前回の記事で書き忘れた、バンダイさんの細かい気配りを…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/ea/861113bd03ecccf763e245e35837fe33.jpg)
写真左:足の甲にかぶさる装甲「アンクルアーマー」ですが、同系機であるHGUCジム・クゥエル(写真右側)では左右分割の2パーツ構成になっていたのが、ジム・カスタムでは分割ラインが生じない1パーツになっています。左右両側から別パーツの通称「マルイチ」で挟むようになっているのが良いですねぇ。
写真右:足の裏のスラスターノズルが足の甲側(?)に付いています。塗り分けがかなり楽になりました♪
さて、HGUCジム・カスタムの製作記事、今回は足首関節の加工です。結果的には失敗談になってしまうのですが…(苦笑)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/e6/26302209fa90d083a63d1e34264c472e.jpg)
まずはひざから下を仮組みして、足首関節の横方向への可動範囲を確認します。このキットはHGUCパワード・ジム系列のキットで共通となっている関節パーツを使用しているため、HGUCジム改の時に書いた問題点を抱えています。足首関節の位置が高いため、関節を深く曲げた時に足とすねの位置関係が不自然になってしまいます。残念ながら可動範囲もあまり広くはありません。そのため、カトキハジメ氏が描く設定画のような立ちポーズ(いわゆる「カトキ立ち」)で立たせようとすると、足の裏の外側が地面から浮いてしまいます。
解決方法としては、キットの足首のボールジョイントよりも低い位置にもう一つ関節を設けるのがベストだと思いますが(ダブルボールジョイント方式など)、面倒くさいのでパーツD5とD7のボールジョイントの軸を根元からいったん切り離して、角度を付けて再接着することにしました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/88/af9d779f99d7c7b397eb43a3d097b0ff.jpg)
再接着する際の接着面をできるだけ広くして強度を確保できるようにするため、軸付け根の四角い部分からエッチングノコギリで切り離します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/59/e20d057ef84a6a50d1b1647ecb92c5f9.jpg)
開脚に対応するために、ボールジョイント軸を斜めに再接着します。斜めの角度の基準にするため、四角いブロック状のパーツを足首フレームに接着し、そのブロックを斜めに削ってから軸を接着することにしました。
HGUCジム改の時と方法を変えたのは、ジム改の足首関節を加工した結果、脚が短くなってしまったことの反省からです。
作業時間短縮のため、ブロック状のパーツにはコトブキヤさんのMSGプラユニット「P-116 ダクトノズルⅡ」の正方形のものを使用しました。プラ板やランナータグを貼り重ねたブロックでもOKです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/08/fe6d2bb218a0e3e9605690a90e047de5.jpg)
「ダクトノズル」を足首フレームに接着します。キットのフレームはABS樹脂製のため、接着剤は瞬間接着剤を使用します。瞬間接着剤は位置決めのタイミングがシビアなので、神経を使います(汗)。
写真右側、黄色い線で囲った部分が「ダクトノズル」です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/46/f605665bf40a005ee6da1ff35064c4bc.jpg)
接着剤が硬化した後、ダクトノズルを斜めに削ります。パーツをできるだけ削って、斜めの角度を確保しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/cd/d884fa41e4e78c082606da16baec3018.jpg)
斜めに削ったダクトノズルにボールジョイント軸を接着しました。写真の右側が加工後の足首関節です。ボールジョイントの位置の違いにご注目ください。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/8b/61ea3d69c337f3549849bafd5353597a.jpg)
再び仮組みして、足首の可動範囲と見た目を確認します。
写真左はボールジョイントを動かさず、加工した足首関節の斜め角度だけで立たせた状態です。足首とすねの位置関係はキットよりも改善されているはずです。
写真右はボールジョイントを最大限まで横方向に曲げた状態です。斜め45度まで対応できるようになりました。
