●己…(田園の土・湿土)
【語源】己は、もともと紀(すじの意)をその語源とし、草木が充分に繁茂して盛大となり、かつその条理に整然となった状態を表している。
・「己」とは「紀」のことで、筋道という意味を持つ。…万物が成長し、はじめて物事が成就したとき、そこに「筋目」が現れる様子。
・自然界では田園の土、湿土。壬丙甲の配合が大切。
【人物】人間的な魅力もあるが、時には温かく、また、冷たい面もある。柔順さがあるので、融通が利きすぎて物事をまとめる力は減少する。大きな組織の責任者には向かないが、少人数の技術集団等には向いている。
●庚…(鉱石・鉱脈・斧)
【語源】庚(こう)はもともと更(こう:あらたまるの意)と同語で、草木が成熟固結して、行きづまった結果、自ら新しいものに改まっていこうとする状態を表している。
・「庚」は「更」で、更(か)わるの意味がある。…万物が成長しきった結果、次の新しい物に生まれ変わることを示している。
・水が多過ぎれば金は沈み、世の中に出られず、金水寒冷で肺や呼吸器の病気になる。また、土が多過ぎると埋金となる。
【人物】十干の中で最も剛健であるので、日干が庚の人は人を傷つけやすいので、鋭鋒をむき出しにしないで積極性を内に秘めておいた方が良いとされる(何事もありのまま、思いのままに行動し隠しだてが出来ないという陽性に富んだ性格)。しばしば精神の動揺や、目的の変更などの傾向があり、自己主張を曲げることが無いため誤解される場合もある。
●辛…(砂金・珠玉・貴金属)
【語源】辛(しん)はもともと新(あたらしの意)と同語で、草木が枯死して、新しくなろうとする状態を表している。
・「辛」は「新」で、万物が皆縮んであらたまり、秀でた実が新たに出来る様子を表す。
・砂金は、川底から採取して壬水で洗う。
【人物】協調性に欠け、周囲の影響を受けず辛抱強くて耐久力もある。苦労症だが、喜怒哀楽は顔には出さない、しかし、冷淡さと神経質な面が出る場合もある。命式が悪いと陰気や小心になる。女性の場合は宝飾が似逢う人が多い。
●壬…(大河、池・沼で、流れることが本能)
【語源】壬は、もともと妊(じん:はらむの意)を語源としており、草木の種子の内部に、さらに新しいものがはらまれる状態を表している。
・「壬」は「妊」で、任とは「はらむ」ことで、陰の気が陽の気をはらんでいる様子を表している。
【人物】見かけは柔らかでも、内面は情熱的で勇気があり決断力や統率力もあります。そして、決意したらやり抜く強い意志力がありますが、少々偏向するところもあります。急流の様な行動力を持った人が多く、そのせいか離婚率も高く水商売にも多い日干です。
●癸…(雨露・万物を滋生す)
【語源】癸は、もともと揆(はかるの意)を語源としており、草木の種子の内部にはらまれたものが、しだいに形づくられて、その長さを測ることができるほどになった状態を表している。また、地中がはらんだ種や陽の気を、いつ地上に吐き出せば上手く成長できるか、その時期を道筋立てて推し量っている様子を意味している。
【人物】雨露(陰水)ですので、いつかは消える形無いものですから、静かで柔弱そうに見えます。しかし、雨露も太過すれば独りよがりになりそれが他人との調和を欠くもとにもなります。知慮に富み芸術性にも優れているので、人への奉仕を心掛ければ大いに発展します。
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新栄堂
【語源】己は、もともと紀(すじの意)をその語源とし、草木が充分に繁茂して盛大となり、かつその条理に整然となった状態を表している。
・「己」とは「紀」のことで、筋道という意味を持つ。…万物が成長し、はじめて物事が成就したとき、そこに「筋目」が現れる様子。
・自然界では田園の土、湿土。壬丙甲の配合が大切。
【人物】人間的な魅力もあるが、時には温かく、また、冷たい面もある。柔順さがあるので、融通が利きすぎて物事をまとめる力は減少する。大きな組織の責任者には向かないが、少人数の技術集団等には向いている。
●庚…(鉱石・鉱脈・斧)
【語源】庚(こう)はもともと更(こう:あらたまるの意)と同語で、草木が成熟固結して、行きづまった結果、自ら新しいものに改まっていこうとする状態を表している。
・「庚」は「更」で、更(か)わるの意味がある。…万物が成長しきった結果、次の新しい物に生まれ変わることを示している。
・水が多過ぎれば金は沈み、世の中に出られず、金水寒冷で肺や呼吸器の病気になる。また、土が多過ぎると埋金となる。
【人物】十干の中で最も剛健であるので、日干が庚の人は人を傷つけやすいので、鋭鋒をむき出しにしないで積極性を内に秘めておいた方が良いとされる(何事もありのまま、思いのままに行動し隠しだてが出来ないという陽性に富んだ性格)。しばしば精神の動揺や、目的の変更などの傾向があり、自己主張を曲げることが無いため誤解される場合もある。
●辛…(砂金・珠玉・貴金属)
【語源】辛(しん)はもともと新(あたらしの意)と同語で、草木が枯死して、新しくなろうとする状態を表している。
・「辛」は「新」で、万物が皆縮んであらたまり、秀でた実が新たに出来る様子を表す。
・砂金は、川底から採取して壬水で洗う。
【人物】協調性に欠け、周囲の影響を受けず辛抱強くて耐久力もある。苦労症だが、喜怒哀楽は顔には出さない、しかし、冷淡さと神経質な面が出る場合もある。命式が悪いと陰気や小心になる。女性の場合は宝飾が似逢う人が多い。
●壬…(大河、池・沼で、流れることが本能)
【語源】壬は、もともと妊(じん:はらむの意)を語源としており、草木の種子の内部に、さらに新しいものがはらまれる状態を表している。
・「壬」は「妊」で、任とは「はらむ」ことで、陰の気が陽の気をはらんでいる様子を表している。
【人物】見かけは柔らかでも、内面は情熱的で勇気があり決断力や統率力もあります。そして、決意したらやり抜く強い意志力がありますが、少々偏向するところもあります。急流の様な行動力を持った人が多く、そのせいか離婚率も高く水商売にも多い日干です。
●癸…(雨露・万物を滋生す)
【語源】癸は、もともと揆(はかるの意)を語源としており、草木の種子の内部にはらまれたものが、しだいに形づくられて、その長さを測ることができるほどになった状態を表している。また、地中がはらんだ種や陽の気を、いつ地上に吐き出せば上手く成長できるか、その時期を道筋立てて推し量っている様子を意味している。
【人物】雨露(陰水)ですので、いつかは消える形無いものですから、静かで柔弱そうに見えます。しかし、雨露も太過すれば独りよがりになりそれが他人との調和を欠くもとにもなります。知慮に富み芸術性にも優れているので、人への奉仕を心掛ければ大いに発展します。
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