新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

心の寂しさを何かで埋める。

2019年10月29日 | 四柱・その他
干支とは、天干と地支のことで、無形なる天の十干と、有形なる地の十二支とで出来ています。
無形と有形ですから、心と体の様なものですね…。

そして、天干は幹で、地支は枝の様な関係です。
心も体も重要ですが、本来の人間は、心が体を管理しています。
(心が体の欲望に振り回されている場合もありますが、これは要注意の現象です)

そして、心が満たされると幸福を感じます。
また、人の心に一番必要なものは、愛だと思います。

まず、最初に両親からの無償の愛だと思います。
生れて来てくれてありがとう…と、いう100%肯定される愛でしょうか…
その土台の上に兄弟の愛が育つと思います。

それらを十二分に受けた人は、自分の心の中に愛が満ち、結果として他の人達に優しく接する事が出来るのだと思います。

しかし、現実は様々あると思います。
スムーズに愛を受けられない環境もあるでしょう…
その様な場合は、心の寂しや不安を感ずると思います。

その寂しい心や不安を癒すために、何かに依存する場合も多くあります。

例えば…

アルコール、タバコ、薬物等の物質依存。
ギャンブル・パチンコ・買い物・万引き・ネット・性・浮気等の行為・プロセス依存。
また、歪んだ人間関係に執着することで、人とのつながりを求めようとする、女性依存・男性依存・DV・ストカー等の 人や関係の依存もあります。

四柱推命的には…
・官星太過が悪く働けば…仕事…?
・劫財が悪く働けば…ギャンブル…?
・正財が悪く働けば…ブランドの買い物…?
・食神や印星が悪く働けば…ネット…?
・その他、様々考えられます。

特に命式本体も重要ですが…
幼少の頃の大運の影響は大きいと思います。

また、変通星では傷官や偏印が良く働くと良いのですが…
そして、子供の心に最も影響を与えるのが母親です。
母親が、心から幸福だと思える環境が大切なのかも知れません。
大運が良いと、環境も整ってきます。
運とは、不思議なものですね…。

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劫財(破財と欲望の星)

2019年10月25日 | 四柱・その他
劫財は一か八か物に賭ける賭博性の星。
バイタリティーでポジティブ、で大胆なところがあります。
比肩星に欲が付いた様な性格だと思って下さい。

良く出れば勝負師。悪く言えばギャンブラーとも言え、ブローカー的な要素を持っています。
故に、大きな夢を見たり、大風呂敷を広げる傾向もあります。

劫財という字を後ろから読むと、財が力ずくで去るとも読めますね…。
楽して儲けようと思い、物に賭ける訳ですね…。
チマチマ稼ぐのが嫌いなのですね…。

特に月上天干に劫財を持ち、五行にも比劫に星(●)が固まるとその傾向が強くなります。
変通星の並びでは…
大胆さを表す劫財の隣に、財を生ずる人気運の食神が並んでいれば、「劫達の命」となって、棚からぼた餅的な運を得る事も出来ますが、劫財と正財とが並んでいて、その劫財を抑える官星が無かったり、劫財の気を抜く食傷が弱い場合は、大切な宝(正財:愛・命・財)を流す場合も多いものです。
劫財が良く働く条件が揃えば良いのですが、そうで無い場合は、劫財の悪さが出てきます。

特に大運・流年に劫財が重なり、その劫財の12運に荒れる沐浴等が付いた場合は、大きな損失を被る場合も多いものです。

日干、己の方は、昨年が劫財の年だったので、命式本体に劫財が強くある方は、一か八か物に賭けて大きな損失を被った方も多いと思います。

目に見えない運の影響は強いものだと思います。

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「財官印三宝の命」は運が強い。

2019年10月22日 | 四柱・その他


上図は或る男性の命式です。…此の様にも考えることができます。
彼の命式は…
日干:丙で、天干の並びは月上の偏財を中心とする偏印と正官との並び(財官印三宝の命)。
また、地支は「寅午戌」と火局している。
日干が丙(火)で、地支が寅午戌と火局しているわけですから、「炎上格」ともなります。

