goo blog サービス終了のお知らせ 

ガンプラ秘密工場(仮)

ガンプラ他、プラモデルを限られた環境下(ノンシンナー)で楽しもうというブログ
 

月日の経つのは早いもので…

2008年04月21日 | プラモやってて思うこと&ガンプラの歴史
 久しぶりの昔話です。
 早いもので「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」の劇場公開からもう20年の月日が流れました。ホンマ、早いですわ。
 模型雑誌に「逆襲のシャア(以下、逆シャア)」に登場するモビルスーツの設定画&イメージイラストが公開された時はビックリしましたねぇ。なぜなら、アムロが連邦軍に復帰していたのですから(←そっちかい!!)。
 「Z」「ZZ」時代に恐竜的な進化を遂げたモビルスーツが新作ではどんな姿になっているかが気になるところでしたが、思ったよりもシンプルなデザインであることに驚きました。さて、プラモの方はどんな商品になるのか…?
 
 「逆シャア」関連のキットはガンプラの歴史の中でもかなり重要なシリーズだと思います。

 *スナップフィット方式の採用:おそらくガンプラ初だと思うのですが、全アイテムにスナップフィット方式が採用されました。ただ、当時は負荷の掛かる部分にスナップフィットを用いるのには不安があったのか、一部にビス止めの部分があります。

 *小型ポリキャップによる組み立てやすさの向上:「逆シャア」1/144キットには「機甲戦記ドラグナー」1/144キットシリーズで採用されたものとほぼ同じポリキャップが採用されています(写真はドラグナーシリーズの1/144ゲバイのものです。写真下半分に写っているシールは気にしないでください:汗)。

 写真はほぼ実物大です。最近のHGクラスのポリキャップと比べると全体的に小さいです。「Z」や「ZZ」の頃のポリキャップは黒い成型色でしたが、このポリキャップは設定カラーのメカ色に近いミディアムブルーの成型色になっています。
 「ZZ」の頃までは、ひじやひざの関節部は挟み込み式になっており、組み立て後は分解することはできませんでしたが、このポリキャップではひじやひざも分解可能です。肩・前腕・すねなど各部をブロックごとに組み立てて、最終的に各ブロックをはめ込んで完成させる「ブロックビルドアップ」方式の初期のものです。
 このポリキャップは従来のものに比べて2軸可動になっているものが多いため、可動面でも充実した内容になりました。顔を上に向けることができるガンダムって、当時では珍しかったですからねぇ。

 *「いろプラ」の採用:現在のキットほどではありませんが、当時のキットとしては別パーツ化&成型色による色分けが充実していました。特に1/100ニューガンダムは初期のMGキットに引けを取らない色分けっぷりでした。そういえば1/100ニューガンダムって、肩関節・股関節・すね内部に金属パーツが採用されていましたねぇ。すね内部のごっつい金属パーツはフィン・ファンネル装備時に後ろに倒れないようにするための重りでした。

 *1/144スケールなのに可動指の手首パーツ:「ZZ」シリーズの一部キットや「ドラグナー武器セット」でも採用されていましたが、「逆シャア」シリーズでは1/144スケールの全アイテムに可動指が採用されていました。中でもジェガンの手首パーツは形状がシャープでなおかつキット自体が安価であったため、流用パーツとして使われることが多かったというのは有名な話ですね(笑)。「サイコミュ試験用ザクのバーニアノズル」「ジェガンの手首」「トールギスの肩球」はガンプラの歴史に名を残す流用パーツですねぇ。

 現在のガンプラの基本的仕様である「成型色とパーツ分割による色分け」「スナップフィット」「ブロックビルドアップ」は、旧キットの「逆シャア」シリーズを始祖とするものだと思います。プロポーション的に(というか、顔が特に…)ややつらいサザビーを除いては、現在の目で見てもけっこうイケますねぇ。ジェガンとギラ・ドーガは特に良い出来で、HGUC化はまだまだ先なのではないかと思うぐらいです(汗)。ニューガンダムもHGUCよりも設定画に近い雰囲気がありますし…。
 「逆シャア」シリーズの優れたキット内容は、後の「ポケットの中の戦争」シリーズでさらに発達することになります。それについてはまたの機会に…(HGUCザクⅡ改が近日発売なので、その辺になると思います)。
 

シャッコーが日の目を見る時は来るのか?

2008年04月18日 | プラモやってて思うこと&ガンプラの歴史
 こないだ窓の外から「ぶうぅぅぅぃぃぃんっ」という重低音が聞こえてきました。けっこう大きな音で、機械が動いているような音でした。姉と二人で「何や!? 何の音や!?」と驚いて窓の外を見てみると、そこには…

 巨大なスズメバチが!! ぎゃぁぁぁ~!(汗)。
 
 どうやら窓の上にある通気口に巣を作るべく、様子を見に来ているようでした。もともとウチにはいろんな生き物がやってくるのですが(通気口の中にコウモリが住みついたり、野良犬が子犬を産みにきたり…)、アシナガバチが巣を作る事も多いんです。
 でも、スズメバチだけはカンベンな!(汗)。

 刺されたらイヤやなぁと思いつつも、なんとか殺虫剤で退治しました。
 動かなくなったスズメバチは体長4センチ弱。濃いオレンジ色の、いかにもヤバそうなヤツでした。
 ビニール袋に死体を入れてホッとしながらも、そのスズメバチの姿に「恐いけど、カッコエエなぁ」という気持ちを抱いてしまったオッサンです。シャープな目つき、無駄の無いスタイリング、昆虫独特のメカニカルな雰囲気…。
 そう、これはまさに「機動戦士Vガンダム」に登場するザンスカール帝国軍「べスパ」の試作モビルスーツ「シャッコー」そのものです♪ いや、「シャッコー」がスズメバチをモチーフにデザインされたものだから逆か…(笑:「べスパ」の語源もスズメバチですし…)。

 シャッコー、好きなんですよ♪ 敵MSなのにガンダムっぽい(それでいてガンダムの亜流デザインではない)精悍なデザイン、触角のようなアンテナと大きな目が付いた顔、左右非対称の肩アーマー…。試作機らしいオレンジイエローのカラーリングと相まって、左腕のビームローターで飛行するその姿はまるでスズメバチのようでした(V2ガンダムに採用されているミノフスキードライブの「光の翼」は、もともとシャッコーの初期デザインにもあったのですが、主役機向きのギミックであったためシャッコーの方はボツになりました。光の翼が生えたシャッコーはモロにスズメバチでした)。
 石垣純哉氏によるザンスカール帝国側モビルスーツは個性的なデザインのモノが多かったのですが、個人的にはシャッコーが一番カッコ良いと思います。ちなみに2番目はコンティオが…(笑)。

