新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

劫財の年

2015年10月29日 | 今日の出来事
劫財には以下の様な意味があります。
・強気の失敗
・積極性で思いっきりの良さがある。
・賭博的な要素があり、一か八かの運。
・大ぶろしき。
・勝負師、ギャンブラー。
・かっさらう。

命式本体に旺相する劫財があり、しかも五行に比劫が固まる場合には、もともと物に賭ける賭博性的な要素を持っています。この劫財の隣に旺相する食神等が並ぶと、「劫達の命」という特殊な財に恵まれやすい命式となります。
劫財が食神を生じる形ですね…。
もともと、命式本体に比劫が固まり、大運や流年に荒れる劫財(沐浴・帝旺等)が出る場合には、投資等で多額な損失を出している方も多い様です。
若い人で、身弱(比肩が弱い)の命式の場合は、旺相する劫財の時に自分の思いが強くなり、思い切ったチャレンジでチャンスを掴む場合もあります。…この場合は、劫財→食傷→財星と気の流れが良くなることが条件です。
身弱の命式で、失うものが無い若いうちは一か八かも面白いですが、ある程度の年齢になり、失うものが多い人は、ハイリスクは控えた方が無難です。
この場合には、命式本体と行運との微妙なバランスを読む必要がありますが…?
とにかく、旺相した劫財の時には思い切った事にチャレンジをしやすい時と言えます。
劫財の時には、楽して儲けたいという欲が強く働きます。
しかし、欲が先行すると判断を間違う場合もあります。
特に、劫財に付く十二運が沐浴・帝旺の場合には注意だと思います。

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大相撲 横綱の命式

2015年10月26日 | 今日の出来事
印星(特に印綬)には「古典芸能」という意味がある。
故に、相撲界には多印星の人が多いと言われている。
今回、歴代の横綱の命式を調べてみた(生時不明の三柱ですが…。)
年・月の天干の並びを記入して見ました。

○白鵬 翔:1985.3.11生れ
年:乙丑 偏官
月:己卯 比肩
日:己酉

○柏戸 剛:1938.11.29生れ
年:戊寅 正財
月:癸亥 偏印
日:乙丑

○大鵬 幸喜:1940.5.29生れ
年:庚辰 偏印
月:辛巳 印綬
日:壬申
※五行にも印星が太過。

○鶴竜 力三郎:1985.8.10生れ
年:乙丑 偏財
月:甲申 正財
日:辛巳

○日馬富士 公平:1984.4.14生れ
年:甲子 偏官
月:戊辰 比肩
日:戊寅

○千代の富士 貢:1955.6.1生れ
年:乙未 食神
月:辛巳 偏印
日:癸巳
※五行のバランス良し。

○双葉山 定次:1912.2.9生れ
年:壬子 印綬
月:壬寅 印綬
日:乙卯
※五行は印星と比肩のみ。

○北の湖 敏満:1953.5.16生れ
年:癸巳 偏官 帝旺
月:丁巳 比肩 帝旺
日:丁卯

○貴乃花 光司:1972.8.12生れ
年:壬子 印綬
月:戊申 正財
日:乙亥
※五行に印星が多い。

○朝青竜 明徳:1980.9.27生れ
年:庚申 印綬
月:乙酉 食神
日:癸卯
※五行は印星と食傷のみ。

確かに、天干に印星があるか、五行に印星が多い様に思える。
また、日干は技術(アスリート)を表す「陰干」が多い。
乙…三人、特に乙卯は身体が柔らかいと言われている(格闘技には身体の柔らかさが一番)。
癸…二人。
丁・辛・己・戊・壬…一人ずつ。
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柔らかい星・・・養子に良い。

2015年10月24日 | 今日の出来事

上図は私の親戚の男性の命式です。
この男性はある時、3人姉妹の末娘と知り合いになりました。
娘の姉二人は、既に他家に嫁いでいたので、3男だった男性は娘の家に婿養子として入りました。
婿養子先の家業を継ぎながら現在に至り、二人の間には女の子が生まれています。
その女の子も婿をもらい、今は孫も産まれました。
奥様の性格は、物事をハッキリさせたい仕切りやタイプで、男性の方は柳の様にしなやかなタイプの性格です。
強い風の様な奥様には、柳の様に上手に撓れる夫が良いのでしょう。
彼の命式を簡単にひもとくと…

