待ちに待った1/144スケール・F2ザクの登場です! ネタがネタだけに、筆者もテンションがめちゃくちゃ高いです。
そう、あれは20年ほど前のこと、「月刊モデルグラフィックス」誌で連載されていた「ガンダム・センチネル」の最終回企画「センチネル0079」に登場したザクの設定画を見た若き日の筆者は、その格好良さに思わず一目ぼれしてしまいました。
「うわぁ、このザク格好ええ!! プラモ出ないかなぁ…」
しかし、雑誌連載企画の最終回に登場したモビルスーツです。「センチネル」の代表的な敵MSであるゼク・アインすらキット化されていなかった頃に、「センチネル0079」版ザクのキット化の可能性はゼロに等しかったのです。
その後、「センチネル0079」版ザクは小変更を受け「機動戦士ガンダム0083」に「F2型ザク」として登場。映像作品に登場したことによりキット化実現の可能性は高まったものの、「0083」シリーズのプラモデルは4種類しか発売されないという事態に…。
筆者は当時発売されていた「Bクラブ」製のガレージキットを買いたかったのですが、迷っているうちに時期を逃してしまいました。
時は流れ、マスターグレード(以下、「MG」)シリーズで1/100スケールのF2ザクが発売されました。キットの出来は良かったのですが、ファンが思い描くF2ザクのイメージとは異なる太めのプロポーションに、やや違和感を覚えたものでした。ジオンカラーのキットにザクマシンガンが付属しないという問題もありましたし!
また「0083」関連のキットは1/100MGよりも1/144HGUCの方がアイテムが充実しているため、どうしてもHGUCのF2ザクが欲しくなってしまうという状態でした。
そしてガンプラ30周年の今年、ついに1/144スケールのF2ザクが発売されました(感涙)。
「我々は3年待ったのだ」ではなく、「我々は20年待ったのだ」です。
「HGUC ザクⅡF2型」は、待っただけの甲斐のあるキットです。最初に元となるデザインが世に出てから20年の間に、ガンプラの技術は格段に進化し、初1/144スケールキット化にしていきなり「決定版」といえる傑作キットとして誕生しました。
あーっ! うれしいぞ~!!
さて、興奮ばっかりしているわけにはいきません。製作に入ります。
とにかくキットの出来は素晴らしいです。説明書通りに組み立てるだけで、格好良いザクが出来上がります。個人的にはほとんど手を加えるところがありません。とりあえず、モノアイのディテールアップから行きます。
この記事では先月発売されたジオンカラーのキットを使用しますが、発売間近の連邦軍カラーのキットでも同じ内容の作業を行なえるはずです。
写真左:キットのモノアイは、ダークグレーで成形された円筒状のモノアイユニットの表面に丸いモールドがあり、その丸部分にシールを貼って再現するようになっています。シールの位置決めがストレスなく行なえるうえに、モノアイの可動は頭部を分解することなくアゴ下のレバーで操作できるようになっています。う~ん、素晴らしい♪
例によってモノアイにはウェーブ製「Hアイズ」の裏面にラピーテープを貼ったものを埋め込みます。過去記事「かめっチ式モノアイの作り方前編・中編・後編」も合わせてお読みください。
ここで問題となるのが使用する「Hアイズ」のサイズです。仮組みした頭部のモノアイ部分に「Hアイズ」の各サイズを置き、どのサイズが格好良く見えるかを確認します。ここで2つの案が出ました。
1:直径2.5ミリ案…非常に男前に仕上がります(個人的感想ですが)。某模型雑誌の作例は、おそらく2.5ミリだと思うのですが、やっぱり格好良いです。しかし、円筒状のモノアイユニットに開けられた丸穴の中にレンズが入っている状態に仕上がります。メカとしてのリアリティーよりも、キャラクター性を重視した案だと思います。
2:直径2.0ミリ案…モノアイのシールを貼る部分となる丸モールドを、レンズの外枠として活用する案です。やや目が小さく、2.5ミリ案と比べると迫力不足です。しかし、モノアイレールの構造(右の略図)に近い形状を再現できるため、精密感ではこちらが有利だと思います。
…結局、2.0ミリ案でいくことにしました。
*もう一つ、没になった案の話ですが……実はキットのモノアイユニットのパーツは、頭部内部のサイズに対してかなりタイトに設計されています。Hアイズをキットのパーツにそのまま貼ると、モノアイスリットからレンズが突き出した状態になってしまいます。そのため、キットのパーツに穴を開け、Hアイズを埋め込む必要があります。
