新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

日柱 反言について…

2024年10月15日 | 四柱・その他
反言とは同じ干支が重なることを言います。
特に四柱中の干支と、同じ干支が行運(大運・流年)に再び現れる場合を反言と言います。

「反」とは繰り返すという意味で、「言」とは干支のことを意味するのですね…

四柱は四つの柱ですので、反言にも四種類の反言があるといえます。

1. 年柱の反言(流年に出る場合は還暦ですね)
2. 月柱の反言
3. 日柱の反言(流年に出る場合は、その変通星は必ず比肩となるので注意が必要な年と言えます)
4. 時柱の反言

反言の年でも、四柱本体にとって良い大運の場合はさほどでもありませんが、良くない大運の中での日柱反言の時は注意が必要だと思います。
比肩は分離を表す星ですし、財という大切な宝を剋す星でもありますので、大切なものとの別れが多くなる場合もあります。
大切なものは大きく3つあります。
1. 人間関係。
2. 健康
3. お金 等です…

この大切なもの(財)を、普通の比肩の年以上に剋す(分離)傾向がみられます。
人間関係で分離が強くなれば、大切な人との別れが生じる場合がありますし、
健康が分離すると、病気等になる場合もあります。
また、お金が分離すると、お金が出ていくことになります。

特に、本人だけではなく、パートナーや家族全体に分離運(比肩)が出ている場合は、それがが表面化する割合が大きくなります。

比肩(分離)とは一つの段階が終わり、新しい出発という意味があるのですね…

・命式本体に比肩が多い人は、親や先祖から離れて新しい生き方を求める方もおられますし、
・夫婦関係に難がある方の場合は、比肩の時に分離を起す方が多い様です。
・また、大病を患って生きかたが変わる方もおられます。
その他、様々ですが、次の段階の生き方が願われている時なのかも知れませんね…

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この様にも考えられる…

2024年10月08日 | 四柱・その他


人には様々なタイプや性格を持った方がおられます。
もちろん、生まれた環境や、教育によっても変わってくるとは思いますが…
『おぎゃー』と産声をあげ、自分で呼吸を始めたその時の『命式』によって個性や性格が変わって来ます。
命式とは、生まれた時の「年月日刻」から万年歴を使って四つの干支をわりだしたものです(上図参照)。

皆さんも、同じ両親から生まれ、同じ様な食事をしても、兄弟姉妹 性格や個性が異なるのを感じていると思います。
不思議ですよね…
一説では、おぎゃーと生まれたその時に、魂の本質が宿るとも言われています。

さて、上図は ある女性の命式です。
日干:己で…
天干(変通星)の並びは、荒れる十二運の正官を中心とした、傷官(沐浴)と比肩(帝旺)の並びの命式です。

十二運星で、チェツクを入れるのは沐浴と帝旺とも言えます。
上図の命式の場合、年月の傷官と正官とに沐浴が二つ付いています。
また、時上の比肩にも帝旺が付いています。

中々、個性的で敏感でプライドが高い個性の持ち主だと思います。

五行では、土の比肩が太過、しかもその十二運が冠帯と帝旺…自我心が強いことがうかがえます。
その太過した比肩が土生金と、金の傷官を生じます。
しかも、この傷官は金の専旺干支で、十二運は荒れる沐浴…
刃金の様な鋭さを持った傷官です…傷官十式では、「官去って吉」とも言われています。
この傷官が、月上の正官(沐浴)を金尅木と強く剋す…

この様な命式の方は、特別なお役目を持たれた方が多い様です。
平凡に生きる女性ではなく、天から大きな役目をいただいているのでしょう…
大きな役目がある方は、試練も大きいと思います。

また、この命式を中和して導く星は、五行では水の財星と火の印綬が良いと思います。
優しく家庭的で、思慮深い配偶者に出会えると運を上昇させることができると思います。

夫婦は、互いの不足を補い合える関係が良いですね…

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運命の土台

2024年09月18日 | 四柱・その他


上図はある有名人(男性)の命式です。
彼の命式は…
秋(酉)月生れの甲(大木)です。
大木(甲)は柔らかい腐葉土(己)に根を張って育ちます。
彼の場合は、月干に己(柔らかい土)があります。

