新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

謹賀新年

2021年12月31日 | 今日の出来事


新年、明けましておめでとうございます。
昨年は、大変お世話になりました。
本年も宜しくお願い致します。
皆様とご家族に、沢山の福運が訪れますことを祈っております。
2022年元旦
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稔の秋(評価を受ける)

2021年12月29日 | 四柱・その他


春に蒔いた種が夏の暑い陽射しを受けて育ち、秋には沢山の実を付けます。
実を付けるまでは、様々な苦労がありますが、収穫の時は嬉しいものです。
害虫の被害もあると思いますし、日照りや、収穫直前に台風の被害に遭う事もあります。
豊作の年もありますし、不作の年もあります…。

四柱推命の変通星では…
自然界では春を表す変通星は食神と傷官です。
食神には、チューリップや桜の花が咲いている様な、春うららかな雰囲気があります。
傷官は、春一番の強風が吹いたり、思春期の様な難しい一面もあります。
食神と傷官には、多感な青少年の表と裏の様な違いがあります。

思春期の春が終わると30~40代の家庭を守り子供を育てる大人の年代に入ります。
季節では、働き盛りの夏の前半を表し変通星では財星(偏財・正財)がその年代とも言えます。
30代は子育てやマイホーム作り、植物の暖かい初夏の陽射しを浴びでスクスクと育ちます。

50~60代、職場でも立場を与えられ社会の為にも頑張る時代となります。
変通星では官星(偏官・正官)がその様な年代で、社会や義の為に生きる年代とも言えます。
植物は繁茂し、成熟した雰囲気になっていきます。

70~80代、肉体的には衰え、背も縮み白髪も増えますが、目に見えない内面には人を愛する親の愛が熟しています。
一組の夫婦から沢山の子供が産まれ、その子から孫へと愛の伝統が相続される時代…変通星では印星(印綬・偏印)がそれに該当します。
植物では、収穫の稔の秋とも言えますね…。

1年に春夏秋冬があるの様に、人の一生にも春夏秋冬の様な時期があります。
運の良い人は、命式本体の構成が良く、大運の流れも、年代に合った星(変通星)が巡って来る命式の方です。
その様な命式の方は、大きな役目があるのでしょう…。天から頂いた福運を自分だけの為に使わない様にして下さい。

さて、通常は秋(晩年)は収穫の季節です。
豊作なら良いですが、不作の年もあると思います。
四柱推命の変通星では、旺相した十二運の印星(特に印綬)を稔の秋とも表現しています。
しかし、印星が休囚していると、秋の稔が少ないと看る場合も場合もあります。
旺相運…長生・冠帯・建禄・帝旺。
休囚運…死・墓・絶。
例えば…
上図は
大運:印綬 帝旺 
流年:正官 冠帯
勿論。命式本体との関係もありますが、正官 冠帯と社会運が冠を被っているので、社会的な名誉や評価を受ける暗示もあります。

上図ではありませんが、私の知り合いのN氏…
日干:甲
大運:印綬 長生。
流年:正官 冠帯 の今年…
仕事で3つのタイトルを取得して表彰されたと言っていました。

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年上:敗財。

2021年12月25日 | 四柱・その他


四柱推命の変通星の中に「敗財:はいざい」という星があります。
日干と同一の天干で陰陽が異なり、日干が陽干の場合を敗財、陰干の場合は劫財となります。
敗財も劫財も宝である財を剋す星(変通星)で、敗財は財が敗れるとも書きますし、劫財は財が力づくで去るとも書きます。
両方とも財を剋すのは同じですが剋し方が少し違うのですね…。
劫財は、強気に仕掛ける傾向があり、敗財は、弱気になって流される傾向がありますが、どちらも内面には我欲があり、その結果として財(宝)を剋す傾向があります。

それでは、財という宝とは何でしょうか…?
宝=大切なものですね…。
一般的には財とは財産(お金)ですね…。
また、大切な家庭も宝ですし、男性にとっては、妻(正財)は最も大切な宝とも言えます。
勿論、地位や名誉も宝ですし、健康も志も宝ということができます。

故に、命式中に、強い劫財や敗財があって、それを抑えたり中和したりする星が無い場合は、その大切な宝を失ってしまう傾向が強いというのですね…。
特に、命式本体の天干に、正財と劫財が並ぶ、あるいは正財と敗財とが並んでいるのは注意が必要です。
天干は表ですので、天干にその様な星(変通星)が並ぶと、それが表面化しやすいとも言えます。
宝とそれを壊す星の並びですので…
お金とそれを流す並び、家庭と家庭を壊す星の並びと捉えることも出来ます。