○日柱:乙未 養…柔和で明るく交際上手で人の悪意も笑って聞き流せる、どちらかと言うと「内剛外柔型」。
また典型的な養子運で養子縁組で福運を受ける場合が多い(養子でなくても妻の実家に縁がある場合が多い)。
○天干星の並びは、印綬を中心とする偏財との並び…当たりが柔らく優しいが、やや優柔不断になりやすところもある。
○五行の財星に星が固まるので、優しく女心もわかり比較的お金にも縁があり、人生を楽しみたいタイプの人です。
彼の場合には日柱は勿論、月日の地支に養子運を表す胎・養が2つあり、天干も優しい星の並びなので養子にはもってこいの命式ともいえます。…振り返って見ると、運の流れ(なりゆき)の通りの人生を歩んでいるのがわかります。
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偏印

2015年10月22日 | 今日の出来事
私の知り合いに天干に正官と偏印、比肩と偏印とが並ぶ命式の方が数人居ます。
彼らの共通点は、多趣味で占いが好きで、数字にこだわる人が多いということです。
特に中年以降の方は、習い事等の趣味を持っている方が多い様です。
また、女性の場合はお子さんの事で、何らかの苦労をされている方も多い様です。
これらの多くは偏印という星の特徴です。
偏印と印綬とを比べると、印綬の方が引立てが多いですが、偏印には人情的な優しさもあります。
そして、人間的には偏印の方が面白いと思います。
厭きずに頑張りましょうね…!
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一生と運、稔ある人生の為に。

2015年10月20日 | 行運
人の一生を五行や変通星で表すなら、
青年期の五行は木で、変通星では食傷になります。
木の色は青色で、青春ともいいますし、青二才とも表現します。
人生の春の様な時期といえます。
また、青春期は感じやすい時期でもあり、食傷は感受性を表します。

青春期が終え、結婚して家庭を築き働きます。
変通星では財星がその頃で、季節でいえば夏の前半の様なものです。
年齢では30~40代でしょうか…。
マイホームもこの頃に作る人が多い様ですね。

会社では自分が先頭に立って部下をリードする必要があります。
40代の働き盛りですね…変通星では偏官などがその時期といえます。
また、50代になると重役になります。変通星では正官がその様な時期といえます。
社会の位置と立場に立つ時期といえます。
この様に、社会で活躍する時期が官星(偏官・正官)の時期といえます。
季節では夏の後半の様なものです。

65歳を過ぎ70歳近くになると秋の様な時期を迎えます。
会社も次の世代に任せる年代になりますし、息子たちも結婚して孫も産まれます。
稔の秋とも言えますね…。
秋の五行は金ですが、金には万物の成長を停止させる殺気があり、全てを地中に返す作用もあります。
変通星では印星(偏印・印綬)が秋を表します。
旺相した印綬は豊かな秋の稔を表しますが、休囚する印星には、稔が少ない暗示もあります。
金の色は白です…歳をとると白髪も多くなりますね。
年齢では70歳以降の老年期を表します。

晩年は有意義な老年期を過ごしたいものです。
夫婦二人から子供や孫を含めると十数人の家族へと人数も増えました。
子供を背負いながら、人生と言う山道を登る苦労もありますが、山の頂上から眺める景色には最高のものがあります。
歳と共に肉体は衰えますが、人の心(魂)は、年齢と共に成熟していきます。
肉体の死は心(魂)の完成ともいえるでしょう。

印星が過ぎると、分離を表す比肩に入ります。
地上生活という三次元世界の終わりは、より高次元の世界の出発の時でもあります。
一生は「アッ」という間に終わります。
春(青年期)には、春にあった生き方を選択し、夏(中年期)には夏にあった生き方を行い。
稔ある晩年期(秋)を過ごしたいものです。