本格的にモノアイユニットを作り込む場合、キットのモノアイユニットを使用せずに直径約9ミリの丸いパーツ(↓例:コトブキヤ製マイナスモールド)を加工してモノアイレールを作る必要がありそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/4c/f46003f4db46c8645882f2b6ff666d37.jpg)
しかし、その作業はかなり手間が掛かると思われます。ザクは量産型モビルスーツです。「複数作りたい」と思うのが人情というものでしょう。できるだけ簡単な作業で済ませたいところですよねぇ…(笑)。というわけで、やっぱりキットのパーツを加工する方向でいくことになりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/23/3862487e75857d7662db5850cbeb7e83.jpg)
キットのモノアイユニットのパーツの丸いモールドに穴を開けます。まずデザインナイフの先やコンパスの針などで丸モールドの中心を突いて、ドリルで正確に穴を開けるための目印とします。次に、直径1ミリのドリル刃を付けたピンバイスで丸モールドの中心を貫通させます(写真左)。
写真右:先の細い棒ヤスリで、少しずつ穴を広げていきます。ヤスリを回す方向は一定にせず、右回転・左回転・右回転・左回転…という風に、交互に回すと穴位置がずれにくいと思います。ドリルで穴を開ける際に中心よりずれてしまっていても、この段階で多少は修正がききます。とりあえず完全に穴を広げずに、写真の穴のサイズぐらいで作業を中断しました。理由は後ほど…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/c1/19a9ed0f99f3da767f81d7a6324b316b.jpg)
モノアイレールのすき間を再現するため、モノアイユニットのパーツの外周部にミゾを彫ります。方法は前々回の記事で紹介した「かめっチ式パーツスライサー」の応用です。今回はやや太めのスジ彫りにするため、エッチングソーの代わりにデザインナイフの刃の反対側(刃先ではない方の先端)を使って彫りました。デザインナイフの刃は使い古しのものでOKです。作業する前に、刃先の部分にマスキングテープなどを厚めに貼って、ケガをしないようにしておきましょう。
モノアイ部分の丸モールド付近は特に慎重にミゾを彫ります。デザインナイフの刃で丸モールドをつぶしてしまわないように!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/a6/7d3e4379c9859fe18b9e8b29aff2a761.jpg)
写真左:外周部にミゾを彫り終わったら、再び棒ヤスリを使って穴の直径が2ミリになるまで広げます。穴が2ミリぐらいになると、丸モールドは肉厚が非常に薄い外枠として残ります。外枠をつぶしてしまわないよう、注意が必要です。穴を広げる作業を中断して、途中でミゾを彫ったのは、この外枠をつぶさないようにするためなんです。
写真右:試しに頭部にモノアイユニットを取り付けて、様子を見ました。ミゾと丸モールドの外枠周辺にスミ入れをして、立体感を強調してあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/62/867c9b987d40c6d39203053d0c5e55fe.jpg)
写真左:裏面のヒケ(凹み)を1500~2000番の耐水ペーパーで磨いて処理し、コピー用紙で磨いて透明度を復活させたHアイズ(直径2ミリ)の裏にラピーテープを貼ったものをモノアイユニットに開けた穴にはめ込みます。レンズの向きがゆがまないように慎重に位置決めし、モノアイユニットのパーツの裏側から少量のリモネン接着剤を流し込み、レンズを固定します。
写真右:頭部にモノアイユニットを取り付けた状態です。モノアイスリットに透明なバイザーを取り付けない場合は、これで完成となります。
透明バイザー(モノアイシールド)を取り付ける場合…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/88/9d8ab31ecc98b1615db8e244f401fd64.jpg)
写真左:用意するもの:キットのランナーを包装しているビニール袋(パリパリした透明度の高いものと、フニャフニャした透明度の低いものの2種類がありますが、この場合はパリパリの方を使用します。袋の端がギザギザになっている方です)・両面テープ。
