新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

四柱推命は時柱次第でずいぶん変わる。

2015年05月30日 | 今日の出来事
本当に初歩の話ですが、四柱推命は生まれた「年・月・日・時間」の四つの柱で占うので四柱推命といいます。
生れた時間が不明の場合は「年・月・日」だけですから三柱推命となるわけですね…。
若い方は母子手帳等がありますので、それを見れば生まれた時間がわかりますが、年配の方は生まれた時間が分からない人も多いものです。
その場合は、性格・仕事や過去の出来事、またお子さんの様子や人相などで時間を推測して鑑定します。
柱毎に見ますと、月柱の影響は約50%、年柱は約20%、そして時柱の影響は30%となります。
また、時柱は晩年運や子孫運、寿命等を表しますので、自分の老後や子供との関係等を知るためには時柱にどの様な星(変通星)が出るかが重要なポイントとなります。
四柱推命には様々な流派がありますが、当方の流派では月上の天干星(変通星)を中心に、年上そして時上の天干星(変通星)の並びを中心に五行全体を見て看命します。
月上と年上の変通星の並びが同じでも時上に出る変通星次第で、命式は良くも悪くもなります。
以下は、その例題です。

年上:偏印
月上:食神…この並びは「倒食」といいまして、器用で才能があるが、運気が長続きしない命式(並び)です。

この「倒食」を解除するには、時柱に確りした偏財(正財)が出るか、五行に財星が3つ以上あれば、食神を壊す偏印を抑えることができます。
ですから、時柱に財星(偏財・生財)が出れば命式は良くなります。
しかし、時柱に財星(偏財・生財)以外の星(変通星)が出た場合は倒食は解除しにくくなります。

その他、下記の並びの場合も同じような事がいえます。

年上:劫財
月上:正財…この並びは年上の劫財が月上の正財を壊しますので、時上に食傷が出るか、五行に食傷に星が3つ以上出れば、気の流れが良くなります。劫財→食傷→正財と、劫財と正財の間に入る食傷がでれば並びは良くなります。又は劫財を抑える官星でもOKです。
年月の並びは悪くても時柱や五行次第で変わってくるものですね…。
クリックしてね
新栄堂のホームページヘ
コメント (22)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

土の太過と墓

2015年05月25日 | 今日の出来事

上図は私の友人の命式です。
命式の特徴を記入すると・・・
1.日干:己の劫財を中心とする比肩と偏官との並びの命式。
2.五行で土の太過。
3.十二運に墓が3つもある。

十二運の墓は墓守や古いものに縁を持つ星で、五行の土にも土→墓→先祖の様な意味もあります。
中々大胆な性格の方で、小さい頃は近くにあったお寺で遊んでいたと言っていました。
また、神社仏閣や古いものが大好きで、そこではとても心が落ち着くとも言っていました。
なかなか大胆な性格の持ち主で、女ながらに自分のペースで自由に生きてきた女性でした。
また、ビジネスでは途中で葬儀の仕事に縁を持ち、その仕事でヒットしたとも言っていました。
古いもの(古典)等には興味があるので、四柱推命も学びたいとのこと…。
土の太過や十二運の墓 等、命式通りの人生を歩みやすいものですね…。

クリックしてね
新栄堂のホームページヘ
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

天徳方位

2015年05月22日 | 吉凶星

高木流の四柱推命では吉星の代表として天徳星(天徳貴人・天徳合)というものがあります。
天徳星とは、徳を積んだ先祖の守りや導きという意味ですが、それを方位に求めることもできるのです。
天徳方位の使い方には次の様な場合もあります。
例えば…
死ぬ様な病気ではないが、なかなか良くならない場合等は…
天徳方位の病院に行かれるのも一つの案かも知れません。
その方位の出し方は、現在 あなたが住んでおられる自宅からの方位と考えて下さい。
以下、生まれ月毎に記入します。