また、大木が育つには適度な水と熱とが必要です。
彼の場合は年干に壬(川の水)があります。
先祖の背景にインテリ(偏印)な背景もあるのだと思います。
また、日支と時干に午と丙の火(太陽・熱源)があり、奥様と子供さんが良い働きをされていたのだと思います。

さて、腐葉土から栄養をもらい、適度な熱と水分を吸収した大木(甲)はスクスクと育ちます。
大きく育った大木(甲)は伐採されて麓の製材所で柱や板にされ社会で活用されます。
大木は選定(酉)されて大きくなり、最後は斧やノコギリ(申)で切られて伐採されます。
伐採に適した季節は、秋から冬と言われています。
彼の場合は伐採に適した秋(酉)生れでした。

当方の流派で彼の命式を見ると…
天干の(変通星)だけ見ますと、月上の正財を中心とした偏印と食神の並び…正財も偏印も食神も女性的な星(変通星)ですので、
変通星の並びだけを見るとおとなしい方なのかな…と思いやすいですが、実際は男性的なしっかりとされた人格の持ち主です。
その理由は、日干:甲が育って社会で活用されるのに必要な全ての内容を持っているからです。
当方の流派では運命の土台がしっかりしている(五行の根本原理の良い)命式と言います。

続いて、十二運について…
・日柱の十二運は自分自身の運気のベース。
・月柱の十二運は社会的な成功運を司る。
・年柱の十二運は目上や先祖からの引立て
・時柱の十二運は磐円と子孫運
とも言われています。
彼の場合、日干:甲ですので、そこから、日支・月支・年支・時支を見ると、死・胎・絶・建禄となります。
時柱以外は弱い十二運とも言えます。
これは、晩年になるまでの彼の職業に影響していたと思われます。
そして、この日干から見る十二運を「逢う」十二運と言います。

また、十二運には居(座す)十二運というものもあります。
例えば、年柱の壬から申を見ると「長生」となります…この場合は、この人の年柱には恵があり、親や先祖からの恩恵をこうむりやすい。
月柱の己から酉を見ると「長生」となる…この人の月柱には恵があり、社会人として自分に長生の徳が備わりやすく、知性も発達する素質がある。
時柱の丙から寅を見ると「長生」となる…この場合は晩年も良い。
この居(座す)の働きは潜在的・補助的なものと言えます。

居と逢うの関係は、居で見た十二運がどの様に変化し、どんなところに落ち着くかを見る。
例えば、彼の場合…
時柱の十二運が居では長生だったが、逢うでは建禄です。
この場合、先天的には長生の強運がある人で、後天的な運気も建禄という、それを活かす強運があると判断することができます。
彼の場合、変通星が食神ですので、経済的な独立運が強いと判断できるでしょう…。

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良くも悪くも実家に縁がある。

2024年09月10日 | 四柱・その他


上図は日干:辛ですが、土の印星に星(●)が太過した女性の命式です。
印星は、比肩(自分)を生じる変通星ですので、自分を産んでくれる土台=実家と見ることもできます。
この印星が多いということは、良くも悪くも実家との縁が深いと見ることができます。
また、命式中の十二運に、面倒見の良い「養」が3つもあるということは、面倒見の良い方であるということもうかがえます。
そして、養には養子という意味もあることから、跡継ぎが立ちにくいという意味も出てきます。
この様な命式の場合、跡を継いだ実家の弟が優し過ぎ、その弟の嫁が舅姑の面倒を看るのを嫌がり…
見かねた本人が、実家の両親の面倒を看る様になった…
という場合も多い様です。
良くある話ですね…。

考えやすい優しい性格の方が多い様ですが、印星は自我(比肩)を生じることから、内面は意外と頑固な方も多い様です。

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内的世界・外的世界

2024年09月03日 | 四柱・その他
天は時計回りに外へ外へ広がる性質があり、広がり過ぎて見えなくなります。
反対に、地は反時計回りに内へ内へと入り(縮み)見える大地となります。

