新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

月上偏官の女性。

2022年12月31日 | 四柱・その他
10個ある変通星の中で、一番の活動的な星(変通星)が偏官とも言えます。
正義感や義理人情の星とも言われ、困っている人を見ると助けたくなり、義憤に燃えて正義の為に我を犠牲にできる星でもあります。
しっかりした偏官を持つ方は、味方にすると頼もしく、敵にすると怖い星でもあります。

かっての私も、月上に偏官が輝く女性に何度も助けられたことがありました。
困った時に、「私が何とかします!」と言われるだけで、百万の味方を得た思いがしました。
今も、懐かしく思い出すことが多いです。

この馬力の強い偏官ですが、特に女性がこの星(偏官)を持つと…
その活動力故に、頑張り過ぎてしまう場合も多々あります。
社会性・職業性が強い星ですので、夫の代わりに頑張ってしまう傾向があるのです。
妻が外に出て活躍すれば、夫は家を守るしかありません。
夫も、妻の方が社会で活躍できることを認め、「お前に任せる」という形になるのだと思います。

不思議な事に、偏官を持つ女性は、自分が頑張らざるを得ない男性を選んでしまう傾向があるのですね…。
星(変通星)とは、本当に不思議なものです。
その様な相手を選ぶ…それが運命なのだと思います。

好奇心旺盛で、目的に向かって良くも悪くも突き進む偏官。
その偏官を制御する星(変通星)が食神と印綬とも言えます。
強い偏官が出ている場合は、食神で優しく抑えたり印綬でコントロールすると良いと言われています。

星(変通星)はオギャーと生まれた時に、天から各人に与えられた「性分」とも言えます。
「性格」は生まれもった性質+後天的な生活環境などで形成されたものですが、
「性分」は生まれもった性質のみを指しています。
しかし、その様な星(変通星)や命式を持つと、その様な環境が与えられるのが不思議なところです。

本年も占いブログを読んで下さってありがとうございました。
来年も宜しくお願い致します。
良い年をお迎え下さい。

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命式も時柱で良くも悪くも…

2022年12月22日 | 四柱・その他
今年も残りわずかとなりました。
一年が過ぎるのは早いですね…。
特に歳を取ると時が経つのを早く感じます。
自分の魂の成長を見つめてみると少し焦りますね…。

さて、四柱推命では時柱は最晩年気を表す柱と言われています。
当方の流派では、65歳〜死ぬまでを担当するのが時柱とも言われています。

私も、65歳を過ぎた頃から時柱の存在がとても気になる様になりました。
一般的に、自分が65歳を過ぎる頃は子供たちは働き盛りです。
その子が、一家を構えて社会に貢献しながら家庭を営み、可愛い孫を産んでくれる…
そんな老後は素晴らしいと思います。
最近は、命式を看ると時柱が気になる年齢となって来たんですね…。

ところで、当方の流派では月上の天干星(変通星)を中心として、年・時の天干(変通星)の並びを重要視します。
母子手帳を見ると、生まれた時間がしっかりと書いてあるので、生まれた時間を覚えておくと良いと思います。
同じ誕生日「年・月・日」に生まれても、時柱に何が出るかで運命の基盤が随分と違ってきます。
同門のある先輩は、王様と乞食ぐらいの差が出ることもあると言っておられました。

例えば…
時柱を除いた三柱(月上と年上の天干)に旺相する傷官と正官とが並ぶ女性(女命)の場合…
女性から見たら、正官(せいかん)は夫を表しますし、傷官(しょうかん)は夫である正官を剋す(傷つける)星ですので、夫運に注意の暗示が出てきます。
この様な天干の並びの場合…
・時柱に比肩等の分離(さよなら)の星が出て来ると、ますます夫婦縁が弱くなる傾向が出てきます。
・しかし、時柱に傷官の気を抜く財星(偏財・正財)等が出ますと、その財星が傷官と正官の通関神(橋渡し)となって、命式は善化してきます。

そうなんですね…時柱に何が出るか?
時柱如何によって、命式は良くも悪くもなるんですね…。
当方の流派では、月柱・年柱・時柱の割合を其々50%・20%・30%との影響力と言っていますが、
時柱の天干星次第では、その30%がマイナス50%にもプラス50%にも作用する場合もあるんですね…。

ご自分の命式を知って、それを活かした生き方やパートナーを持つこと。
とても重要だと思います。

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習い事や趣味を持たれたら…?

