HGUCザクⅡF2型の続きです。キットの出来が良いため、あいかわらず重箱の隅をつつくような作業が続いています。
すね装甲のスソ部分が分厚いと感じたため、内側のエッジ部分をデザインナイフで軽くカンナ掛けしました(写真右側)。「モデルグラフィックス」誌で有名な「薄々攻撃」をすればさらに良くなるとは思いましたが、厚みを一定に削るのが面倒くさかったので、「糸面取り」程度で済ませました。
MMP-78ザクマシンガンのドラムマガジン裏側が空洞になっているため、ふさぎます。どこにしまい込んだのか、エポキシパテが行方不明だったので、0.3ミリプラ板を使用しました。
プラ板でふさぐといっても、丸く切り抜いたプラ板をマガジン裏に乗せる感じでふさいでしまうとマシンガン本体と干渉してしまいます。マガジン裏の空洞の内径に合わせて切り抜いたプラ板をはめ込むようにする必要があります。最初はランナーのタグ板を使用して塗装不要にしようと思ったのですが、難しそうだったのでやめました。
0.3ミリプラ板に円定規(直径14ミリの円がちょうど良いです。マガジン裏側の内径が約14.2ミリ、円定規で切り抜いたプラ板が直径約14.1ミリでした)を当て、コンパスの針でグルグルとなぞって切り抜いた後、マシンガン本体への取り付け部分に合わせてナイフで切り欠きます。いきなりサイズぴったりに切るのは難しいため、少しずつ削って調整しました。
マガジンの裏側には横方向に板状の突起があります。ディテールを再現したものなのですが、この板があると丸く切り抜いたプラ板をはめ込むことができないため、プラ板の厚み分だけ低くなるように削っておきました。
この後、丸プラ板をマガジン裏にはめ込んで、リモネン接着剤を流し込んで接着しました。
細切りプラ板でマガジン裏側のディテールを復活させました。マガジン裏は完全にはふさがっていませんが、あまり目立たないので「これで良し」としました。
接着剤が乾いた後、細切りプラ板のディテールの長さを調整し、ガンダムマーカー「ガンダムグレー」で塗装しました。
マシンガンのスコープには直径2.2ミリのウェーブ「Hアイズ ミニ」をはめ込み、グレネードランチャー先端部にはコトブキヤ「丸モールドⅡ」の直径2.5ミリのものを接着しました。
スコープのHアイズは、モノアイに使用したHアイズよりも直径が大きいため、モノアイよりも目立ってしまわないように裏面にはラピーテープを貼りませんでした。
とりあえずザク本体とMMP-78マシンガンの組み立てが終わりました。このキットのプロポーションや造形は素晴らしいですねぇ!
キットの握り拳はいつも通りの「ゆるく握った穴あき拳骨」です。マシンガンのフォアグリップやヒートホークの保持をあきらめて「握り込んだ拳骨」にするか、そのままにしておくか悩むところです。
上の写真はコトブキヤ「MSGハンドユニット 丸指ハンドA」の手の甲です。このハンドパーツを使用すると上記の問題点をクリアできるのですが、手の甲に施されているモールドを削り落としたり、手の甲をザクの本体色に塗装したり、手首関節のボールジョイントの径を調節する必要があります。
手の甲の塗装にはタミヤアクリル塗料の「スカイ」に「フラットブルー」を少量混ぜた色を使いましたが、「明灰白色」や「明灰緑色」の方がザクの成形色に近いかもしれません。
結局、キットの「穴あき拳骨」も加工することにしました。方法はザクⅠ・スナイパーやHGUCザクⅡ改、そしてHGUCギラ・ドーガなどの記事に書いてありますので、これらの記事を読んでくださいね。
今回、「穴あき拳骨」の手指の切り離しに使用した工具です。
インターアライド社(製造:トランペッター社)の「ミニのこ。」です。600円台~700円台で入手可能だと思います。
3種類の刃(厚さ0.1ミリ)をグリップに取り付けることができます。刃の幅やピッチがそれぞれ異なり、用途に応じて交換できます。
今回の作業では刃の細かいものを使用しました。この「ミニのこ。」の刃はエッチングソーとは違い、「あさり(切断する材料と刃の摩擦を抑えたり、切りクズを排出しやすいようにするために設けられた、刃の湾曲)」が付いた本格的なのこぎりです。エッチングソーよりも刃が丈夫で、大きめのパーツの切断にも使用できるはずです。ただし、精密な切断作業にはエッチングソーの方が向いているようです。用途に応じて使い分けると良いと思います。
*コジロウさん、shionさん、大佐さん、ザーコさん、剣時さん、コメントありがとうございます!
