久しぶりにゲルググに戻ってきました。今回はビームライフルと銃握り手の改造です。パーツを破損した場合の対処法の検証も兼ねています。
先日、Kさんからいただいたコメントの中に、銃握り手のパーツ(B11)が割れてしまったという話があり、気になったもので…。
写真の親指が付いている方のパーツがB11です。水色の線を引いた部分がまるでタッチゲート(ニッパー不要の手もぎ式ゲート)のようになっています。しかも人差し指の方のパーツ(B12)とのはめ合わせが固く、ビームライフルを取り外したりする場合にストレスがかかってパーツが割れてしまう危険性が非常に高くなっています。取り扱いには十分に注意しましょう。
今回の改造点は、上の写真のビームライフルを見ていただくと分かりますが、トリガーガードが斜めになっている点です。
ゲルググのビームライフルは、設定画を見てみるとトリガーが異様なほど下に向かって伸びています。それに合わせてトリガーガード下部もグリップの下の方に銃身と平行に付いています。カトキ氏のキット開発用画稿でも、この辺が忠実に再現されています。
でも、キットは常識的な長さのトリガーにするためのアレンジがなされています。
気にしなければ良いのですが、それでは記事になりません。改造です。
劇中のゲルググがどう握っていたかは別として、下に長く伸びたトリガーを握るには、人差し指だけでなく中指(あるいは薬指まで)も動員して握った方が収まりが良くなります。
1/60ゲルググのキットはそうなっているらしいという噂ですが、1/60ゲルググって、模型屋さんの棚の天井近くに置いてあるので、実物を見たことがなく、確認できませんでした(泣)。
さて、加工に入ります。その前に…
関係のあるパーツを仮組みしてみて、B11とB12を接着しても支障はないか、ライフルのストックが前腕に干渉しないかどうかを確認しました。どうやら問題なさそうです。
まず、B11とB12を組み合わせた状態で、新兵器エッチングノコを使用して親指・中指・薬指&小指を切り分けます。パーツを組み合わせた状態でやる方が、後の整形作業が楽になります。B12側の中指と薬指の間もキッチリ切っておきます。
エッチングノコを使うと、この作業は楽勝です。なんで今までこんな便利なモノ買ってなかったんやろう…(汗)。
中指の付け根近くの一節を削り落とします。他の指に傷を付けないように気を付けながら、カドを落とすような感じでナイフを使い、少しずつそぎ落としていきます。
削った跡はナイフのカンナ削りで平らに仕上げました。
太めのランナーを適当な長さ(作業しやすいように長めに)に切り、他の指の太さや形状を参考にヤスリで削ります。断面が小判型になるようにすると、他の指と太さが揃います。
端の部分を手の甲に接着するために、ランナーの端の部分の角度をよく考えながら何度もヤスリで調整します。この時、自分の手の人差し指と中指の位置関係を参考にしました。
接着する時は、ゼリー状瞬間接着剤を少量付けてパーツに合わせて仮留めし、位置や角度を決めます。その後に普通の瞬間接着剤をすき間に流し込むと、思ったとおりの場所や角度でガッチリ接着できます。
瞬間接着剤がはみ出たら、すぐにティッシュペーパーで拭き取ると被害が少なくて済みます。
写真の右のパーツは中指の先です。B12とのはめ合わせ用の穴を、ランナーの数字が入っている板でふさいでいるところです。接着剤が固まったら、ナイフと耐水ペーパーで整形しておきました。
自分の手で銃を握るポーズを取って、それを参考に指の長さや角度を決め、接着したランナーをエッチングノコで切ります。そこに先ほど穴をふさいだ指先のパーツを接着します。
B12には薬指&小指の先も接着します。それぞれのパーツは接着剤が完全に固まってから耐水ペーパーで仕上げました。
この辺の写真を撮るのを忘れてました。ゴメンなさい…(汗)。
さて、ビームライフルです。
トリガーガード下部とトリガーを削り落とし、ランナーの板状の部分を切って作ったトリガーを接着します。トリガーの長さはまだ決めていません。
手首のパーツと組み合わせてトリガーの長さを決め、ランナーの板状の部分でトリガーガードを切り出し、接着しました。写真がえらくピンボケですが…(汗)。
整形の済んだライフルのグリップに握り手を組み合わせた完成状態です。親指は接着しませんでした。これで個人的に納得のいく状態になりました。
エッチングノコは使えますよ~!! 自分の技術が上がったと錯覚してしまうぐらい、キレイにパーツを切ることが出来ます。今までできなかった事にも挑戦できそうな気がします。オススメです!
今回の記事のきっかけを作ってくださったKさん、ありがとうございます。割れてしまった中指~小指の先はB12に接着してもOKですよ! 親指を接着しなければビームライフルの取り外しも可能だと思いますよ!
