新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

比肩が強い命式。

2022年07月29日 | 今日の出来事
比肩は自我を表す星です。
この世の中で生きるには、適度な自我も必要ですが、多過ぎるのも少なすぎても良いとは言えません。

四柱推命には沢山の流派があります。
当方の流派の特徴は、月上の天干星を中心に年上・時上の天干星との並びを見ながら、五行全体の星(●)のバランスを見ます。
また、男性は女房・子供を抱えながら、一家を背負って生きるのですから、比肩(劫財)等の自星は3つぐらいあると良いと言われています。
女性は、夫や子供に合わせながら生きるので、比肩等の自星は2個ぐらいが良いと言われています。
しかし、女性でも自分が中心的な立場に立って生きるには、男性並みに3個ぐらいの自星があった方が良い場合もあります。

命式本体の天干の星(変通星)は、看板(表面に表れる星)ですので、この天干に比肩等の自我や分離を表す星が輝いていると、人生に別れが多くなります。
特に、月上の天干に強い分離運の比肩等が出ている場合、その傾向が強くなりま。
月柱が比肩という場合、大運の最初は必ず比肩となりますので、小さい頃に、両親が忙しくて自分は寂しかったとか、不仲で寂しい環境だったとか、少々孤独な気持ち感じる環境を与えられる場合が多い様です。

表の天干(特に月上)に比肩等の分離運が強く出る場合は、分離が形となって現れる場合も多く、この様な場合は単身赴任で離れて暮らす場合も多々あります。
あるいは、一緒に居ても、自分の時間、自分のテリトリーと、自分の世界で生きる場合も多いので、同じ屋根の下で生活しても、心から溶け合う事は少ないかも知れません。

比肩等の分離運は、表の天干には出ない方が良い場合が多いですね…。
表の天干が食神や財星・官星等の良い並びで、地支(五行)に比肩等が出る場合は、自身の根っこが確りしている場合が多く、五行の比肩に星(●)が太過しなければ、比肩という分離運の悪さは出難いと思います。

同じ分離を表す比肩でも、下に付く12運によっても雰囲気が変わってきます。
例えば…
比肩 帝旺は自我強くなり、ドラえもんのジャイアン。
比肩 沐浴は我儘さが出てきますし…
比肩 絶は、ある日突然蒸発という場合もあります。
比肩の場合は、中庸運(胎・養・長生)等が、比肩の悪さが出難いと言われています。

最後に…
日干:水(壬・癸)の方は、今年来年が比肩・劫財・敗財の2年間の分離運となります。
健康が分離すれば病気…
愛が分離すれば人との別れ…
お金が分離すれば出費…
仕事が楽しくない場合は、辞めたくなる場合も…
家の購入や、結婚をされる場合は、慎重になさって下さいね…。

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相性…あげまん?

2022年07月25日 | 四柱・その他
先回、相性について書きましたが、確かに相性というものはあるなあ〜と鑑定をしながら感じることも多々あります。
伊丹監督映画に「あげまん」という映画がありますが、あげまんとは、男にツキをもたらす女性のことだそうです。
あげまん映画の予告

あげまんの「まん」は漢字で「間」と書いて、巡り合わせや運を意味し、その運を上げることから、「あげまん」になったとする説が多い様です。
これは、不運を幸運に転ずることや縁起直しを「間直し(まんなおし)」と言い、同じ「まん」で意味的にも近いことから、俗説が一般的な説となったものだそうです。
映画や小説の場合は、面白くするために少々オーバーに表していると思いますが…

四柱推命的に良い命式はどんな命式かと言えば…
流派によって、様々な見方があると思いますが…
変通星で言えば、天干の並びが財星と官星と印星…いわゆる「財官印三宝の命」なども良い並びの代表です。
財官印の並びで、身旺、そして五行のバランスが良く、刑・冲も無い…この様な命式は、それなりの人生を生きることができると思います。

しかし、その様な命式は、それ程多くはありません。
それなりにバランスの良い命式なら良いのですが、鑑定をしていると、五行のバランスが極端に偏っておられるかたも多いものです。
木火土金水の五行に全部で星(●)が8個ですので、どこかに星(●)が固まると、どこかの五行の星(●)が不及となります。
何かに意識が集中すると、何かが抜けるのですね…。
例えば、仕事に意識が集中し過ぎると、家庭が疎かになるのですね…。
その様な、例は世の中に沢山あります。
そして、後で、あの時こうすれば良かった!…と思うことが多いですね…

人生は片道切符、過ぎ去った日は戻って来ませんから、人生の終着点(目標)を見つめながら、その年代を確りと歩むことが大切だと思います。
五行のバランスの悪い命式…
最近は、異常気象が多いですが、雨が多過ぎて堤防決壊も嫌ですが、雨が少なすぎて断水や植物が育たないのも困ります。
自分の命式を確りと理解して、自分の長短を理解することが重要だと思います。