劫財は自分から積極的に仕掛けて失敗するのですから、致し方ない場合もありますが、敗財の場合は弱気になって人情に流されて…という場合が多いですね…。
嫌と言えず人情に流されて、保証人に…という場合もあります。
特に、劫財や敗財に荒れる十二運の沐浴や、冠帯・帝旺(羊刃)等が付く場合は注意が必要です。

劫財は強気の失敗ですが、敗財は人情に流されてですから、う~ん…というところもあります。
その人情が魅力でもあるのですが、内面には欲やスケベ心に魔が差すのかも知れません。
我欲があると、正しい判断ができなくなるのですね…。

商売を行っている方で、命式の年上に敗財を持つ方が時々おられます。
流派にもよりますが、当方の流派では年柱は50歳~65歳頃に最も影響を与えると言われています。
また、年柱は先祖や霊的なバックボーンとも言われていますので、この方の背景に財の問題を起こした何かがあるとも考えられます。
先祖が徳を積めば子孫はその恩恵を受けますが、先祖が穴を掘った場合は、その穴埋めを子孫が行う場合もあります。

年上に強い敗財が出ていて、それを抑える星が無い場合は、50歳~65歳の期間や、大運に強い比肩や敗財が巡る時期に様々な問題等が降りかかる場合もあります。
商売人の場合は財(お金)の事が多く、一般の勤め人の場合は人間関係で…という場合もあります。
故に、命式本体の天干に敗財がある方は、日頃から徳積みの生活をされると良いかも知れません…
陰徳善行を心がけると良いと思います。→ 参考資料「陰騭録」

命式天干に敗財を持つ方は、人助けが仕事になれば良いですね…。
頭が良ければ、お医者さんとか…。
タイガーマスク運動や、被災地のボランティア活動も良いと思います。

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月上:偏官の女性。

2021年12月21日 | 今日の出来事
先日、ある集いの帰りに、昔お世話になった知人(女性)に出合いました。
彼女は中々のキャリアウーマンで、とても頼りがいのある女性です。
テキパキと仕事をこなし、困っている人を見ると一肌脱ぎたくなる義理人情に厚い姉御タイプ…。
早速、彼女の命式を見ると…
案の定、しっかりした偏官が月上に輝いていました。
偏官が良く働く女性の場合は、活動的で情け深く面倒見が良い人が多い様です。
女性の場合は、夫の代わりに頑張る女性が多いとも言われています…。
まさにその通り…
夫は少々病弱で、彼女が主になって頑張っていました。
運とは、不思議なものですね…。
夫婦も、その様な取り合わせになってしまうのですね…。
その様な取り合わせなので、何とかなって続いているのだと思います。
硬いものには柔らかいものが合い。
仕事一筋の男には、家庭を守る女が必要なのですね…。
夫婦は、二人で一つ。
互いに無いものを補う夫婦も良いと思います。
二人が一つになって真ん丸になるのかも知れません…。

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対局を知る。

2021年12月17日 | 四柱・その他


四柱推命は「陰陽五行」の考えを土台として出来ています。
太極から陰陽が発生したと言われています。
陽陰…簡単に言いますと、男と女ですね…。
男も女も、身体の構造は似ていますが、一つだけ逆さまなところがあります。
それは、愛の器官ですね…。
男性のものは、出っ張っていて、女性のものはへこんでいます。凸凹ですね…。
上手く出来ています。
陽陰は互いの為に存在します。
男は女の為に、女は男の為にですね…。
自分は相手の為に存在するのであって、自分の為に相手が存在するのではないのですね…。
後者の場合ですと、世の中、自己中の塊になってしまいます。
男性は女性の為に存在するのですから、女性の事を本当に研究する必要があります。
女性も同じですね…。
男と女とは、考え方が随分と違うと思います。
夫は天ですから肩幅が広く、女は地ですから腰幅が広くなっています。
天地ですから役割も違いますし、考え方も随分と違うものです。
また、同じ男でも、命式によって、こだわりも異なる場合が多いです。
男女の違いと命式の違いを理解すると、夫婦関係はかなり改善されると思います。