命式本体が良く、行運(大運)の巡りも良い人は、比較的順調な人生を送ることが出来ます。
しかし、命式本体が偏り、行運の巡りも良くないばあいは、苦労も多くなるでしょう…。
自分の命式や運の巡りを理解し、自分を活かす工夫も必要だと思います。
特に人生の節目の決断の時は、目に見えない運の流れを知ることも大切だと思います。

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受験勉強等。

2015年10月16日 | 妊娠・出産、子供・家庭運について。
高校受験・大学受験と、受験生の子供を持つ親は子供の勉強の事が気になると思います。
そして、受験前の1年間は特に大切な期間だと思います。
集中して勉強できれば良いのですが、中3でも高3でも10代は遊びたい時期だと思います。
子供の主体性に任せておいたら、いつの間にか遊んでしまったということもあります。
勿論、命式にもよりますが、比較的勉強に集中しやすい時期か遊びやすい時期か?
と いうのも、流年の変通星によって傾向性が出てきます。

例えば、印星(印綬・偏印)は学問の星ですので、比較的勉強に集中できる傾向があります。
ただし、命式本体に食神があり、倒食となる偏印の年はその限りではありません。
また、官星(正官・偏官)の年も受験勉強には良いですね…。しかし、命式本体に強い傷官があり、傷官と官星が強く尅し合う場合は注意も必要です。
次に中庸運の傷官の年も比較的勉強には集中できると思います。

その反対に、ついつい遊んでしまい、受験勉強がはかどり難い年もあります。
それは、食神と財星(偏財・正財)の年です。
食神の時は受け身となり流されやすくなりますし、偏財の時期は遊びやすくなります。
特に男性の場合は、女性に興味を持ちやすい年(年齢的にもそうだが…)となるので、受験勉強のスケジュール管理をきちんとして、流されない様に工夫することも大切だと思います。
※ 実際の鑑定では、命式本体と行運(大運・流年)の両方を見て判断する必要がありますが…?

また、どの様な分野へ進むかは、その子の命式を吟味してから決めると良いでしょう。
その子に合った分野を専攻すれば良いのですが…?
そうでない場合は、途中で辞めてしまう場合もあります。


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行運について・・・2

2015年10月12日 | 行運
昨日の続きで行運について記入します。
命式によっても異なりますが、通常はその年代にあった変通星が出る人は運の巡りが良いと言われています。
例えば…
通常の結婚適齢期は20代~30代初めです。
命式によっても多少は異なりますが、女性の場合は財星は家庭を表しますし、官星(特に正官)は夫を表します。
男性の場合は、財星は女を表しますので、結婚適齢期にこの様な変通星(財官)が出ると良いと言えます。
しかし、適齢期の大運に分離を表す比肩・劫財(敗財)等が出ていると、なかなか良い人に出逢え難い場合もあります。
特に命式本体に比劫が多い場合はその傾向があります。また、強い傷官がある女性の場合は、却って官星(正官・偏官)の大運は注意が必要です。この場合は財星の時期が良いと言えます。

命式本体の月上に偏印があり、偏印を抑える財星が弱い場合には財星が働く行運での妊娠・出産が良いと言われています。
この様に結婚や出産に適した変通星が、その様な年代に出ている人は運の巡りが良い人ともいえます。

子供が大学等へ行ってお金が必要な時期に、比較的お金を生み出しやすい大運が廻っていたり、会社で出世しやすい年代に正官 建禄等の、社会運がアップする大運が廻っている人も運の巡りに恵まれた人と言えます。

この様に、まず四柱本体の命式が良いことが一番の条件ですが、その次に運の巡り(大運)に恵まれることが重要になります。
財(お金)が必要な時期に財星が大運に出る。
官(社会運)が必要な時期に官星が大運に出る。
受験生などは、受験の時に旺相した官星や印星が出ると希望校に入りやすい傾向があります。
受験の時期に偏財等が出ると、遊んでしまう傾向がありますね…。
その他様々…。