 さてこのシャッコーは物語序盤の4話ほどに登場し、主人公ウッソ・エヴィンがパイロットになるきっかけを作ったという重要な役割を演じた機体なのですが、残念ながらプラモデル化の機会には恵まれませんでした。冒頭4話の主役メカともいえるシャッコーと、登場回数の多いゾロのキットは要ると思うのに発売されず、なぜか出番があまり無かったジェムズ・ガンやアビゴルはキットが発売されていました。う~ん…。

 シャッコーには量産型のリグ・シャッコーという派生機が存在し、こちらは1/144キットが発売されましたが、試作機であるシャッコーとは似て非なるデザインになっており、改造するにはちょっと無理があるという状態です。
 MGでVガンダムが発売された暁にはシャッコーも…と思うのですが、無理でしょうねぇ(泣)。どうでしょう、バンダイさん?

 あと、デナン・ゲーも欲しかったりしますが、これも無理でしょうねぇ…。 

新型ポリキャップ「PC-132」が示す可能性は…?

2008年04月12日 | プラモやってて思うこと&ガンプラの歴史
 HGUCニューガンダムには新開発のポリキャップ「PC-132」が使用されています。

 1/144スケールのMSぐらいのキットなら従来の「PC-123(下の写真)」や「PC-123プラス」でも充分な可動性能や保持力があると思うのですが、なぜこのタイミングで新規ポリキャップが登場したのか気になるところです。


 「PC-132」ランナーに含まれるポリキャップを見てみると、「PC-123」のモノに比べてなんとなくガッシリした印象があります。ポリキャップの両側に突き出ている軸の径が太いためです。「PC-123」の軸は直径約3ミリですが、「PC-132」のポリ軸の大半は直径約3.8ミリになっています。
 ポリ軸が太いと軸受けとの摩擦抵抗が大きくなるので、保持力が上がります。HGUCニューガンダムは背中に6枚のフィンファンネルを背負うため、その重量に耐えられるように設計されたのでしょう。6月発売予定のHGUCサザビーも、その巨体を支えるべくこの「PC-132」が使用されると思われます(チラシには「関節強度UPのための新型ポリキャップを導入、ポージング性能がさらに向上」と書かれています)。

 ニューガンダム胸部の肩関節付け根を組んでいる時に気付いたのですが、一部のポリキャップは、穴の入り口付近の角が丸く面取りされていて、その穴に差し込む軸の付け根を太くできるようになっています(分かりにくい説明ですが、下図を参照してください)。軸が付け根の強度が高くなるよう工夫されているのかなぁと思います。

 大型MSの重量にも耐えられる保持力を持った新型ポリキャップ! しかし、MSの大型化のピークは「逆襲のシャア」の頃で、それ以降のU.C.0120頃からのMSは小型化に転じていきます。「逆襲のシャア」に登場するMSでHGUC化されていない機体は残すところジェガンとギラ・ドーガの2種類です。ということは、保持力の高い新型ポリキャップを活かすためのアイテムを他に考えてみると、「Z」「ZZ」の頃の大型MSということになってくるのかなぁ、と…。個人的にはドライセンがHGUC化されたらなぁと思っているのですが…。

 「PC-123」の弱点として、手首関節用のポリキャップが大きいことが挙げられます。

 軸受け部分のサイズは問題ないのですが、周囲の円盤状の部分の径が大きめであるため、それを収める前腕の手首付近が太くなってしまっているアイテムがあります(HGUCザクなど)。新型ポリキャップの手首用のものは円盤状の部分を廃し、小さな突起だけになっています。これなら手首の細いデザインのMSにも対応できそうです。F2ザクがHGUC化されるなら、設定画のような細い前腕だと良いなぁ…。

 可動性能については今のところ詳しくは分かりませんが(まだニューガンダムの腕とか脚を組んでいませんので…)、ニューガンダム完成後あたりに検証してみようと思います。
 ところで、1/100キットによく使われている「PC-116」に代わる新型ポリキャップがそろそろ登場しないかなぁと思うのですが…(笑:あれは「ガンダムW」の頃から使われている超ベテランのポリキャップですから…)。

サザビーのコクピットにシャアは乗れるのか?

2008年04月09日 | プラモやってて思うこと&ガンプラの歴史
 現在、HGUCニューガンダムを製作しているところですが、その相方となるHGUCサザビーが近いうちに発売されるというのでウホウホのオッサン・かめっチです。ラピッド試作の写真を見てみると、頭部が小さくアレンジされていて、巨大感あふれる造形になっているのが分かります。そこで気になることがあるのですが…

 「あんまり頭が小さいと、頭の中にあるコクピットの球状脱出ポッドが狭くなってしまうのとちゃうん?」

 劇中の出撃直前のシーンでは、サザビー頭部のコクピットはモノアイレールの内側に納まっているという描写があります。その設定を再現したMGキットでは、脱出ポッドの直径は1センチにも満たないサイズになっています。スケール換算すると1メートル弱…(汗)。これではシャアは乗れません(シャアの身長は180センチ。体育座りの状態なら乗れないことはないでしょうけど、シートに座るのは無理かと…)。
 実に細かい、しょうもないツッコミですが、やっぱり気になるんです。以前ネットで、出撃シーンの脱出ポッドと物語終盤でニューガンダムがつかんでいる脱出ポッドのサイズを対比し、脱出ポッドのサイズからサザビーのサイズを割り出すと、サザビーは身長約70メートルの超巨大モビルスーツになってしまうということを検証した画像を見たことがあります。さすがにそれではアムロ対シャアの最終決戦の殴り合いでサザビー圧勝ということになってしまいますので(笑)、別の解釈を考えてみました。

 ここで参考になるのが、リックディアスです。シャアはサザビー以外にもジオング・リックディアスと、頭部にコクピットがある機体に乗る機会が多かったのですが、サザビーの設計には「コクピットは頭部に」というシャアからの注文があったのかもしれません。頭部にコクピットがあるということは、機体をコントロールするシャアにとっては感覚がつかみやすく快適だったのかもしれません。
 リックディアスの脱出ポッドは胸部に半分埋まった状態で頭部に収まっています(写真はMGリックディアス)。