四柱推命では、男命(男の命式)では、女を表す変通星は財星(偏財・正財)です。
故に、命式中に財星(特に偏財)を持つ男性は、女の気持ちを理解しやすい傾向があると言われています。
女命の場合は、男を表す変通星は官星(正官・偏官)です。
故にしっかりした官星を持つ女性は、男社会の中で働くことに抵抗がありません。
また、印星は母親や年配の星とも言われています。
故に、良い印星(印綬)を命式中に持っていると、目上(年配者)の人から可愛がられる場合が多いですね…。
その他、吉凶様々なことが分かります…。

さて、上図は四柱推命の十二運を対局的に表にしたものです。
この十二運星は、対の関係になっているので、反対側が分かると、その星自体の意味も分かりやすいと思います。
例えば…
十運星の「冠帯」を例にとれば、冠帯には若々しさ・凛とした輝きという意味があります。
日柱に冠帯がある人は、オシャレで格好の良い人が多いものです。
冠帯の対局(反対)にあるのが、「墓」ですね…。
墓はお墓や古いものや年寄りの様な意味があります。
故に「冠帯」を理解するには対極にある「墓」の意味が分かると理解しやすいですね…。

十二運の「長生」には、素直・健やか・明朗等の意味があります。
長生の対局にあたる十二運は「病」です。
病には、文字通り、病気・敏感等の意味があります。
他の十二運星も、その様な見方をされると理解しやすいと思います。
※ 十二運の内容はこちら。

自然界は対になっているのですね…
陰陽とは異なりますが、目に見える世界と目に見えない世界とがあります。
有形世界と無形世界ですね…。
それらは、互いに影響しあっています。
四柱推命は、目に見えない陰陽五行のエネルギー(気)を看る占術です。

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2022(令和4)年、日干毎の大雑把な運勢傾向。

2021年12月13日 | 毎年の運勢(日干から見た)
2022年の干支は「壬寅」。
●壬…(大河、池・沼で、流れることが本能)
【語源】壬は、もともと妊(じん:はらむの意)を語源としており、草木の種子の内部に、さらに新しいものがはらまれる状態を表している。
・「壬」は「妊」で、任とは「はらむ」ことで、陰の気が陽の気をはらんでいる様子を表している。

●寅(いん)
【語源】演(のぶる)の「サンズイ」を去ったもので、植物の芽生えが陽春の温気に養われて、地上に伸び長ずる様を象徴したもの。
演とは前後左右に大きく伸び広がる威勢の良い意味を持っている。
・寅は「移」「引」に由来し、「うつす」とか「ひく」という意味がある。…万物の芽がようやく地面から出ると、これを引張り出して、伸ばし地から移しだす意味がある。
・「寅は万物始めて生じ、螾然たるをいうなり」螾然とはミミズやモグラが春気に誘われて地上に出ること、陽気と共に地中の生物が地上に現れることを意味する。
地天泰☷☰。

◎ 男性中心の時代から男女が横に並び、女性が活躍する時代になってきました。
男性中心の時代は、力(権力・武力・金銭力・知力)中心の時代ですが、女性の時代は(共有・和合・調和)の時代で、許し愛し一つになる時代を迎えていると思います。
また、内的な心よりも外的な体が優先されていた時代から、心が体の上位に来る時代に変わってきました。
文明圏も外的な西洋文明から内的な東洋文明へと変化しつつあります。
科学と宗教が同じ方向に向かって、より本質(原因)的な世界を目指している様にも思えます。
利己主義から利他主義へ…本来、陰陽は、互いを前提に存在しているのですから…
新しい価値観が孕(はら)み、まだ地上には出てこないが、地中で活動し始めた状態が今年の干支(壬寅)の象意の様にも思えます…。

(日干毎の大雑把な運勢傾向)
あくまでも、日干から見た流年の象意ですし、流年から見た流月の象意ですので、命式本体や大運 、五行のバランスによって結果は変わる場合もあります。
参考程度になさって下さい。…特別な事をされる場合は、有料鑑定をお受け下さい

● 日干:甲…偏印 建禄(比肩)…勉強や研究には良い時期。強い偏印なので、命式本体や大運に食神があって倒食になる場合は注意が必要。念為、年配の方は健康診断等を受けられたら良いかも知れません。
4・5月は比肩・敗財、特に5月は病気等には注意をして下さい。また、6月は年月の関係で倒食となるので、4~6月は注意が必要。12月は偏印 沐浴となり、悩みやすくなる場合もあります。