寅(2月)生れ…丁(南)・壬(北)
卯(3月)生れ…申(西)・巳(南)
辰(4月)生れ…壬(北)・丁(南)
巳(5月)生れ…辛(西)・丙(南)
午(6月)生れ…亥(北)・寅(東)
未(7月)生れ…甲(東)
申(8月)生れ…癸(北)
酉(9月)生れ…寅(東)・亥(西)
戌(10月)生れ…丙(南)・辛(西)
亥(11月)生れ…乙(東)・庚(西)
子(12月)生れ…巳(南)・申(西)
丑(1月)生れ…庚(西)・乙(東)


クリックしてね
新栄堂のホームページヘ
コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

この様な考え方もあるかも知れない。(自分の命式に必要な五行)

2015年05月20日 | 今日の出来事

上図の命式は2015年3月20日午前6:00生れの男の子の命式ですが、四柱の8つの星(●)が木と土の2カ所だけに固まっています。
この命式の場合、木と土の通関神となる火の行運の時に気の流れが良くなります{比肩(木)→食傷(火)→財星(土)と流れる}。
この命式にとって、必要な五行は…1番目に火、2番目に金とも言えます。
現代はストレスの多い時代ですが、この男性が成人して休日に気分転換をする場合、五行の火に関連することを行うと良いかも知れません。
五行の「火」に縁があるものには…
小説・詩・絵画・読書・美術館・絵画・演劇・日光浴・温泉・お灸・花火・映画 等があります。そして五行の「火」に星(●)が多い人と一緒に行くのも良いかも知れませんね…。

次に五行の「金」に縁があるものは…
ドライブ(車・オートバイ)・機関車・飛行機・刀剣鑑賞・趣味の機械・コンピューター・針治療 等、五行の「金」に関連するものを行うのも良いかも知れません。

----------------------------------------------------------------------------------------------------------
上の命式とは関係ありませんが、
その他、五行の「木」に縁があるものは…
森林浴・森や林の散策・庭の樹木の剪定・草花の手入れ・読書・神社巡り・漆器や織物の作成・薬膳料理・占い・宗教・木工工作 等を行うのも良いかも知れません。

五行の「土」に縁があるものは…
園芸・土いじり・陶芸・芋ほり・田園地帯の散歩・粘土細工・砂浜で遊ぶ 等があります。

五行の「水」に縁があるものは…
水泳(海・河)・ボート・サーフィン・ヨット・釣り(海・川)・ダイビング・川辺の散歩・滝を見に行く・風呂・ビール・クイズやゲーム(頭を使うもの)・飲み屋 等で気分転換するのも良いかも知れません。

その他、様々な事が考えられますが、五行という観点から見ますと、上記の様なことも考えられるかも知れません。
クリックしてね
新栄堂のホームページヘ
コメント (24)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

この様な見方もできる。

2015年05月17日 | 今日の出来事

上図は架空な人(男性)の命式ですが、この様な捉え方もできると思う…。
この男性の命式は…
日干:乙の偏官を中心とする偏財と食神との並び。
五行を見ると…
木(比肩)●
火(食傷)●
土(財星)●●●
金(官星)●●●△△
水(印星)なし
比肩星が弱く、自星(木)を生じる印星(水)が無い身弱な命式です。
中心星が偏官ですし、官星(金)に星が多いので、仕事には意識を持ちます。
また、偏財(土)にも星が多いので、お金にも意識を持つ人ですし、財星を生みだす食神が年上にありますので、コツコツとお金を生み出す運も持っています。しかし、比肩星が弱いので、大きく儲ける事はできません。
また、命式中に食神や偏財もあるので、人生を楽しく生きたいとも思っています。
そして、その為にはお金が必要だし、お金を得るために仕事も頑張ろうと思っています。
また、煽てに弱く人の面倒も看るタイプだと思います。
また、自営業よりも勤め人に向きますが、勤務先である程度の位置に就くと、部下に無理を言えずに自分で背負って疲れてしまう場合もあります。
比肩(木)が弱く、財星や官星に星が多すぎると、まわりを強くコントロールし難い傾向があります。
現在の彼の行運は財殺、あるいは官殺状態の様なものかも知れません。
気の流れは食神→偏財→偏官と流れるので、お金や仕事には恵まれる傾向がありますが、時星(木)が弱い事と、自星を生ずる水(印星)が無いので、優しさと責任感から、自分で背負いすぎ、環境(お金や仕事)に振り回されて、より大切なものが見えなくなる傾向が考えられます。
彼の命式にとって必要な変通星は印綬かも知れません…。
印綬には人生の根本(本質)を知りたいという欲求がありますから…。
クリックしてね
新栄堂のホームページヘ




コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

この様な傾向もあるかも知れない・・・2

2015年05月12日 | 妊娠・出産、子供・家庭運について。
家庭を自然界で表現すれば…
父親は太陽、母親は大地を表し、子供は大地の上で遊んでいる少年です。
両親が喜んで生活している場合、太陽(父)はさんさんと輝き、大地(母)はその太陽の恵みを受けている状態といえます。そして、大地の上で遊ぶ少年は楽しくはしゃぎ、様々な疲れを癒すこともできます。
しかし、両親が喜んでいない場合は、家に帰ってもホッとすることができず却って緊張します。
小さい子供にとって、育つ環境(夫婦仲・家庭環境)はとても大切です。
良い夫婦・家庭環境の中で育った子供は「無条件の愛」を比較的受けることができやすいと言えます。
無条件の愛は子供の心をスクスクと育てます。
また、無条件の愛とは、子供の個性を生かしてあげる親からの応援かも知れません…。
人は、生まれながらに天から与えられた個性と役割があるのですから…。

また、子供たちはある時期(多くの場合は思春期)が来ると、必死になって「親離れ」しようともがきます。
親に附属する「半個人」から、1個の独立した「個人」へと脱皮していこうとするのです。
これは、子供が自立した大人になるために必要なステップです。
しかし、少子化の現代において子離れできない親も多い様です。
子供の命式では、多印星の命式の場合では、身内や母親と縁が深すぎる傾向があります。
印星(特に印綬)には母親や身内という意味があり、その星が多すぎると親との縁が深すぎたり、中にはマザコン的になる場合もあります。
また、感受性(傷官)が強く傷つきやすい子供は、思春期の成長期に壁にぶつかって挫折し様々な問題が表面化する場合もあります。

家族の中で何かの問題が起こっているとすれば、その問題が、家族関係の歪みを表していると考えられます。…もちろん、社会の歪みもありますが…?
特に、子供が起こす問題は、そのほとんどが親の歪みを背負っている場合が多い様です。
ですから、親の歪みや夫婦の歪みが修正され、親そのものが成長した個人になることが大切です。
とくに優しい親孝行の子供ほど、様々な問題をおこしやすいものです。
子供の問題は親の問題から来ている場合が多いかもも知れません…。

※生まれながらどの様な個性や役目を持っているか?そしてどの様な環境が与えられるか?それらを知って、自分を活かすことが幸福のポイントだと思います(知命と立命)。四柱推命で自分探しをしませんか…?
クリックしてね
新栄堂のホームページヘ




コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

愛と心の成長

2015年05月11日 | 今日の出来事
子供は、親から無条件に愛されて育つものです。
無条件に愛された子供は、「私は愛されて当然」という強い自己肯定感を持ちますから、その後の人間関係が上手くいきます。また、根本に安定した自尊心があるので、状況に応じて自分の態度の修正もできます。
ところが、子供の頃に無条件の愛を受けていないと、まだもらっていない「無条件の愛」を大人になっても求め続けます。大人が大人に無条件の愛を期待するのは間違っています。
妻は、いつまでも私を信じて家で待っていてくれるはずだと、外で遊びまわっている夫は、妻を「女」ではなく「母」だと勘違いしています。
妻の目を盗んで浮気を繰り返すのも、母親の目を盗んで悪いことをして母離れしようとしている子供と同じ様なものです。正しい愛を、受ける時に受けてきちんと母離れが済んでいれば、その様なことはしなくなります。
推命的には…
偏財や食神に沐浴が付く行運や敗財の時期が流されやすい時期と言えます。
女命の場合は、偏官 沐浴等の時期にも注意が必要ですね…。
愛の寂しさに○○が忍び寄ります。
クリックしてね
新栄堂のホームページヘ
コメント (16)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あるホームページから