 MGリックディアスの頭部は脱出ポッドの位置関係や着脱ギミックを再現しつつ頭部自体も上下左右に可動するという素晴らしいモノで、筆者の好きなギミックの一つです。MGガンダムMk-Ⅱver2.0の腹部脱出ポッドに比べるとやや小さいですが、なんとか人間が乗れそうなサイズになっています。
 この脱出ポッドの位置をサザビーにも当てはめたら、と考えたのが下の図です。リックディアスとは違い、頭部がボディーから独立した形状になっているため、やや無理がありますが…。

 図中のピンク色の円が脱出ポッドを表しています。図の中央が頭部内部だけに脱出ポッドを納めた状態、図の右側が頭部と胸部に半分ずつ脱出ポッドを収めた状態です。なんとかモノアイレールと脱出ポッドの位置関係をクリアしつつ、ポッドのサイズを確保できたかなぁと思います。
 でも、この解釈には「非常に太い首」が必要になります(汗)。クルマのデザインもそうなんですが、カッコ良さと居住性って両立しにくいものなんですねぇ…。

 サザビーよりも機体サイズが小さいディジェの場合はどうなるのか? …考えたくないです(汗)。
 

川口名人はやっぱりスゴい!!

2008年03月15日 | プラモやってて思うこと&ガンプラの歴史
 昨日はアナハイム・カフェさんに行ってきました♪ なんと、あの川口名人がご来店(!)ということで、前日の晩は興奮してなかなか寝付けず、寝不足ヘロヘロの状態でアナハイムさんに夕方4時ごろ到着しました。
 川口名人の来店は6時ごろなので、それまでの間に前から気になっていたスイーツ「モッフル(餅のワッフル)」をいただいたり、ずっと仕上げ待ちになっていたHGティエレンのトップコート掛けをしたりしていましたが、この辺については後日お送りします。

 会場となるお店の2階には20人ほどの常連客の皆さんが集まりました。お店のガラスケースには常連さんの作品が展示されているのですが、どれも素晴らしい作品なのでとても勉強になります(この辺についても後日…)。

 そしていよいよ川口名人登場! 雑誌の写真や販促映像などで見るのと同じ、にこやかな表情に「ほ、ホンモノや~!!」と、感動で鳥肌が立ちました♪
 開会のあいさつの後、川口名人によるトークショーが始まりました。川口名人はプロショップのマイスター講習の後に来られたのですが、その講習で用いられた作例を間近で見ることができました。やっぱり、生で見るのは迫力が違います。写真撮影はOKだったのですが、トークを聞くのと作例を見るのに夢中で写真を撮る余裕はありませんでした。なにより、川口名人ご本人と作例から出るオーラがスゴくて…!(この時の様子はtsuyosithさんのブログに写真が出ていますので、ぜひ見に行ってください)
 電撃ホビーマガジン2008年4月号本誌と付録DVDで登場している4体のMGシャア専用ゲルググver2.0をはじめとして、名人のブログに写真が出ている作例たちがテーブル狭しとばかりに並んでいる状態は圧巻でした。 
 お話の中で特に印象的だったのがバトルダメージ&ウェザリングが施されたSUPER HCM Proのシャアザクについての説明で、
 「このシャア専用ザクは大気圏へ突入する直前あたりの状態です。地球に降りた後、シャアはガルマと再開するわけですが、ガルマはきっと友達の機体を整備とか補修させてキレイにしてあげると思うんですよ(記憶を頼りに書いているので名人のお言葉そのままではありませんが、だいたいこんな意味合いです)」
 う、うおおおおっ! 劇中では明確に描かれていないような物語の舞台裏が模型で表現されているぅっ!!

 他にも戦闘により破損した左腕を新しいパーツで補修したことを表現するために、色味の異なる2種類のグリーン(MGザクver1.0用とver2.0用)を使い分けて塗装されたザク「生産拠点が違うんだから、色味が違ってもいいじゃん」とか、機体本体の装甲はツヤありでも変化を出すためにGNフルシールドをツヤ消しにしたガンダムデュナメス(ツヤ消しの表現に、湿度の高い日にスプレー塗装した際に生じる「カブり」を積極的に使用)とか、ヴァーチェとナドレでスミ入れの色を変え、それぞれのキャラクター性を強調した1/100ガンダムヴァーチェとか…(それぞれ、電撃ホビーマガジン4月号や名人のブログに写真が出ています)。
 間近で見た川口名人の作例で特に印象的だったのが、ダメージ表現の緻密さや説得力のある色使いです。以前、名人のブログで見たことがあるゲルググの肩アーマーのダメージ表現のサンプル(←これが見たかった!)は、写真で見る以上にシャープな仕上がりで、ホンマにカッコ良かったです♪

 トークショーの後は質疑応答、サイン会と進行しましたが、あっという間に時間が来てしまいました。
 川口名人はやっぱりスゴかったです。ホンマにプラモデルが好きな人なんやなぁと思います。まだまだ書きたい事がいっぱいありますが、今後の記事で追い追い書いていきたいと思います。
 今回はとても貴重な体験をさせていただきました。川口名人、アナハイム・カフェの皆様、常連の皆様、本当にありがとうございました! m(- -)m

 
 *前回の最後に紹介したバンプレストさんのナイトガンダムまたはZガンダムのキャンペーンですが、キャンペーンのリンク先はこちらです。分かりにくくて申し訳ありません(汗)。
 
 
 
 

 


パーツが飛んで行く先は…

2008年03月09日 | プラモやってて思うこと&ガンプラの歴史
 今日はHGガンダムスローネアインの腕を組み立てていたのですが、肩アーマーに付くビームサーベルのホルダーのパーツ(サイズは約5~6ミリ角)をゲート処理&パーティングライン消ししていたところ…
 
 ぴんっ!

 パーツのつまみ方が悪かったのか、かなりの勢いで飛んで行ってしまいました。白いパーツなので飛んで行く軌跡を追うことはできたのですが、どこに着地したかは分かりませんでした(汗)。
 当ブログを始めるちょっと前からプラモ製作の環境はわりと整えていた(←いや、実際にはそうでもありませんが…。むしろ汚い方です:笑)のですが、「パーツが落ちそうなのでキレイに片付けておいた場所」と「実際にパーツが飛んで行く所」とはずいぶん違うようで…(滝汗)。
 パーツが飛んで行く時って、なんか低重力が生じたかのように想像以上に飛んで行ったり、強い重力でも働いているかのようにパーツを落としてしまったりしますねぇ。筆者の場合、台所でも同様の現象(?)が起こります。フライパンの中のタマネギの小片が「ポーン!」と飛んではガスコンロの周りに落ちるんです。
 「ここは重力異常地帯か!?」(←単にヘタなだけやろ、オッサン!)

