家中の窓で網戸になる所を全部網戸にしても32度もありやがる…。
陽が沈めばなんとかなるかと思いきや、2度程しか下がらず、諦めて締め切ってエアコンで除湿冷房するワケだけれど、電気代を考えるとちょっとねぇ…。開け放って、僅かながらの庭に打ち水、蚊取り線香…って昔ながらの涼み方もやってはみたいが、得体の知れない虫が明かりを求めてバンバン来襲するワケで、後の掃除を考えるとちょっとなぁ…。
ハムを飼っているので、放浪中はどうしているかというと、知人宅に預けてあるが、それも長々と…ってワケにも行かないので、用があって家に帰るときは引き取っている。だが、放浪はまだまだ続くので、別の預かり先をハム達は転々とするワケで、彼らは家ごとほどよく涼しい生活を持続しているので大変穏やかな様だ。
「地震の前の1週間あたりに運動会始めたりするから、観察してみるといいよ。」
そう言って預けるんだけれど、ここの所はどこでも穏やからしい。
ま、私も放浪先では気候や温度にさほど苦戦しているワケでは無いので、家に帰って来た時のギャップが余計に苦しいのだけれど、風も無くぐんぐん上がる気温の中で、何か手立てを施さないと、熱中症にもなってしまうだろう。
ここ、コンパニ子の家はマンションで、冷暖房はエアコンと、なっている。海に程近く、夜風は潮風でもあるので、開けておけばかなり涼しいのだが、ほおっておくとベタベタして来ちゃう。おまけに、もうこの時期はかなり夜が騒がしい。たまに開けて風にあたるくらいの事がまぁ良いんだろう。
で、今夜は締め切ったマンションの中が騒がしい。コンパニ子のお友達が6人も来ているので、3人よれば「かしましい…」モノが2倍とちょっとだから、自然ななりゆきだろうと思う。
んで、まぁ手巻き寿司パーティーやらビデオやらで盛り上がった後に、この娘達は部屋の明かりを消して、わざわざ東急ハンズで買って来た「和ろうそく」に火を灯し、怪談話に華を咲かせるとですよ。
私はマグロの赤身の筋をうっかり噛んでしまい、それどころではなくグッタリ…していたのだが、逃げ場も無いので強制参加しているワケですが、家から無線ルーターとノートPCを持参しているのでキッチンでちょこちょことブログを書いていたりも出来るのです。ちょうど1ラウンド終わって、お菓子だのおかしだのオカシだのの買出しの時間であります。
勝手に行ってもらおーと考えてはいたのですが、ここにいる理由が「番犬」なワケなので、あっさりと路線変更し一緒に付いて行ったり…。むさくるしいヒゲ面の迷彩おっさんが美女をぞろぞろ連れて歩くのも悪くは無いのですが、奇異ではありますし…。
てなワケで、普段ならあっという間に進んでしまう行数ではありますが、なかなかどーして! って感じの時間の流れが行間に隠れているのですよ…。
さて、夏になると「怪談」。お盆って言う死者の魂が里帰りするイベントもあったりするので、昔から何となく定着しちゃった風物詩でもあります。それが「商売」みたいな芸能人もいたりするし。
私も、自室で幽霊を見てからはかなりあちこちに見に出掛けたりもしましたが、納得の行く幽霊(と、呼ぶんだろうモノなんだろうと思うが…)は最初に自室で見たモノだけであります。6畳のプレハブの勉強部屋でありましたが、その長い方の壁側に急に浮かんで現れたのです。大阪の大学に行っていた友人が帰省中に遊びに来ており、夜の10時くらいだったかなぁ。室内の明かりはばっちり付いていたし、寒かったので締め切ってはいましたけれど、直前に部屋の中に風が吹き荒れると言う珍現象でそれは始まりました。
「おいおい…なんだよこれ!」
と、かなりのギャグ的な明るさを持ったまま驚いていたのですが、ふと見た対面する友人の頭上に、おっぱいの辺りから下がスッパリと切れて無い、今で言えば「ふかわりょう」みたいな髪型をしたおばさんともおねえさんとも付かない人間が浮かんでいるのですよ。