この内容は一般的なものです。実際の鑑定は四柱本体と五行によっても変わって来ます。

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行運について。

2015年10月07日 | 行運

以前(2011.10.4)のブログにも書きましたが、もう一度、変通星と行運について書いてみたいと思います。
上図は、日干:木の人の五行図です。
この方の五行は…
木(比劫)●●●
火(食傷)●
土(財星)●●
金(官星)●
水(印星)●
と、五行のバランスは良いです。
この五行で、四柱の天干星に「財官印」と並んでいたら良いですね…。

人生(一生)を変通星で表すなら…

人生は比肩(分離)から始まる。
人は、この世に生まれる前は、母親の胎内で十月十日(とつきとおか)を過ごします。
そして、臨月を迎え、破水して外の世界と繋がります。母の胎内からの分離(比肩)から人生は始まります。
比肩は赤ちゃんの様な時期ですね…。親が面倒を看ないと死んでしまいます。

育った子供は、中学・高校・そして大学生の思春期を迎えます。
思春期は敏感な時期で、恋もしますし反抗期もあります。
変通星では食傷の時期といえます。

恋が稔り結婚、そして子供も産まれます。
男性ならば、女房・子供の為に一生懸命に働いてお金を貯めます。
家族を守るマイホームの準備の為です。
お金を稼ぐ…変通星では偏財ですね!

貯まったお金を頭金にしていよいよ念願のマイホームを手に入れました。
子供も二人目が出来て家庭らしくなってきました。
正財は家や土地(固定資産)を表します。
この財星の時期は年齢では20~30代の時期かも知れません。

30代の後半から40代、会社でも部下が出来ました。
今迄は、家族の為に働きましたが、これからは部下の見本にならなければなりません。
自分が、現場で先頭にたって部下を引張ることも必要です。
偏官は現場の責任者(ブルーカラー)を表します。
30代~40代でしょうか…?

50代に入り、会社の重役や社長になります。
今迄は、自分の会社の事だけでしたが、これからは業界全体や社会との関係も重要です。
変通星では正官です。
正官には襟を正すという意味やホワイトカラーという意味があります。

65才を過ぎると第一線から退きます。
若い頃の無理から、体調を崩す人も出てきます(偏印=病気)。
また、自分の好きな趣味や習い事(偏印)をして余生を楽しむのも良いでしょう。
外的な活動期が終わり、内面(心)が熟す時ともいえます。
可愛い孫と過ごすのは楽しいと思います。
季節でいえば稔の秋ですね…。
天の原則通りに努力してきた人には、公私共に稔の秋となるでしょう。
変通星では旺相する印星(印綬・偏印)の場合は、稔の秋とも言われています。
苦労の末に表彰されるとも言われます。
休囚運の印星は、秋の稔が少ないとも言われいます。
四柱では、時柱が晩年運や子孫運を表しますので、時柱が弱い方は若い頃から原則通りの生き方を心掛けて下さい。

青春(食傷)→中年・壮年(財星・官星)→老年(印星)を過ぎ、いよいよ次の次元への新しい出発(比肩)の時期を迎えました。一生はアッと言う間です。時を逃さずに有意義な人生を送りたいものです。

冬運(比肩)2年→春運(食傷)2年→夏運(財官)4年→秋運(印星)2年で合計10年になります。
この10年一回りを2回で成人式。6回で還暦です。また8回で80歳になります。
その様に考えると、10代で成すべき事、20代~30代で成すべき事。また40~50代で成すべきことは違います。
自分の人生設計を確りと立てて、有意義な人生を生きたいものです。
プライベートとビジネスの両方で成功することが大切だと思います。
宇宙の原則を知り、自分の運を知る。そして、それを活かす努力をする。
自分はどんな使命(運)を持って生まれたのか? どんな仕事が合うのか? どの様なパートナーが必要なのか?
自分の運勢のサイクルは? どの様なチャンスがいつ頃来るのか? そのチャンスの掴み方は…?

