当方のサイトでは、安田流四柱推命の
無料鑑定のページがあります。
先日も、無料鑑定をご覧になった方から問い合わせがありました。
命式の見方がよく分らないのですが…?
確かに、無料鑑定の入力欄に、ご自分の生年月日と生れた時間を入れてボタンを押せば、命式表と五行図が作成されますし、年柱・月柱・時柱の天干の変通星と、その大雑把な意味が表示されます。
また、あなたの性格欄では変通星の並びから割り出す大雑把な性格や特徴も表示されます。
そして、最後に あなたの2018年の運勢傾向というタイトルで、今年の変通星の象意が表示されます。
確かに、ご自分の性格や運を見る参考にはなると思います…。
先日、問い合わせがあった女性の場合は、変通星にあまり良い事が書いてないと言われていました。
確かに、女性の命式では、比肩・敗財(劫財)・傷官 等があると恋愛や結婚等の占いでは良いことが書いてない場合もあります。
しかし、凶星と言われるこれらの星も、それを抑える吉星が出ていれば何とかなります。
何とかなるというよりも、凶星の良さを引き出すこともでき、天干に吉星のみが並ぶ命式よりも良くなる場合もあります。
詳しいことは、当ブログの「変通星の並び」をご覧ください。
また、命式の見方は上図の説明①→⑧の順番で見て下さい。
以下、大雑把に見方を説明します。
① まず、日干が何か? 日干は自分を表し、命式本体の隠れた本質の様なものです。日本国で例えれば天皇ですね。上図では日干は丁(ひのと)になります。丁は自然界では人口の火や灯火・月を表します…文化や芸術性のある十干ですね。
② 次に着目するのが、月上の変通星です。これは、現在の日本国で例えれば安陪総理ですね。総理大臣がどの様な人かはとても重要です。また、その、総理大臣の強さを12運というエネルギーの強さで表します。月上の変通星を下で支えているのが地支による変通星です。現在の日本では安倍首相を支える菅官房長官の様なものです
上図例題の命式では、月上の変通星は偏官、そしてその十二運が病で、地支による変通星は偏印となります。
偏官には男(偏夫)や仕事という意味もあり、月上に偏官を持つ女性は夫の代わりに仕事をする人もおられます。
病は繊細な12運で芸能・医療・ボランティア等にも縁がある十二運ともいえます。
また、地支による変通星が偏印ですが、偏印には芸能や知恵という意味もあります。上図例題の月柱は月上の偏官が地支の偏印を生じている形で、柱の上下で「官印」の形、仕事に良い形になっています。
③ 3番目が年上の天干(変通星)となっています。日本の国で例えれば、総理を支える副総理の様な立場の様なものです。
現在の内閣では、麻生副総理(財務大臣)かも知れません。そして、年柱の地支による変通星が財務大臣を支える財務省の様なものです。
上図例題では正官となっています。正官には夫(正夫)や仕事という意味があります。例題の女性は年月に官星(正官・偏官)が二つ並ぶ命式ですから、本質的に仕事が好きな女性となります。また、女性の場合は官星は男を表しますので、複数の男(夫)となり、離婚・再婚を繰り返す暗示もあります。
この月上の天干(変通星)と年上・時上の変通星の関係が良い関係(生じたりする)の場合は、変通星の並びが良いともいえます。基本的に横の並びと縦の並びに尅が無い命式が良いですね…。
④ 次が時柱の変通星です。現在の日本では連立を組む公明党の山口代表の様なものですね。月上の変通星を中心に年上・時上の変通星がどの様な関係になっているかがポイントですね。
上図例題では、食神(長生)が時上に出ています。食神は馬力のある月上の偏官を上手に抑える作用があり、愛嬌や人気の星といえます。故に、上記例題の女性は人気稼業(歌手)に向き、男にも上手に甘える運を持った女性となる(火の比肩が1個とあまり強くなく、しかも双つある官星の気を上手に抜く印星が裏(地支)のある。
絶妙なバランスを持った命式となりますね…。
命式本体の月上の変通星を中心に年時の変通星がどの様に関わっているかを見ながら、丸い円の五行図のバランスを見るわけですね…。
⑦ そして、この命式にとって、どの様な大運(周期的な運)が良いのか悪いのかを見極めるわけですね…。
例題の女性の場合は、大運に財星が来ると良いと思います…(気の流れが食神→財星→官星と流れ、家庭運や財運がアップすると思います)。また、例題の場合、嫌な大運は財星を尅する強い比劫、、そして 官星を強く尅する傷官の時ともいえます。
また、時上の食神を尅する偏印の大運も少々注意が必要かも知れませんね…。
大運の周期は、当方の流派の場合は2年運~10年運まであります(流派によって周期は異なります)。
大運は、その命式本体に対する春夏秋冬の様なものかも知れません。
日本も明治~昭和にかけて目覚ましく発展した時期もありました。
⑧ そして、最後に毎年の運が流年となります。
命式本体に対して、良い大運の中の良い年(流年)ならば、比較的物事がスムーズに運びます。しかし、嫌な大運の中の嫌な年は、物事がスムーズに運びません。冷たい向かい風の木枯らしの中を自転車で走っている様な運気ともいえます。
その他、細かいところを瞬時に見る必要がありますが、大雑把な命式の見方を例題を出して記入して見ました。
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新栄堂