*大佐さんからいただいたモノアイ改修案「モノアイに3mmの穴を開けて3mmのフラットバーニアを入れたら2mmのHアイズがキレイに仕込めるのでわ?」について。
…そうなんです。筆者は普段、大佐さんのコメントと同じ方法で作業している(HGUCシャア専用ゲルググおよびHGUC量産型ザクの記事をお読みください)のですが、今回は違う方法を採りました。なぜなら……
製作記事は書いていませんが、以前HGUCギラ・ズールを組み立てた時に、F2ザクと同じ方法でHアイズ(1.8ミリ径)を埋め込んだのですが、Hアイズを入れるための穴開け作業が楽にできることに気付きました。Hアイズをまっすぐに入れるのはやや難しいですが、予想以上に精密感のある仕上がりになったため、F2ザクでも採用しました。丸ノズルの内径に合わないサイズのHアイズにも対応可能ですよ!
HGUCギラ・ズールについては、もし親衛隊仕様のキットが発売されたら製作記事で取り上げたいと思っています。出たら良いなぁ…。
すね装甲のスソ部分が分厚いと感じたため、内側のエッジ部分をデザインナイフで軽くカンナ掛けしました(写真右側)。「モデルグラフィックス」誌で有名な「薄々攻撃」をすればさらに良くなるとは思いましたが、厚みを一定に削るのが面倒くさかったので、「糸面取り」程度で済ませました。
MMP-78ザクマシンガンのドラムマガジン裏側が空洞になっているため、ふさぎます。どこにしまい込んだのか、エポキシパテが行方不明だったので、0.3ミリプラ板を使用しました。
プラ板でふさぐといっても、丸く切り抜いたプラ板をマガジン裏に乗せる感じでふさいでしまうとマシンガン本体と干渉してしまいます。マガジン裏の空洞の内径に合わせて切り抜いたプラ板をはめ込むようにする必要があります。最初はランナーのタグ板を使用して塗装不要にしようと思ったのですが、難しそうだったのでやめました。
0.3ミリプラ板に円定規(直径14ミリの円がちょうど良いです。マガジン裏側の内径が約14.2ミリ、円定規で切り抜いたプラ板が直径約14.1ミリでした)を当て、コンパスの針でグルグルとなぞって切り抜いた後、マシンガン本体への取り付け部分に合わせてナイフで切り欠きます。いきなりサイズぴったりに切るのは難しいため、少しずつ削って調整しました。
マガジンの裏側には横方向に板状の突起があります。ディテールを再現したものなのですが、この板があると丸く切り抜いたプラ板をはめ込むことができないため、プラ板の厚み分だけ低くなるように削っておきました。
この後、丸プラ板をマガジン裏にはめ込んで、リモネン接着剤を流し込んで接着しました。
細切りプラ板でマガジン裏側のディテールを復活させました。マガジン裏は完全にはふさがっていませんが、あまり目立たないので「これで良し」としました。
接着剤が乾いた後、細切りプラ板のディテールの長さを調整し、ガンダムマーカー「ガンダムグレー」で塗装しました。
マシンガンのスコープには直径2.2ミリのウェーブ「Hアイズ ミニ」をはめ込み、グレネードランチャー先端部にはコトブキヤ「丸モールドⅡ」の直径2.5ミリのものを接着しました。
スコープのHアイズは、モノアイに使用したHアイズよりも直径が大きいため、モノアイよりも目立ってしまわないように裏面にはラピーテープを貼りませんでした。
とりあえずザク本体とMMP-78マシンガンの組み立てが終わりました。このキットのプロポーションや造形は素晴らしいですねぇ!