 急きょ、製作作業から捜索作業に入ったのですが、なかなか出てきません。ホンマ、飛んで行ったパーツって異次元空間にでも迷い込んだかのように、どこかに行ってしまうんですねぇ(泣)。


 あっても無くてもどうでも良いようなパーツならともかく、ビームサーベルの取り付け&肩アーマーの一部となるそこそこ重要なパーツです。

 ――かくなる上はもう一つキットを買って……いや、パーツ一つのためにキットを買うのはちょっと…(汗)。

 ――ならば、日にちが掛かってしまうのを覚悟のパーツ請求で……でもちょっと前から定額小為替が高くなってるのよねぇ…(汗)。

 あきらめかけた頃にポロッとパーツが出てきました。なぜか本と本の間から。
 「なんでやねん!?」
 やっぱり、製作環境は日ごろからキチンと整えておかなければなりませんねぇ。

 

次ネタはスローネ・アイン。しかし…(汗)

2008年02月10日 | プラモやってて思うこと&ガンプラの歴史
 以前から何度か(コメント欄への書き込みも含めて)話題にしていましたが、次のネタはHGガンダムスローネ・アインの予定です。しかし、困ったことが起こりました。昨日の放送でのトリニティ兄弟の悪行です。ネタバレ防止のために詳しくは書きませんが、正直「これから製作記事のネタとして作ろうと思っていたのに…(汗)」と思っています。
 ティターンズカラーのガンダムMk-ⅡやガンダムGP-02A、マスターガンダムなど、「悪」のイメージのガンダムは過去にもありましたが、それぞれにパイロットや所属する組織の信念とか美学があったのでとても魅力的に思えたものです。しかし、スローネのイメージはえらく悪いです。最初は劇場版「仮面ライダー剣 MISSING ACE」の新ライダー3人みたいなイメージだと思っていたのですが、どうもそれらとも違うようです。なんとなく「ガンダムSEED」後半のオルガ・クロト・シャニに近いのかなぁと思います。

 うう~(汗)。どちらかというとグラハム専用カスタムフラッグを作りたい気分ですが、すでにフラッグは量産型を作っていますので、ネタをかぶらせるわけにも行きません(当ブログでは色替えや一部差し替えのバリエーションキットは避けるようにしてあります)。やっぱりスローネ・アインにするか…。

 HGキットは実にカッコ良く出来ています。なんとなく「ZⅡ」や「ベルゼルガSSS-Xテスタロッサ」や「タイラント・ソード」などの藤田一己氏デザインのメカに雰囲気が似ていると思います。いっそのことアニメの設定から離れて、ヒーローロボとして作ってしまおうかと思うのですが、どうでしょうか…?


 

元祖モノアイロボ、リメイクで復活♪

2008年02月09日 | プラモやってて思うこと&ガンプラの歴史
 筆者が小学生の頃、確か日曜日の午後8時だったと思うのですが「宇宙空母ギャラクチカ」という海外TVドラマが放映されていました(TV放映の前に、パイロット版を編集したモノが劇場公開されていました)。時期的にスターウォーズの1作目(エピソードⅣ)の後のことですが、スターウォーズばりの実写SF作品が家で観られるのはとてもうれしかったです(裏番組の「西部警察」を観られなくなるのは残念でしたが…)。
 
 物語は分かりやすいです。12の植民星で繁栄していた人類が、機械生命体「サイロン」の攻撃を受け、絶滅の危機にひんします。奇襲攻撃により人類側は戦力をほとんど失い、たった一隻だけ生き残った宇宙空母「ギャラクチカ」の司令官アダマ提督は、各植民星から宇宙船で脱出した人々に呼びかけ、13番目の居住地となる伝説の星「地球」に向かうことにします。しかし、その長い道のりの間、「サイロン」との戦いは続くのでした…。
 主役メカ(?)である宇宙空母「ギャラクチカ」や宇宙戦闘機「コロニアルバイパー」は、外装の質感などはスターウォーズに登場するメカとよく似たものでしたが、スタイリングはより洗練されたものになっていて(←個人的好みですが)、非常にカッコ良かったです。
 そして何といっても印象的なのがサイロン側のロボット兵士「サイロン・センチュリオン(サイロン兵)」です。スターウォーズでは全身白の鎧を着た「ストーム・トルーパー」が登場しましたが、サイロン兵はギラギラ光るメッキの鎧(一般兵はシルバー、司令官はゴールド)で、マントと実剣のサーベルを身に付けていてとても派手です。さらに「フォン フォン…」という電子音(?)とともに顔面の黒いスリットを左右に移動する赤いモノアイが不気味さをかもし出しています。そうです、このサイロン兵のモノアイが「機動戦士ガンダム」に登場するジオン側MSの元ネタといわれています。
 サイロン側には他に「ルシファー」という参謀ロボットがいるのですが、ピエロを恐くしたようなデザインで、強烈なインパクトがありました。こちらはモノアイスリットが人間の目のように配置されたツインアイ仕様になっています。

 う~ん、文章で書いてもどんな姿か分かりにくいですねぇ(汗)。というわけで写真を、と思ったのですが…

 筆者は数年前に発売されたコナミさんの食玩[SFムービーセレクション」のサイロン兵とギャラクチカ同型艦「アトランティア」を持っているはずなのですが、どこにしまったのか行方不明のために写真を撮って載せることはできませんでした(泣)。代わりにといってはなんですが、コナミさんのホームページで「LINE UP」を見て下さい。う~ん、今見てもカッコ良いです♪

 さて「宇宙空母ギャラクチカ」は、最近になってリメイクされました。現在、スカイパーフェクTVやCSの「スーパードラマTV」で、そのリメイク版「バトルスター・ギャラクティカ」と旧作「宇宙空母ギャラクティカ(←表記が変わりました)」が放映中です。ネタバレ防止のために詳しいことは書けませんが、リメイク版はよりサスペンス的な緊迫感のある内容になっていて、とても面白いです。あと、宇宙空間でのリアルな戦闘シーンは一見の価値アリです。
 新作のサイロン・センチュリオンはCGによるいかにもロボット的な姿(スターウォーズ・エピソードⅡ、Ⅲの「スーパーバトルドロイド」に似ています)になっていますが、モノアイは健在です。また、「序章」の物語序盤には懐かしのサイロン兵も展示品として登場します♪