2022年12月19日 | 四柱・その他
当方の流派では、月上の天干星(変通星)を中心として、年・時の天干の並びを見ながら、五行図を通して五行全体を確認します。
その中で、今回は月上に偏印がある命式を持つ方のお話です。

「偏印」…学問・芸能等、知的好奇心の強い星ですが、印綬と比較するとマイナーな星で、学校では教えない裏の世界を知りたい知的欲求の星とも言えます。
故に、スピリチュアルなものに興味を持ち、この偏印を持つ方は、占い等が好きな方が多いのが特徴です。
10人中、8人ぐらいは占いに関心を示すと思います。
非情にユニークな考え方をされる方が多く、好きなものには没頭…嫌いなものは見向きもしないのがこの星の特徴だと思います。
そして、ビジネス等ではこの偏印のユニークさが幸いして、成功している方もおられます。
また、疑い深い割には、信じるとコロっと騙されることもあるので、偏印・劫財、そして、財に付く冠帯等が揃った場合は、詐欺?等にも注意が必要とも言われています。

また、この偏印も、偏印の下に付く12運によっても雰囲気が変わってきます。
偏印 帝旺…面白い捉え方が帝旺ですね…
偏印 沐浴…ややネガティブになる場合も…
偏印 墓…霊的なエネルギーを呼び込みやすいかも…
その他、12運によっても雰囲気が変わっています。

この様な、ユニークな思考を持つ偏印ですが、一つ気になることは吉星である食神を強く剋すことです。
特に女性にとっては、食神は自分が産んだ子供を表すので、この偏印が食神を強く剋していると、子供のことで苦労される暗示も出てきます。
特に偏印を抑える財星が無い命式の場合や、財星を強く剋する比肩・劫財・敗財等が共に出ていたり、五行に固まっている場合は、お子さんの事に注意という場合も多い様です。
お子さんを得やすい年代の大運が比肩・劫財(敗財)だったり、倒食になる場合は、流年や月運を上手に活用しないと、お子さんに恵まれなかった…という場合もあります。

また、65歳を過ぎて一線を退いた場合…命式本体に偏印を持たれた方は、自分の好きな「趣味」等を行うと良いと思います。
偏印を持つ方は、「趣味や習い事」を持つと晩年の人生の質が豊かになると思います。
特に、天干の並びが偏印・財星・比肩(敗財)の方は、占い師等にも多い様です。

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独りで生きられる星?

2022年12月10日 | 四柱・その他
人生アッと言う間ですね…
気が付いたら70歳になる寸前です。
鑑定を始めた頃は年上の方の鑑定が多かったのですが…
最近は、ほとんどが年下ですね…
気が付いたら自分が年を取っていたんですね…。
気持ちは歳を取らないのですが、体はそうはいかないのですね…。
物質世界には物質世界の法則がありますからね…
何時かは肉体を脱いで次の世界に出発するわけです。
それまでに、何とか自分の魂を成長させておかないと…
最近は、1日が過ぎ去るのが早いですね…
まるで、地球の自転が早くなった様な感覚です…。

私の妻の命式は、天干(変通星)の並びは「印綬 傷官」の並びですが、地支に財星が3.5個。
善人で、とても優しい家庭的な性格です。
子供との時間を過ごすので好きで、その時間を大切に楽しむタイプ(命式)なのでしょうね…
独りでは寂しくて生きられないといつも言っています。
しかし、彼女の知り合いのSさん…
命式本体に「比肩」を持ち、現在は独りで暮らしていますが、独り暮らしを楽しんでいるようです。
本人ではありませんので、その心の内は分かりませんが、外側から見るとその様に見えます。

今まで、沢山の方を看てきましたが、確かに強い比肩を持たれた方は、家族や身内から離れて暮らしておられるかたも多い様です。
あるいは、夫婦 家族で一緒に暮らしていても、その中で自分のペースで生きている方が多い様です。
特に初年期の大運等に旺相(建禄・帝旺)する比肩 等が出ている場合は分離運が強くなるのだと思います。
この様な場合、父親と一緒に住めない様な運になる場合もあるのですね…。
強い比肩は偏財という父を意味する星を剋すからなのでしょうね…。
小さい頃に両親が離婚して母方に育てられたとか…
あるいは、お父さんが病気がちだったとか…
その様な事も考えられます。

また、最近は歳を取ったこともあり、生時がとても気になります。
生時は最晩年気を表す柱で、寿命や子孫運(跡継ぎ運)や自分の晩年の運を表します。
季節でたとえるなら、人生の稔の秋にあたるのでしょうね…。
思春期の春を過ぎ、成年・壮年期の夏を過ぎ、老年期の稔の秋…
肉体は衰えても、豊かな魂を作り良き伝統を築くことができれば、悔いはないと思います。

