比較。ゲルググ、やっぱりデカいです! ムサイ級巡洋艦での運用はツラいでしょうねぇ…(笑)。 

MGシャア専用ゲルググver2.0(その3)

2007年07月24日 | 機動戦士ガンダム(1st)
 今回は筆者の大好きな頭部の組み立てです。びといんさんのコメントにあった「足から順番に上がっていく組み立て順」というのもやってみようと思っていたのですが、気が付けば説明書の順番に作っていました(汗)。習慣って、やっぱりなかなか変わらないもんですねぇ…。

 MGゲルググver2.0の頭部の構造は、驚くほどMGザクver2.0に似ています。付属物がトサカか動力パイプの違いだけで、ほぼ同じといっても良いぐらいです。ザクの頭部組み立ての記事も合わせてお読みいただければさいわいです。
 
 モノアイは例によってウェーブ「Hアイズ」+コトブキヤ「丸ノズル」です。ザクでは「Hアイズ」3.5ミリ径を使用しましたので、ゲルググではやや小さめの3ミリ径を使用しました(ゲルググのモノアイはザクより小さいイメージがありますので…キットでも実際にそうなっていますし)。相方となる「丸ノズル」は外径4ミリです。
 モノアイの可動部パーツG18にモノアイを取り付けるため、コトブキヤ「丸モールドⅢ」の、周囲にスジ彫りが入ったモノの真ん中に穴を開け、その穴にG18のはめ込みピンを差し込むことにしました。ピンは「丸モールドⅢ」の厚みよりも短く切っておきます。


 首の構造もザクと同じです。首の上下の動きに連動して伸縮しているように見えるシリンダーも健在です。

 
 頭部内部パーツの底に首を取り付け、首の歯車とG18の歯車が噛み合うようにモノアイを取り付け(写真左)、頭部内部上半分のパーツにモノアイシールドの透明パーツを取り付け、頭部下半分に被せるという構成はザクと全く同じです。デザインはザクに比べシャープになっています。


 ヘルメット下半分の装甲を頭部内部ブロックに上から被せ、クチバシ(ゲルググの場合はブタ鼻?)の装甲を前から被せる方式もザクと同じです。この方式によって、ゲルググver1.0では前後貼り合わせのため合わせ目消しが必要だったヘルメットの合わせ目消しが不要になりました。


 トサカの外装はスライド金型使用の一体成型で、内部メカのパーツに被せるようになっています。合わせ目を消すための接着が不要で、トサカのすき間からメカ色がのぞくのがカッコ良いです。このトサカはアンテナなんでしょうか? ガルバルディβのトサカは信号弾の発射筒でしたねぇ。

 
 ヘルメット上半分を被せ、トサカと中隊長機の頭飾(マルチブレードアンテナ)を取り付けて頭部の完成です。頭飾はアニメ版とMSV版の2種類が付属していますが、迷わずアニメ版にしました。厚みが先端に向かって薄くなるように、少しだけ削り込んでいます。
 正面顔の写真は鼻がデカく、やや横幅が狭く写っていますが、肉眼で見るとちょうど良いバランスです。モノアイスリットがシャープでカッコ良いですよ♪

 
 ザクに比べて大き過ぎず小さ過ぎず、ちょうど良いサイズですねぇ。ver1.0と比べ、ザクは小さくゲルググは大きくなっているようです。ボディーに頭部を取り付けたバランスも良い感じですよ~!
 

MGシャア専用ゲルググver2.0(その2)

2007年07月23日 | 機動戦士ガンダム(1st)
 「キット化されていない機体を模型雑誌のライターさんがフルスクラッチした作例が誌面に載る→しばらくするとその機体がキット化される」
 「なかなかHGとかMGで出そうにない機体なので、現行のキットを改造してHGとかMGと同レベルに見えるように改造をしてみる→MG化決定!」
 …そういう事態とは筆者は無縁だと思っていたのですが(フルスクラッチとか大掛かりな改造はしないので)、まさか出くわすとは思いませんでした。MG101体めのアイテムはデスティニーガンダムだそうです。半年ほど前に無印1/100キットを作った身としては「これが噂の『願掛けモデリング』というヤツか!?」と複雑な気持ちですが、製作記事を書く際には比較しながら進められるので良いかも♪とも思います。