 昔「ギャラクチカ」を観ていた方も、旧作を観たことが無い方も、興味があったらぜひ観てくださいね♪

音声ギミックって楽しいですねぇ

2008年02月07日 | プラモやってて思うこと&ガンプラの歴史
 昨日「アナハイム・カフェ」さんで見た1/12ガンダムの音声&発光ギミックは衝撃的でした。劇中の効果音が巨大スケールの模型から発せられるというのは実に楽しかったです。音声ギミック付きのプラモというと、昨年発売された1/350スケール「宇宙戦艦ヤマト」がありますが、ガンプラでは音声ギミック付きのキットはなかったのではないでしょうか。
 トイとかフィギュアでは音声ギミック付きのモノはわりと以前からありました(ブリキのロボットの中に小型のレコードプレイヤーが入っているモノがあったような記憶が…)。筆者もマクファーレン・トイズ製「オースティン・パワーズ」のDr.イーヴル&ミニミーのフィギュアを持っていたのですが、いろんなセリフが聞けて面白かったです(造形もスゴかった!)。

 最近では音声ギミック内蔵の商品も小型で安価なモノ(食玩とかガシャポンとか)が出回るようになってきていますが、こういった小型かつ安価な音声ギミックのメカをガンプラに組み込むことはできないかなぁと思います。ガシャポンの「サウンドロップ(スイッチを押すとキャラのセリフや効果音などの音声が出るキーホルダー)」のガンダムシリーズなんかは音声のネタ的にもちょうど良いでしょうねぇ。
 でも、筆者はアニメメカや自動車が好きなわりに機械オンチです。サウンドロップは分解するとヤバそうですし、そのままのサイズだとプラモに内蔵するのは難しいでしょう。「バンダイ アクションベース」などのスタンドベースに内蔵するのが良さそうですねぇ(超合金魂シリーズの中には台座に音声ギミックが内蔵されているモノがありますし…)。サウンドロップはけっこうボリュームがありますので、内蔵するにはベース部分の厚みを増す必要がありそうですが…。
 しかし、筆者の手元にあるガンダムのサウンドロップはブライトさんの「何やってんの!」だけなのでした(汗←それがオチかい!?)。

 同じようなネタとしてバンダイさんのThe特撮コレクションシリーズの1/350ゼットンとサウンドロップのウルトラマンシリーズの「ゼェ~ットォォン! ピー、ポコポコポコ…」を組み合わせようかなぁと思っているのですが、まだ作業に踏み切っていません。怪獣ネタもいつかはやりたいなぁと思っているので、機会があれば製作記事で音声付きゼットンを作りたいですねぇ…(最近、『機会があればやりたいですねぇ』ばっかりのような…:汗)。
 

 

 

3機で1組って良いですねぇ♪

2008年01月27日 | プラモやってて思うこと&ガンプラの歴史
 昨日放送の「ガンダム00」では、いよいよ噂の「新型ガンダム」が登場しました。この新型は「ガンダムスローネ・アイン」「ガンダムスローネ・ツヴァイ」「ガンダムスローネ・ドライ」の3機で1チームですが、筆者はこの「3機で1チーム」というのが大好きです。
 「ゲッターロボ」のゲッター1・ゲッター2・ゲッター3(3機のマシンが空・陸・海それぞれに適した形態に合体)が元祖だと思います。空・陸・海の組み合わせでは「宇宙大帝ゴッドシグマ」も有名ですねぇ。
 初代ガンダムのホワイトベース艦載MSもガンダム・ガンキャノン・ガンタンクの3種類ですし、「蒼き流星SPTレイズナー」でもレイズナー・バルディ・ベイブルの3機が主人公側の機体として使用されていました。
 
 さて、砲撃型のアイン、剣を主な武器とするツヴァイ、通信を妨害するドライという組み合わせは、1987年に放映されたリアルロボットアニメ「機甲戦記ドラグナー」の主役メカ「ドラグナー1型(通称D-1:接近戦闘用)」「ドラグナー2型(通称D-2:長距離攻撃用)」「ドラグナー3型(通称D-3:偵察/電子戦用)」を思い出させます。
 「ドラグナー」は、初代ガンダムを80年代後半のセンスでリメイクしたという「ガンダムシリーズではないけど、限りなくガンダムに近い作品」といえる作品でしたが、80年代後半という時代に合わせてハイテク化され、ガンタンクのポジションが電子戦用機に変更されるなどのリフレッシュが行われています。
 その攻撃法は「とにかく撃って撃って撃ちまくる」ではなく、「まず電子戦用機D-3が遠く離れた敵をいち早く捕捉し、妨害電波で相手を惑わせると同時に味方機に敵の情報を送る→長距離攻撃機D-2がその情報を元に正確に射撃→ある程度相手の戦力が衰えたら近接戦闘型D-1が敵の懐に突入してとどめを刺す、という感じです。実に頭の良い戦法だと思います。
 特に電子戦用機である「ドラグナー3型(通称:D-3)」の活躍は印象的で、敵の戦艦に捕らえられた状態でも敵艦のコンピュータをハッキングして脱出に利用したり、敵側が発射したミサイルをコントロールしてしまったりするという便利なヤツでした。デザインは、頭部がロボットらしい顔にはなっておらず、レドーム(レーダーなどの機器が納まった円盤状のモノ)が付いていて、素直に「カッコ良い!」といえるモノではありませんが、劇中の活躍を観ていると「ううっ、カッコ良い…!」と思えてくるのが不思議です。そういえば同じポジションである「ガンダムスローネ・ドライ」の頭部もなんとなくレドームっぽい雰囲気がありますねぇ。
 うう~! こんな話をしていると、R3シリーズでドラグナーが発売されないかなぁと思ってしまいます(そもそも今回の話題はドラグナーの話がしたかっただけなんですけどね:笑)。

 同様のチーム編成であるトリニティ兄弟のガンダムたちは、今のところドラグナーのような戦法を取るのかは不明ですが、おそらくそれぞれの機体の特性を活かした戦法で活躍してくれるだろうと期待しています。
 ただ、ちょっと強すぎるのが不安といえば不安ですねぇ。前回の戦闘ではユニオン・人革連・AEUの各部隊が、思わぬ伏兵の登場に不意を突かれたのだと思いたいです。せっかく各陣営で対ガンダム用のカスタムMSが登場したり、数で押す戦法でガンダムたちを追い詰められるところまで来ていますので…。
 この時点であんまり強すぎる機体が登場してしまうと、今後(特に第2期が…)登場する兵器がどんどん強くなっていかないといけないという状態になってしまいますからねぇ…(汗)。
 

