新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

辛未(60干支)

2013年11月27日 | 日干・納音・生日観法
辛未(衰-偏印)扶干干支(土生金)…地支が天干を生じる。生じられた天干星が強く働くことが多い。
① 辛…「陰金」
【語源】辛(しん)はもともと新(あたらしの意)と同語で、草木が枯死して、新しくなろうとする状態を表している。
 自然界では砂金・珠玉・貴金属であり、壬水で洗う。
【人物】この気を持つ人は沈着で淡泊、そして理想が高く礼節を重んじ実より名を取る傾向があります。肉親縁は薄い方で、時や人を見る目を持っています。
② 未…「陰土」
【語源】旧暦6月。未は味(び:あじの意)で、草木の果実が成熟して滋味を生じた有り様を表している。
【意義】未は万物皆成りて、滋味あるなり。未は味いなり。6月(旧暦)は滋味まり。未の字は象形文字で、木の枝葉の茂ったさまを象る。旧暦6月は万物が成熟して、その実に味わいが出る。またその気候を指す。
 未月は1年の中央で、土用の中でも強力な力を持ち、土用といえば この夏の土用を指すほどである。それは、「火生土」と、土気が火気によって相生されているからである。未の土は燥土。旧暦6月は☰☶「天山遯」。山の土気は最大の土気。
【人物】慈悲心があり穏やかで正直な性格で、強い執着心があります。一つのものに熱中する性格のため、ややもすると念を入れ過ぎて苦労性になる傾向があります。潔癖で小心のため臆病になりやすく、そのために進取性はありません。また真面目過ぎるために他人からあなどられることもあります。自分の殻の中で心配せずに、なるべく陽的な思考と行動を心掛けると運は開きます。
 <長所>理論家・円満主義・柔軟性。<短所>心が狭い・迷い・取り越し苦労。
③ 十二運:衰…十二運(地支星)の一つで、衰運を表しています。人の一生から見た場合には「最盛期を過ぎ、衰えが出てきた秋のような」時期を表し、基本的な意味として「消極的、控え目、内向、淡白、学者、技術者」等があります。
内向的な傾向性があり、消極的で大きな事を嫌うものです。あまり目立たず、迫力はありませんが、周囲に適応できる順応性は持っていますので、比較的愛される性格です。性格は淡泊で温和で、保守的な傾向があります。どちらかというと、学者、医師、技術方面に向いています。女性には一番良いと言われていて、控えめで優しさがあり、主婦に向く性向があります。地道な歩みをする星です。
④ 納音:路傍土(土)…「中の中」
この星の人は、もともと情に厚く、思いやりの気持ちや同情心も強いのだが、心配性のためか、考え過ぎたりして、物事を悪く取る傾向があります。そのためか、人の為に良いと思ってしたことが、逆になって受けとめられる場合もある損な性格のところもある。特に四柱や五行が悪い場合にはその傾向があり、内気でもの思いに耽る場合もあります。気が弱く世渡りも上手くないのですね…。この様な方は自分の判断や人生に自信を持つことが大切で、その為には世の道理や常識を深くすることが一番で、勇気を持って一事を貫徹する努力をすることです。
【納音十二運】自養…真面目で争いを好まない円満主義で控えめ、他人に隔てなく愛情を注ぐので人から愛される。意思が強く依頼心も少なく、実力を持って生活する。
⑤ 地支中の蔵干…丁30%(偏官)、乙20%(偏財)、己50%(偏印)…財官印
⑥ 神殺 なし
【生日観法】
 控えめでおとなしそうな人ですが、内面は善良で芯が強く辛抱強い人が多い様です。男性は温厚で、自分の感情をあまり表には出さないので、掴み所のない人が多いのですが女性の場合には確り者が多い様です。男女共に表面は穏やかですが、内面には鋭い観察眼と批判力は持っています。
緻密で頭の良い学者肌の人が多いのですが、慈悲心の強さと考え深い為に人のことで苦労する傾向があります。修養に励み、はやる心の迷いをなくすことに努力すれば、やがて徳を得て大成します。


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