 おっと、本題はゲルググでしたねぇ。

 前回組み立てた胸&ウエスト部分のフレームに首元とウエストの装甲を取り付けた状態です。フレームへのはめ込みはややユルめで、完成後でも楽に分解できそうです。ウエスト部分のジャバラの合わせ目が装甲で隠れるのがありがたいです。


 肩関節部のすき間をふさぐジャバラは、ver1.0では合成ゴム(TPE)製のパーツが使用されていましたが、今回はABS樹脂製の薄い板を4枚重ねる構造になっています。見た目の精密感は素晴らしいものがありますが、可動については組み立ててみないことには分かりませんねぇ…。


 胸部の装甲パーツの分割はver1.0やHGUCとほぼ同じです。コクピットハッチは頭・腕・脚のピンクとは違うピンク色で成型されています。そういえば違う色だったんですねぇ。もう一つ、シールドのフチの黄色とビームナギナタの柄の黄色も別々の色で成型されています。微妙な色の違いまで再現されているのが芸コマですねぇ♪ ZガンダムやガンダムMk-Ⅱのver3.0がもし出るとしたら、アンテナや胸ダクトの黄色と脚スラスターノズルのオレンジ色は分けてほしいなぁ…。


 胸の上下スイング可動はこんな感じです。動かした際に装甲パーツ同士がこすれて塗装がハゲるという心配は無さそうですよ。


 完成した胸部をザクに持たせてみました。ゲルググ、デカいです! 特に前後の長さというか厚みがスゴい。これに巨大な両肩アーマーが付くとなると、そのボリュームはとんでもないことに…(汗)。



MGシャア専用ゲルググver2.0(その1)

2007年07月22日 | 機動戦士ガンダム(1st)
 当ブログ始まって以来、2度目のシャア専用ゲルググです。HGUC発売から1年経っていないのにMGver2.0が出るとは驚きましたが、関連アイテムであるMGギャンとのギャップを埋めたかったのかなぁとも思います。
 1/20スコタコに引き続き、大ボリュームのキットです。ver1.0と比べると価格は5割増しですが、内容はそれ以上だと思います。かなり大きめの箱を開けてみると、大きなパーツがゴロゴロと付いたランナーがギッシリ詰まっていて、見るだけで「うわっ…」と圧倒されます。ゲルググはもともとランナーの面積を多く取るパーツが多いデザインなのですが、このver2.0ではシールドのフチと裏側が別パーツになっていたりスネの装甲が一部ですが二重になっていたりと、とにかく大きなパーツが増えています(ver1.0に比べて)。よくこの価格で納まったなぁとさえ思います。このキットを見ていると、MGサザビーの税抜き8000円という価格がより割高に思えてきます。とにかくゴツいです。


 ゲルググver2.0は、先に発売されたMGザクver2.0の構造を踏まえたうえで設計されており、ザクの後継機という設定を模型で味わうことができるようになっているのですが、ボディーに関してはザクとは構造がかなり違います。
 胸部内部の肩の付け根関節はシンプルな2軸式可動です。大型のシールドを持つ機体にしては可動がややユルめなのが気になりますが、そのまま組みました。可動を固くすると、肉抜き穴がいっぱい開いている可動軸が折れてしまう危険性がありますので…。


 肩付け根関節部も含め、胸部フレームの構造はザクに比べてかなりシンプルです。胸部フレームは肩関節部パーツを前後2パーツで挟み込むとほとんど形になってしまいます。
 ボリュームはモノスゴく、フレームだけの状態でもザクの胸部(ランドセル含む)よりデカいです。写真右端のD字型の部分が核融合炉なんでしょうねぇ。


 ver1.0ではコクピットハッチの付いた腹部装甲の一部が可動するようになっていましたが、ver2.0ではコクピットハッチだけが劇中と同じように可動するようになっています(劇中ではシャアが手動でハッチを開けているように見えますが、ギャンが爆発した際のショックでハッチの開閉機構が故障したのでしょうか?)。ハッチの開閉はポリキャップ式です。


 ver1.0では胸部と腹部の接続部はボールジョイント式の可動でしたが、ver2.0ではこの部分は前後スイングのみの軸可動になっています。ここがボール可動してもあまり意味は無いという判断なのでしょう。


