新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

ネガティブな思考になりやすい…。

2020年12月31日 | 今日の出来事


上記の命式は…
・月上の劫財を中心とする偏印双並びの命式。
・偏印には荒れる12運の沐浴が二つとも付いています。
・土の偏印が金の比劫を土生金と生じ、生じられた金の比劫が金尅木と財星を剋している。
・五行には木の財星が不及。

劫財も偏印も家庭を表す財星を剋す星。
また、中心星(月上)が分離を表す劫財ですので、人生には別れもあると思う…。
長い人生…時には独りの方が気楽で良いと思うこともありますが…
人情的な偏印を持つ方は、好きな趣味でも持たないと寂しさを感じると思います。
特に荒れる12運が偏印に付くと、ネガティブになる傾向が強くなります。
命式中に沐浴が一つなら、星の並びや五行のバランスで補う事もできますが、
二つ並ぶと荒れやすいと言われています。

偏印は精神性と技能の星で、表に出ない裏の事を知りたくなる知的欲求があると言われています。
精神性が強く芸能・宗教・数理・迷い等の象意もあります。
その偏印に荒れる12運が付くと、偏印という思考のネガティブな面が出やすくなる傾向があります。
好きな趣味や芸事に没頭出来れば、寂しさを忘れることも出来るのですが…。
自分の命式を知って、上手にコントロールしたいものですね…。

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2021(令和3)年、日干毎の大雑把な運勢傾向。

2020年12月26日 | 毎年の運勢(日干から見た)
2021年の干支は「辛丑」です。
● 辛(かのと・シン)
【語源】辛(しん)はもともと新(あたらしの意)と同語で、草木が枯死して、新しくなろうとする状態を表している。
・「辛」は「新」で、万物が皆縮んであらたまり、秀でた実が新たに出来る様子を表す。
・砂金は、川底から採取して壬水で洗う。
● 丑(うし・チュウ)
【語源】紐という文字の「糸偏」を去ったもので、結んで解けないという意味。植物が地中に芽生え伸ばし、根を張っていく状態を象徴したもの。
種子の萌芽が土中にあり、じっとこらえて春を待っ結紐(けっちゅう)の様相に似ている。地澤臨☷☱。
・丑は「紐(チュウ)」からきていて、「紐でしめる」あるいは「つなぐ」に通じ、万物が一斉に芽吹いて大きく成長するのを紐で縛って繋ぐことを表す。

昨年の干支は「庚子」、今年が「辛丑」。庚辛(コウシン)は更新(コウシン)とも言われ、改まって新しくなる時を迎えているとも解釈できます。
また、昨年の十二支の「子」を解字すれば「了」終わりと「一」はじめ。
換言すればものの「終始」で、混沌・太極を表し、混沌とした中に新しい活き方が求められた年だったと解釈できます。
今年の十二支の「丑」は前述のとおり、芽生えた種子が互い連携する様子を表しています。

個人の拡大が家庭や社会とも言えますので、究極的には私の心が問題だと思います。
…良心を中心としてエゴを克服し、為に活きる者たちが一つになることが願われる時なのかも知れません…(辛丑)。

2021(令和3)年、日干毎の大雑把な運勢傾向。(2021.2/3~2022.2/3迄)
日干:流年
●甲:正官 冠帯(正財)…昨年は偏官 沐浴とやや荒れやすい年廻りでしたが、命式中に強い傷官が出ていなければ安定しやすい年となるでしょう…社会的な使命に目覚める時でもありますし、未婚の女性は結婚が纏まる暗示もでてきます。6・7・9月は少し注意をしながら歩んで下さい。

●乙:偏官 衰(偏財)…活動的になりやすい年。また、命式中に傷官が強い方はやや注意が必要かも知れません。印星太過の方は行動するには良い年といえます。6~8月は少し注意しながら行動して下さい。

●丙:正財 養(傷官)…比較的安定した年と言えます。未婚の方は嫁に行ったり妻を娶ったりして安定するには良い年だと思います。また、不動産の購入等も悪くはないでしょうし、養子等を迎えるにも縁がある年とも言えます。妊活の方も頑張れる年とも言えます。8・9月はやや慎重に行動して下さい。