少し、そうだなぁ…、2~3歩先の地面を見つめる感じで、目を細くして、無言で浮かんでいましたが、顔色は「ダンボール」と言うか「ガムテープ」みたいな感じの色。おっぱいの辺りから上しか居ませんので、着ている服はよく判りませんが、丸首のトレーナーの様な素材じゃなかったかな。色は薄いピンクだったと思います。
これが、幽霊さんから見て斜め左ちょいと上…って感じから私が見ている事になり、友人の頭上は大体2mあたりが天井なワケですから、すごく不自然な見え方だったにも関わらず、ハッキリクッキリで、それがじわじわ…っと、長い壁面に沿う形で動き出したのです。
まばたきもせず、一言もしゃべらずに見入ってしまったのですが、友人は恐ろしくなってその私をじっと見ていただけなのですが、後ろに何かある事は感じていたそうです。
悲しくも無いのに、目からは涙がボロボロと落ち、鼻水はでろでろ。ベッドに腰掛けていた友人に対し、床にあぐらかいて座っていた私は立ち上がる事も出来ず、生まれて初めて「腰が抜けた…」と言う事を体感したのでもあります。また、腰が抜けると下半身に全く、全ての力が入らなくなり、また、それを維持する事も出来ないワケで、膀胱に尿、直腸に便が溜まっていれば、チャイナシンドローム級の大惨事にもなるんだろうと、齢20にして感じたのであります。また、変な汗とともに音も聞こえなくなるのですね。友人が何か話しかけているのは判っても、音が聞こえない。耳を指で塞いでも何かしら聞こえると思うのですが、それが無く「無音」。
幽霊は角まで来ると、一瞬で消えてしまいました。
「あー。これが幽霊なのか…?!」
率直な感想は、あれなら写真に間違いなく写るだろうと言う事でした。トレーナーだろう生地の目さえもしっかりと見ましたし、口元の細かい皺や、頬に残る産毛が光る様な感じさえも見ています。だけれど、私が見ている方向と言うか、視点がとてつもなく不自然で、おっぱいから下がバッサリと切れて見えず、切り抜いた写真のおねえちゃんをカッターでバッサリと切り落としたみたいに「無い」のです。当然、3次元のモノなら切り口と言うか切断面が見えておかしくない所に居たワケですけど、これが見えない位置から見ているワケです。つむじと言うか、髪の分け目までハッキリ見えてはいたのですけれど。かと言って、2次元でも無いと。
動いて、移動しているのをじーーーっと、見ていたのですが、幽霊の向こうが透けて見える事も無く、幽霊に遮られて見えません。極端に濃くも薄くも無く、そこにあるモノや友人と同じ見え方と言うか、光の反射がそこにあったからだと思います。反射といっても、キラキラの反射じゃなくて、光の反射が波長の違いを伴って色だの、形だの、明暗を構成するって意味でです。捕まえたら捕まえられるモノだとも思います。
ただ、驚きと不可解さに身動き出来ないばかりでありました。当時は写真学校の学生だったので、この部屋でプリントをするために、暗室用のカーテンを使っていたんですけど、これがゴム引きでかなり重さのあるモノなのですが、締め切った室内でこれがバサバサするほどの風が起きる事自体が変でもあったわけで…。
「多分、おれが連れて来ちゃったんだろう…」
と、友人は言っておりましたが、それ以前に「誰」なのか未だに判りません。幽霊さんが。また、普通に明るい室内で全てが起きたと言う事と、距離にしてせいぜいが3mの話です。よく、「白くもやもやした…」とか「黒い影が…」なんて言ってる怪談話がありますけど、ちゃんちゃらおかしいよ、あんたら…って感じです。
また、これがそれ以後続いている(?)私の霊感体質の始まりでもありました。