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行運(大運)について・・・結婚。

2015年10月06日 | 今日の出来事
当方の四柱推命では、月上の天干星を中心に年上や時上の天干星の並びを最初に見ます。
その次に五行(木火土金水)全体のバランスを見て判断します。
天干星の並びにとって、必要な五行が地支にあると命式は良くなります。
まず、どの様な命式(先天運)を持っているかが重要ですね…。
男性の場合は、なるべく男性的な命式が良いでしょうし、女性の場合は女性的な命式の方が、性別に合った生き方ができると思います。
結婚運や家庭運の良い命式もありますが、そうでない命式もあります。
次に大運を見ますが、初年運の大運が命式にとって良い大運の場合は、比較的気の流れが良く、環境的にも恵まれる傾向が出てきます。特に初年運は心の土台を作る重要な時期ですので大切な期間と言えます。

また、通常の結婚適齢期は20代初めから30代半ばですが、この適齢期の大運が分離を表す比肩・劫財(敗財)であったり、女命の場合では正官という夫の星を壊す強い傷官がでていたりすると、命式如何によっては、結婚運に難が生ずる場合もあります。
特に月上の天干星が財星の場合で、適齢期の大運に強い比肩・劫財(敗財)が出ている場合。
月上に官星があり、大運に強い傷官が出ている場合。
その他etc…。
命式本体が偏っていて、適齢期の大運が良くない場合は、なかなか良い人に出逢えないとか、結婚したい気持ちが少ない等の傾向が出てきます。
それでは、大運が悪い場合はどうしたら良いのか…?
その場合は、その命式にとって良い流年の時を逃さずに行動することが大切です。
命式や大運如何によっては、結婚せずに人生を送る人も居ます。
その場合は、両親等がテコ入れする必要もありますね…。
特に女性の場合は、出産適齢期もありますから、時を逸しない様にすることも重要です。
時柱の天干に比肩・劫財(敗財)が出ている場合は、子孫運(跡継ぎ運)が弱い傾向があるので、早目の結婚・出産が良いとは思います。そして、なるべく子孫運(子供運)の良いお相手を選ぶと良いですね…。
命式の良い人が、良い運気の時には、良い人に出逢える確率がアップしますが、偏った命式の人が良くない運気での出会は注意が必要かも知れません…。
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偏印という星の続き。

2015年10月04日 | 今日の出来事
最近、天干に偏印という星を持つ人が多く来店する。
偏印は精神的な星で、おもてに現れない裏の出来事という意味もある。
故に占い好きな人が多いのは当然なのだろうが…。
特に女性の場合はその傾向が強い。
偏印と比肩とが並ぶと尼さんや巫女さんの様な背景を持つ人も居る。
偏印は宗教的(精神)なものに関心を持ちやすいし、比肩は家庭やお金(現実)を表す財星を尅して抑えるからだと思う…。
だからと言って出家する訳にもいかないので、古典等の習い事や趣味で心の満足を得ようとするのだと思う。
故に、偏印を持つ人は、此れはと思う習い事や趣味を持つと人生が楽しくなる。

・偏印と比肩が並ぶ…家庭運はあまり強くはないが、個性と才能とを持った人が多い。
・偏印と劫財が並ぶ…芸能系や経理や税理にも多い。
・偏印と正官が並ぶ…社会で才能を発揮する人が多く様々な分野で活躍するが、家庭運はそれ程は強くない。
どの様な変通星でも良い面と悪い面とがあるが、偏印の持つ凶面を抑えるのが財星(特に偏財)ですね、…勿論、四柱命式や行運によっても変わってはきますが…?