● 日干:乙…印綬 帝旺(劫財)…学習には良い年。大運も良ければ評価を受ける場合もあり。4・5月は劫財・比肩の月なので、少し注意も必要です。受験生は学習に集中しやすい年。母親が年配の方は、母親の事に縁がある場合もあり。

● 日干:丙…偏官 長生(偏印)…行動的になり、何かと現状を変えたくなるなる場合もあり、命式本体や大運に強い傷官を持つ方は、少々ガタガタしやすい年。官星が強くなる命式の場合は、外的なプレッシャーを受ける場合もあり。

● 日干:丁…正官 死(印綬)…それなりに活動的な運気に入りますが、エネルギーはそれ程強くはありません。適齢期の女性で日干:丁の女性の場合は、夫を得る暗示もあります。命式本体や大運等に強い傷官を持つ方は、正官を剋すので、仕事や夫には注意の暗示もあります。6・7月は劫財・比肩、8月は荒れる傷官 沐浴の月ですので、少々注意が必要です。

● 日干:戊…偏財 長生(偏官)…営業等には良い年で、何かと交友関係も広がります。年頃の男性は女性に意識を持ちやすい年とも言えます。また、受験生の場合は、学習に集中しきれない場合もあるので、学習スケジュールを立てて取り組むと良いと思います。命式本体や大運に強い比肩が出ていて、流年の偏財が剋される命式は少々注意が必要かも…?8・9月は比肩敗財の月運なので注意されて下さい。

● 日干:己…正財 死(正官)…未婚の男性の場合は妻を得る暗示もあります。それなりに落ち着いた年となるでしょう…。8・9月は劫財・比肩の月運ですので、高い買い物は控えた方が良いかも知れません。命式本体や大運に強い比劫があり、流年の正財が壊される命式の場合は注意が必要です。

● 日干:庚…食神 絶(偏財)…比肩・敗財の辛い2年間が過ぎてやっと一息つける年となり、食べ物も美味しさを味わえる年となりました。命式本体や大運に強い偏印等が出ていて、倒食してなければ、それなりの年になるかも知れません。8月は偏印の月なので運気が渋りがちになります。また、10・11月は比肩・敗財の月なので、命式によっては少しは注意も必要だと思います。

● 日干:辛…傷官 胎(正財)…劫財・比肩の2年間が過ぎて明るい春の運気を迎えましたが、時々春一番が吹くときもあります。焦らずに過ごして下さい。命式本体や大運に強い官星が有る方は、柔らかな表現をされると良いかも知れません。7月は偏官ですのでおとなしく過ごして下さい。10・11月は劫財・比肩の月ですので、自己主張せずに上手に過ごして下さい。

● 日干:壬…比肩 病(食神)…一つの段階が終わって新しい出発の時でもあります。身体の不調の方は、過去の古傷が痛む場合もあり。仲の悪い夫婦の場合は、別れたくなる気持ちも強くなりますし、職場を去りたくなる場合も出てきます。単身赴任や留学等で、故郷や家族の元離れるのは悪くはありません。2・3月、そして12月と翌年1月は比肩・敗財の月ですので、流年の象意が表面化する場合もあります。特に12月は比肩 帝旺(羊刃)の月ですので、注意して下さい。…日干:壬寅の方は、日柱反言という強い分離運になりますので、注意は必要です。

● 日干:癸…劫財 沐浴(傷官)…命式本体や大運等に強い比劫がある方は、投資等には注意が必要です。気持ちが大きくなり、物に賭けたくなりますので、高い買い物は控えて下さい(不動産等)。食神と並ぶと劫達的になりますが、やや控えめに過ごした方が良いと思います。新規事は避けて下さい。月の運勢では2・3・12・翌年1月が劫財・比肩月、特に2月は劫財 沐浴(傷官)、12月は劫財 建禄(劫財)と、強い劫財が固まりますので、原則に沿った生き方を心がけて下さい。また、6・7月も水剋火と強い劫財が水の財星を剋しますので、年配の方は血流系には注意が必要ですし、高い買い物は避けて下さい。

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敗財 墓

2021年12月09日 | 今日の出来事


日干:庚の人は、今年(辛丑)が来ると敗財 墓の流年となります。

日干と同一五行で陰陽が異なり、日干が陽干の場合を敗財、陽干の場合を劫財といいます。
敗財と劫財とは似たような星ですが雰囲気は異なります。
風呂敷を広げ胡散臭さのある劫財。
人情的で嫌と言えない敗財、しかし、劫財も敗財も内面には自我や欲望が隠れています。