ただ、これ(私が見たおばさん、おねえさん?)が「幽霊」と言うものかどうか、かなり悩みましたよ。誰もが見る事の出来るモノならば、それ相応の「名称」が付いたりもしますけれど、そうでない場合は何と呼べばいいのか? 「未確認飛行物体」と言う言葉の意味が実に深いモノだと言う事も、この頃判った次第で、単に言っちゃえば「幽霊」で通るからそれでいいんだろうとは思ってますけれどね。
「白くもやもやした…」とか「黒い影が…」なんて言ってるのを全否定するワケでもありません。いろいろ見てきた中にはそう言うのもありましたから。出張で泊まった福岡・清川のホテルで見たそれは、まさしくおぼろげに見える女郎さんの様な姿でした。時代劇で出てくるエロいちょっと派手な着物の。外の明かりが差し込んで、真っ暗では無いのですが、ぼーーーっと佇んでおりましたね。何を言うでもなく、こっちを見るでもなく、ただそこに2時間位居ましたよ。途中で一服しましたから、わたし。下に落ちている何かをずーっと見ている様でしたが、現実にはそこには私が脱いだ靴くらいしかありませんし。見た限りこの人の大きさもちょいと小さい。小さいのに、裸足だと判るのですから、宙に浮いているワケです。
同じ福岡・清川でも別のホテルではかなり昔の人がやはり、ぼーーーーっと現れました。格好が「聖徳太子」ですから。これも時間こそ計らなかったですけど、延々と何かをしゃべってるんです、あらぬ方向に向けて。私はベッドに寝て、下から天井を見上げている状態なんですけど、途中で大きく息を吸いなおしたりして、延々と話しているんです。手に持った、あの変な板のようなモノを途中で取り替えたりしているみたいでしたが。その日の朝早くが会議だったりしたものですから、途中で私は寝ましたけれど、金縛りとか、いわゆる定番のセットメニューはありませんでしたけどね。
実はこの時に、変な発見もしているんです。あの、妙なべろべろん…の付いた帽子と言うのは、ちょこんと乗っかっているのではなくて、かなりきつめにあご紐で縛っている様でした。そのせいか、なんだかしゃべりづらいのをこらえてしゃべっている感じがありありだったんですよ。もちろん、ホントかどうなのか知りませんが。むしろ、そのべろんべろんの揺れ方を見ていると、なんだかおかしくてねぇ。お腹がよじれそうだったなぁ。
そういった「見え方」を人に伝えるのも難しい場合が多いのですが、最初に見たのは他人を自分が見るのと全く同じなので問題ないのですけど、こうした「ぼーーーっ…」ってのは難しいんです。一番近いのは、数年前にTVのアンビリバボーでやっていた、伊豆で撮られたビデオに写った着物姿の女性…とされる映像。見ていて怖いとか、恐ろしいとかよりも…
「あー! これ! これだよ、これっ! こうでないと!」
と、何か久しぶりに懐かしい人に会ったり、無くして見つからなかったモノが見つかった時のように感激しちゃいました。だから、あながち、そういう場合が無いとは言えないのですけれど、出るんならハッキリ出ろ。見るんならシッカリ見ろ…って姿勢が大切だとも思いますのでね。
何度か、自分の写真にもそれらしいモノが写ったことはありますけれど、そこにいるから撮ったって事は無いですし、見えたから撮っても写っていない事のほうが多かったりもするので、不思議なモノだとは思いますが…。むしろ、見たい時には見えないで、突然に見えたりするから困るってモノだしねぇ。
ちょろちょろと、お友達が覗きに来るのですが、ハエのごときに追い払い、26時から始まる怪談の丑三つ時パーティー(仮)に備えて何を話そうかと考えたりもするのですが、いろいろと見て来た中で、怖いとか恐ろしいってのは少ないのです。自分が怖いと、思っていないワケですから、話をしても怖いのかどうなんだか判らないのですが、どうしましょうかねぇ…。そんなワケで、人の怪談話も怖いと思った事は皆無ですし…。
キリンレモンブラックはなかなか美味しいな…。
んまぁ、ここは心霊スポットにも近いから、見に出掛けてもいいし…。楽しい夜になりそうだ。