●丁:偏財 墓(食神)…比較的安定した年となります。男性の場合は、女性を口説きたくなる場合もありますので、既婚者は注意も必要です。また、長男・長女で、父親が高齢の場合は、父親に注意の暗示も出てきます。受験者の方は遊び心が出やすくなるので、自己管理を確りとしましょう…。8・9月は慎重に過ごして下さい。

●戊:傷官 養(敗財)…やや敏感になりやすい年ですので気分転換を上手に行って下さい。官星との尅が強い方は事故や怪我に注意の暗示もあります。また、命式によっては職場や夫の関係でガタガタする場合もありますので、冷静に過ごすことも大切です。6・7、10・11月は少し注意が必要です。

●己:食神 墓(比肩)…命式本体や大運との関係で倒食になっていなければ、それなりに平安な年となるでしょう…。しかし、偏印が強い命式の方は、倒食となり、儘ならない運気になる場合もありますので注意が必要です。9~11月は気を付けながら過ごして下さい。

●庚:敗財 墓(印綬)…昨年・今年と2年間は注意が必要な年です。特に今年はモチベーションが下がり、気持ちも流されやすくなりますので、志を無くさない様にして下さい。気持ちが流れるとお金も一緒に流れてしまいます。高額な買い物や投資等は控えた方が無難ですし、高齢の方は健康面も気を付けて下さい。2・3月は特に注意。

●辛:比肩 養(偏印)…自我が強くなり、人間関係も孤立しやすくなる傾向が出てきます。また、命式によっては、人の面倒を看ることを通してお金が出る場合もあります。新しい出発という意味もあるので、職場を辞める方もおられますし、人間関係でも別れが生じやすくなります。我欲を抑えると良いかも知れません。2・3月は注意して下さい。

●壬:印綬 衰(正官)…昨年・今年の2年間は、何かと勉強や研究には良い年だと思います。自分を内観し、生き方等を模索するには良い年だと思います。食神が主体の方は、昨年は少し苦労されたかも知れませんが、今年は落ち着いて来ると思います。受験者の方は勉強に集中できると思います。4・5月は少し注意して下さい。

●癸:偏印 冠帯(偏官)…勉強や研究には良い年です。しかし、食神が主体の命式で、倒食になる場合は注意が必要です。健康が気になる方は検診を受けておいて下さい。また、小さなお子様をお持ちのお母様は、お子様の事で苦労される場合もあります。4・5・7月は気を付けて下さい。

※ 上記はあくまでも傾向性です。命式本体や大運との関係で吉凶が変わりますので、鵜呑みにはしないで下さい(参考程度に考えて下さい)。…詳しい内容をお知りになりたい方はこちら

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無形・有形、陰と陽。

2020年12月24日 | 四柱・その他
この世界には二つの世界があります。
目に見える世界と目に見えない世界ですね…
簡単に言いますと、内的な心の世界と外的な体の世界の様なものです。
目に見えない内的な世界が原因の世界で、目に見える外的な世界が結果の世界とも言えます。
また、20世紀は心<体で、どちらかといいますと、外的な物質優先の時代だったとも言えます。
しかし、21世紀になると、外的な物質優先の時代から内的な心(精神)を求める世界へと変わって来ると言われています…
故に人々は、より内的な本質的なものを追求するようになると思います。
人生とは…? 私の生まれた目的は…? 私に合うものは…? 等の本質的なものを知りたくなるのもその為だと思います。

人間は心と体とで出来ていますが、もう一つ、陰と陽とでも出来ています。
陰(−)と陽(+)ですね…
簡単に言えば、陰は女性で陽は男性です。
男と女の違いは、陽的(凸)な部分が一つ多いのが男性で、陰的(凹)な部分が一つ多いのが女性です。
陰陽が一つになると太極となり、一つの完成した姿になると言われています。
男女が結婚して一つになると、互いの不足の部分を補い、自然界の全てを知ることが出来ると思います。