また、子供は親を選ぶことは出来ません。
しかし、仕事や配偶者は自分で選ぶことが出来ると思います。
自分の命式に合った仕事…これは天職ですので、やっていて楽しいと思います。
また、自分の不足の五行や星を持った配偶者に出会えれば、運気は少しずつ上昇してくると思います。
特に、男女の互いの命式を見て、干支合になる干支が多いと、縁が多(深)い関係と言われています。
そして、干支合によって、新たに発生した五行が、自分の命式にとって必要な五行であるならば、そのお相手は「あげまん」の様な存在かも知れません…。
その様な人に出会えたら人生は楽しくなると思います。

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相性

2022年07月21日 | 四柱・その他
男女の相性…特に若い女性には興味があることだと思います。
相性と言っても様々あります…
特に20代初めころまでの男女の相性は恋愛(男と女)という観点での相性が多いと思います。
恋愛をすると恋愛ホルモンという幸せホルモンが分泌され、幸福感を感じます。
その人の事を考えるだけでドキドキする…。
これは、恋愛ホルモンが出ている時です。
しかし、このホルモンは3年ぐらいで分泌されなくなると言われています。
故に3年ぐらいの間に、恋愛の感情を愛のレベルに高める必要がある訳です。

男女の相性を見る場合の一番のポイントはお互いの日柱同士の関係と言われています。
それは、日干が我(自分)を表し、日支が配偶者を表す位置と言われているからです。
例えば、男女の日干同士が干合し、日支同士も支合したりする場合は、オシドリ夫婦となり心も体も引合う関係とも言われています。
しかし、互いの日柱同士が引合っていても、月上の変通星が尅の関係であったり、五行が反発しあう関係もあるので、互いの命式全体を看る必要があります。

恋人同士の相性もありますが、結婚すると夫婦になります。
また、子供が出来れば父母になります。
実は、恋人同士の相性の見方と、夫婦、父母になった場合の相性の見方は少し異なります。
恋人同士の場合は、二人の関係だけを見れば良いのですが、夫婦になり籍に入るとその家系との関係も出てきます。
また、子供が出来て父母になると、その責任も出てきます。
女としては魅力的だが、あまり家庭的ではない女性もいますし、
ハンサムだが、経済力の無い男性もいます。
また、子孫運の弱い方もおられます。

故に、単なる恋愛なら、男と女としての相性を見れば良いのですが、
結婚となると、総合的な見方が必要となってきます。

男女が互いに不足の五行を補う関係の場合は、結婚してから運気が良くなったと自覚が出来る様になると思いますが、
そうでない場合は、結婚してから運気が下がった様に感ずるという場合もあります。

夫婦は二人で一つといいますので、命式全体を看た総合的な相性判断をされると良いと思います。

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悩む時

2022年07月13日 | 四柱・その他
人は、感じ過ぎても考え過ぎても心に大きなダメージを受けます。
変通星の中で、一番敏感に感じやすい星(変通星)は何かといいますと、
それは傷官と言っても良いでしょう…。
傷官は感受性の星で、鋭敏な感覚を持った星といえます。
繊細で純粋でガラス細工の様な星が傷官とも言えます。
その傷官の十二運に帝旺や沐浴が付いていると、傷官が強くなりすぎたり、荒れたりする場合も多いものです。
また、傷官が悪く働くと事故や怪我や事件に巻き込まれる場合も多いものです。
故に傷官が強い命式の方は、ソフトな言葉を心がけたり、のんびりできる時間を取られると良いと思います。

また、この傷官に星が太過したものを過傷官といいます。
過傷官の方は感度の良いアンテナが何本も立っている様な状態と言えます。
故に、様々なものを敏感に感じすぎる傾向があります。
良いものをキャッチすれば、非凡な才能が開花しますが、負なるものをキャッチすると精神的なダメージを強く受け、ガラスの様な心にキズが入る場合も多いものです。

次に考える星(変通星)は印星です。
印星は思考の星ですので、この星は考えたりするのが好きです。
この印星が多過ぎる(多印)と、考え過ぎて取り越し苦労となり、行動出来なくなってしまいます。
先の先まで考えて、石橋を叩いて壊してしまう場合も多いものです。
考え過ぎると、ネガティブになってしまう場合が多い様です。

正しく考え、正しく感じることができる生きかたがポイントだと思います。
その為には、人を愛し許すことが一番かも知れませんね…。

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新栄堂

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この様な時には鑑定を…⑬

2022年07月06日 | 四柱・その他
当方の流派では、四柱の柱毎の年代が他流派とは少々異なります。
日柱は、20代頃までのまだ親の援助を受けている年代…
月柱は30代〜40代の働き盛りの年代。
年柱は50歳〜65歳の盛りを過ぎた頃の年代(年柱の年代が他流派とは異なります)。
時柱は65歳〜死ぬまでの高齢者の年代です。