陽が沈めばなんとかなるかと思いきや、2度程しか下がらず、諦めて締め切ってエアコンで除湿冷房するワケだけれど、電気代を考えるとちょっとねぇ…。開け放って、僅かながらの庭に打ち水、蚊取り線香…って昔ながらの涼み方もやってはみたいが、得体の知れない虫が明かりを求めてバンバン来襲するワケで、後の掃除を考えるとちょっとなぁ…。
ハムを飼っているので、放浪中はどうしているかというと、知人宅に預けてあるが、それも長々と…ってワケにも行かないので、用があって家に帰るときは引き取っている。だが、放浪はまだまだ続くので、別の預かり先をハム達は転々とするワケで、彼らは家ごとほどよく涼しい生活を持続しているので大変穏やかな様だ。
「地震の前の1週間あたりに運動会始めたりするから、観察してみるといいよ。」
そう言って預けるんだけれど、ここの所はどこでも穏やからしい。
ま、私も放浪先では気候や温度にさほど苦戦しているワケでは無いので、家に帰って来た時のギャップが余計に苦しいのだけれど、風も無くぐんぐん上がる気温の中で、何か手立てを施さないと、熱中症にもなってしまうだろう。
ここ、コンパニ子の家はマンションで、冷暖房はエアコンと、なっている。海に程近く、夜風は潮風でもあるので、開けておけばかなり涼しいのだが、ほおっておくとベタベタして来ちゃう。おまけに、もうこの時期はかなり夜が騒がしい。たまに開けて風にあたるくらいの事がまぁ良いんだろう。
で、今夜は締め切ったマンションの中が騒がしい。コンパニ子のお友達が6人も来ているので、3人よれば「かしましい…」モノが2倍とちょっとだから、自然ななりゆきだろうと思う。
んで、まぁ手巻き寿司パーティーやらビデオやらで盛り上がった後に、この娘達は部屋の明かりを消して、わざわざ東急ハンズで買って来た「和ろうそく」に火を灯し、怪談話に華を咲かせるとですよ。
私はマグロの赤身の筋をうっかり噛んでしまい、それどころではなくグッタリ…していたのだが、逃げ場も無いので強制参加しているワケですが、家から無線ルーターとノートPCを持参しているのでキッチンでちょこちょことブログを書いていたりも出来るのです。ちょうど1ラウンド終わって、お菓子だのおかしだのオカシだのの買出しの時間であります。
勝手に行ってもらおーと考えてはいたのですが、ここにいる理由が「番犬」なワケなので、あっさりと路線変更し一緒に付いて行ったり…。むさくるしいヒゲ面の迷彩おっさんが美女をぞろぞろ連れて歩くのも悪くは無いのですが、奇異ではありますし…。
てなワケで、普段ならあっという間に進んでしまう行数ではありますが、なかなかどーして! って感じの時間の流れが行間に隠れているのですよ…。
さて、夏になると「怪談」。お盆って言う死者の魂が里帰りするイベントもあったりするので、昔から何となく定着しちゃった風物詩でもあります。それが「商売」みたいな芸能人もいたりするし。
私も、自室で幽霊を見てからはかなりあちこちに見に出掛けたりもしましたが、納得の行く幽霊(と、呼ぶんだろうモノなんだろうと思うが…)は最初に自室で見たモノだけであります。6畳のプレハブの勉強部屋でありましたが、その長い方の壁側に急に浮かんで現れたのです。大阪の大学に行っていた友人が帰省中に遊びに来ており、夜の10時くらいだったかなぁ。室内の明かりはばっちり付いていたし、寒かったので締め切ってはいましたけれど、直前に部屋の中に風が吹き荒れると言う珍現象でそれは始まりました。
「おいおい…なんだよこれ!」
と、かなりのギャグ的な明るさを持ったまま驚いていたのですが、ふと見た対面する友人の頭上に、おっぱいの辺りから下がスッパリと切れて無い、今で言えば「ふかわりょう」みたいな髪型をしたおばさんともおねえさんとも付かない人間が浮かんでいるのですよ。
少し、そうだなぁ…、2~3歩先の地面を見つめる感じで、目を細くして、無言で浮かんでいましたが、顔色は「ダンボール」と言うか「ガムテープ」みたいな感じの色。おっぱいの辺りから上しか居ませんので、着ている服はよく判りませんが、丸首のトレーナーの様な素材じゃなかったかな。色は薄いピンクだったと思います。
これが、幽霊さんから見て斜め左ちょいと上…って感じから私が見ている事になり、友人の頭上は大体2mあたりが天井なワケですから、すごく不自然な見え方だったにも関わらず、ハッキリクッキリで、それがじわじわ…っと、長い壁面に沿う形で動き出したのです。
まばたきもせず、一言もしゃべらずに見入ってしまったのですが、友人は恐ろしくなってその私をじっと見ていただけなのですが、後ろに何かある事は感じていたそうです。
悲しくも無いのに、目からは涙がボロボロと落ち、鼻水はでろでろ。ベッドに腰掛けていた友人に対し、床にあぐらかいて座っていた私は立ち上がる事も出来ず、生まれて初めて「腰が抜けた…」と言う事を体感したのでもあります。また、腰が抜けると下半身に全く、全ての力が入らなくなり、また、それを維持する事も出来ないワケで、膀胱に尿、直腸に便が溜まっていれば、チャイナシンドローム級の大惨事にもなるんだろうと、齢20にして感じたのであります。また、変な汗とともに音も聞こえなくなるのですね。友人が何か話しかけているのは判っても、音が聞こえない。耳を指で塞いでも何かしら聞こえると思うのですが、それが無く「無音」。
幽霊は角まで来ると、一瞬で消えてしまいました。
「あー。これが幽霊なのか…?!」
率直な感想は、あれなら写真に間違いなく写るだろうと言う事でした。トレーナーだろう生地の目さえもしっかりと見ましたし、口元の細かい皺や、頬に残る産毛が光る様な感じさえも見ています。だけれど、私が見ている方向と言うか、視点がとてつもなく不自然で、おっぱいから下がバッサリと切れて見えず、切り抜いた写真のおねえちゃんをカッターでバッサリと切り落としたみたいに「無い」のです。当然、3次元のモノなら切り口と言うか切断面が見えておかしくない所に居たワケですけど、これが見えない位置から見ているワケです。つむじと言うか、髪の分け目までハッキリ見えてはいたのですけれど。かと言って、2次元でも無いと。
動いて、移動しているのをじーーーっと、見ていたのですが、幽霊の向こうが透けて見える事も無く、幽霊に遮られて見えません。極端に濃くも薄くも無く、そこにあるモノや友人と同じ見え方と言うか、光の反射がそこにあったからだと思います。反射といっても、キラキラの反射じゃなくて、光の反射が波長の違いを伴って色だの、形だの、明暗を構成するって意味でです。捕まえたら捕まえられるモノだとも思います。
ただ、驚きと不可解さに身動き出来ないばかりでありました。当時は写真学校の学生だったので、この部屋でプリントをするために、暗室用のカーテンを使っていたんですけど、これがゴム引きでかなり重さのあるモノなのですが、締め切った室内でこれがバサバサするほどの風が起きる事自体が変でもあったわけで…。
「多分、おれが連れて来ちゃったんだろう…」
と、友人は言っておりましたが、それ以前に「誰」なのか未だに判りません。幽霊さんが。また、普通に明るい室内で全てが起きたと言う事と、距離にしてせいぜいが3mの話です。よく、「白くもやもやした…」とか「黒い影が…」なんて言ってる怪談話がありますけど、ちゃんちゃらおかしいよ、あんたら…って感じです。
また、これがそれ以後続いている(?)私の霊感体質の始まりでもありました。
ただ、これ(私が見たおばさん、おねえさん?)が「幽霊」と言うものかどうか、かなり悩みましたよ。誰もが見る事の出来るモノならば、それ相応の「名称」が付いたりもしますけれど、そうでない場合は何と呼べばいいのか? 「未確認飛行物体」と言う言葉の意味が実に深いモノだと言う事も、この頃判った次第で、単に言っちゃえば「幽霊」で通るからそれでいいんだろうとは思ってますけれどね。
「白くもやもやした…」とか「黒い影が…」なんて言ってるのを全否定するワケでもありません。いろいろ見てきた中にはそう言うのもありましたから。出張で泊まった福岡・清川のホテルで見たそれは、まさしくおぼろげに見える女郎さんの様な姿でした。時代劇で出てくるエロいちょっと派手な着物の。外の明かりが差し込んで、真っ暗では無いのですが、ぼーーーっと佇んでおりましたね。何を言うでもなく、こっちを見るでもなく、ただそこに2時間位居ましたよ。途中で一服しましたから、わたし。下に落ちている何かをずーっと見ている様でしたが、現実にはそこには私が脱いだ靴くらいしかありませんし。見た限りこの人の大きさもちょいと小さい。小さいのに、裸足だと判るのですから、宙に浮いているワケです。
同じ福岡・清川でも別のホテルではかなり昔の人がやはり、ぼーーーーっと現れました。格好が「聖徳太子」ですから。これも時間こそ計らなかったですけど、延々と何かをしゃべってるんです、あらぬ方向に向けて。私はベッドに寝て、下から天井を見上げている状態なんですけど、途中で大きく息を吸いなおしたりして、延々と話しているんです。手に持った、あの変な板のようなモノを途中で取り替えたりしているみたいでしたが。その日の朝早くが会議だったりしたものですから、途中で私は寝ましたけれど、金縛りとか、いわゆる定番のセットメニューはありませんでしたけどね。
実はこの時に、変な発見もしているんです。あの、妙なべろべろん…の付いた帽子と言うのは、ちょこんと乗っかっているのではなくて、かなりきつめにあご紐で縛っている様でした。そのせいか、なんだかしゃべりづらいのをこらえてしゃべっている感じがありありだったんですよ。もちろん、ホントかどうなのか知りませんが。むしろ、そのべろんべろんの揺れ方を見ていると、なんだかおかしくてねぇ。お腹がよじれそうだったなぁ。
そういった「見え方」を人に伝えるのも難しい場合が多いのですが、最初に見たのは他人を自分が見るのと全く同じなので問題ないのですけど、こうした「ぼーーーっ…」ってのは難しいんです。一番近いのは、数年前にTVのアンビリバボーでやっていた、伊豆で撮られたビデオに写った着物姿の女性…とされる映像。見ていて怖いとか、恐ろしいとかよりも…
「あー! これ! これだよ、これっ! こうでないと!」
と、何か久しぶりに懐かしい人に会ったり、無くして見つからなかったモノが見つかった時のように感激しちゃいました。だから、あながち、そういう場合が無いとは言えないのですけれど、出るんならハッキリ出ろ。見るんならシッカリ見ろ…って姿勢が大切だとも思いますのでね。
何度か、自分の写真にもそれらしいモノが写ったことはありますけれど、そこにいるから撮ったって事は無いですし、見えたから撮っても写っていない事のほうが多かったりもするので、不思議なモノだとは思いますが…。むしろ、見たい時には見えないで、突然に見えたりするから困るってモノだしねぇ。
ちょろちょろと、お友達が覗きに来るのですが、ハエのごときに追い払い、26時から始まる怪談の丑三つ時パーティー(仮)に備えて何を話そうかと考えたりもするのですが、いろいろと見て来た中で、怖いとか恐ろしいってのは少ないのです。自分が怖いと、思っていないワケですから、話をしても怖いのかどうなんだか判らないのですが、どうしましょうかねぇ…。そんなワケで、人の怪談話も怖いと思った事は皆無ですし…。
キリンレモンブラックはなかなか美味しいな…。
んまぁ、ここは心霊スポットにも近いから、見に出掛けてもいいし…。楽しい夜になりそうだ。