北半球では高気圧は時計まわりに広がり、低気圧(台風等)は反時計まわりですね…。
数日前に多くの被害を出した台風10号も、反時計回りに台風の中心に向かって風が流れ込んでいました。
自然界には、外へ外へと広がる陽のエネルギーと、内へ内へと縮む陰のエネルギーがあるのですね…。

四柱推命には12運というものがあります。
その12運の中で、胎・養は中庸(中間)
長生・沐浴・冠帯・建禄・帝旺は外へ広がる陽の性質があり、
衰・病・死・墓・絶には内へ向かう陰の性質があります。

また、12運星は、天干(変通星)とセットで見ますが、変通星にも内的な変通星と外的な変通星とがあります。
例えば…
財星と官星はどちらかと言いますと、外的な星(変通星)で、食傷と印星は内的な星(変通星)と言えます。
この変通星と12運をセットで見るわけですから…

・天干に財星と官星とが並び、その十二運に外的(現実的)な12運の建禄 等が付いている命式は、外的な実業界等に意識を持つ傾向があります。
 財はお金、官は仕事とも見ますからね…
そして…
内的(精神的)な印星や食傷の12運に、内的な死墓絶 等の12運が付いていると、より内面(精神性)の世界に関心を持ち、
その様な学問や芸術等の世界で生きておられる人も多い様です。

内的・外的の二つの世界、価値観の違いと言いましょうか…

人間も、外的な身体(肉体)と、内的な心(精神)とで出来ていますし…
身体にも陰陽、心にも陰陽の二つが有るのですから…
そして、人間は万物の霊長…
人間を研究すると宇宙が分かるのかも知れませんね…

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何かがあるということは、何かがないということ。

2024年08月22日 | 四柱・その他


上図は、ある女性の命式です。
彼女の命式は…
冬生れの甲。
五行を見ると、金(官星)と水(印星)に星(●)が固まり、火の食傷と土の財星に星(●)がありません。
天干の並びも官星と印星ですね…。
「年月日時」の四つの柱の干支ですので、4×2=8…ですので、四柱八字と言いますが、
8つの星(●)を木火土金水の五行に分けるのですから、どこかに星(●)が3つ以上固まれば、どこかに星(●)が不及となるのは当たり前です。
彼女の場合は、官星と印星…社会で才能を発揮したい命式です。
食傷 財星に星(●)が無いので、家庭よりも仕事に意識が向くのは当然の事です。
子供が産まれたら、保育園に預けて仕事を優先しやすいタイプかも知れません(大運にもよりますが)。
食傷・財星という無いものを要求されても無いものは無いので、持っている(有るもの)星の良さが発揮できれば良いのかも知れません…。
その辺を周りの人(ご主人や姑)が理解してくれれば良いのですが…。
少しご主人が家庭的(財が有る、多い)な方だと良いかも知れませんね…

また、五行全てに星(●)が有る方は、春夏秋冬をバランス良く持っておられる方とも言えます。
バランスが良いということは、言いかえれば平凡とも言えます。
「中流の上」の命式が平凡だが幸せの命式の一つなのかも知れません…
天干の並びが良くて、五行に星(●)がバランス良く出ている…
そして、大運という運の廻りに恵まれれば 嬉しいのですが…

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非凡な命式

2024年08月08日 | 四柱・その他


上図は非凡な物理学者、アインシュタインの命式です。

1世紀以上も前、一人の物理学者が「相対性理論」という革命的なアイディアを発表し、現代物理学の基盤を築き上げました。
彼の名前は、アルベルト・アインシュタイン(1879-1955)。
その天才的な頭脳と独自の思考は、世界の科学界を驚愕させたそうです…

こんなエピソードもあったそうです。
若い頃のアインシュタインに、友人が「何を考えているの?」と尋ねたところ…
彼は「光の上に乗って宇宙を旅している」と答えたそうです…。