ビニール袋は、傷やシワが無い部分を幅4ミリ・長さ約10センチの帯状に切っておきます。両面テープは4ミリ角に切ります。
写真右:モノアイユニットのレンズがある側の反対側(赤丸で囲った、丸い凹みが目印です)の外周部分に4ミリ角の両面テープを貼り付けます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/91/4442a86af4f819e284bd6aacce1384b4.jpg)
両面テープの剥離紙をはがし、帯状のビニールの端を両面テープの中央に貼り付け、ビニール帯をモノアイユニットに1周巻き付けます。作業中にホコリなどが付かないように注意します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/17/8e1f420188f384b6c52346144801a199.jpg)
ビニール帯を巻き付け終わったら、両面テープの中央部分でビニール帯の余り部分を切り取ります。ビニール帯が2重に重なっている部分が無いように気を付けましょう。これでモノアイシールドの取り付け完了です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/c2/7fdc2a021f5805cc9c66149f6b453c39.jpg)
頭部にモノアイユニットを組み込みます。モノアイ&モノアイシールドの透明パーツ化の完了です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/8b/2a16c4fca2fcda1995007ad87e601ffa.jpg)
この記事を書いている時点では上半身だけ組み立てた状態ですが、すでに「複数作りたい」という気持ちがわいています(笑)。本当に良いキットですよ!
前回の記事にもたくさんのコメントをいただきました。ありがとうございます!m(- -)m
ご質問の件ですが…
鈴木勉さん:>「D型ジェガンが発売されると(仮定すると)延長工作が面倒とはどういう意味でしょうか。」
…このくだりですが、自分の思っていることがなかなか文章に表せなくてずいぶん悩みました(汗)。実際読んでみると、意味不明でしたねぇ…。
「スタークジェガンの脚が短く感じる→脚を長くするため大掛かりな改造を行なうプラン浮上→実行すればとりあえず解決できるかも→しかし、もしD型ジェガンが発売されるとすると、スタークと並べるにはD型にも同様の改造を行なわないと身長差が出てしまう→身長差を気にしなければ問題ないものの、やっぱり気になってしまう→結局、D型も改造することになる→面倒くさい→できればスタークジェガンの脚の改造は避けたい」という意味だったんです(汗)。
実際に太ももを延長するとなると、中央で切断して間にプラ板を挟んで…という、全塗装を必要とする改造になるでしょう。足首関節部で延長する場合は、強度との戦いになるでしょうねぇ。
おこげさん:実はMGグフver2.0はまだ完成していません。ちょうど両脚を組み立て終わったところで非常事態(家族の病気)が発生してしまい、(気分的に)続きを作ることができないまま放置している状態です。またいつか完成させたいですねぇ…。
そう、あれは20年ほど前のこと、「月刊モデルグラフィックス」誌で連載されていた「ガンダム・センチネル」の最終回企画「センチネル0079」に登場したザクの設定画を見た若き日の筆者は、その格好良さに思わず一目ぼれしてしまいました。
「うわぁ、このザク格好ええ!! プラモ出ないかなぁ…」
しかし、雑誌連載企画の最終回に登場したモビルスーツです。「センチネル」の代表的な敵MSであるゼク・アインすらキット化されていなかった頃に、「センチネル0079」版ザクのキット化の可能性はゼロに等しかったのです。
その後、「センチネル0079」版ザクは小変更を受け「機動戦士ガンダム0083」に「F2型ザク」として登場。映像作品に登場したことによりキット化実現の可能性は高まったものの、「0083」シリーズのプラモデルは4種類しか発売されないという事態に…。
筆者は当時発売されていた「Bクラブ」製のガレージキットを買いたかったのですが、迷っているうちに時期を逃してしまいました。
時は流れ、マスターグレード(以下、「MG」)シリーズで1/100スケールのF2ザクが発売されました。キットの出来は良かったのですが、ファンが思い描くF2ザクのイメージとは異なる太めのプロポーションに、やや違和感を覚えたものでした。ジオンカラーのキットにザクマシンガンが付属しないという問題もありましたし!