また、人は生まれる前は母の胎内で十月十日(とつきとうか)の約280日を過ごします。
そして、オギャーと産声をあげ自力で呼吸して人生が出発します。
産声をあげたその時に、神の魂の一部が宿るのかも知れません…。
その時の年月日刻の干支(四柱八字)がその人の命式(遺伝子)の様なものだと思います。
たしかに、育つ外的な環境もとても大切ですが、どの様な命式(遺伝子)を持って生まれたかはとても大切です。
果物で例えれば…
リンゴの様な命式の方もおられますし、ミカンの様な命式の方もおれます。
果樹園の土や水や光という環境も重要ですが、リンゴはミカンにはなりません。
四柱八字という命式を変える事は出来ないのだと思います…
同じ家庭に生まれても、兄弟によって性格や特性は様々だと思います。
命式の違いから生じているのだと思います。

今迄の心理学では、人は外的な刺激の影響で変わると言われていました。
しかし、ムチやアメでという外的な刺激では限界があると思います。
内的には、四柱八字という命式(遺伝子)がその方の願望を支配していると思います。
命式を活かすことが、自分らしく活きることだと思います。
21世紀は自分が自分らしく活きられる世紀だと思います。

種を蒔き、大切に育てて収穫を迎えるまでには、ある一定の期間が必要です。
人生は一度だけです。
時を無駄にせず、人生の収穫期には多くの稔を返せる人生にしたいものです…。

命式(四柱八字)は年月日時の八つの干支で出来ています。
自分を意味する日干から、年月日刻の干支との関係を読み解くと、自分の持っている運や特性を知ることができます。
自分を知って自分を活かすことが幸福の一歩だと思います。

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私は家庭的…?

2020年12月17日 | 今日の出来事
四柱推命の変通星では、家庭を表す星(変通星)は財星です。
財星は食神という子供を表す星を守る星です。
食神を壊す星が偏印ですが、その偏印を抑える星が財星(特に偏財)だからですね…。
子供を守るのが家庭ですし、胎児を守るのが母体なのですね…。
故に、女命で、命式本体に良い食傷があり、確りした財星も共にある命式は、比較的子供運が良い命式ともいえます。
また、夫を支えて、夫を一人前の主人にするのが妻の役目だと思います。
女命で、夫を表す星は官星(特に正官)です。
財星は官星を生ずる星ですので、良い財星を持った女性は夫に従い、夫を立てる運を持っているとも言えます。
また、男命の場合は、良い財星が命式中にあると、妻の支えを受けられる運を持っているともいえます。

私の知り合いにこの様な女性がおられました…。
彼女の命式は、天干に偏官双並びと旺相した食神。
五行には官星が固まり、財星に星がありませんでした。
比肩:●●
食傷:●△
財星:なし
官星:●●●●
印星:●△
太過した偏官を旺相する食神でチョコレートのコーティングをしている様な命式ともいえます。
仕事好きで、舅が始めた事業を跡継ぎの夫以上に頑張って切り盛りしています。
また、家事もテキパキとして行い、子育ても頑張り、フルタイムで活動しています。
彼女曰く…
私は家庭的な女性です。
何故かというと、家事や子育てを完璧にしているからということです。
確かに、偏官が主体の女性は、目的に向かって走ると思います。
特に食神という愛嬌の星が付いていると、表面は偏官の強さが抑えられるのだと思います。
忙しく頑張るのだと思います。
しかし、偏官が強いと、夫に従ったり、子供の心に寄り添う時間よりも、活動する方を優先する場合が多いと思います。
妻が頑張り過ぎると、夫はいつの間にか、手を抜いて主人の立場を離れてしまう場合もあるのでしょう…。
そして、その様な状態が20年~30年も続くと、偏官が強い妻も疲れが出て来るかも知れません…。
命式の吉凶を知って、命式をコントロールできると良いですね…。
夫という漢字は天が突き抜けたもの。
天は全てを親の立場で面倒みるものです。
妻の一番の仕事は、夫を天にすることかも知れません…。

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女の気持ちがわからない男

2020年12月15日 | 四柱・その他
男女は互いの為に存在しています。
男(陽)は女(陰)の為に存在し、女は男の為に存在しています。
人は小宇宙とも言われています。
故に、男性は宇宙の陽的なものを代表する半分で、女性は陰的なものを代表する半分となります。
男女が一つになると、丸いリンゴの様になるのですね…
陰陽が混ざり合って一つになったものが太極ですので、結婚とは太極(宇宙の根本・原因)に似るためのものとも言えます。
簡単に言えば…
男にとっての宝は女なのですね…。
故に男は女が好きなのだと思います。