 胸部と腹部のフレームがあっさり組み上がりました。ザクver2.0のような凝った肩関節機構やコクピットスライド機構が無いため、やや薄味に感じます。それにしても、冷却用フィンや可動部のジャバラなど、平行線の多いデザインですねぇ。


 背中には兵装取り付け用ポリキャップが2つ付いています。真ん中のポリキャップにB型とかC型のバックパックがいずれ取り付けられるでしょうが、リゲルグのバックパックが付く日は来るのでしょうか?

 今回からニッパーを新調しました。ミドリ店長さんからの頂きモノです。いつもありがとうございます!

 実はこのニッパー、数年前のガンプラキャンペーン用の景品で、たまたま問屋さんに余っていたそうです。切れ味はなかなかで、店長さんによると「2000円ぐらいのニッパーよりも良く切れるかも?」という話です。普通に商品化しても売れそうですねぇ(可能性が無いことはないそうです)。


MG ザクver2.0(最終回)

2007年06月01日 | 機動戦士ガンダム(1st)
 今回でMGザクver2.0も最終回! サンプル品キットの速報から考えると、ずいぶん長い付き合いになりました。それでは製作の続きから…。


 マシンガンを握らせてみると分かるのですが、中指のポジションがどうにも落ち着きがありません。トリガーが下に伸びているので、中指を深く曲げることができないようです。写真のピンクで示した部分を削ってやると、ガッチリ握れますよ!



 足回りはガンダムマーカーウェザリング用「ガンダムサンドブラウン」でよごしてみました。バクゥの時よりも控えめにしてあります。
 

 前回貼り忘れた画像です。

 写真ではぜんぜん分かりませんが、ザクver2.0のガンダムデカールは広い範囲にわたって複数のマークを一度に貼ることができるようになっています(シールドのマークは上の細かい文字から下のジオンマークまで1回で貼れます)。水転写式デカールに近い雰囲気です。その分、余白部分が大きいので、上からトップコートを吹くなどして目立たないようにした方が良いと思います。




 とりあえず完成です。今後は他のキットとの絡みで、仕様を変更して再登場してくれると思います。
 それにしても、思ったよりスリムですねぇ。旧1/144キットを思い出してしまいました(笑)。



 砂漠にて。MGノーマルグフが手元にあれば、共演させられたんですけどねぇ…(汗)。


 進化した可動システムのおかげで、マシンガン両手持ちも自然な感じに決まります。


 建物の陰に隠れてマシンガンのドラムマガジンを交換したザク(コッキングレバーが再現されてるのがナイスです)。建物はキットの箱にマジックで窓を描き込んだだけです。ショボい…(滝汗)。


 ホワイトベースから脱走したアムロが砂漠で寝転がっていると、上空をグフとザクが通過! のシーンのつもりだったのですが、このシーンのザクってミサイルポッド付けてたかも…(汗)。しかも光源の位置がおかしいし…(また汗)。

 このキット、ホンマに良いキットですので、まだ作っていない方はぜひ作ってみてください!(シャアザクも一部のパーツを除き、ほぼ同様の内容ですよ)。今後のバリエーション化(?←未定ですが…)を期待したくなる逸品です!

MG ザクver2.0(その14)

2007年05月30日 | 機動戦士ガンダム(1st)
 最近はバトルダメージとかウェザリングとかマーキングの作業をするのが好きになってきました。キレイに仕上げるのも良いですが、バトルダメージやウェザリングによって生命を吹き込まれた模型というのも実に燃えます。作っている途中に付いてしまったキズやゲート跡もある程度ごまかせますから一石二鳥です。