2015年05月10日 | 今日の出来事
興味深い文章があったので掲載します。

「小宇宙」なるこの不可解な人間。
私は生まれる前はどこに居たんだろうか?
どうしてこの身体をもつ私は、私なんだろうか?
私は何故、今の親に生まれたんだろうか?
死んだら私はどこへ行ってしまうのだろうか?
あの世は本当にあるのだろうか?
など、考え始めたらキリのない疑問はいくつでもわいてくる。
このような不思議な事を考えてみるのもなかなか面白い。
これを大宇宙の問題と見なせば、人間の存在、死を含む人間個人の不思議は小宇宙の問題と考えられる。
私は仕事として医者をやっている関係で、人間の病気を診ている関係でこの「小宇宙」の事が気になって仕方がないのです。
人間は脳で考える、と言う事になっています。
でも、実際の脳を見てみると豆腐のような柔らかさをしている単なる物体で、顕微鏡で見ると、そこには無数の神経細胞と神経線維が見られるのみで他には血管と少数の支持細胞があるのみです。
そこに「考え」や「理性」「感情」を見つける事は出来ません。
優秀な人は「それは機能だから眼に見える形であるわけないだろ!」と言います。それはそうなのですが。
でも、その割には皆、「感情がある」「気持ちを持つ」等と、いかにも、それがあるかのような言い方をするのはどうしてなのでしょうか?
病気って何なのですか?
それはどこにあるのですか?
眼の前にアトピー性皮膚炎の患者さんがいたとしても、それは絶対にアトピー性皮膚炎の患者さんがいるのであって、アトピー性皮膚炎があるのではありません。
眼の前にアトピー性皮膚炎の診断基準にあてはまるような症状が見られる患者さんがいる、のであって、決してアトピー性皮膚炎があるのではありません。
単なるそういう病名をつけられた患者さんがいるのです。
病気ってどこにあるのですか?
病気って何なのですか?
私はこの事をずーっと考えていますし、頭から離れた事はありません。
そも、人間は何で病気というものになるのでしょうか?
何故、一生の間、健康でいられないのでしょうか?
勿論、人間は100%死ぬ事になっています。だから、死ぬ為に病気になるのでしょうか?
私は違うと思っているのです。
人間は病気で死ぬのではないと思っています。
生きられないから死ぬのだと思うのです。
病気をすると言う事と死ぬと言う事は全く違う内容のものだと思っているのです。
病気になるという事も死ぬという事も人間ならば必然の事柄ではありますが、それぞれは全く無関係なんだと考えています。
病気って何なのか?
これは永遠の命題じゃないか?と思っています。
この非常に合理的に出来ているはずの人間の身体が何の理由もなく病気になるはずがないじゃありませんか?
何も理由がなくて病気になるとすれば、それは人間の身体自身が不完全な出来物だと言うことに他なりません。
それは医学的に見ても動物学的にても考えにくい事なのです。
でも「小宇宙」でもある人間の身体。
病気になってしまう理由、一度、病気になったら治らなくなってしまう理由、また、一度、病気に冒されてしまった身体が元通りに治った理由、それを言葉で言い表すのは難しい。
でも、この不思議さをいつまでもいつまでも考え続けて行く勇気をなくしてはいけないのだと思う。
私が医者である限り、患者さんが私の元を訪れて来てくれる限り、患者さんと共に歩み、考え続けて行きたいと思っている。
考えなくなった時に、私は私でなくなるのかも知れない、と思っています。
(なめき皮フ科クリニックのホームページのエッセイ集から)