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2023(令和5)年、日干毎の大雑把な運勢傾向。

2022年12月04日 | 毎年の運勢(日干から見た)
2023年の干支は「癸卯」
「癸」は十干の10番目、生命の循環でいえば最後に位置し、草木の種子の内部にはらまれたものが、その長さを測ることが出来るほどになった状態を表している。
「卯」は十二支の4番目で、大地の門が開き草木が地面をおおう様になった状態を表し、萌え出る春 つぼみが開く直前の様なイメージがあります。
また、「卯」は陰陽五行説では陰木に分類され、五行の「木」には成長、発育、誕生、春の象意があります。
つまり来年 卯年は、控えめに成長することを表している。
癸卯(2023年)は厳冬が去り、春の兆しが訪れ始めたことを表しています。
2020年からのコロナパンデミックや’22年のロシアのウクライナ侵攻等の冬の時期を通過しながら、人類が 共に平和に生きる世界に進もうとしているのが分かります。

2023年の日干毎の運勢傾向。(特に気を付ける月を書きました)
● 日干:甲…印綬 帝旺(敗財)…秋の稔があるとも言えますが、母親が高齢の場合は母親のことで…という意味にもなります。
前年度と同じように勉強や研究には良い年とも言えます。
2・3月は旺相する比肩・敗財月ですので注意が必要。
また、年末12月と翌年の1月も比肩・敗財の月ですので気を付けてお過ごし下さい。

● 日干:乙…偏印 建禄(比肩)…命式本体や大運に食神を持つ方は倒食となるので注意が必要です。
特に年配で健康が気になる方は健康診断を忘れずに受けて下さい。
勉強や研究には良い年です。
月運では2・3月が劫財・比肩の月、5月も食神の月ですので倒食する場合は注意が必要。
また、年末12月と翌年の1月も劫財・比肩の月となりますので、気を付けてお過ごし下さい。

● 日干:丙…正官 沐浴(印綬)…せっかくの正官ですがその12運が沐浴と少し荒れています。
夫や仕事が荒れる場合もありますね…。
特に命式本体や大運に強い傷官がある方は、怪我や事故にも注意が必要かも知れません…。
4・5月が比肩・敗財の月。7月も傷官の月ですので注意しながら過ごして下さい。

● 日干:丁…偏官 病(偏印)…現状を変えたくなるのが偏官の月。
サラリーマンの方は隣の芝生が青く見える場合もあります。
4・5月が劫財・比肩の月。また、6月も旺相する傷官ですので、4〜6月の期間は少し注意が必要かも知れませんね。
そして11月も偏官の月ですので変化を求めたくなる気持ちが強くなります。
強い傷官と尅になる場合は注意して下さい。

● 日干:戊…正財 沐浴(正官)…せっかくの正財ですが、その12運が沐浴と少し荒れています。
命式本体や大運に敗財があって剋している場合は注意が必要ですね…。
6・7月が強い比肩・敗財の月です…高い買い物は注意しながらの購入が良いと思います。

● 日干:己…偏財 病(偏官)…遊ぶには良いですが、受験生の場合は勉学には集中できない場合もあります。
流されない様に計画を立てて行うと良いでしょう。
また、高齢の父親がおられる場合は父親の事で…という場合もあります。
6・7月は劫財・比肩の月ですので、少し注意が必要かも知れませんね…。

● 日干:庚…傷官 胎(正財)…ややナーバスになりやすい年です。
特に食傷が多い命式の方は神経質にならないようにして下さい。
4・5月は偏官・正官が出るので少し注意。
8・9月は強い比肩・敗財の月ですので、気を付けてお過ごし下さい。

● 日干:辛…食神 絶(偏財)…せっかくの食神ですが、12運が弱いのが残念です。
命式本体や大運に強い偏印がある方は倒食に注意して下さい。
7月は偏印の月で注意が必要。
8・9月が強い劫財・比肩の月ですので、劫達的にもなりますが…

● 日干:壬…敗財 死(傷官)…情が流れてお金も流れやすい年です。
年配の方は健康面にも注意が必要かも知れません。
高い買い物や投資等は避けて下さいね…。
10・11月は比肩・敗財の月ですので、特にこの2か月間は注意して下さい。
また、4・5月の財の月も気を付けてお過ごし下さい。

● 日干:癸…比肩 長生(食神)…分離を表す比肩ですがその12運が長生ですのでホッとします。
しかし、日柱:癸卯の方の場合は、反言の比肩となりますので分離運は強くなると思います。
2月は傷官 沐浴と嫌な傷官。
9月が偏印 病の月ですから、健康が気になる方は無理をされない様に…。
10・11月は劫財・比肩の月ですので、十分に気を付けてお過ごし下さい。

※ 上記はあくまでも流年の傾向性です。
命式本体や大運との関係で吉凶が変わりますので、鵜呑みにはしないで下さい(参考程度に考えて下さい)。

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