シンナー臭漂う理科室で…

2008年01月23日 | プラモやってて思うこと&ガンプラの歴史
 むかしむかし筆者が中学生だった頃(何年の時だったかは忘れましたが)、1週間に1時間だけ学校の中で授業時間中にプラモデルを作ることができる時間がありました。確か水曜日の5時間目だったと思いますが、「必修クラブ」で好運にも1年だけ「模型クラブ」に在籍できたんです。3年とも必修クラブの入部希望の申し込み書の第1希望には「模型クラブ」と書いたのですが、入れたのは1年分だけでした。競争率が高かったのでしょう。

 昼休みの後、クラブの時間になると、部員のみんなは理科室にそれぞれのプラモを持ち込んでワイワイと楽しく製作していました。顧問の先生は技術の先生と思いきや、なぜか体育の先生でした。
 どうもそのクラブ内ではシンナーが身体に悪いという意識がなかったのか、理科室の窓を閉め切って作業していました。かなりシンナーのニオイが充満していてキツかったです(汗)。顧問の先生はヒマを持て余している感じで、よく昼寝していました(笑)。

 当時は「機動戦士Zガンダム」の放映中でしたので、やっぱりガンプラの人気が高かったですが、筆者は「S.F.3.D.オリジナル(現・『マシーネンクリーガー』(月刊モデルグラフィックス誌で連載中)」の敵側・シュトラール軍の装甲スーツ「グスタフ」を作っていました。
 「S.F.3.D.オリジナル」は1980年代に月刊ホビージャパン誌で連載された架空未来戦記で、イラストレーターの横山宏氏による独特なテイストのイラストと模型作例が印象的でした。登場するメカは柔らかい曲面の外殻とむき出しになった機関部やフレーム、渋い色合いの塗装により、未来を描いた作品であるにも関わらずなんとなく懐かしい雰囲気がありました。筆者はその独特の魅力にハマッたのでした。
 当時「S.F.3.D.オリジナル」は日東科学からキットが発売されていました。このキットがまた独特の雰囲気を持ったキットでした。クリーム色の箱に表示されているのはほとんどが英文で、箱は買わないと開封できないようにシュリンクパック包装されていました。まるで海外からの輸入品プラモデルのようです。
 説明書も海外のキットのような紙質と印刷で、塗装指示は説明書とは別のカード状のものが付属していました。塗装指示カードの裏には機体の分解図が載っていて、見ていて非常に燃えました。
 キットのパーツは四角い断面のランナー(これはプラ材として使えるように配慮されたモノのようです)につながっていました。大きなクリアーパーツや金属素材(スプリングや銅線)・ゴムパーツが使用され、質感を高めていました。
 高さ約2メートルの装甲スーツの1/20スケールモデルですから、完成後の全高は約10センチと小さかったのですが、非常に満足感がありました。
 筆者はホビージャパンの連載記事を参考に、筆の跡をあえて残すような塗装法をまねてみたり、金属スプリング製の動力パイプを掃除機のホースのような質感に見せるような実験をしたり、機体内に装備されている拳銃の金属表現に鉛筆の粉を使ったりしていました。思えば、今筆者がやっているような実験は、中学生の頃の実験が原点になっているのかもしれません。

 結局、週に1時間(実質30~40分ぐらい)という短い製作時間でしたので、1年間で完成できたのはその「グスタフ」1個だけでした。でも、学校の友達や違うクラス・違う学年の人たちと一緒にプラモデルを作るという経験はとても貴重なものでした。いろんなジャンルのプラモデルの製作を間近で見る事もできましたし、普段自分が使っていないような素材や塗料を使っての製作も見ることができました。
 それにしても学校の必修クラブで「模型クラブ」が成立していたというのは今から考えるとスゴいことだなぁと思います。昔は今と比べると遊びのジャンルが少なかったですから、プラモデル人口が多かったのかもしれませんねぇ。

 「S.F.3.D.オリジナル/マシーネンクリーガー」については、また別の機会に記事を書いてみたいです。製作記事もやってみたいですねぇ♪
  

「サンデージャポン」を観て…

2008年01月20日 | プラモやってて思うこと&ガンプラの歴史
 今朝はTBS系列の「サンデージャポン」という番組で、バンダイホビーセンターの工場見学のVTRが放映されました。「まだ未公開の商品」が公開されるということで、番組開始の時点から芸能&スポーツ関連のニュースや事件のコーナーを「ま、まだか~!」と待ち遠しく思いながら観ていました。そしてようやくガンプラネタに…!
 まずは中日ドラゴンズの落合監督一家がバンダイホビーセンターを見学している光景が流れました。以前から落合監督がガンダムファンであることはスポーツ新聞などで報じられていましたが、まさか初代「機動戦士ガンダム」の頃からのファンだったとは!!(てっきりご長男が平成に入ってからのガンダムを観ているのに影響されたのではと思っていました)。
 センター内を見学しながらMGウイングガンダムゼロ(エンドレスワルツ版)の完成品を指差して「これがいちばん好きなの!」と、うれしそうに翼を広げるポーズを取る落合監督♪
 写真撮影用に人間用サイズのビームライフルを手に構える落合監督!
 そして昨年のプロ野球日本一記念(←かな?)にプレゼントされた中日ドラゴンズカラーの1/60ガンダムエクシアを受け取り、ご満悦の落合監督!
 …いやぁ~落合監督、ファンになりましたよ♪

 さて、次は実際の工場見学のVTRに入りました。すっかりおなじみのガンダム世界的な内装やスタッフの方々の制服が紹介された後は、初代1/144ガンダムの手描き図面や木型が登場しました。やっぱり、昔のガンプラは手描きの図面や手彫りの木型を元に作られているため、独特の味わいがありますねぇ。
 そして3D CADによる設計の様子や光造形機によるラピッド試作、さらに世界唯一の技術である「電動式4色射出成型機」によって製造された4色成型のランナーなどが紹介されました。この時に成型機から出てきたランナーは、どうやら近日発売の「HGガンダムスローネアイン」のモノのようです。

 その次はスタジオにて待望の「未公開商品」が登場したのですが(1/35ジャンボグレードのZガンダム)、出演している芸能人・有名人の方々の中にガンダムファンの方が一人もいなかったため、「ふ~ん、スゴいね」といったやや引き気味のリアクションだったのが誠に残念です。昔に比べてマスコミでのガンプラの扱いは非常に良くなってはいるんですけどね…。

 とはいえ、やっぱりバンダイホビーセンターを取材したテレビ番組というのは何度見てもワクワクします。いつかは実際に静岡に行って工場見学したいですねぇ!