                 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

真面目な星

2015年05月09日 | 四柱・その他
変通星には真面目で堅い星と、適当にガス抜きできる星とがあります。
真面目で品の良い星の代表格に正財・正官・印綬 等があります。
この3つの変通星が並ぶと「財官印三宝の命」といって四柱推命では最高の貴命の命式となります。
正財には優しさ・家庭性・財産という意味があり、正官には責任感・仕事・社会性・リーダーシップ等の意味があり、印綬には才能や知性という意味があります。
3つ揃うと、お金・仕事・才能ともなり、女命の場合は家庭性と夫と才能という意味にもなります。
三拍子揃った星ですので、品も良いですし企業の中でも出世が早い傾向があります。
ただし、少々真面目で堅いところがあります。
若いうちに出世すると、当然部下には年上の部下も付くでしょう。
命式によっては、上からのプレッシャーと下からの突き上げで少々苦しむ場合も多い様です。
適当にガス抜きできれば良いのですが…真面目で堅すぎて、少々疲れてしまう場合も多い様です。

対照的なのが、偏財・偏官・偏印の並びの命式です。
この並びも「財官印三宝の命」となりますが、全ての変通星が「偏」となります。
最初の並びと分けるために「なんちゃって財官印」と言う場合もあります。
この並びの場合は適当にガス抜きが出来ます。(少し品は落ちますが…)
「正」は真面目で堅い傾向がありますが、「偏」は適当な場合もあります。
例えば…
正財:固定資産・サラリー・堅い財。正妻(男命では)。
偏財:流動の財・商売・営業・妾(男命では)・ロマンチスト 等。

「正」は堅く動きが少なく、「偏」は融通が利き、動きがあります。

一番良いのは「正」と「偏」とが適度に混ざっているのが良いかも知れません。

例えば「偏財・正官・印綬」の方が「正財・正官・印綬」よりも融通が利くかも知れません…。
無色透明の澄み切った水よりも、やや濁りがある水の方が魚も住みやすいのかも知れませんね…。
クリックしてね
新栄堂のホームページヘ
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

相性について・・・4

2015年05月06日 | 男女の相性と結婚の時期
相性の続きです…。

相性に関しては、恋愛以外の人間関係にも適用できます。
今迄書いた内容を参考に、四柱組織全体と大運までを見て判断する必要があります。
また、自分の運が良い時には、比較的自分にとって良い人に出会いますし、運が悪い時には自分にとって良くない人に出会うことが多い様です。私は、男女の相性を見る時には何時出逢ったか(好意を持つようになったか?)…の「出会いの時」を重要視して相性を見ます。
また、相性の良い二人でも互いの大運が悪かったりすると上手くいかずに別れる場合も多くあります。お互いの命式にとって悪い大運がめぐって来ると、命式の悪い面が出てしまうからですね…。

確かに相性が良いのが一番ですが、相性が悪い場合はどうすれば良いのか…?
相性が悪い場合には「愛する努力」が必要です。
自分の欠点を克服し、相手の長所を見出すことがとても重要です。
何かが秀でているということは、何かが欠けているということです。
また、すべてがバランスよく備わっているということは、ある意味では平凡ともいえます。
私たちは、ともすれば「ないものねだり」をしますが、相手の良いところを見つけることがとても重要です。

恋愛の場合は単に男女の相性を見れば良いのですが、結婚の場合は少々複雑になります。
特に長男の嫁の場合はその様な傾向があります。
嫁ぎ先のご両親との関係も考えなくてはなりませんし、その家系が商売などをやっている場合は、その家業に合うかどうかも気になります。
また、最近は少子化でお互いが一人っ子の場合もあります。
両親はお嫁に行っても良いよ…。と、言ってはくれますが、やがては親も高齢になります…。

