新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

庚午(60干支)

2013年11月24日 | 日干・納音・生日観法
庚午(沐浴-偏官)截脚干支(火尅金)地支が天干を剋する関係
① 庚…「陽金」
【語源】庚(こう)はもともと更(こう:あらたまるの意)と同語で、草木が成熟固結して、行きづ待った結果、自ら新しいものに改まっていこうとする状態を表している。
 自然界では鉱石・鉱脈。丁火で精錬する。水が多過ぎれば金は沈み、世の中に出られず、金水寒冷で肺や呼吸器の病気になる。また、土が多過ぎると埋金となる。
【人物】十干の中で最も剛健であるので、日干が庚の人は人を傷つけやすいので、鋭鋒をむき出しにしないで積極性を内に秘めておいた方が良いとされる(何事もありのまま、思いのままに行動し隠しだてが出来ないという陽性に富んだ性格)。しばしば精神の動揺や、目的の変更などの傾向があり、自己主張を曲げることが無いため誤解される場合もある。
② 午…「陽火」
【語源】旧暦の5月。午は忤(ご:つきあたる・さからうの意)で草木が繁盛の極限を過ぎ、衰微の傾向が生じたことを表している。
【意義】午は陰陽交わる…旧暦の5月には一陰、陽に逆らい、地を冒して出づ。午は忤(さか)らうなり。午は極盛の陽気の中に一陰が萠(きざ)し、陽気と陰気が相交わる。即ち「牾」(さからい)の状態になることを指す。旧暦5月の卦は☰☴「天風姤」。一陰が下に萌した象。
【人物】度量が広く容易なことでは怒りを見せません。また決弾力にも富んでいて恬淡(てんたん:欲がなく物事に執着しない)とした気風なのは良いのですが、それが実意に乏しいという型になって現れることがある。また調子よく褒めるかと思うと、その口で罵りそしる場合もあります。元来気が多く、何事にも手を出して失敗する場合もあります。根が陽性ですからくよくよしません。
 <長所>華美・直観力・冒険心。<短所>激性・短気・口舌・あきっぽさ。
③ 十二運:沐浴…荒れる運で成長に伴って反抗期があったり荒波を通過する時期。色情・酒色・肉親の生死別・曖昧等がある。また敗神とも呼ぶ。沐浴が生日にあると、前向きでチャレンジ精神も旺盛だが、その分だけ波乱も多くなり気苦労もある。印綬星が少ないとオッチョコチョイになる場合もあり、鈍重な人を嫌う。肉親関係の生死別に逢う傾向にあり、離婚率も高くなる。性格も我儘でマイペースで感受性も強くなる。女性の場合は結婚の相性に注意。
④ 納音:路傍土(土)…「下の上」人々に踏み固められた道の土のことです。人に親しまれ、真面目で、今は役立たずとも成長株で、やがては有用の大器となるものを蔵しているという意ですが、柔軟性にかけ、意識の切り替えが下手なところがあります。人生に無駄やムラが多く、運命的に活気が無く発展が薄い。明朗で愛嬌はあるので、世の中の道理をわきまえて、誠実誠意に生きると良い。色情は慎むように。
【納音十二運】自胎…争うことは嫌い、物事を恐れずに冷静な人。同情心に富むが強引な無理を言ったり自分に刃向かう者が現れると噛みつく。時々気が変わりやすく永続性に欠けるが、義侠心があり、曲がったことは嫌い。
⑤ 地支中の蔵干…丙35%(偏官)、己30%(印綬)、丁35%(正官)…官印
⑥ 神殺
☆福生貴人…生来の福分が厚く金銭的にも恵まれ、生涯大きな困難に逢う事が少ないとされる。難事に遭遇しても、人からの援助引立てを受けるとされている。
 ☆学士…「学士」は学問、芸術を意味する星です。学事及び技芸が発展し、また学才があり、一を聞いて十を知るとも言われています。感受性が強く神経質な面はありますが、学究肌の徳を有する星です。
【生日観法】
外見は品が良くカラッとしていて正直な人が多く、女性の場合はスポーティーでボーイッシュなところがあります。また、内面は正義感と激しい自負心の持ち主で曖昧なものを嫌います。頭も良くシャープな感性と分析力も持ち合わせていますが人間的な思慮ではやや浅いところがあります。
気に入らない人や気分を害した場合には嫌味な部分が現れ、その結果敵を作る場合もあります。
また、親との縁は薄い方で、小さい頃から苦労をする場合もあります。結婚後は夫に対する不満が生じやすく、家庭よりも仕事に意識を持つ女性も多いです。男女共に色情問題には気をつけて下さい。概して心に迷いが多いときがあり、そのために落ち着きが不足します。迷ったり方向性が定まらない場合は軽率な挙動を慎み、協調心を養えば盛衰の変化が多くても大成します。


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