 キットに付属しているデカール(左)とシール(右)です。デカールは通常2色までの印刷の場合が多いのですが、ザクver2.0では4色刷りになっています。豪華ですねぇ。
 航空機のマーキングを参考にデザインされたマークが豊富に入っていますが、筆者はジオン系MSについては戦車的なイメージを持っていますので、もったいないとは思いつつも最小限のシール貼りで済ませることにしました。
 このザク、「ボルジャーノン」としてMGターンAガンダムと共演させることも目論んでいますので、「ZAKU」の文字が入っているマークは使用しませんでした。結局、シールドに貼る大きなジオンマークと背中に「MS-06(右肩の後ろ貼るように指定されていますが)」、あとコクピット横にレスキューの矢印マークを貼っただけです。
 ボルジャーノンにするときはミリシャのマーク(下図)を自作してシールドに貼ろうかなぁと…。


 ダメージ表現とウェザリングは軽めに付けることにしました。工程はザクⅠ・スナイパーと同じですので、そちらも参考にしてください。

 写真はダメージ表現を付けるために使用した棒ヤスリです。エッジ部分の欠けを再現するにはこれで充分です。


 戦闘によるダメージというより移動の際に付いたキズという感じで、足回りを中心にエッジの部分をところどころ欠けさせました。大きな機体です。よけたつもりでもぶつけてしまうことも多いでしょう。
 このあと、カラーパレットマーカーの「スチールグレー」をキズの部分に塗り、塗装ハゲの表現としました。シルバーでやるのも良いですが、グレーでやると落ち着いた感じになります。


 ザクver2.0の外装部分の成型色3色は、ガンダムマーカーの「DESTINY」セットに含まれるザクウォーリア用カラーよりも濃い色です。今回はこれを利用して部分的に色あせた感じにしてみました。「なんちゃって退色表現」です。
 それぞれの色のインクを筆に少量付け、ドライブラシ的にエッジの部分を中心に塗っていきました。


 う~ん、薄いグリーンの部分は写真では分かりにくいですねぇ(汗)。
 ガンダムマーカー「DESTINY」セットは、セット売りなのが難点ですが、ザクver2.0には使える色が多く入っていますので、オススメですよ! 6本セットのうち5本を使用しましたから(笑:ヒートホークの塗装含む)。




MG ザクver2.0(その13)

2007年05月28日 | 機動戦士ガンダム(1st)
 地上用ザクといえば脚部ミサイルポッドですねぇ。コンパクトな割りに威力があるようで、ガンタンクのキャタピラをよく吹っ飛ばしていた印象があります。

 ミサイルは従来のモノと違い、3発が1パーツで成型されています。1発か2発発射した後の状態を再現しようとすれば、つながっている部分を切り離してやる必要がありますねぇ。
 ミサイルの弾頭部分を適当に赤く塗っておきました。ミサイルが赤というのは正しいのかどうか分かりませんが、アクセントにはなりますので…。


 赤はカラーパレットマーカーの「ルビーレッド」を使用しました。良い感じのツヤ消しレッドで、隠ぺい力も高いです。
 インクが乾くまで、ミサイルポッド本体の発射口側のパーツをスタンド代わりにして立てておきました。


 写真左半分がver2.0のミサイルポッド片側の全パーツで、右半分がF2のモノです。ver2.0のモノはミサイルが3発一体成型、ポッド本体の箱部分が一体成型になっていて省パーツ化されています。
 F2のモノはザク本体のスネにポリキャップ接続される構造ですが、ver2.0では脚にはめるバンドをミサイルポッドでロックする構造になっています。ミサイルポッド関連の片側だけ(ザク側のポリキャップ&フタも含む)で5つもパーツ数が省略されています。実に合理的な設計です。


 バンド部分のスネへのフィット感はバツグンです。ミサイル弾頭を赤く塗っておいて良かったぁ~。


 このミサイルポッドもザク本体と同様、ゲート跡が極力目立たない部分に来るように配慮されています。
 ミサイルポッドが付くと、下半身のシルエットが安定感のあるモノになりますねぇ。


 マシンガンのスコープレンズは、結局あの後取り外しに成功したので裏面にラピーテープを貼りました。どうやって取り外したかといいますと…

 ツマヨウジの先に両面テープを適当に巻き付けた「簡易粘着ピンセット」で貼り付けて取りました。耳掃除に使う「耳ねんボー」を使っても良いのですが、こちらの方が安上がりですので…。