この様な抽象的なイメージや思考が彼の理論の礎となったと言われています。
また、彼は学校の勉強には興味を示さず、独学で多くのことを学び、彼独特のユニークな発想や思考で理論を構築したと思われます。

(主な業績)
・一般相対性理論
・特殊相対性理論
・光電効果
・ブラウン運動
・その他 様々…

さて、それでは、非凡な天才、アインシュタインを四柱推命という観点から観察してみたいと思います。
・日干:丙(火)…火は形なく、彼の光の量子論もそこから来ているのかも知れません…
・天干の並びは月上の敗財を中心とする傷官と偏印との並び(一種の印綬傷官の並び)。
・敗財…人情的だがやや身勝手な世界もあるのかも…
・通常、沐浴と帝旺は少々チェックの必要な十二運とも言われています。
傷官に沐浴が付くとやや神経質になりやすいとも言われていますが、彼の場合は繊細な閃きと拘りとなったのでしょう…。
偏印に付く帝旺…偏印には数理という意味もありますし、興味があるものには没頭する傾向があります。
通常とは角度の違う観点…まるで裏から見る様なユニークな観点で物事の本質を捉える場合もあります。

この様な命式を持つ方は、通常は「変人・奇人」の様な人が多い様です。
平凡(普通)には生きられないのでしょうね…
しかし、彼の場合は、彼のユニークな思考や才能を育て活かせる環境が与えられたのかも知れませんね…
特徴のある命式ですね…。

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命式(天干)の違い…

2024年08月05日 | 四柱・その他


上図は或る二人の男性の命式です。
二人共、日干:壬です。
左側のAさんの命式は、五行的には 比肩→食傷→財星と気が流れる命式で、
右側のBさんの命式は、正官→印綬→比肩と気が流れる命式です。
同じ壬ですが、タイプは逆の命式とも言えます。

Aさんは月上・年上が偏財、食神の帝旺ですので、人生を楽しみながら生きたい…
美味しいものも好きですし、女心も分かる方だと思います。
その為にはお金も必要だと思うタイプなのかも知れません…。
自営業の方も多いですね…。

Bさんは月上正官 建禄で年上が印綬です。
正官と印綬が並ぶ官印両全の命というもので、社会で才能を発揮する…
楽しければ良いというAさんと異なり、何の為に生きるのかという処もあると思います。
また、水の比肩が帝旺ですし、星(●)が5つも固まっています。
一見紳士風ですが、内面はかなり自我が強い人かも知れません…。

同じ、冬生れの大河でも、命式によって随分と性格が異なると思います。
日干は一緒ですが、価値観や性格等は真逆なのでしょうね…

四柱八字、全部で八つの星(●)ですので、五行のどこかに星(●)が固まれば…
どこかに星(●)が不及するのも当然です。
不足の処にフォーカスせずに、天より与えられた命式の良さを出せれば良いと思います。
ただし、二人共水の比肩が強い命式です…特にBさんは5個もあります…
自分が天より与えられた良さ(天命)を、他の人や人類の為に活かせればよいのですが…
そこが大きな課題かも知れませんね…

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週末婚になりやすい星。

2024年07月27日 | 四柱・その他
価値観が多様化する現代では、結婚や夫婦の形も多様になってきました。
結婚はしたいけれど、自分らしい生き方も尊重したいと「週末婚」を選択する夫婦も増えているようです。

週末婚とは、戸籍上の夫婦でも週末やお互いの休みの日だけを夫婦で過ごし、普段は別々の生活を行うスタイルのことだそうです…。
かつては、結婚すると夫婦は一つ屋根の下で暮らすのが普通でしたが、
最近は、結婚してもそれぞれの生活スタイルを変えたくないと思うカップルや、
結婚後もこれまで通りのキャリアを継続したい女性が増えたことなどから、こうしたスタイルを選択する夫婦が増えて来ている様です。