(敗財の時期)
・弱気の失敗。
・人情に流されやすい。
・楽して儲けたい…。
・何となく、やる気や志を無くし、「俺の気持ちを分かって欲しい…」と言うような気持になりやすい時期と言えます。
・その結果として、財(宝=お金・人間関係・健康)等の大切なものを失いやすい時期と言えます。

(十二運の墓)
・墓守、先祖、金庫、過去 等の意味があり、マニアックで陰気な一面もある。
・墓には限られた空間の様な意味もあり、穴に入っている様な状態とも言えます。
・死人を入れるのはお墓、病人を入れるのは病室、罪人を入れるのは牢屋、お金を入れるのは金庫 等の入れ物という意味もあります。

日干、庚の方の昨年(2020年)の流年は比肩 死。
比肩は分離運で、季節でいえば冬の様な運気ですが、厳しい環境の中でも、頑張ろうという気持ちを持つことができた年とも言えます。
しかし、庚の方の今年(2021年)の流年は敗財 墓となります。
敗財も、冬の様な運気ですが、何故かテンションは下がり、集中力も散漫になる場合もあります。
その結果…仕事のミスや、人間関係の誤解・財の損失等も起こしやすい場合もあります。

敗財 墓の時期に、投資等でお金の損失を被る場合もありますし…
人情に流されて、保証人になる人も居ます。
また、若い人では比肩や敗財 墓の大運の時期は、部屋に籠っていたという場合もあります。
コロナ禍では、特に墓の大運にその様な傾向が強くなるとも考えられますね…。
そうそう…偏印 墓の時には、スピリチュアル的なものに縁を持つ方も多いですね…。
目に見えないエネルギー(気)の影響を強く受けているのだと思います。

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変通星、正と偏とを磁石で説明すると。

2021年12月06日 | 四柱・その他


自然界は陰陽で出来ています。
(五行 )木・火・土・金・水
(陽干+)甲・丙・戊・庚・壬
(陰干-)乙・丁・己・辛・癸 ですね…。

そして、変通星にも正と偏とがあります。
日干:甲を例題にすれば…
1. 甲(+)から甲(+)を見ると比肩となります。
2. 甲(+)から乙(-)を見ると敗財になります。
3. 甲(+)から丙(+)を見ると食神になります。
4. 甲(+)から丁(-)を見ると傷官になります。
5. 甲(+)から戊(+)を見ると偏財になります。
6. 甲(+)から己(-)を見ると正財になります。
7. 甲(+)から庚(+)を見ると偏官になります。
8. 甲(+)から辛(-)を見ると正官になります。
9. 甲(+)から壬(+)を見ると偏印になります。
10.甲(+)から癸(-)を見ると印綬(正印)ですね…。

プラスとマイナスは引合いますが、プラス同士やマイナス同士は反発しあいます。
男女は引合って結婚し子供が出来ますが、男同士や女同士ではお子さんはできません。
そして、磁石もS極とN極は引合いますが、S極とS極、N極とN極は反発しあいます(上図の画像ではN極とS極とは引合い、N極同士は反発します)。
分かりやすい例ですと…
上記4番の甲(+)から戊(+)を見ますと偏財となります。
また、7番は偏官となります。
+・+の関係ですので、くっつかずに反発して動くのが偏です。
偏は動くことを通して刺激を受ける星。
故に偏財には流動の財(商才・お金)、籍に入らない女(妾)、動く情(コミュニケーション)という象意も出て来ます。
また、偏官は社会性や仕事プライドの星で強い行動力もあります。
女命では、夫以外の男(情夫)という意味もあります。
故に、偏官を持つ方は動きのある仕事を好みプライドが高い方も多い様です。
女命の場合、月上の中心星に偏官が輝いていると、夫の代わりに仕事をされる方も多い様です。

私の隣の家のご主人(従兄)は月上が偏官で、年上が偏財の並びの命式です。
天干の並びが月年共に偏となります。
彼はいつも動き回っています。
冬の季節でも、朝の6時の陽が昇る前には毎日散歩に出かけます。
そして、日柱でもいつも好きな庭木の手入れで動き回っています。
また、義理人情で筋を通す性格だと思います。

偏官を主体に持つ方は、目的に向かって突進される方が多いですね…。
政治の世界では…
霞が関の正官と永田町の偏官とも言われています。
忖度の正官と筋を通す偏官…人は命式という遺伝子に支配されているのだと思います。

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