 さあ、いよいよ次回からマーキング&ウェザリングです♪ 楽しみやなぁ…。でも、一つ問題があります。このザクは「ボルジャーノン」としての活躍もありえますので、ジオンマークを貼ってよいものかどうか…(汗)。
 

MG ザクver2.0(その12.5)

2007年05月27日 | 機動戦士ガンダム(1st)
 今日は用事で大変な一日でした。ザクver2.0の製作もいよいよ終盤ですが、あまり進んでいません(汗)。今日はヒートホークだけ…って、1パーツだけやん(滝汗)。


 ver2.0のヒートホークはF2のモノ(写真下)よりも長くなっていて、プロポーション的にも馴染み深い感じのものです。F2のモノは、サイズはともかくハイザックのヒートホークに近いプロポーションだと思います。

 実はヒートホークの塗装でドツボにハマッていました。赤熱した刃の演出のためにマニキュアのオレンジ色で塗っていた(当ブログ的にはやや反則)のですが、濃度が高くなっていたようで、ベタベタのゴテゴテに…(また汗)。色的には赤熱した金属の感じが出てたんですけどねぇ。

 気を取り直して柄の部分をガンダムマーカー「DESTINYレッド2」で塗装しました。ルナマリア専用ガナーザクウォーリアの濃い方の赤です。
 ヒートホークの塗装は紫色というのが長年の伝統ですが、アニメに登場するヒートホークはもっと赤い色だった記憶がありますので、このマーカーを使いました。
 タチ中尉のザクがガンダムをピンチに陥れた時に使っていたヒートホークって、かなりエンジ色に近かったと思います。

 でも、写真ではかなり素のパープルな感じの色に写っていますねぇ…(汗)。
 刃の部分は結局「ガンダムゴールド」で塗りました。柄の部分の刃の根元と刃の間にスジ彫りが入っていないので、塗り分けがやや難しいです(汗:F2のヒートホークにはちゃんとスジ彫りが入っていました)。仕上がりがかなり汚くなってしまったので、塗り直しが必要かも…。

 今日も都合により、この辺で失礼します。コメントいただいている皆様、お返事が遅れてしまい、大変申し訳ございません。m(- -)m お返事は明日書く予定ですので、よろしくお願いします!

MG ザクver2.0(その12)

2007年05月24日 | 機動戦士ガンダム(1st)
 最近のMGキットの手首パーツは「中指~小指のパーツをナイフやノコギリで分割すると5指独立可動になる」方式が主流です。可動するのは楽しいし、武器の保持は手のひらに設けられた突起を武器のグリップに挿すことによってある程度は確保されています。それはそれで良いのですが…。
 過去にはこんな優れたパーツがありました。

 MGザクF2の連邦カラーに付属するボーナスパーツの手首です。指の分割方法が凝っていて、「ハイディテールマニピュレーター」に引けをとらない造形になっています。ザクⅠ・スナイパーの手首の改修は、これを目標に行いました。親指や人差し指~小指の先が独立しているのがミソのようです。
 同様のパーツが付属しているのは他に「MGガンダムver.Ka」がありますが、これら2アイテムでこのような手首の付属は終わってしまいました。非常に残念です。

 さて、今日はバズーカです。

 上がver2.0のバズーカで、下がF2のモノ。デザインはほとんど同じですが、ver2.0のモノはグリップより後ろが長くなっていて、肩に担いだ時の見栄えが良くなっています。ver2.0のスコープはフタが可動式になっていたり、F2のモノは砲身が中央部で少しだけ回転するなどの違いがありますが、最大の違いはパーツ分割です。F2のモノはモナカ割りになった砲身を貼り合わせるようになっていましたが、ver2.0では短い筒をつないでいく方式です(写真を撮るの忘れました:汗)。


 グリップ周辺は、グリップの付け根が芯になっていて、そこに砲身のパーツを被せるようになっています。ここでパーツの白化が発生!(汗)。筆者のモノはもう白くなってしまったので手遅れですが、予防法を考えてみました。