男命(男の命式)では、女を表す星が財星と言えます。
財星には偏財と正財とがあり、籍に入る女が正財(妻)で、籍に入らない女が偏財(妾)という捉え方も出来ると思います。
また、正財は固定の財産(不動産・給与)を表し、偏財は流動の財産(お金・商売)を表します。
財星は大切なもの(宝)を表しますので、「愛・生命・財産」を財星ということが出来ます。

また、財星を生じる星が食傷(特に食神)ですので、男の命式(男命)の中に食神や財星が無い人は「女心」が分かり難い人が多い様です。
私の知り合いのN氏も、知的でハンサムな紳士ですが、「自分は女の心が分かり難い」と、言っていました。
彼の命式は、天干に印綬→正官→劫財と並び、五行にも星(●)が官星・印星・比劫のみでした。
食傷と財星には星(●)がありませんでした…。神は二物を与えないのでしょうね…。
知的でハンサムなN氏…そこに女心を表す偏財や食神が出ていたら…
女性の心を上手に掴み、奥様は違った意味で苦労されたかも知れません。

身旺で旺相する食神と偏財とが天干に並ぶ男性は、人生を楽しむのが好きな人が多いものです。
人生は楽しむためにある…
その様な願望が遺伝子という命式に確りと刻み込まれているのだと思います。
願望の上位にあるのものが…
・美味しい食事。
・美しい女性。
・情。…特に食神には発情という意味もありますし、偏財は情が流れやすいと言えます。
また、それらを得るためにはお金が必要だと思うのでしょうね…。

財星は情を表す星でもあります。
通常、女性は情を共有する為に会話をします。
しかし、男性の場合は、情報や知識を得るために会話をします。
前者の様な、食神や財星が弱い命式の男性は、情よりも知が先行するのだと思います。

どこかに星(●)が固まるということは、何処かの星(●)が欠如することでもあります。
命式の長短を知って、長所を引き出す工夫が必要なのかも知れません…。

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変通星(凶星と吉星)

2020年12月11日 | 四柱・その他
変通星は全部で10個あります。
比肩・敗財(劫財)、食神・傷官、偏財・正財、偏官・正官、偏印・印綬の10個ですね…
この変通星の中で男性的な星と女性的な星とがあります。
また、吉星と言われている星と凶星と言われている星とがあります。
以下がその内容です。
(男性的な星)
・比肩:男の凶星。 
・敗財(劫財):男の凶星。…ただし敗財は、人情的な星ですので、一見 優しいところがあります。
・傷官:中性~男性的な凶星。
・偏官:男の凶星。 
・正官:男の吉星。★

(女性的な星)
・食神:女の吉星。
・偏財:女の吉星。
・正財:女の吉星。
・偏印:女の凶星。★ 
・印綬:女の吉星。

男性的な星は「正官★」を除いて全てが凶星。
女性的な星は「偏印★」を除いて全てが吉星です。

人の男性と女性もそうですが、男性的な凶星は馬力があり力も強く、女性的な吉星は馬力が無く、争うのも好きではありません。
例えば、男性的な星である官星を見た時に、官星には偏官(凶星)と正官(吉星)とがありますが、偏官と正官ではパワーが違います。
偏官は、武人の星で、馬に乗って敵陣に向かって飛び込んでいく強さを持っています。
しかし、先頭に立って飛び込むと弓矢に当たって死んでしまうこともあります。
先頭に立って飛び込むので、死んでしまうので凶星と捉えることもできます(それだけでは無いですが…)
偏官が良く働けば、我が身を犠牲にして義の為に死ねるのが偏官です。
正官は偏官よりも頭が良いので、馬鹿な真似はしません。
正官が良く働けば、官僚の様な賢さで組織を纏めますが、悪く働けば、御身可愛さから「長いものには巻かれろ」主義になります。
これでは世の中を変える為の革命は出来ません。
過去も現在もそうですが…
世の中、いつも争いが多いです。
国家間の戦争から、家庭の中でも夫と妻が争う場合もありますし、個人の中でも心と体とが争っています。
個人の中(良心と邪心)の争いの拡大が世界の争いとなり、現在も主義思想の違いから世界が別れています。
米国の大統領選もその一つかも知れません…。
今からは、世の中が二分されて来ると思います。
お互いの言い分があると思いますが…
個人・家庭が自然界の原則に従って一つになれば、世界も一つになれると思います。