ネットを検索すると…
週末婚には、こんなメリット・デメリットがあるそうです。
(メリット)
・いつまでも新鮮な気持ちでいられる…
・自分の時間が確保できる。
・キャリアを諦めなくていい…
(デメリット)
・コミュニケーションがとり難い。
・経済面が不透明になる。
・浮気などを疑ってしまう…等々

現代は行き過ぎた個人主義が蔓延していますからね…
良いような悪いような…
結果として、一生独身を通す方も多くなってきました。

さて、四柱推命の変通星では、自我や分離・独立を表す星を「比肩」と言っています。
そして、その比肩は家庭を表す財星を強く剋す星でもあります。

比肩という星には自主性・独立性、主体性がり、周囲に干渉されずにマイペースで事をなしたいという性情がありますので、
この星が命式中(特に月上)に強く輝いていると、環境による拘束を嫌い自由を求める様になります。
比肩の良い面が出れば良いのですが、凶面が現れると、協調性がなくなり家庭内の不和が生じやすくなります。

故に強い比肩の命式を持つ方は、自分の時間や自分のスペース等…自分の時間を上手く取れる様な職業や環境が必要とも言えます。
もちろん、カップル同士の相性もとても重要です。
お互いに比肩が強い命式の方は、スープの冷めない距離が必要なのかも知れませんね…

行運では、強い比肩の大運の次期は、単身赴任で離れて生活するのも良いかも知れませんね‥‥。

夫婦が互いの性格(命式)を理解して生活すると良いと思います。

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共鳴

2024年07月14日 | 四柱・その他
無形なる天の十干と有形なる地の十二支…
天干と地支…天地とも干支とも言えますね…。
人間に置き換えると心と身体みたいなものとも言えますね…
心と身体ですので、拡大解釈すると霊と肉とも言えるかも知れません…。

そして、心と身体は互いに影響し合っています。
また、心(魂)のベースは霊界、体(肉体)のベースは地上(現実世界)とも言えます。
そして、現代はこの心と体とが一つに重なり、強く影響し合う時代に入っていると思います。

その良い例が、仮想現実の世界ですね…。
バーチャル・リアリティ―とも言われています。
簡単に言えば、現代は無形・有形二つの世界が共鳴しあう時代に入っているのだと思います。
そこで、共鳴という意味をネットで検索すると下記の様な内容が出てきました。

「共鳴とは、振動体が、その固有振動数に等しい外部振動の刺激を受けると、振幅が増大する現象。
たとえば、振動数の等しいふたつの音叉の一方を鳴らすと、他方も激しく鳴りはじめる、という現象。
なお固有振動数の単位はヘルツである。
物理的な系が外部からの刺激で固有振動を始めること。」と書いてありました。

無形世界と有形世界の共鳴作用…引き寄せとも言いますね…
四柱推命では、そのエネルギーをキャッチするアンテナの様な星(変通星)が傷官とも言えます。
傷官は思春期の様なデリケートな星で、ガラス細工の様な繊細さを持った星とも言われています。
もちろん、その傷官に付く十二運や日干によっても違いが出てきますが…
特に形のないものが火ですので、丁(火)日干で繊細な十二運の傷官を持たれた方は無形世界からの影響を敏感にキャッチしやすと思います。

人は愛によって生まれ、愛によって生きています。
その愛の土台は、親からの無償の愛とも言われています。
そして、3歳頃までがとても重要な期間と言われています。
三つ子の魂百までということですね…
小さい頃の親子関係…とても重要だと思います。

そして、良くない行運の場合は、感謝できない環境を与えられる場合が多いものです。
その時に、感謝できればピンチがチャンスとなりますが…
なかなか感謝できないのが普通の人だと思います。

傷官と心理学について…

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帝旺・沐浴

2024年07月07日 | 四柱・その他


四柱推命の12運の中に帝旺と沐浴というものがあります。

帝旺は、トップに昇りつめますが、その後は下り坂に向かう様な時期とも言われています。
そして、その意味の中には「強すぎて凶」という意味合いもある様です。
凶というよりも注意と言いましょうか…勢いがあり過ぎるとも言えるかも知れませんね…。