キットの握り拳はいつも通りの「ゆるく握った穴あき拳骨」です。マシンガンのフォアグリップやヒートホークの保持をあきらめて「握り込んだ拳骨」にするか、そのままにしておくか悩むところです。
上の写真はコトブキヤ「MSGハンドユニット 丸指ハンドA」の手の甲です。このハンドパーツを使用すると上記の問題点をクリアできるのですが、手の甲に施されているモールドを削り落としたり、手の甲をザクの本体色に塗装したり、手首関節のボールジョイントの径を調節する必要があります。
手の甲の塗装にはタミヤアクリル塗料の「スカイ」に「フラットブルー」を少量混ぜた色を使いましたが、「明灰白色」や「明灰緑色」の方がザクの成形色に近いかもしれません。
結局、キットの「穴あき拳骨」も加工することにしました。方法はザクⅠ・スナイパーやHGUCザクⅡ改、そしてHGUCギラ・ドーガなどの記事に書いてありますので、これらの記事を読んでくださいね。
今回、「穴あき拳骨」の手指の切り離しに使用した工具です。
インターアライド社(製造:トランペッター社)の「ミニのこ。」です。600円台~700円台で入手可能だと思います。
3種類の刃(厚さ0.1ミリ)をグリップに取り付けることができます。刃の幅やピッチがそれぞれ異なり、用途に応じて交換できます。
今回の作業では刃の細かいものを使用しました。この「ミニのこ。」の刃はエッチングソーとは違い、「あさり(切断する材料と刃の摩擦を抑えたり、切りクズを排出しやすいようにするために設けられた、刃の湾曲)」が付いた本格的なのこぎりです。エッチングソーよりも刃が丈夫で、大きめのパーツの切断にも使用できるはずです。ただし、精密な切断作業にはエッチングソーの方が向いているようです。用途に応じて使い分けると良いと思います。
*コジロウさん、shionさん、大佐さん、ザーコさん、剣時さん、コメントありがとうございます!
*大佐さんからいただいたモノアイ改修案「モノアイに3mmの穴を開けて3mmのフラットバーニアを入れたら2mmのHアイズがキレイに仕込めるのでわ?」について。
…そうなんです。筆者は普段、大佐さんのコメントと同じ方法で作業している(HGUCシャア専用ゲルググおよびHGUC量産型ザクの記事をお読みください)のですが、今回は違う方法を採りました。なぜなら……
製作記事は書いていませんが、以前HGUCギラ・ズールを組み立てた時に、F2ザクと同じ方法でHアイズ(1.8ミリ径)を埋め込んだのですが、Hアイズを入れるための穴開け作業が楽にできることに気付きました。Hアイズをまっすぐに入れるのはやや難しいですが、予想以上に精密感のある仕上がりになったため、F2ザクでも採用しました。丸ノズルの内径に合わないサイズのHアイズにも対応可能ですよ!
HGUCギラ・ズールについては、もし親衛隊仕様のキットが発売されたら製作記事で取り上げたいと思っています。出たら良いなぁ…。
まー、F2は新しい方だとはいえ、オリジナルあってのF2ですからね。
ちなみに私は今、F2の3機目を製作中です。
2機目、3機目と手を加える箇所が次第に増え、それぞれ違う物になってます。
当然、このブログも参考にさせてもらっています。
お台場ガンダムがビームサーベルを持って静岡の大地に立つらしいですが、今年の夏にお台場にザク出来ませんかねー?
親衛隊仕様のキットが発売されたあかつきには是非とも取り上げて下さい。
はじめましてかめっちさん。
私、fumiと申します。
初のコメントで誠に恐縮なのですが、
相互リンクをお頼み申し上げます。
ヤフーブログでもよろしいでしょうか?
ブログ名 隠れオタクの修羅場
URL http://blogs.yahoo.co.jp/stereoponytail
です。以後よろしくおねがいします。