新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

発達障害?

2023年07月26日 | 四柱・その他


上図はAppleの代名詞とも言えるスティーブ・ジョブズさんの命式です。
五行図を見ると、日柱:丙辰で食傷と印星のみに星(●)が固まる、かなり偏った五行の天才的な命式と言えます。
土の食傷に星(●)が5個も固まるので、色んなアイデアが天(無形世界)から降ってくるのでしょうね…
この様な命式の方は、平凡には生き難いと思います。
また、これだけ食傷が固まると内面は傷官化(過傷官)し、とても繊細になるでしょう…。
彼の場合は、この繊細さと拘りでクリエイティブな製品をつくったのでしょうが…

さて、子供の心に一番の影響を与える存在は何(誰)かと言いますと…
それは、お母さんだと思います。
小さい頃は、お母さんが傍に居ますよね…
そのお母さんの心が安定していて、子供の心を確りと受け止めていれば、お子さんの心は安定してスクスクと育つと思います。
ところが、お母さんの心が不安定の場合は、お子さんの心を十分に受け留めることができなくなります。
故にお子さんも不安定になります。

以前、多動症の男の子を持つお母さんと話をしたことがあります。
うちの息子は落ち着きがなく、先生から多動症と言われたとのこと。
男の子の命式を見ると、動きや行動を表す偏官が太過していました。
偏官は動く星(変通星)の代表格です。
そして、このお子さんが小さい頃、お母さん自身は様々なことで、心が不安定だったと言っていました。
故に、お子さん(男の子)の心も安定せず、そのストレスが、動く(多動症)という形で表れていたのだと思います。

上図のジョブズ氏の場合も、小さい頃に両親から離れ養子に出されています。
何か様々な事情があったと思いますが、幼少期と言う大切な時期に、何らかの影響があったということは確かだと思います。

幼少期…三つ子の魂百までとも言いますが、本当に大切な期間だと思います。
特に、五行のバランスが偏った命式の場合は…。

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コミュニケーション能力

2023年07月17日 | 四柱・その他
変通星は全部で10個(11個)あります。
比肩 敗財(劫財)、 食神 傷官、 偏財 正財、 偏官 偏印、 偏印 印綬 ですね…。
また、陽-陽、陰-陰の関係は偏となり、陽-陰の関係は正となりますね…。

例えば…
日干:甲を例にしますと、
甲(+)→ 戊(+)を見ますと、偏財となり、
甲(+)→ 己(-)を見ますと、正財となります。
磁石の(+)→ (+)、あるいは(-)→ (-)を近づけると動いて離れます。
(+)→ (-)は引合ってくっつきます。
故に(偏)は動いて刺激を受けることができ、(正)はその場にとどまって刺激を受けることができます。

男性的で行動力のある星(変通星)は官星と比肩星です。
特に、行動力を表す代表的な星は偏官です。
故に、偏官を中心に持つ方は、行動力が旺盛な方が多い訳です。
女性の場合、家の中で夫や子供の帰りを黙って待つことが苦手で、家庭よりも社会で頑張りたい人が多いのもそのためです。

さて、今回のタイトルの「コミュニケーション」能力についてお話します。
人はどの様な時に愛を感ずるかと言いますと、自分の気持ち(心)を受けとめて貰った時に感じます。
その受けとめる要素を多く持った星(変通星)が財星(偏財・正財)とも言えます。
故に財星には優しや家庭性という意味があり、男性から見ますと財星は女性(妻・妾)という意味にもなります。

夫婦や父母のことを天地とも言いますね…
夫が天ならば、妻が地となります。
男性が天(肩幅)が広く、女性が地(腰幅)が広いのもそのためです。

また、母なる大地と言う言葉もあります。
大地は、冬の寒い雨や雪も黙って受け留め、夏の暑い陽射しも黙って受け留めます。
夫が仕事から帰って来ると、「おかえりなさい。疲れたでしょう…」と夫の気持ちを受けとめます。
また、子供が学校から帰ってきても、「お帰り~」と、子供の気持ちを受けとめます。
その時に、夫や子供は、一瞬でいやされるのかも知れません…。
情を受けとめる…。
この、相手の気持ちを情で受け留める能力が財星とも言えます。
特に、偏財は動く情ですから人と会話をしたり、相手の気持ちを共有するのが嬉しいのでしょう…。
相手の情に、情で合わせることができるのでしょうね…。

同じ財星でも正財は少し真面目なところがあります。
動かないで刺激を受けるので、やや堅いところもあります。
そこで、籍に入る女(正妻)や、固定の財という意味も出て来るのでしょう…

人との情の関係を楽しむ能力は偏財が一番かも知れませんね…
勿論、偏財に付く十二運によっても少し変わってきますが、人間関係を楽しむのは好きだと思います。
年代でいえば、20代~30代の、子育て中の女性の様なエネルギーかも知れませんね…

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五行が固まる

2023年07月11日 | 四柱・その他
木 火 土 金 水と五行は全部で5つあります。
そして、この五行にも陰陽があり、5×2=10干となるのですね…。
手の指も右手5本、左手5本で出来ているのもそこからだと思います。
面白いものですね…

四柱推命の命式に「炎上格」というものがあります。
火は炎をあげて燃え上がりますので、ある条件が揃って火が強くなる命式のことを「炎上格」と言います。
例えば…
日干が火(丙・丁)で、地支に火の完全三局(寅午戌)がる命式を炎上格と言います。
また、その日を剋す水が無い事が条件とも言われています。
この様な命式の方は火の塊(火のトライアングル)が出来ている様な命式とも言えます。

一般的に、火が固まる方は、歳をとって気を付ける部位(人体)は「心臓・脳溢血・循環器・火傷・眼科」等と言われています。
私のおじさんも、炎上格で天干の並びは「財官印三宝」…大変運の良い方でしたが、流年:午の年、そして、4年後の戌の年と血管(血流)を原因とする病で苦しみました。
しかし、さすが「三宝の命」復活されて、不死身のおじさんと言われていました。
しかし、2年後の「子」の年…子は水の帝旺とも言われています。
火の塊の中に強い水を投げ込むと、水蒸気爆発が起こるのですね…

昨日・今日と、真夏日が続いています。
昨日の前橋市は37度を超えました。
熱中症の方も多いと聞いています。
火が太過する命式の方…大丈夫でしたか?
暑い時は無理をせずに涼んで下さい。
火が多い方…お便り下さると嬉しいです。
それではお元気で!

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埋金…考え過ぎる

2023年07月06日 | 四柱・その他
以下の命式は埋金の命とも言えるかも知れません…。
年 癸丑 食神  養 偏印
月 甲子 正財 長生 傷官
日 辛丑     養 偏印
時 己丑 偏印  養 偏印

パッと見ると、文字が沢山書いてあるので、良くは分からないと思います。
分かりやすくするために、四柱の干支を五行に分けてみたいと思います。

金(自星)●
水(食傷)●
木(財星)●
火(官星)なし
土(印星)●●●●△△△△
●=1. △=0.5
で計算すると、圧倒的に土の印星(特に偏印)が多いことがわかります。
干支合(△)を入れると6個も土に星(●)が固まります。

日干という自分を表す星が「辛」ですから、辛という宝石が土の中に埋まっている状態を言います。
勿論、金銀宝石は、もともと鉱山という土の中にあるのですが、その土が何層も被さっており、
中々取り出すことが出来ない状態になっている状態と見ることもできます。

また、印星は思考の星ですので、この印星が多過ぎるという事は、頭の中で考え過ぎて…
まるで、ハツカネズミが同じところをぐるぐる廻る様に、考え過ぎて進めない様な状態と見ることも出来ます。

本来、行動を起こすエンジンの様な星が比肩や偏官ですが、官星もありませんし、比肩も自星が1個だけ…
天干星も食神・正財・偏印と全て女性的な星が並んでいます。
良い大運が廻っているうちは良いですが…さらに印星が増えたりしますと、尚更考え過ぎてしまう場合も多くなると思います。

この様な命式の方は、行動力と社会性を持ったパートナーを持つと運が開けるかも知れませんね…




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