・・・最近の菅内閣の支持率は30㌫を下回っている。
こんな状態になっていも、日本の政治の手法が変わらないというのは政治家全体の資質の問題だからの様な気がする。
内閣の支持率が低いことは、いくつも原因があるが、最近の政府のコロナ対策に起因するところが多いと思う。
何処がまずいか、上手く行っている台湾と比較して原因を整理したいと思う。
昨日の新聞に「ワクチン不足 でも先手先手の台湾」という見出し記事が出ていた。
グラフの見方は横軸が今年の月、縦軸がその月の発生患者数
台湾は昨年、政府の素早い水際対策で、ウィールスが国内に入ってくるのを防いだ。
しかし、今年の5月に飛行機のパイロットが持ち込んだコロナウィルス起因する感染が国内に拡大した。(上図)
ワクチン接種は中国の干渉などで、ワクチン確保が遅れ、接種率は1割以下であるが、台湾政府の素早い対応で上のグラフのように、この7月には抑え込みに成功している。日本は3割の接種率で5千人の新規感染者数で、今、増え続けている。
日本が上手く行かず、台湾で成功している理由を調べると、
①台湾は過去の経験(SARS)から緊急時に行政横断の対策が取れる法整備が整っていたこと。②台湾では防疫を経済に優先させたこと。③日本と違って、政府は専門家の提言をすべて採用した。④罰則を伴う厳しい処置と金銭対策を政府が責任をもって行ったこと。⑤迅速な支援と丁寧な説明を総統と対策本部が毎日行った。
常時、中国と対峙している台湾と平和ボケの日本では、事情はすこし違うが、少なくとも、今の日本の政権でも、②、③、⑤の項目はやれるはずで、これがやられてないための日本の現状の問題があるように思う。
こんな当たり前の政治がやれない日本は、今後どうなるのか、心配です。