最後に互いの大運を見る必要があります。
女性が、ある男性と結婚する場合、二人の性格等の相性が良くても、お相手の男性のこれからの運(大運)が下がっている場合には、この女性は結婚後に苦労することが予想されます。
男性の運が下がっている時期に、反対に女性の運が上がっていれば、その女性の運で何とか乗り越えることができると思いますが、互いに同じ時期に冬運(比肩・劫財・敗財等)がめぐっている場合には、この期間はかなりの試練の時となります。

最終的には、相性+運気+人柄+生活力等の総合的な判断が必要となります。

クリックしてね
新栄堂のホームページヘ

コメント (16)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

相性について・・・3

2015年05月05日 | 男女の相性と結婚の時期
相性の続きです。
【男女の干支合から見た相性】

天干は精神性や社会性を意味し、地支は肉体的なものを意味しています。
ですから、男女の互いの命式の関係で干合があると精神的・社会的に縁が深くなり、支合・三局があると、肉体的な縁が深くなると言われています。
夫婦の場合は心身共に縁が深い方が良いので互いの命式の関係で干合と支合(三局)の両方があった方が良いとされています。
また、干合・支合・三局によりあらたなエネルギー(五行)が発生しますが、新たに発生したエネルギー(五行)が、互いの命式にとって必要な五行に出る場合には、その結婚によって運が良くなることを暗示します。
しかし、互いの命式にとって必要ではない五行に出る場合は、必ずしも良いとは言えません。…例えば干支合や三局によって生じた五行が時星(比肩)となる場合は、あまり良い関係ではないが、腐れ縁となって別れることも出来ない関係とも言えます。

当方の四柱推命では干合によって生じるエネルギーを△で表し、支合によって生じるエネルギーを△、完全三局(三合)によって生じるエネルギーを▲で表します。またそのエネルギーの強さは、三局▲、干合△、支合△の順です。

(例)
(男性)
年:甲寅 偏官  
月:庚午 食神
日:戊申
時:壬子 偏財

(女性)
年:乙卯 食神
月:丙戌 正財
日:癸巳
時:丙辰 正財

1.日柱同士は干支合でとても良い関係。火△、水△。
2.男性の月上の庚と女性の年上の乙が干合。金△。
3.男性の日時に十二支の申子と女性の時支の辰で水局。水の▲。
4.男性の年月の十二支の寅午と女性の月支の戌が引き合う火局▲。
5.互いの月日時の柱の十二支が引き合う。
※ 日柱同士が強く惹きあい、完全三局もダブルで出るので、とても縁の深いカップルとなる。

クリックしてね
新栄堂のホームページヘ
コメント (36)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

相性について・・・2

2015年05月03日 | 男女の相性と結婚の時期
先回の相性の続きです…。
【変通星」から見た相性】
当方の流派では、主に月上の天干星(変通星)を中心として変通星の並びを見ます。
変通星から見た相性も月上の天干星(変通星)を中心としながら相互の天干星が生じあっていれば吉、尅しあっていれば凶という見方となります。

(例:良くない相性)

(男性)  (女性)
年:食神 ← 偏印
月:偏官 ← 傷官
日:
時:敗財   比肩

女性の月上の傷官が、男性の月上の偏官を尅す。(傷官と偏官の尅は少々嫌です)
女性の年上の偏印が、男性の年上の食神を尅す。(倒食)

特に避けたい相性は、傷官太過の女性と官星太過の男性の結婚等ですね…。
この場合の結婚生活は荒れやすくなります。
しかし、太過する傷官と官星の尅を中和する財星や印綬がある程度多ければ何とかなります。

上記の命式の場合は、時上に敗財や比肩ではなく、旺相した財星が出るか、五行に財星がしっかりとあれば、偏印の倒食性も抑えることができますし、傷官と偏官の尅し合いも緩和することができます。
この様なカップルの場合は、生まれた時間でずいぶんと変わるものです。
クリックしてね
新栄堂のホームページヘ
コメント (13)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする