新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

日柱:己

2013年11月10日 | 日干・納音・生日観法
戊土が山頂の岩石ならば、己土は低地の湿地(田畑)です。
戊度は水の保有力が劣りますが、己土は水の吸収力や保有力には優れているので財運豊厚と言われている?故に多少の水は何とかなる。また、命式に木が多いと、木剋土と己が尅され不利な様に見えるが、己は甲(大木の)の根を受け容れ、甲己化土(干合)して剛木も自分の味方にしてしまう。
己土が万物を育成するためには、火(丙丁)によって己土を温めるとよい。

○ 春生れの己土

寅卯辰の春生れは木剋土と死令になるので悪いと思いやすいが、己土は田畑を表すので春の季節には適しています。ですから苗木(乙木)と雨(癸水)と太陽(丙火)があれば、社会で用を成す良い命式になるでしょう。己に関しては、強弱よりも自然に適した意と五行がそろっているいることが良い命式となる要素になります。

○ 夏まれの己土

夏生れ(巳午未)は火熱が強くなり田畑はひび割れる傾向があります。ですから、この季節は水が多めで五行のバランスがとれているのが良いですね。

○ 秋生れの己土

やはり、五行がバランスよく揃っている命式がベストです。
金が強過ぎる場合には、やや火や土が多い方が良いですね。
当流派では、土日干の金の傷官の場合は、官と尅す場合は注意が必要です。
また、水が多過ぎる場合も流土で土が流されやすくなるので注意が必要です。

○ 冬生れの己土

亥子丑の冬生れは当然寒いですが土の内部は比較的暖かいものです。ですから星の強弱よりも五行が揃っているのが良いですね。また、冬ですから丙の太陽は必要ですね。

・田畑の土は苗木(乙)と雨(癸)と太陽(丙)があると良い。
・己は五行が揃っているのが理想。


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