また「0083」関連のキットは1/100MGよりも1/144HGUCの方がアイテムが充実しているため、どうしてもHGUCのF2ザクが欲しくなってしまうという状態でした。
そしてガンプラ30周年の今年、ついに1/144スケールのF2ザクが発売されました(感涙)。
「我々は3年待ったのだ」ではなく、「我々は20年待ったのだ」です。
「HGUC ザクⅡF2型」は、待っただけの甲斐のあるキットです。最初に元となるデザインが世に出てから20年の間に、ガンプラの技術は格段に進化し、初1/144スケールキット化にしていきなり「決定版」といえる傑作キットとして誕生しました。
あーっ! うれしいぞ~!!
さて、興奮ばっかりしているわけにはいきません。製作に入ります。
とにかくキットの出来は素晴らしいです。説明書通りに組み立てるだけで、格好良いザクが出来上がります。個人的にはほとんど手を加えるところがありません。とりあえず、モノアイのディテールアップから行きます。
この記事では先月発売されたジオンカラーのキットを使用しますが、発売間近の連邦軍カラーのキットでも同じ内容の作業を行なえるはずです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/73/cf0517e553f981abea6d815f7fe96def.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/35/254ba45cf0c117676c34b9c271163581.jpg)
写真左:キットのモノアイは、ダークグレーで成形された円筒状のモノアイユニットの表面に丸いモールドがあり、その丸部分にシールを貼って再現するようになっています。シールの位置決めがストレスなく行なえるうえに、モノアイの可動は頭部を分解することなくアゴ下のレバーで操作できるようになっています。う~ん、素晴らしい♪
例によってモノアイにはウェーブ製「Hアイズ」の裏面にラピーテープを貼ったものを埋め込みます。過去記事「かめっチ式モノアイの作り方前編・中編・後編」も合わせてお読みください。
ここで問題となるのが使用する「Hアイズ」のサイズです。仮組みした頭部のモノアイ部分に「Hアイズ」の各サイズを置き、どのサイズが格好良く見えるかを確認します。ここで2つの案が出ました。
1:直径2.5ミリ案…非常に男前に仕上がります(個人的感想ですが)。某模型雑誌の作例は、おそらく2.5ミリだと思うのですが、やっぱり格好良いです。しかし、円筒状のモノアイユニットに開けられた丸穴の中にレンズが入っている状態に仕上がります。メカとしてのリアリティーよりも、キャラクター性を重視した案だと思います。
2:直径2.0ミリ案…モノアイのシールを貼る部分となる丸モールドを、レンズの外枠として活用する案です。やや目が小さく、2.5ミリ案と比べると迫力不足です。しかし、モノアイレールの構造(右の略図)に近い形状を再現できるため、精密感ではこちらが有利だと思います。
…結局、2.0ミリ案でいくことにしました。
*もう一つ、没になった案の話ですが……実はキットのモノアイユニットのパーツは、頭部内部のサイズに対してかなりタイトに設計されています。Hアイズをキットのパーツにそのまま貼ると、モノアイスリットからレンズが突き出した状態になってしまいます。そのため、キットのパーツに穴を開け、Hアイズを埋め込む必要があります。
本格的にモノアイユニットを作り込む場合、キットのモノアイユニットを使用せずに直径約9ミリの丸いパーツ(↓例:コトブキヤ製マイナスモールド)を加工してモノアイレールを作る必要がありそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/4c/f46003f4db46c8645882f2b6ff666d37.jpg)
しかし、その作業はかなり手間が掛かると思われます。ザクは量産型モビルスーツです。「複数作りたい」と思うのが人情というものでしょう。できるだけ簡単な作業で済ませたいところですよねぇ…(笑)。というわけで、やっぱりキットのパーツを加工する方向でいくことになりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/92/50965d57fb94e7d905a9e17c991199b5.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/23/3862487e75857d7662db5850cbeb7e83.jpg)
キットのモノアイユニットのパーツの丸いモールドに穴を開けます。まずデザインナイフの先やコンパスの針などで丸モールドの中心を突いて、ドリルで正確に穴を開けるための目印とします。次に、直径1ミリのドリル刃を付けたピンバイスで丸モールドの中心を貫通させます(写真左)。