変通星の吉星にも良い面と悪い面とがあります。
勿論、馬力のある男の凶星にも良い面と悪い面とがあります。
強い者が勝つ時代から正しい者が勝つ時代になる必要があります。
その時に、体を張って改革命が出来るのが男の凶星と言われている比劫や官星(特に偏官)かも知れません…。
昔から「尅用の妙」といわれていますが、世の中で逸材といわれる何かを成す命式は、「癖やあくの強い凶星を吉星でコントロールしている命式」とも言えます。馬力があるが癖の強い男が善に目覚め、その役目を果たす時が今の時かも知れません。
凶星が主体の命式の方は、いよいよ活躍できる時を迎えたのかも知れませんね…。
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成功と願望の質と実行力

2020年12月07日 | 今日の出来事
ある「自己啓発セミナー」を主催する社長さんのブログにこの様な内容が書いてありました。

『その人の人生=先天的資質×環境×本人の選択と考えて来たが、この中で先天的なものは変えられない。
環境面も、子供の頃の環境は、…親が作り出したものの中でしか生きていくことはできない。
本人の選択も子供の頃は限られているかも知れない。…ポイントは20歳を迎えてから、如何に成長できるかである。
理想は、子供の頃から鍛えた方が良いに決まっているが、…それは理想であって、ほんの一握りの良い親に恵まれた人にしかそれは叶わない。
自然界は平等では無い。…厳粛に受けとめて、自分の与えられた世界で、人の何十倍も頑張るしかない。
「しのこの言わず黙ってやれ!」…常に自分に言い聞かせてきた。…「実行で勝つ!」これしか無いと。
何十万人の人に情報を提供してきたが、実行する人だけが成功する。
何を知っているかではなく。…何を行っているかである。
結論「成功と不成功のを分けるポイントは願望の質と実行力」である。
変えられないものは仕方ない。…変えられるものは自分と未来だ。…成功の選択をし続けること。
これ以外に成功する方法は見つからない。』

私も40代の頃に彼の主催するセミナーに何回も足を運んだことがあります。
確かにその通りだと共感しました。
そして、彼に興味を持ち、彼の命式を出してみました。(生時不明ですが…)
年:乙未 偏官 冠帯(比肩)
月:己卯 比肩  病(偏官)
日:己卯     病(偏官)
時:不明
五行では…
木(官星)●●●△△…4個
火(印星)不及
土(比劫)●●●…3個
金(食傷)不及
水(財星)不及
天干の並びは比肩と偏官の並び、生時不明の判断では、非常に男っぽくて目的に向かって走る実行力のある人。
また、好奇心で道を究める人も多い…
月上が比肩なので、小さい頃は親との別れもあり、辛く寂しい思いをしたと思う…
しかし、この様な男っぽい命式の方は、その苦労に負けず、苦労を肥しにする反骨精神の持ち主でもあると思う…
表(天干)の並びが男っぽい比肩と偏官との並びで、五行(内面)も官星と比肩に星が固まるので、表裏の無い人でもあると思う…。

今回のブログのタイトルの「成功と願望の質と実行力」です。
彼は、その人の人生=先天的特質×環境×本人の選択」と書いています。
また、幸福と成功とは少し異なるところがあります。
平凡な生活を望む人もいますし、非凡な生活を望む人もいます。
四柱推命的には…
四柱本体の天干(変通星)の並びが食神や印綬や財星等のおとなしい星で、五行のバランスが良い人は平和で穏やかな生活を望む傾向があります。…幸福を求めるタイプとも言えます。
逆に、身旺(比肩が強く)で、五行のバランスが悪い命式の方は、平穏な生活よりも世に出る方を選択する方が自分らしいのかも知れません…
成功するということは、なにかを犠牲にして(例えば遊ぶことを止めて)そこに集中する必要がある訳です。この様な方は、偏った命式の特徴を出すしかないのだと思います。

願望は人から与えられるものではなく、内面から生じてくるものです。
生まれながらの遺伝子の欲求ともいうべきもので、四柱推命的には「命式」がそれにあたります。
人は願望が叶えられた時に喜びを感ずるのですね…。推命的には、命式に合った生き方をすると喜びが生じ、自分らしさが出るのだと思います。