沐浴は、人の一生で喩えるなら思春期の様な星(エネルギー)とも言えます。
子供から大人に変わる時期とも言えるでしょう…
変通星で言えば食傷に似ていると思います。
恋をしたり、破れたり、そして、親や社会に反抗する場合もあるのですね…
変化の次期ですので、不安定で荒れやすい12運と考えることもできます…。

故に、命式中に沐浴と帝旺があると、少し注意して見る場合もあります。
特に荒れる12運の沐浴が二つあると人生が荒れやすいとも言われています。

また、12運は必ず変通星とセットで見ます。
例えば…
比肩に沐浴が付くと自我が荒れる…やや我儘的な要素があるとも見ることができます。
そして、感情を表す傷官の12運が沐浴の場合は…感情的(神経質)要素が強くなります。
食神に沐浴が付くと、恋愛(色気)に注意…
偏財に沐浴が付いている場合、男性の場合は妻以外の女性に注意とも見ることができますね…
その他、官星に付く沐浴、印星に付く沐浴…
様々ですね…

沐浴が付くと、上の変通星の悪さが出やすいかも知れませんね…。

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無情の剋で強く剋す(バッシング)。

2024年07月02日 | 四柱・その他


上図は日干:癸の女性です。
だいぶ前になりますが、2009年の彼女の行運は…
大運:乙丑 食神 冠帯 偏官。
流年:己丑 偏官 冠帯 偏官 でした。

彼女の日干は:癸(陰干)ですので、
丑が冠帯 羊刃となります。
この年は、冠帯 羊刃 双並びの年で、大運・流年合わせて3つの土の偏官が無情の剋で、癸の日干を強く剋していました。
尅には有情の尅と無情の剋とがありますが、無情の剋は七殺となって、強く日干を剋します。

この様な年は、いわれのない濡れ衣を着せられ、社会からバッシングを受けることもあります。

例えば…
・暴漢に襲われるとか…。
・国家権力による人権侵害とか…
・その他 様々…
自分が強く、圧迫を受ける場合もあるのですね…

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困った時の神頼み

2024年06月18日 | 四柱・その他
こんなことわざがあります。
「困った時の神頼み」…苦しい時の神頼みとも言いますね…

生れたばかりの赤ちゃんは、お腹が空いても、オムツが濡れても「オギャー」と泣きます。
そうすると、お母さんがおっぱいをあげたりオムツを交換してくれます。
そして、赤ちゃんは満足して眠ります。

子供は、親と一緒の時が一番安心するのでしょうね…
それが、宇宙の根本の原則だと思います。

その様な子供も、やがて独り立ちして一家を構えます。
そして、大概のことは何とかできる様になります。

しかし、どうしても自分の力ではどうにもならない時もあると思います。
その時に、親なる神様の力を借りることが必要だと思います。
それが、困った時の神頼み…なのでしょうね…。

四柱推命には「神殺」というものがあります。
当方の流派は「高木乗」先生の流れを汲む安田流 四柱推命と言うものですが…
高木乗 先生は、一番の吉星を天徳星(天徳貴人・天徳合)と言っておられました。

天徳貴人は月支より繰る吉星です。
月支は母の位置です。
母親は無条件に我が子を守ろうとしますので、月支から繰り出すのもうなずけます。
そして、天徳貴人は災厄を取り除く大吉星で、徳を積んだ先祖が子孫を守るとも言われています。
また、天徳星は四柱本体にあるのが一番良いのですが、行運に巡る場合にも守られると言われています。

例えば…
1. 病気になって医者を探したい時や困った時に…天徳方位の病院に行くとか…。
2. 病気になって手術をする時にも天徳の日に行うとか…。
3. 就活の面接試験を天徳に日に行うと導かれるとか…。
4. 天徳の年の天徳の月の天徳の日に、天徳方位の神社に行くとか…

また、四柱中に天徳貴人と天徳合とがダブルで出ている命式を「四方干徳」の命といい、先祖の功徳の多い命式と言われています(大難が小難、九死に一生)。
そして、印綬に付く天徳が一番強く作用するとも言われています。
実際の鑑定でも、印綬に付く天徳の行運の時に、大きく導かれている方が多いですね…。