しかし、ここで問題点が発覚しました…。
足首を大きく横方向に動かすと、すね装甲とくるぶしのマルイチが極端に離れてしまうんです。矢印で示した部分の距離は最大で約7㎜(汗)。マルイチの直径と同じぐらいすき間が開いてしまうのは、さすがにまずいでしょう(汗)。足首全体の印象もスカスカです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/49/9af62fa06c3fc8c5344c00b2b9d36a92.jpg)
結局、パーツ取り用に買っておいたHGUCジム改から足首フレームを流用し、ジム改の時と同じ方式で作り直すことにしました。写真左がジム改の時方式です。HGUCジム・カスタムは充分に脚が長いので、足首関節軸が多少短くなってもプロポーションにあまり影響は無いはずです。最初からこっちの方式にすれば良かったのに…(汗)。
*前回の記事「連邦軍の装備…!?」にも読者の皆様からたくさんのコメントをいただきました。ありがとうございます! また質問ネタを考えておきますので、よろしくお願いします&お楽しみに~♪
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/9f/a2772fcfc49044cc8dcfa7c57162c427.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/ea/861113bd03ecccf763e245e35837fe33.jpg)
写真左:足の甲にかぶさる装甲「アンクルアーマー」ですが、同系機であるHGUCジム・クゥエル(写真右側)では左右分割の2パーツ構成になっていたのが、ジム・カスタムでは分割ラインが生じない1パーツになっています。左右両側から別パーツの通称「マルイチ」で挟むようになっているのが良いですねぇ。
写真右:足の裏のスラスターノズルが足の甲側(?)に付いています。塗り分けがかなり楽になりました♪
さて、HGUCジム・カスタムの製作記事、今回は足首関節の加工です。結果的には失敗談になってしまうのですが…(苦笑)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/e6/26302209fa90d083a63d1e34264c472e.jpg)
まずはひざから下を仮組みして、足首関節の横方向への可動範囲を確認します。このキットはHGUCパワード・ジム系列のキットで共通となっている関節パーツを使用しているため、HGUCジム改の時に書いた問題点を抱えています。足首関節の位置が高いため、関節を深く曲げた時に足とすねの位置関係が不自然になってしまいます。残念ながら可動範囲もあまり広くはありません。そのため、カトキハジメ氏が描く設定画のような立ちポーズ(いわゆる「カトキ立ち」)で立たせようとすると、足の裏の外側が地面から浮いてしまいます。
解決方法としては、キットの足首のボールジョイントよりも低い位置にもう一つ関節を設けるのがベストだと思いますが(ダブルボールジョイント方式など)、面倒くさいのでパーツD5とD7のボールジョイントの軸を根元からいったん切り離して、角度を付けて再接着することにしました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/38/60a2f64c75808f8e81e4f8490b36bb6e.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/88/af9d779f99d7c7b397eb43a3d097b0ff.jpg)
再接着する際の接着面をできるだけ広くして強度を確保できるようにするため、軸付け根の四角い部分からエッチングノコギリで切り離します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/59/e20d057ef84a6a50d1b1647ecb92c5f9.jpg)
開脚に対応するために、ボールジョイント軸を斜めに再接着します。斜めの角度の基準にするため、四角いブロック状のパーツを足首フレームに接着し、そのブロックを斜めに削ってから軸を接着することにしました。
HGUCジム改の時と方法を変えたのは、ジム改の足首関節を加工した結果、脚が短くなってしまったことの反省からです。
作業時間短縮のため、ブロック状のパーツにはコトブキヤさんのMSGプラユニット「P-116 ダクトノズルⅡ」の正方形のものを使用しました。プラ板やランナータグを貼り重ねたブロックでもOKです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/08/fe6d2bb218a0e3e9605690a90e047de5.jpg)