初めてゼータを見た時の衝撃といったら…

2008年01月17日 | プラモやってて思うこと&ガンプラの歴史
 今月は1/100ガンダムキュリオス、そしてHGUCリガズィが発売されました。キュリオスはZガンダム風味の可変MS、リガズィはZガンダムの簡易量産型の試作モデル(?)と、どちらもZガンダムの流れをくむデザインの機体であるといえます。
 今でこそZガンダムはガンダムタイプMSのデザインの一つの流れとして定着していますが、最初に見た時はものすごい衝撃がありました。
 そう、あれは筆者が中学生の頃…。「機動戦士Zガンダム」の放映が始まって数ヶ月が経ちましたが、オープニングフィルムに登場する「角が無くて飛行形態に変形するガンダムらしき機影」と、劇中でカミーユが言っていた「リックディアスの装甲をガンダムMk-Ⅱに…」というセリフ以外には「Zガンダム」の正体については謎のままでした。1980年代後半ですのでインターネットは影も形も無く、情報源は「テレビマガジン」とか「コミックボンボン」ぐらいしかありませんでしたから…(そういえば「月刊ニュータイプ」には、後の展開の予想として「真の主役メカ=Zガンダム、真の主人公=カツ」という感じの記述がありましたねぇ)。
 前番組である「重戦機エルガイム」の後半主役メカ「エルガイムMk-Ⅱ」の姿はプラモデルに入っていたチラシでわりと早いうちに見ることができたのですが、Zガンダムに関しては情報が漏れないように配慮されていたかもしれません。

 さて、本屋さんで友達とアニメ雑誌のコーナーで立ち読みしていると、その友達が「なあ、かめさん! これがゼータガンダムらしいで!」と興奮気味でこちらに誌面を見せました。
 「え、これがガンダム!?」

 本の真ん中あたりに10センチほどのサイズで載っているカラー設定画は、渋めのカラーリングが特徴のガンダムMk-Ⅱとは打って変わって色鮮やかなものでした。
 その姿は従来のガンダムとはあまりにもかけ離れた姿でした。確かに角があって白地に赤・青・黄色のカラーリングですが、口の部分に「へ」の字のスリットが無い・アゴが尖がっている・背中にビームサーベルが無い・背中はランドセル状ではなく、マントのような板状のパーツが付いている・そしてなんといっても末広がりのシルエットを持つ脚にはふくらはぎのふくらみが無い!
 ターンAガンダムのイラストを初めて見た時の衝撃ほどではありませんが、かなり驚きました。今ほどたくさんのガンダムがいなかった頃ですから…(当時はRX-78ガンダム、フルアーマーガンダム、プロトタイプガンダム、ガンダムMk-Ⅱ、それとコミック「プラモ狂四郎」に登場したガンダムぐらいしかいませんでした)。
 特に肩アーマーと前腕のカラーリングに青が入っていることに当時の筆者は違和感を感じました。「この肩と腕の青いのって、変やなぁ…(汗)」と、その友達に言ったのを覚えています。でも、その数ページ先に掲載されていたイラストで肩アーマーと前腕が白く塗られていたのを見ると、「いや、やっぱり肩と腕が白いと似合わへんなぁ(汗)」という風にコロッと意見が変わってしまったのでした。

 Zガンダムが劇中に登場する頃にはRX-78やMk-Ⅱとはまったく雰囲気の異なるデザインにも慣れましたが、まさかその後もガンダムシリーズが20年以上も続いて、さまざまな姿を持つガンダムが増え続けるとは思いもしませんでした。続編「機動戦士ガンダムZZ」の情報が入ってくるまで、「Zガンダム」で「ガンダム」は終わりだと思っていましたから。

 Zガンダムのデザインは20年以上経っても古さを感じさせない素晴らしいデザインだと思います。今でも筆者の好きなガンダムの中で5本の指に入っています。買ったものの積んだままになっている「MG Zガンダムver2.0」をいつかは組み立てたいなぁと思いながら、明日から「1/100ガンダムキュリオス」の製作に入ります。

職人さんの技にあこがれます

2008年01月12日 | プラモやってて思うこと&ガンプラの歴史
 今日の大阪は一日中雨で薄暗い天気でした。秘密工場にて電気も点けずに(←目に良くないので、暗い室内での作業時には電気を点けましょう)呂布トールギスの鎧パーツを塗っていたのですが、黒いパーツに金色の塗料を塗っていると、昔よく観ていたテレビ番組のテーマ曲が頭の中に蘇ってきました。
 そのテレビ番組は、関西ローカルのテレビ局「サンテレビ」で放映されていた番組で、タイトルは忘れましたがさまざまな分野の職人さん(工場や町工場の職人さんではなく、伝統工芸の職人さんです)の手作りの技を紹介するという内容でした。

 ・木製の箱に何度も漆(うるし)を塗り重ね、金箔の飾り模様を貼り付けた器を作る職人さん
 ・機械で作るよりも正確にコンマ何ミリの精度で刃と刃のすき間を調節するハサミ職人さん
 ・貝殻の裏面の真珠色の部分を漆塗りの器に埋め込む螺鈿(らでん)細工の職人さん
 ・ノミと彫刻刀で木材に柔らかい曲線の透かし彫りの模様を刻む職人さん
 ・松の木材を焼いて炭の粉を作り、膠(にかわ:動物の皮や骨などから作られる糊のようなモノ。食用のゼラチンとほぼ同じモノらしいです)と練り合わせて書道の墨を作る職人さん…
 (*他の番組で登場した職人さんも混じっているかもしれませんが…)