「財官印三宝の命/炎上格」ですね…

三宝の命…天干に財星・官星・印星の3つが並んだ命式で、通常は地位・名誉・財産に恵まれ、親族の中でも出世頭になる人が多い。
経済的余裕と家庭的な幸せ(財星)と、地位名誉や社会的発展を表す(官星)、趣味や文化という精神性の安定の(印星)の3つを備えた命式といえます。

炎上格…日干が火(丙丁)で、地支に火の完全三局(寅午戌)がある命式をいいます。
炎上格の人は、火難の相があるといわれ、火事や火傷、そして、健康面では心臓・脳溢血・循環器系(血流)・目にも注意が必要と言われています。

月上の中心星が偏財ですので、偏財を尅する比肩の大運や、火が強くなる「寅午戌」の年も注意の年とも言えます。
上図のは昨年 2018年の戌年の行運での命式です。
この年は…
大運:丙戌 比肩 墓
流年:戊戌 食神 墓
と、大運・流年の両方に戌が来て、命式本体の寅午と行運支「戌」との関係で火の比肩が強くなり、火尅金と金の財星を強く尅す年でした。
また、この年の10月は壬戌 偏官 墓の年でもありました。

実は、この年に、後頭部の血管が詰まり、その影響で、嚥下ができなくなりました。

(経緯)
・彼は、先祖代々の財産を相続し、内外共に安定した生活をされていました。

・健康面が気になったのは、2014年の年でした。
 大運:丙戌 比肩 墓…命式本体の中心星である偏財を尅し、入院を暗示する「墓」の大運に入った時。
 流年:甲午 偏印 帝旺…高齢になると、病気を意味する偏印 帝旺の年は注意が必要。
 ※ 行運に戌午が出て、増々火が強くなり、脚に血栓ができ、それを取除く大きな手術(血栓=火)。

・次に気になる年は、昨年(2018年)の戌年の10月(戌の月)。
 この年に血栓が頭に…その影響で嚥下が出来なくなる(比肩 墓 の大運の最後の年でした)。
しかし、さすが「財官印三宝の命」、運が強く、2019年の節分を過ぎると少しずつ病状は良くなり、今は元気。

う~ん!さすが、財官印三宝の命ですね…。
運命の基盤が確りとしていると思います。

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無形・有形(この様にも考えられる…)

2019年10月15日 | 四柱・その他


上図は或る架空の女性の命式です。

彼女の命式は…

・日柱:丁未
・天干の並びは、月上の傷官を中心とする偏印との並びで、時上は荒れる沐浴が付いた傷官。
・丸い円の五行を見ると、木の印星と、土の食傷に星(●)が固まり、水の官星に星(●)は不及、金の財星も弱い。
・天干の並びも、五行全体も傷官と偏印を中心とする「印綬傷官」の形となる。
・表の天干の並びと、本質を表す五行が一緒(表と裏が一緒)。

印星は思考(頭脳)を表し、食傷は鋭敏な感受性を表す。
この様な命式は、感じたり考えたりという、精神世界の星が多く、財官(お金や仕事)という現実世界の星は弱い。
頭も良く才能豊かな彼女、…神は 彼女にとても敏感な感受性とユニークな思考力をお与えになったと思う…
しかし、この世を上手く生きる能力は強いとは言えない。

「印綬傷官」の良さが発揮されるには、育つ環境や愛情がとても重要。
特に傷官が強い子は、ガラス材工の様な心の持ち主が多い。
そして、ちょっとへそ曲がりな捉え方をする偏印。

その両方の良さが出る為には、まず、親から思う存分愛されたという世界が必要。
愛されて育てば、心はまっすぐに育ち、繊細さとユニークさが良い面で開花すると思う。

そうで無い場合は、自己肯定出来ずに、繊細さの負の面が出てしまう場合がある。

その繊細さの負の部分が、健康面や社会面に影響を及ぼす場合も多いと思う。

心の影響は、自律神経を通して健康面に現れ、また社会面にも現れて来ると思う…。


また、上図を見ながらこの様にも考える事が出来るかも知れない…
上図、左の丸い円を例題にすると…
・火の比肩は自我(魂)を表し
・思考を表す印星や、感ずる心を表す食傷は精神(心)を表す。
・そして、財星や官星は現実を表す肉体。
・人間は、魂(本質)と、心と身体で出来ていると考えるので…。