人間の心が安心し、安定する時…
それは、親なる神と一つになった時かも知れませんね…。

天徳貴人の過去の記事
天徳方位

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個人主義から関係主義へ…

2024年06月10日 | 四柱・その他


人の一生というものを考えた時に…
1. 一人(独身)の時は、会社から帰れば、比較的自分の時間を多く持つ事ができます。
お金があれば、会社の帰りにコンビニに寄って、好きな食べ物を買う事もできます。
今は、とても便利な世の中になりましたからね…
2. しかし、結婚すれば、配偶者の為に自分の時間を使う必要があり、自分の時間は半分ぐらいに減る場合もあります。
3. 結婚して、子供が出来れば、自分の時間は増々無くなり、子供の数が二人、三人と増えると、ほぼ自分の時間というものは無くなります。
家庭を持てば、自分の時間は少なくなり、家族の為に奉仕することになるでしょう…。

しかし、心が成長すると、配偶者や子供の為に生きて、彼らが喜ぶのが自分の喜びとなるのだと思います。
他の為に生きるのが喜びとなるのですね…
そして、家庭から社会、そして国家、世界へとその愛の範囲が拡大できれば、世界は平和になると思います。

四柱推命の命式は年月日時の四つの干支(四柱八字)から成り立っています。
日干を自分として、他の7つの星が日干とどの様な関係になっているのか…
その関係が、良い関係になっている命式は、運命の基盤がしっかりした命式とも言えます。
良い家庭関係を土台に、職場でも頑張れる…そして、たとえ試練が来ても乗り越えられる命式…
理想ですね…。

上図は、ある有名人の命式です(男命)。
彼の日干は甲。
甲は自然界では大木を表します。
大木が育つには…
1. まず、柔らかい肥沃な土が必要です。
 月干:己ですね…。
2. そして次に、適度な温度と水分が必要です。
 命式中の丙・午(火)、壬(水)がそれにあたります。
3. また、大木が育ったならば、それを伐採する斧や鋸も必要です。
 命式中の申酉(金)がそれにあたります。
4. それでは、大きく育った大木を伐採するには何時が良いでしょうか…?
 葉が落ちる季節の秋か冬が良いでしょう…かれの場合は秋(9月)生まれです。
大きく育ち伐採された大木は、麓の製材所で板や柱に加工され、社会で有効に使われると思います。

これからの時代は、個人主義から関係主義の時代へと変化すると思います…

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妬合

2024年06月04日 | 四柱・その他


上図をある女性の命式とすると…
彼女の日干は丁です。
日干は自分を意味する訳ですが…
日干:丁から月上・年上に双つある壬を見ますと正官となります。
女性の場合、正官は夫となるのですね…
干合というものです。
丁から壬を見ますと、その変通星は正官となります。
正官は女命の場合は籍に入る夫という意味になります。
(干合)
壬から丁を見ますと正財となります。
正財は男命の場合は籍に入る妻となります。
壬君から丁さんを見て正財(妻)と見え、丁さんから壬君を見て正官(夫)と見えるのですから、籍の入る夫婦の関係となるのですね…
これを干合…夫婦の象といいます。

この干合が二重に出ているのですね…
簡単に言えば、一人の女性に二人(複数)の男性が…という関係となるので、
干合が双つあるので三角関係となりる訳ですね…
これを妬合(とごう)と言うのですね…

この場合、壬の正官が双つですので、二人の夫と見ることもできます。
あるいは、複数の男性から求婚されやすいと解釈することもできます。

正官 沐浴の夫(男)と正官 死の夫(男)ですね…
また、年月の正官は申寅と冲の関係ですので、互いに恋敵の関係でけん制し合っていたと思います。
当然の事ですね…
この女性の命式の場合、年月日の十二支が寅巳申と刑の関係でもあるので…
家庭的には越えねばならない課題を持って生まれてきたのかも知れません…

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