 筆者はこの番組が好きで、小学生の頃は毎週のように観ていました(←それならなぜ番組タイトルを覚えていない!?)。筆者は最近テレビでよく登場する「工場見学」も大好きですが、それとはまた違った味わいがこの番組にはありました。小学生時代の筆者は職人さんたちの技にただただ驚嘆するばかりでした。
 職人さんたちの技に共通しているのは、長年にわたってその道一筋に歩んできたことにより培ってきたため、材料の特性を完全に把握し、道具を職人さん自身の身体の一部のように使いこなしていることです。長年の経験によるカンは、ハカリや定規を使うことなく的確に材料の量やサイズをピタリと当てます。
 また、作業の多くは実に手間や時間のかかるもので、かなりの根気が必要だろうと思います。
 こうした職人さんの技には、モノ作りが好きな筆者はとてもあこがれるんです。最近のプラモデルは職人さんの手作りとは違って、誰でも手軽に組み立てられるような工夫がなされていますが、良い完成品を作ろうと思えばやはり技術を磨いていく必要がありますねぇ。

 というわけで、頭の中であの番組のテーマ曲のオカリナの音がエンドレスで流れる中で塗っていた呂布トールギスの鎧です。

 昨日の記事の段階からあんまり進展していませんねぇ(汗)。


 足の爪のパーツは、他の黒いパーツにゴールドを塗ったのと色を合わせるため、メタリックオレンジの成型色を黒く塗りつぶしてからゴールドで塗ることにしました。漆塗り職人さんの作業風景を頭に描きながら…。
 長いことガンプラを作っていますが、職人さんの技の足元にも及びませんねぇ(滝汗)。まだまだ修行が足りません。

 職人さんの手作りの技を紹介する番組は、現在でもたまに放送されていることがあります。プラモ製作のイメージトレーニングにもなりますので、チャンネルを回していて目に留まったら、ぜひ観てくださいね♪
 ときどき「テレビで観たような職人さんに弟子入りしていれば、今とは違う人生になっただろうなぁ…」と後悔することがあるオッサンでした。

 

今年は何が出るかな?

2008年01月01日 | プラモやってて思うこと&ガンプラの歴史
 新年明けましておめでとうございます! 今年も当ブログをよろしくお願いいたします!

 昨年は、一昨年にも増して意外かつ破壊力満点のアイテムが発売されて驚きの連続&嬉しい悲鳴の1年間でした。HGUCの一年戦争MSのコンプリート、バンダイ製ボトムズキット、待ってましたのエルガイムMk-Ⅱ、MGザク&ゲルググのver2.0、牛付属のMGターンAガンダム、そして新作TVシリーズ…。製作記事ネタの層を厚くすべく、バンダイさん以外のメーカーさんのキットも作ろうというプランもあったのですが(タミヤさんの1/48MMVシリーズとかコトブキヤさんのキットとか…)、気が付けばほとんどのネタがバンダイさんのキットでした。まあウチは「ガンプラ秘密工場(仮)」なので、問題ないといえば問題ないのですが…(笑)。

 さて、今年はどうなるんでしょうねぇ!? 昨年の元旦と同様に、とりあえずバンダイさんに絞って「今年はコレを出してほしいなぁ…」という希望を書いていきます。「これが出る!」という予測ではなく、あくまで希望です。

 まず欲しいなぁと思うのは「MGギラ・ドーガ」です。「逆襲のシャア」シリーズはヤクト・ドーガやリガズィなどがHGUCでキット化され、以後も続くという話をホビーショーの時に聞きましたが、MGの方はストップしています。昨年発売のHi-ニューガンダムの箱絵にはギラ・ドーガが描かれているだけに、Hi-ニューガンダムとだけでなく、MGですでに発売済みのサザビーやニューガンダム、リガズィとからませることができるギラ・ドーガはMGでも欲しいなぁと思うんです。一般用と指揮官用コンパチのグリーンとレズン・シュナイダー機のブルーが色替えで出せますし、フレーム流用でギラ・ズールを出せばユニコーンガンダムとの共演も可能ですしねぇ♪
 そうなると、相方として「MGジェガン」も欲しいですね♪ 1/100スケールのジェガンがあればMGの「逆襲のシャア」登場MSだけでなく、MGユニコーンガンダムやMGガンダムF91と組み合わせることもできますからねぇ(プロポーションや装備品などが各作品によって異なりますが…)。MGネモのようなキット内容だと非常にうれしいです。

 HGUCでは「ドワッジ」が欲しいです。HGUCの「ガンダムZZ」ネタは長いこと出ていませんし、傑作キット「HGUCドム/リックドム」のバリエーションキットとして開発もしやすいのではと思いますから…(本音を言えば、当ブログではまだドム系MSは登場していないから作りたいだけなんですけどね:汗。そういえば「戦場の絆」シリーズの「ドムキャノン」には期待していたんですが、結局出ませんでしたねぇ…:泣)。やっぱり「ZZ」は人気が無いのでしょうか(泣)。ドライセンとかアイザックなんかも欲しいところですが…。

 R3シリーズは昨年秋のホビーショーで「1/100ウォーカーギャリア」がアナウンスされました。R3シリーズは1年に2アイテムぐらいまでが限度かなぁと思いますが、個人的には「1/100ドラグナー」を熱望します。昨年発売された「超合金魂 魂SPEC ドラグナー1型」を見ると、やっぱりプラモで欲しくなってしまうんです。ドラグナーだと「D-1・キャバリアー装備」「D-1・リフター装備」「D-2・リフター装備」「D-3・リフター装備」「D-1カスタム」「D-2カスタム」という風にフレームが存分に共用できるので、ラインナップも充実します。何といっても「D兵器」は3機が1チームですので、「D-1が出れば、D-2やD-3も当然欲しくなるなぁ…」という気になりますからねぇ。ただし、作品のマイナーさを考えると、「魂SPEC」が出た事自体が奇跡的なのですが…(汗)。
 R3シリーズに近い存在である1/20ボトムズシリーズでは、ドッグ系以外のATが欲しいところですねぇ。

 「ガンダム00」の放映は4月ごろまででしょうが、放映期間が終わってもキット化を続けてほしいです。番組終盤に登場した敵MS(ガンダムタイプ以外)がキット化されないという伝統(?)を今度こそ破って、ファーストガンダム以来(「ガンダムWエンドレスワルツ」は宇宙用リーオーがキット化されていないので…) の登場MSキット化コンプリートを成し遂げていただきたいです。現状では劇中によく登場するイナクトよりも先に、まだ登場していない新ガンダムのキット化が報じられているというのが不安要素ですが…(汗)。

 またしても結局「アレ欲しい、コレ欲しい」というだけの話になってしまいましたねぇ。でも、バンダイさんのことですから、上に挙げたモノよりもさらにスゴいネタを用意していることでしょう!(燃)。個人的には各方面で何度かチラッと話題に登場している「MGザクキャノン」に期待していますが、今年は登場するでしょうか…?