また、無形なる心と、有形なる身体を表すのが、天干と地支との関係ともいえます。
無形なる天の十干と有形なる地の十二支ですね…。
そして、心が身体を主管するのが本来の人間だと思います。
肉身の欲望に支配されると大変です。
「魔が刺す」という言葉を聞きます。
愛に魔が刺せば…親子や夫婦が一つになれず、そこから不倫が生じる場合も。
生命に魔が刺せば…病魔となり。
お金に魔が刺せば…死に金となります。
運を良くする方法は、原則に合った生き方をするということだと思います。
その為には…
・宇宙の法則(陰陽五行と愛の法則)を知ること。
・自分はどの様な役目を持った人間なのかを知る事(知命:自分の命式を知る)
・そして、今が、どの様な時なのかを知る事。 等が、第一とも言えます。

また、ミクロの世界もマクロの世界も一緒です。
個人の拡大が家族、そして社会、世界となります。
また、人が万物の霊長として、正しくこの世を治めていれば、異常気象も少なくなると思います。
魂中心の生き方が求められているのかも知れませんね…

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ノーベル化学賞の受賞

2019年10月10日 | あのひとの命式


2019年のノーベ化学賞が旭化成名誉フェローの吉野彰氏ら3人に授与されることが決まった。
PCやスマホ、電気自動車(EV)などに使われる「リチウムイオン2次電池」の発明者の1人。
過去の業績によって国内外の化学関係の主要な賞を総なめ、「ノーベル賞に最も近い男」と言われていたらしい。

吉野 彰:1948.1.30.生時不明。
電気化学を専門とする日本のエンジニア、研究者。
大阪大学博士(工学)、旭化成名誉フェロー。スマホやPC等に用いられるリチウムイオン二次電池の発明者の一人。2019年10月ノーベル化学賞受賞が決定。

(生い立ち)
大阪市に生れ、担任教師の影響で小学校3・4年生頃に化学に関心を持ったという。
小中高を卒業後、合成繊維の発展という世相を背景に、新たなものを生み出す研究をしたいと思いから京都大学工学部石油化学科に入学した。大学の教養課程では、考古学研究会に入り、多くの時間を遺跡現場で発掘に当てたという。考古学研究会での活動を通して後の奥様と出会ったらしい。

(彼の命式)生時不明ですが…。

・日柱:甲寅(建禄)…確りした自分軸。
・天干の並びは、月上の印綬を中心とする傷官との並び(印綬傷官格)。
・年上の傷官も上下で印綬傷官の形となる。
・地支12運は年月日と旺相し、印綬は冠帯、傷官も長生と、傷官の良い面が出やすい。
※不明の時柱に何が出るのかが気になる。

印綬は、学問を現す星で、コツコツと努力を重ね、晩年に大輪の花を咲かせる言われている。
特に旺相する印綬を持つと評価を受けると言われている。
ノーベル賞受者には、印綬(特に旺相する印綬)を持たれた方が多かったと思う…。

研究開発が日の目を見るには様々な苦労があると思う…。
彼の場合、「粘り強さ」「楽観的な姿勢」「時代の流れを読む嗅覚」の3つが必要だと考えたらしい…。
その様に思い、それを実践してきたのだと思う…。
命式本体の旺相する「印綬」には粘り強さがあり、しかも評価を受ける要素がある。
また、日柱が甲寅(建禄)と、確りした土台があるので、多少は楽観的にもなれたと思う。
また、時の流れを読む嗅覚は、制御された傷官の吉面の作用だと思う…。