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星の並びと五行のバランス

2015年10月02日 | 四柱・その他
変通星には比肩・劫財(敗財)→食神・傷官→偏財・正財→偏官・正官→偏印・印綬11個があります。
日干が木(甲乙)の人は、木が比劫となり、火が食傷、土が財星、金が官星、そして水が印星となります。
日干が火(丙丁)の人は、火が比劫となり、土が食傷…と、一つずつずれて行きます
比肩は自我や自分軸を表し人間の身体でいえば背骨の様なものです。
また、食傷は感受性や創造性という才能を表し、財星はお金や家庭性や優しさ、そして官星は責任感や行動力や社会性を表し、印星は思考力や思想性という才能を表します。
4つの柱にそれぞれ干支があるわけですから、全部で8つの星(●)となります。
その8つの星(●)を木火土金水の5カ所に分けます。
通常男性の場合は比肩(自分軸)に星(●)が3個が理想と言われており、女性の場合は2個ぐらいが良いと言われています。
例えば日干:甲の男性なら下記の様な五行も良いかも知れません…。
木(比肩)●●●
火(食傷)●
土(財星)●
金(官星)●●
水(印星)●
そして、天干の並びは、下記が理想かも知れませんね…。
年上:財星(偏財)
月上:官星(正官)
時上:印星(印綬)
この並びは「財官印三宝の命」という一番良い並びですね。
また、これらの変通星の十二運も旺相するのが良いですね…。
財星は優しさや家庭性や財運を表し、
中心星である月上の官星(正官)は責任感や社会性や行動力、
そして時上の印星(印綬)は思考(頭脳)や才能を表します。
この様な並びの命式は、財運と仕事運と才能とに恵まれた良い命式となります。
また、女性の場合には月上に財星が来る方が良いですね…。
財星は優しさや家庭性の星ですから、その様な運を得やすいと言われています。
女命で月上に偏官等が出る場合は、専業主婦には向きません。
夫の代わりに仕事をする様な運になる場合も多いですね…。
五行のどこかに星(●)が固まり過ぎると(4個以上)、その星(●)の悪さが出やすいですね。
また、どこかに星(●)が固まり過ぎると、他の五行に星(●)が出なくなります…その場合は、その五行の意味する運が弱くなります(意識しなくなる)。
例えば、印星に星(●)が多すぎると、考え過ぎて取り越し苦労となり、ややネガティブになります。
逆に印星に星(●)が無いと、考えずに走って失敗する場合も出てきます。
変通星の並びが良く、しかも五行が安定している場合は、比較的安定した人生を送りやすいと言われています。
あなたの命式はどうですか…?
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偏印という星。

2015年10月01日 | 今日の出来事
変通星は全部で11個あるが、その中でも一番占い等に関心を持つ星は「偏印」という星(変通星)です。
偏印も印綬も知的な星ですので、知的な好奇心は旺盛です。
印綬はメジャーで現実的な学問の星ですが、偏印はマイナーな精神世界の星です。
偏印は、表に現れない裏の事柄に興味を持つ傾向があるので、占い等に関心を持つのでしょうね…。
偏印の十二運に長生・冠帯・建禄等が付きますと、印綬と似た様な働きにもなりますが、十二運が弱い場合にはややネガティブになる場合もあります。
当方で勉強されている生徒さんも、命式に偏印を持つ人がとても多いです。
時々、命式中に印星(偏印・印綬)が無いのに勉強したいと来られる方も居ますが、それらの方は大運等に印星が出ている場合が多いです。
偏印意外に占い興味を持つ星は…
傷官、印綬、そして十二運の「墓」も占い等の古いものが好きですね…。
面白いものです…。
中心星が偏印の場合、少し気になることがあります。
それは、偏印が食神という子供を表す星を尅す作用があるからです。
その場合は、他柱に財星(特に偏財)があるか、五行(木火土金水)の財星に星(●)が3個以上あれば、財星が偏印を抑えるので良いのですが、財星が無かったり、比肩が強くて財星を尅す場合は少々注意が必要です。
その場合は、財星の行運(大運・流年)のタイミングを用いると良いという事です。
財星は家庭や胎盤を意味することもあるのですね…。
偏印…ちょっと人情的な面白い星です。そして趣味や習い事も好きですね…。

季節は秋の終わりに近づきました。
読書の秋、物思う秋ですね…。
変通星では秋は印星(偏印・印綬)です。
印星(印綬・偏印)の十二運が旺相していれば稔豊かな秋の暗示がありますね…。
印星の十二運が休囚(死墓絶)の場合は、稔が少ないかも知れません…。
同じ変通星でも、付く十二運によっても変わってきます。
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