「ダクトノズル」を足首フレームに接着します。キットのフレームはABS樹脂製のため、接着剤は瞬間接着剤を使用します。瞬間接着剤は位置決めのタイミングがシビアなので、神経を使います(汗)。
写真右側、黄色い線で囲った部分が「ダクトノズル」です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/46/f605665bf40a005ee6da1ff35064c4bc.jpg)
接着剤が硬化した後、ダクトノズルを斜めに削ります。パーツをできるだけ削って、斜めの角度を確保しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/cd/d884fa41e4e78c082606da16baec3018.jpg)
斜めに削ったダクトノズルにボールジョイント軸を接着しました。写真の右側が加工後の足首関節です。ボールジョイントの位置の違いにご注目ください。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/71/1d00c91e92c265be6ac272b9da0ec81b.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/8b/61ea3d69c337f3549849bafd5353597a.jpg)
再び仮組みして、足首の可動範囲と見た目を確認します。
写真左はボールジョイントを動かさず、加工した足首関節の斜め角度だけで立たせた状態です。足首とすねの位置関係はキットよりも改善されているはずです。
写真右はボールジョイントを最大限まで横方向に曲げた状態です。斜め45度まで対応できるようになりました。
しかし、ここで問題点が発覚しました…。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/1d/3f4f8311d711291f53e1e20e25eb7669.jpg)
足首を大きく横方向に動かすと、すね装甲とくるぶしのマルイチが極端に離れてしまうんです。矢印で示した部分の距離は最大で約7㎜(汗)。マルイチの直径と同じぐらいすき間が開いてしまうのは、さすがにまずいでしょう(汗)。足首全体の印象もスカスカです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/49/9af62fa06c3fc8c5344c00b2b9d36a92.jpg)
結局、パーツ取り用に買っておいたHGUCジム改から足首フレームを流用し、ジム改の時と同じ方式で作り直すことにしました。写真左がジム改の時方式です。HGUCジム・カスタムは充分に脚が長いので、足首関節軸が多少短くなってもプロポーションにあまり影響は無いはずです。最初からこっちの方式にすれば良かったのに…(汗)。
*前回の記事「連邦軍の装備…!?」にも読者の皆様からたくさんのコメントをいただきました。ありがとうございます! また質問ネタを考えておきますので、よろしくお願いします&お楽しみに~♪
失敗した時のダメージ(精神的な意味も含む)が大きいですし、同系列のMS(パワードジム、ジム改、クゥエルなど)を作る際に同様の工作をしなければならなくなりますので・・・。
これはいいですねえ。
何度足の裏のスラスター
の塗装をやり直したことか.......
失敗は次に生かせば良いです。
失敗は宝。
でもガンプラ制作って必ずしも"設定通り"にってやらなくてもいいんですよね。許容範囲が広いからまた楽しいです!
また質問ネタ待ってます!
ガンプラに関わらず物づくりは試行錯誤を繰り返して自分の思い通りになった時が至極の時ですよね
こちらのサイトに載ってた足首の改修がキレイでした。
ttp://super32x.com/gundammodel/othergunpla/4624
ボールジョイントのボール部と受け側を逆にするといいらしいですよ。
つまりスネのほうにボール部を
足首に受けを、ということです。
可動のポイントがスネの内部に入り込んでいることが問題なんでしょうね。
やっぱプロポーション安定してると
ポーズもカッコよく決めたいですしね!
MGでは、ついに00ライザーの発表があり
浮かれ気味であります( ´ ▽ ` )ノ
4月のRGストライクも気になるところ。
1/144の方が充実してて良いなぁ…
あと・・・前回のジムカスタムの記事で目ヂカラアップ塗装を拝見いたしましたが、それもさることながら、側頭部のエアインテークが見事に塗装されているのを見てプチ感動しました。
私はあの部分、どーも苦手で・・・
何かヒケツはありますか?
宜しければ教えて下さい。
7月発売のHGUC GMIIIでは合わせ目ありの模様…この部分はそのタイプからの流用なのかもしれませんね…むぅ。