彼曰く…研究開発とは単純に言えば、世の中のニーズと技術のシーズを合致させることだが、ニーズもシーズも常に動くからこそ難しいとのこと。…彼の場合は、80年代初頭より、「いずれ電子機器を持ち歩く世の中がやって来る」と確信して歩んだらしい。
日本人が受賞すると本当に嬉しいですね…。
頑張れ日本! です。
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正と偏

2019年10月07日 | 四柱・その他
十干には陽干と陰干とがあります。

(五行)木・火・土・金・水
(陽干)甲・丙・戊・庚・壬…(え)
(陰干)乙・丁・己・辛・癸…(と)です。

陽干は(+)、陰干は(-)ですね…。

「+」と「-」とは引合います(陰陽配偶)。
「+」と「+」、「-」と「-」は反発します(陰陽不配偶)。
磁石で実験すると良く分かります。
+と-は引き合い、くっつきます
そして、+・+、-・-は反発して動きます。

これを変通星に当てはめると…

(例えば日干:甲の場合)

甲(+)から己(-)を見ると、正財となります。
+・-ですから、くっついて動かなくなります(安定)。
そこで、男命の場合は、籍に入る女(正妻)…法に守られて安定する。
動かない財産ですので、固定資産という意味になります。
動かない決まった金額のお金ですので、サラリー(給与)という意味にもなります。
変通星の「正」は動かずに刺激を得る事が出来ますので、部屋の中での事務仕事にも向きます。
正財を持っている女性は「入籍」して、世間体や安定を求めます。

甲(+)から、戊(+)を見ると、偏財となります。
+・+ですので、反発して動きます。
そこで、男命の場合は、籍に入らない女(妾)…世間体よりも情。
動く財産ですので、流動の財(営業・商売の財)という意味になります。
フルコミの営業は、売上によって収入に変化があります。
変通星の「偏」は、動く事を通して刺激を得る星です。
故に、事務仕事よりも、人と話したりする方が好きともいえます。
偏財がある人は、入籍という形や安定よりも、情を求める傾向があります。

甲(+)から辛(-)を見ると、正官となります。
+・-ですので、有情の尅で、我が身を愛で支配(尅)しようとする星です。
故に女命の場合は、籍に入る男(正夫)となります。
また、動かずに刺激を得られるので、ホワイトカラーの管理職ともいえます。

甲(+)から庚(+)を見ますと、偏官となります。
+・+ですので、無情の尅で、我が身を力で強く尅します。
故に、ゆったりとじっとしていられなくなり、動くわけですね…。
動く仕事ですので、ブルーカラー(現場)等、動く仕事が似合います。
また、女命の場合は、籍に入らない男(偏夫・愛人)ともいえます。

日干との関係が陰陽配偶の関係は「正」となり、不配偶の関係は「偏」となります。

(正)劫財(敗財)・傷官・正財・正官・印綬。
(偏)比肩    ・食神・偏財・偏官・偏印。

同じ三宝の形でも、(正財・正官・印綬)の並びと(偏財・偏官・偏印)の並びでは雰囲気が違いますね…。前者は「財官印三宝の命」、後者は「なんちゃって三宝の命」かも知れません。
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卒業生宅で学習会。

2019年10月04日 | 今日の出来事
本日の午後は、埼玉県加須市で四柱推命の学習会。
天候はあいにくの雨模様…
台風の影響だとのこと…

しかし、心は晴やか…
当方の教室を卒業し、埼玉県で、鑑定と教室を行っているSさん宅での出張講義。
久々のSさんとの対面と、Sさんの生徒さん達との初の対面…
生徒の生徒ですので、私にとっては孫に逢う様な気持ちにもなる。
10名ほどでの学習会ですが、楽しい一時になると想う…。


午前中は、リフォーム業者との打合せ…。
ここ1~2カ月、屋根や壁の塗装の塗り替えをしませんかという電話が多い。
家といえば、変通星では「正財」。

そういえば、つい先日、市内の家具屋で念願の家具の注文。
家具も変通星では「正財」。
なるほど~、私の今年の流年は、正財(長生)。
小さな事だが、正財の気の影響を受けていると思う…
面白いものですね…。

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