 ちょっと分かりにくい写真ですが、グリップ上部、バズーカの芯のゴールドで示した部分のカドを斜めに削ります(前後とも)。これはパーツの両面に行います。これでパーツの白化が防げるかなぁと思いますが、筆者のパーツはすでに白くなった後ですので実証できません(汗)。う~ん…。
 グリップの前後に被せるパーツは微妙に段差ができます。芯に被せるパーツが広がってしまうために出来る段差なのですが、パーツをグッと押さえて接着してしまった方が良いかもしれません。


 バズーカのスコープレンズはモノアイに合わせるため、Hアイズ+丸ノズルに交換しました。Hアイズは6ミリ径、丸ノズルは7ミリ外径のフチがシャープな方を使用しましたが、そのままでは丸ノズルがスコープの胴部分に入りません。丸ノズルの径が少し小さくなるようにナイフでカンナ掛けして調整しました。
 あ、スコープの支持アームに押し出しピンの跡を発見(汗)。


 マシンガンのスコープも同様にキットのパーツを使用しませんでしたが、スコープの胴部分の内径が約3.8ミリと微妙なサイズですので、丸ノズルは使用せずにHアイズの4ミリ径だけを使用することにしました。裏面のヒケを削り落とす要領で耐水ペーパーの上でHアイズを動かしてヤスリ掛けし、直径を4ミリから3.8ミリにしていきます。ピッタリのサイズになったせいか、はめ込んだら取れなくなってしまいました(汗)。裏面にラピーテープ貼ってないのに…(泣)。

MG ザクver2.0(その11)

2007年05月23日 | 機動戦士ガンダム(1st)
 ザク本体の組み立てが終わり、今回から武装編に入ります。ガンプラは本体の進化に比べて、武器は相変わらずのモナカ割りという状況が長く続きましたが、ザクver2.0の銃器類は非常に凝った作りになっています。本体の作りに武器類が追いついた印象です。

 ザクマシンガンは上の写真のようなパーツ分割になっています(スコープに付くクリアーパーツを忘れましたが:汗)。スライド金型の使用により、銃身や機関部カバーが筒状に一体成型されていて、接着の必要がありません。パーティングラインは濃い目に出ているので、消す必要はありそうですが…。
 ゲート処理とパーティングライン消しを済ませると、パズルのようにパカパカ組み立てられます。実に良い出来です。
 デザインはカトキ氏が「ガンダムセンチネル0079」の時にデザインして「ガンダム0083」でオフィシャル化したMMP-78の流れをくむものになっています。


 比較用に用意したMMP-78ザクマシンガンです。MGの場合、F2ザクの連邦用カラーのみに付属し、ファンの非難の的になったアレです。実銃のXM177が元ネタとなっていると思われる銃床部分が伸縮可能、オマケとして対空砲弾マガジンが付属します(写真はドラムマガジンの代わりに対空砲弾マガジンを取り付けた状態です)。元ネタのM16系アサルトライフルのイメージにより近くなります。


 ver2.0のザクマシンガンとMMP-78の比較。ver2.0のデザインはMMP-78をベースとしつつ、ザクマシンガン本来のデザインに近くなるように各部が変更されています。


 別アングルから。実銃をベースとしたリファインデザインには賛否両論あるかとは思いますが、筆者は大好きです、こういうの。

 ver2.0のマシンガンのフォアグリップは、アニメ設定画のモノとは向きが違います。これは両手持ちさせる時に持たせやすいようにするためのアレンジだと思いますが、設定に近付けたい場合はバズーカのモノに交換すると良いです(バズーカが使えなくなりますが)。
 
 左の写真の上がマシンガンのフォアグリップ。下がバズーカのモノ。取り付け部分の向きが違うだけで、ほぼ同じデザインです。無加工で交換できますよ!
 でも、やっぱり持たせにくいので、元に戻しました(笑)。


 写真下は数年前のMGキャンペーン用の景品です。PGザクと共通のデザインで良い出来なのですが、サイズが少し小さいのが残念でした。


 ザクに持たせてみると、なかなか威力がありそうなデカさです。保持力に不安があるので、今回は両手持ちポーズの写真は撮っていません。最終回あたりに登場すると思います。
 それではまた…。