実際の鑑定では、四柱の構成や大運も見る必要がある訳ですが、65歳を過ぎると時柱が気になってきます。
若いうちは、若い頃(自分)が楽しければと思いますが、人生アッと言う間です。
社会に出て仕事を持ち、結婚して子供が出来ると、自分の時間がますます無くなります。
故に、歳を取ると時間の経過が早く感じるのだと思います。

結婚すると、配偶者の喜びが自分の喜びにもなり、
子供が出来ると、子供の喜びが我が喜びとなります。
また、孫が出来ると、孫の喜びが我が喜びとなり、
そして、社会の平和(喜び)が我が喜びとなるのが人生なのかも知れません。
その様に、素直に育てば良いのですが、そうでない場合も多々あります。
日干を中心として、四柱八字の他の星との関係が良い命式の場合は、比較的恵まれた環境の中で育つ傾向がありますが…
そうでない場合は、この地上での生活は、修行の場となる場合も多いのかも知れません…。

物質には恵まれたが愛情的には寂しかった人もおられますし、その逆の人もおられます。
家系の生き方や、命式によって様々なのかも知れません。

その不足の部分を何とか埋めようとして…
そこに執着して人生を生きるのが人間なのかも知れません…。
何に執着するかは命式によって変わって来るのだと思います。

宇宙(自然界)の法則を知らない人…特に五行が偏った命式の方は、
幸福になりたいと思って命式に振り回される場合も多い様です。
偏った命式がバランスの良い命式(生き方)になることは難しいですが、
命式の良さが出る様な生き方が出来れば、不足の部分を補って余りある良さが出ると思います。
天の法則を知って、自分の命式の良い部分を発揮できる生き方をしたいものですね…。

とにもかくにも、65歳を過ぎると時柱が気になります。
時柱は子孫運や寿命等の晩年運を表します。
その時柱をカバーするのが「命宮」と言われるものです。
命宮は時柱の判断の補足の様なもので、その人の人生のポイントという意味もあります。
また、命宮は命式の生時と生月の関係から導き出した推命学の古法の一つと言われています。
自分の命式にとって必要な星が命宮にあれば嬉しいですね…。

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この様な時には鑑定を…⑫

2022年07月02日 | 四柱・その他
先回は、宇宙(自然界)の法則を知るということを書きました。
陽と陰、男と女ですね…
男は女の為に、女は男の為に存在するということですね…
互いに相手の為に存在するということがミソだと思います。
人体に例えれば…
人体には、腕もあり脚もあります。
腕は腕のためにだけ存在するのではなく、身体全体の為、そして何かを掴んだり抱き寄せたりする為に存在します。
また、脚も脚だけの為に存在するのではなく、身体全体を支えたり移動させたりする為に存在します。
その他、目も耳も鼻も、皆全体を活かす為に存在しています。
これが、宇宙(自然界)の原則です。
相手や全体の為に存在する訳ですので、そのキーワードは「力」ではなく「愛」となります。
これからの時代は「愛」、為に生きる「愛」がキーワードになると思います。

力の時代から愛の時代に入ってきたのだと思います。
四柱推命の尅の関係にこの様なものがあります。
無情の剋と有情の尅ですね…。
無情の剋は七殺の様な関係となり、相手を力で支配する関係と言えます。
甲は戊を木剋土と剋す。
丙は庚を火剋金と剋す。
戊は壬を土尅水と剋す。
庚は甲を金尅木と剋す。
壬は丙を水剋火と剋す。

有情の尅は干合の関係となり、相手を愛で支配するようなものかも知れません…。
甲は己と干合の関係(男命:甲から己を見ると正財。女命:己から甲を見ると正官。正財と正官の関係から入籍できる夫婦の関係となります)。
丙は辛と干合の関係。
戊は癸と干合の関係。
庚は乙と干合の関係。
壬は丁と干合の関係。

人は力では支配されたいとは思いません。
人は愛によって支配されたいと思います。

2014年3月ロシアがクリミアに侵攻。あれから8年、ロシアがウクライナに侵攻…
時代が変わりつつあることを知らねばならないと思います…。
首相の言葉の中にも「力による一方的な現状変更に対抗」という文言が多くなりました。
国連加盟国は196か国だそうですが、大国が小国を助ける時代が来ているのでしょう…

職場では、自分の個性を思う存分に発揮できる環境を与えられると嬉しいですね…
自分が天から与えられた才能を社会で発揮し、人様から喜んでいただく…
その様な時代が直ぐ傍まで来ているのだと思います。

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