それではまた…。
先日、Kさんからいただいたコメントの中に、銃握り手のパーツ(B11)が割れてしまったという話があり、気になったもので…。
写真の親指が付いている方のパーツがB11です。水色の線を引いた部分がまるでタッチゲート(ニッパー不要の手もぎ式ゲート)のようになっています。しかも人差し指の方のパーツ(B12)とのはめ合わせが固く、ビームライフルを取り外したりする場合にストレスがかかってパーツが割れてしまう危険性が非常に高くなっています。取り扱いには十分に注意しましょう。
今回の改造点は、上の写真のビームライフルを見ていただくと分かりますが、トリガーガードが斜めになっている点です。
ゲルググのビームライフルは、設定画を見てみるとトリガーが異様なほど下に向かって伸びています。それに合わせてトリガーガード下部もグリップの下の方に銃身と平行に付いています。カトキ氏のキット開発用画稿でも、この辺が忠実に再現されています。
でも、キットは常識的な長さのトリガーにするためのアレンジがなされています。
気にしなければ良いのですが、それでは記事になりません。改造です。
劇中のゲルググがどう握っていたかは別として、下に長く伸びたトリガーを握るには、人差し指だけでなく中指(あるいは薬指まで)も動員して握った方が収まりが良くなります。
1/60ゲルググのキットはそうなっているらしいという噂ですが、1/60ゲルググって、模型屋さんの棚の天井近くに置いてあるので、実物を見たことがなく、確認できませんでした(泣)。
さて、加工に入ります。その前に…
関係のあるパーツを仮組みしてみて、B11とB12を接着しても支障はないか、ライフルのストックが前腕に干渉しないかどうかを確認しました。どうやら問題なさそうです。
まず、B11とB12を組み合わせた状態で、新兵器エッチングノコを使用して親指・中指・薬指&小指を切り分けます。パーツを組み合わせた状態でやる方が、後の整形作業が楽になります。B12側の中指と薬指の間もキッチリ切っておきます。
エッチングノコを使うと、この作業は楽勝です。なんで今までこんな便利なモノ買ってなかったんやろう…(汗)。
中指の付け根近くの一節を削り落とします。他の指に傷を付けないように気を付けながら、カドを落とすような感じでナイフを使い、少しずつそぎ落としていきます。
削った跡はナイフのカンナ削りで平らに仕上げました。
太めのランナーを適当な長さ(作業しやすいように長めに)に切り、他の指の太さや形状を参考にヤスリで削ります。断面が小判型になるようにすると、他の指と太さが揃います。
端の部分を手の甲に接着するために、ランナーの端の部分の角度をよく考えながら何度もヤスリで調整します。この時、自分の手の人差し指と中指の位置関係を参考にしました。
接着する時は、ゼリー状瞬間接着剤を少量付けてパーツに合わせて仮留めし、位置や角度を決めます。その後に普通の瞬間接着剤をすき間に流し込むと、思ったとおりの場所や角度でガッチリ接着できます。
瞬間接着剤がはみ出たら、すぐにティッシュペーパーで拭き取ると被害が少なくて済みます。
写真の右のパーツは中指の先です。B12とのはめ合わせ用の穴を、ランナーの数字が入っている板でふさいでいるところです。接着剤が固まったら、ナイフと耐水ペーパーで整形しておきました。
自分の手で銃を握るポーズを取って、それを参考に指の長さや角度を決め、接着したランナーをエッチングノコで切ります。そこに先ほど穴をふさいだ指先のパーツを接着します。
B12には薬指&小指の先も接着します。それぞれのパーツは接着剤が完全に固まってから耐水ペーパーで仕上げました。
この辺の写真を撮るのを忘れてました。ゴメンなさい…(汗)。
さて、ビームライフルです。
トリガーガード下部とトリガーを削り落とし、ランナーの板状の部分を切って作ったトリガーを接着します。トリガーの長さはまだ決めていません。
手首のパーツと組み合わせてトリガーの長さを決め、ランナーの板状の部分でトリガーガードを切り出し、接着しました。写真がえらくピンボケですが…(汗)。
整形の済んだライフルのグリップに握り手を組み合わせた完成状態です。親指は接着しませんでした。これで個人的に納得のいく状態になりました。
エッチングノコは使えますよ~!! 自分の技術が上がったと錯覚してしまうぐらい、キレイにパーツを切ることが出来ます。今までできなかった事にも挑戦できそうな気がします。オススメです!
今回の記事のきっかけを作ってくださったKさん、ありがとうございます。割れてしまった中指~小指の先はB12に接着してもOKですよ! 親指を接着しなければビームライフルの取り外しも可能だと思いますよ!
それではまた…。
エエね!
二本ゆび、イカス!
カッコエエ持ち方やよねえ~
違和感なく二本ゆびになっているよ、ランナー大活躍やね。
エッチングノコは何処のメーカーさん?
*そのイカす画像をご覧になりたい方はコメント欄の(エプロンの人)をクリックすると最短距離で行けますのでぜひ行ってみてください。トップ画面の右側にある「エプロンの人模型製作日記」のスイッチを押すと出てきますよ!
エッチングノコはコトブキヤのディテールアップパーツと同じようにして売ってるやつです。某家電量販店で640円で買いました。ハセガワのトライツールよりかなり安くなっていますが、性能的には充分ですわ! 同時に「ラインプレート」も買いました。今度登場しますよ~。
微妙に機体に傷が多くて、こすれ汚れがあり・・・(うっとり)
指2本良い改造だ、というかザクにもしたいね。
ザクスナイパーか!
「ラインプレート」買いましたか、あれは色もグレーなんで良いですな。
激しく薄いのを使う時は、接着剤に注意ね~
解けるしヒケるよ~
やっぱコトブキヤさんのモデリングサポートグッツシリーズ(MSG)のでしたか。
「モデリングノコ」01と02だね、共に定価は714円(税込み)
ハセガワさんのよりも安いけど、種類が少ないってだけの話しで、不便はないもんね。
ラインプレートは、エプロンさんの所でも使ってた、等間隔で線が引けるテンプレートの方ですわ。
イエサブさんの「モデルーラー」も気になるところですねぇ…。
モデルーラー、気になるよね。
ホント、最近のイエローさんは面白いもんだすねえ。
35Ma.K.の展開が止まっているのが・・