次に願望の質ですが、自己中心的な願望は、一時的に喜びは生じますが、最終的には幸福になることは出来ません。
陰陽五行の法則では、陰は陽の為に存在し、陽も陰の為に存在する、自然界は為に存在する様になっているからです。
個人は家庭の為に、家庭は社会の為に、社会は国家・世界の為にという、より公の為に存在するのが原則だからです。

また、実行力という観点では、より行動的な星が官星(特に偏官)や比劫(比肩・劫財)だと言えます。
身旺で、この様な変通星が主体の方は、より自分の願望を達成したいという思いが強いのだと思います。
特に偏官は、野生馬の様な行動力を持つ星ですので、目標に向かってパッカパッカと走るのを好みます。

天が味方する質の高い願望を持ち、旺盛な実行力で行動しても、直ぐに稔を得るかどうかは別です。
春に蒔いた種が夏の暑い陽射しで繁茂し、秋になって初めて収穫することができます。
実りの秋を迎えるまで、雑草を抜いたり消毒をしたり様々な手入れが必要です。
やっと実っても、直前に台風が来る場合もあります。
季節にあった種まきが必要ですし、天運に恵まれることも必要だと思います。
四柱推命的には…
1. 命式本体に合った事に取り組んでいるのか…?
2. 命式本体にとって、良い大運・流年に恵まれているのかを知る事も大切です。
 良い大運とは、これから上昇する運気なのか? あるいは、下降する運気なのか? 
 を知る事も大切です。
3. そして、その様な中で、良い流年(年・月)を選ぶと良いと思います。
天地人の運が一つになった時が目覚ましく発展する時だと思います。
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月上に偏官を持つ女性。

2020年12月02日 | 今日の出来事
変通星の一つに「偏官」という星があります。
偏官は…
・日干を剋し、陰陽が同一のもの。
・陰陽不配偶。
・プライドと行動力、義理人情、ブルーカラー、武官。
・男性の場合は子供、女性の場合は夫、偏夫(愛人)。
・変動、移動、革新、荒れる星。
・七殺、殺、将星、五鬼、孤極星。
と言われています。
この偏官が良く働けば”英雄”となりますが…悪く働くと様々な問題が生じる場合もあります。
偏官は馬力のある野生馬の様な星ですので、目的に向かってまっしぐらに走ります。
少々の川や塀は飛び越えますので、乗っている主人を落す場合もあります。
故に…
男命→ 吉面:50% 凶面→ 50%
女命→ 吉面:20% 凶面→ 80%
と、言われています。
馬力のある凶星は吉星でコントロールされると凶星の良さが出るのですから…
偏官(野生馬)を食神(人参)で抑えるか、印綬(電子制御)でコントロールするのが良いと言えます。
この、馬力のある偏官が命式の中心星(月上の天干)にあり、日主(日干)もしっかりしている女性はなかなか頼もしい女性が多いものです。
偏官は、正義感や社会性が強い武人の星ですので、バリバリと働き、家事や仕事もテキパキとこなす傾向があります。
中には、私はこれをするので、あなたはこれをしてねと仕切ってしまう女性もおられます。
また、優しいけれも、頼りないダメンズを自分で選んでしまう場合もあります。
特に、命式中の偏官に、面倒見の良い12運の「養」等が付いている女性は、ダメ男を好きになり、一生懸命に尽くしておられる場合もあります。
この人(男)には、私が必要なんだと、最初は自分の存在価値を感じますが、それが長く続くと疲れも出てくるのだと思います。
妻の一番の役割は、夫を責任を持つ主人に仕上げることなのですが、妻がやり過ぎると夫は手を抜いてしまう場合もあります。
偏財や食神等が主体の男は遊びの方を意識し、プライドや責任感を表す官星が主体の男は、「俺に指図するな!」と喧嘩になる場合もあります。
一つの家には二人の主人は必要ないのでしょうね…。
基本的に、偏官が主体の女性は、優しい男性が良いと思いますが、くれぐれも夫を立てる事は忘れないで欲しいと思います。
夫という漢字は、天が突き抜けたと書きますので…
優しい男でも、男は男なのだと思います。
変通星では、食神や印綬との関係が良いのかも知れません…。
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