写真右:先の細い棒ヤスリで、少しずつ穴を広げていきます。ヤスリを回す方向は一定にせず、右回転・左回転・右回転・左回転…という風に、交互に回すと穴位置がずれにくいと思います。ドリルで穴を開ける際に中心よりずれてしまっていても、この段階で多少は修正がききます。とりあえず完全に穴を広げずに、写真の穴のサイズぐらいで作業を中断しました。理由は後ほど…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/c1/19a9ed0f99f3da767f81d7a6324b316b.jpg)
モノアイレールのすき間を再現するため、モノアイユニットのパーツの外周部にミゾを彫ります。方法は前々回の記事で紹介した「かめっチ式パーツスライサー」の応用です。今回はやや太めのスジ彫りにするため、エッチングソーの代わりにデザインナイフの刃の反対側(刃先ではない方の先端)を使って彫りました。デザインナイフの刃は使い古しのものでOKです。作業する前に、刃先の部分にマスキングテープなどを厚めに貼って、ケガをしないようにしておきましょう。
モノアイ部分の丸モールド付近は特に慎重にミゾを彫ります。デザインナイフの刃で丸モールドをつぶしてしまわないように!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/0e/b625c899868dc7bbb72e0818eb229975.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/a6/7d3e4379c9859fe18b9e8b29aff2a761.jpg)
写真左:外周部にミゾを彫り終わったら、再び棒ヤスリを使って穴の直径が2ミリになるまで広げます。穴が2ミリぐらいになると、丸モールドは肉厚が非常に薄い外枠として残ります。外枠をつぶしてしまわないよう、注意が必要です。穴を広げる作業を中断して、途中でミゾを彫ったのは、この外枠をつぶさないようにするためなんです。
写真右:試しに頭部にモノアイユニットを取り付けて、様子を見ました。ミゾと丸モールドの外枠周辺にスミ入れをして、立体感を強調してあります。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/62/867c9b987d40c6d39203053d0c5e55fe.jpg)
写真左:裏面のヒケ(凹み)を1500~2000番の耐水ペーパーで磨いて処理し、コピー用紙で磨いて透明度を復活させたHアイズ(直径2ミリ)の裏にラピーテープを貼ったものをモノアイユニットに開けた穴にはめ込みます。レンズの向きがゆがまないように慎重に位置決めし、モノアイユニットのパーツの裏側から少量のリモネン接着剤を流し込み、レンズを固定します。
写真右:頭部にモノアイユニットを取り付けた状態です。モノアイスリットに透明なバイザーを取り付けない場合は、これで完成となります。
透明バイザー(モノアイシールド)を取り付ける場合…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/94/0b72dc47e7dd54544849baa3e4625533.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/88/9d8ab31ecc98b1615db8e244f401fd64.jpg)
写真左:用意するもの:キットのランナーを包装しているビニール袋(パリパリした透明度の高いものと、フニャフニャした透明度の低いものの2種類がありますが、この場合はパリパリの方を使用します。袋の端がギザギザになっている方です)・両面テープ。
ビニール袋は、傷やシワが無い部分を幅4ミリ・長さ約10センチの帯状に切っておきます。両面テープは4ミリ角に切ります。
写真右:モノアイユニットのレンズがある側の反対側(赤丸で囲った、丸い凹みが目印です)の外周部分に4ミリ角の両面テープを貼り付けます。
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両面テープの剥離紙をはがし、帯状のビニールの端を両面テープの中央に貼り付け、ビニール帯をモノアイユニットに1周巻き付けます。作業中にホコリなどが付かないように注意します。
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ビニール帯を巻き付け終わったら、両面テープの中央部分でビニール帯の余り部分を切り取ります。ビニール帯が2重に重なっている部分が無いように気を付けましょう。これでモノアイシールドの取り付け完了です。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/c2/7fdc2a021f5805cc9c66149f6b453c39.jpg)
頭部にモノアイユニットを組み込みます。モノアイ&モノアイシールドの透明パーツ化の完了です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/8b/2a16c4fca2fcda1995007ad87e601ffa.jpg)
この記事を書いている時点では上半身だけ組み立てた状態ですが、すでに「複数作りたい」という気持ちがわいています(笑)。本当に良いキットですよ!
前回の記事にもたくさんのコメントをいただきました。ありがとうございます!m(- -)m
ご質問の件ですが…
鈴木勉さん:>「D型ジェガンが発売されると(仮定すると)延長工作が面倒とはどういう意味でしょうか。」
…このくだりですが、自分の思っていることがなかなか文章に表せなくてずいぶん悩みました(汗)。実際読んでみると、意味不明でしたねぇ…。
「スタークジェガンの脚が短く感じる→脚を長くするため大掛かりな改造を行なうプラン浮上→実行すればとりあえず解決できるかも→しかし、もしD型ジェガンが発売されるとすると、スタークと並べるにはD型にも同様の改造を行なわないと身長差が出てしまう→身長差を気にしなければ問題ないものの、やっぱり気になってしまう→結局、D型も改造することになる→面倒くさい→できればスタークジェガンの脚の改造は避けたい」という意味だったんです(汗)。
実際に太ももを延長するとなると、中央で切断して間にプラ板を挟んで…という、全塗装を必要とする改造になるでしょう。足首関節部で延長する場合は、強度との戦いになるでしょうねぇ。
おこげさん:実はMGグフver2.0はまだ完成していません。ちょうど両脚を組み立て終わったところで非常事態(家族の病気)が発生してしまい、(気分的に)続きを作ることができないまま放置している状態です。またいつか完成させたいですねぇ…。
丁寧な細かい作業スバラシイ
2mmのHアイズもあるんですね。
ギリアンもザク製作中
3mmのHアイズを埋め込みお目々パッチリ
しかも下方向にズレてる
かめっチさんのザクが楽しみです。
人形は目が命といいますがガンプラも頭部だけじゃなく全体がぐっとよくなりますね。
今僕はスタークジェガンを作成してますが、かっこいいですね。
何気にHGUCはリ・ガズィ以来二年ぶりで00HGとは同じHGでも微妙に違う気がします。
一緒に買ったロトも完全変形とのことで楽しみです。
こちらもジオン仕様を2体作りましたが、やはり量産型、普段は全塗装ですけど、あまり手をかけずにモノアイだけHアイズにしてさっくり組み立てました。いずれ塗装するかもしれませんが今は満足してます。
ちなみに、こちらの周りではジオン仕様がもうどこも売り切れているようで、塗装するならって事で3体目は連邦仕様買ってきました。ロケットブースター作ってビッター機にするってのもいいかなー。
ザクのモノアイかっこいいですね。シールなんかより断然イイです。
というか、参考にさせていただきました...勝手にスイマセンm(__)m
解説がわかり易かったので助かりました。ありがとうございます。
はじめましてです。
F2ザクのモノアイは穴をあけてHアイズを埋めるだけでもかなりいい感じになりますね。
オレのは3ミリのほうを使っていますが2ミリまであるというのは意外でした。
参考にさせてもらいます。
あと連邦仕様もネット通販でゲットしました。
それにしてもF2ザクはかなりいいキットですね!
これからもよろしくお願いします。
はじめましてです。
上のコメントで名前とタイトルを間違えて投稿してしまいました。
申し訳ございません。
F2ザクのモノアイは穴をあけてHアイズを埋めるだけでもかなりいい感じになりますね。
オレのは3ミリのほうを使っていますが2ミリまであるというのは意外でした。
参考にさせてもらいます。
あと連邦仕様もネット通販でゲットしました。
それにしてもF2ザクはかなりいいキットですね!
これからもよろしくお願いします。
おはようございます
私もジオンカラーと連邦軍カラーの両方を購入しましたよ
やっぱりザク好きな私としてもこのザクⅡF2型は格好良くて欲しい商品でしたので発売されて嬉しいです(´∀`)
しかしザクは複数体欲しくなる魅力が溢れているから困りますね
並べて飾るときのお互いのバランスは大切ですね。
私は連邦カラーの方を二個チョイスしました。
ひとつはGP01とハワードジムを並べて劇中シーンの
再現の如く飾ってあります。
もう一つは、模型誌の作例に影響されてビッター機製作しています。
連邦仕様は白地なので、塗装には向いています。
モノアイはグリーンで武装はスクラッチ。
やりたいようにやってます。
申し訳ありませんが、名前の記載を忘れました。
上のコメントは削除願います。
お手数掛けます…。