新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

海外留学等に良い時期。

2022年10月30日 | 今日の出来事
交通機関の発達で海外へ行くことも多くなりました。
故郷を離れて海外で暮らす方もおられますし、海外留学の方も多くおられます。
また、日本国内でも単身赴任等で家族と離れて暮らす方も多い様です。

さて、今回は離れて暮らす運について書いてみたいと思います。
変通星の中で分離運を表す星は比肩・劫財(敗財)です。
比肩は、分離(さよなら)・自我の星で、新しい出発や開拓の星ともいえます。
非相続の星ですので、先祖や親と異なる自分なりの新しい生き方を求める星です。
特に比肩は開拓者の星とも言われています。
昔なら北海道開拓とか、ブラジル移民というところでしょうか…
何もない処から、裸一貫で築き上げる星で、少々の苦労では負けないような強さを持った星(変通星)と言えます。
故に命式本体…特に月上の天干星に旺相する比肩を持つ人や、五行に比肩が太過する命式の方は、人生に別れが多い傾向があると思います。
別れというものが顕在化しなくても、自分の時間や自分の空間等の意識が強い方が多い様です。
特に月上等…天干に比肩が出ている方が、比肩という分離が具現化しやすい傾向があります。

故に、夫婦共に天干に強い比肩を持たれる方は、時には単身赴任等で離れて暮らすとお互いの良さを確認することが出来る場合が多いものです。
いつも、一緒に暮らすと互いの我儘さが見えてきて良くない場合も多い様です…。

命式本体に強い比肩があり、それを抑える官星等が無い場合は「俺・俺…」と 多少我儘な傾向があります。
その様なお子さんの場合は、高校や大学等は実家から離れて、寮生活等で暮らすと良いかも知れませんね…
「可愛い子には旅をさせよ」という諺がありますが、他人の中でゴシゴシと磨かれるのも良いと思います。

若い人で海外留学なども考えておられる人もあるかと思いますが、大運が比肩の時は、思い切って海を渡って海外の方が良いとも思います。
分離運(さよなら)ですので、故郷から離れるほど良いと言われています。
この様な時は、親元に一緒に居ない方が良いのだと思います。…特に命式本体に強い比肩が有る人。

親御さんは、お子様の命式を良く知って方向性を考えてあげて下さい。
また、若いカップルの場合、互いの命式に強い比肩が有る場合は、ライフスタイルを考えて生活すると良いかも知れませんね…。

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変通星の吉凶(偏印・印綬)

2022年10月23日 | 四柱・その他
季節で譬えれば稔の秋。
人間なら、65歳以降の晩年期を表します。
稔の秋…良いですね。
我が家の近くの田んぼも稲刈りが行われ、農家の庭には黄色い柿の実が鈴なりです。
今年は柿の実が豊作とのこと。
命式本体では時柱が晩年期を表し、60歳を過ぎると時柱が気になります…。
晩年になったら、夫婦二人で出発した人生ですが、子供達も結婚し孫が沢山できれば嬉しいと思います。
その様な状態が稔の秋の様なものかも知れません…。
変通星で言えば旺相した印綬がそれにあたるかも知れません。
逆に、印星の十二運が死墓絶と休囚していると、稔が少ない秋とも捉える場合もあります。

また、印星は比肩(自星)を生じる星でもあります。
良い印綬等が出ている場合は、身内や目上の援助の引立てを受けられる暗示も出てきます。
しかし多過ぎると(多印星)、過保護から依存性が強くなるので注意も必要だと思います。

また、印星は思考の星でもあります。
適度な印星は程よく考えることが出来ますが、太過する場合は考え過ぎてネガティブになる場合もあります。

何事もほどほどが良いのですね…
多過ぎても少なすぎても良いとは言えません。
何かが多いということは他の五行が無いという事ですし、多過ぎるということはそこに執着し過ぎる傾向があります。
また、無い(不及)ということは、そこの意識が薄い(抜ける)とも言えます。
一年には四つの季節がありますが、四つの季節がバランス良くあると過ごしやすいと思います。

最後に、偏印と印綬とは裏と表の様な違いがあります。
共に知的好奇心は旺盛ですが…
偏印は表に出ない裏の事に興味を持ち、印綬はステータスな世界を欲します。

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変通星の吉凶(偏官・正官)

2022年10月19日 | 四柱・その他
季節では夏の初め、人で譬えるなら30代〜40代の子供を育て、家庭を守る年代が財星(偏財・正財)といえます。
その期間が過ぎると官星(偏官・正官)の時代(年代)に入ります。

官星(偏官・正官)を季節で譬えれば、40代〜50代の壮年の時代、自分の家だけでなく、地域や社会にも意識を持つ大人の年代とも言えます。
故に、良い官星(偏官・正官)を四柱に持つ方は、責任感があり社会性が強い傾向があります。
男性には欲しい星(変通星)といえるでしょう…。

女性でも官星が強く財星が不及の命式の場合は、家庭よりも仕事中心になりやすいのが特徴です。
男女の相性という観点では、官星主体の男性の場合は、財星が中心にある女性が良いですし、
官星が強くて(偏官が主体)、財星が弱い女性の場合は、優しい家庭的な財星や印星が中心(月上)にある男性が良いかも知れません…。

長い人生、毎日一緒に生活する事を考えると、相性というのも大切だと思います。
実は、相性には様々ありますが…
・恋愛には良い相性。
・仕事には良い相性。
・子孫運が良くなる相性。
・長男の嫁に良い相性。
・一緒になると運気がアップする相性(あげまん)。
・生活が豊かになる相性。
・その他、様々。
結婚される場合は、これらを総合的に見る必要があります。
この様に考えると、簡単に相性を見て欲しいと言われる方が多いですが、実は深い看方が必要だと思います。

さて、話を官星に戻しますと…
官星には偏官と正官との二つがあります。
正官は、有情の尅で我を制御する星。
偏官は、無情の剋で、我を剋す星。
一般的に正官は吉星、偏官は凶星とも言われています。
偏官は制御されないと七殺化して暴れる場合もあります。
ロシアのプーチン大統領の命式を見ると…
(1952.10.7.生時不明)
年 壬辰 偏官 冠帯
月 己酉 傷官 死
日 丙戌    墓
時 不明
大 丙辰 比肩 冠帯
流 壬寅 偏官 長生
四柱本体の天干の並びは、傷官と偏官との並び。
そして、彼の大運は今年から戦うには良い、分離を表す比肩 冠帯(墓庫が開く)。
また、流年も 偏官が出て、命式本体の月上の傷官と強く剋し合っています。
この様な偏官の流年では、良くない大運と傷官との尅で、偏官が七殺化して暴れる場合が多くなります。
国のトップがこの様な運気の場合は、国民をミスリードする場合が多いですね…。
偏官の年回りは、現状を変えたいと言う思いが強く働くのですね…。

この時に注意しなければならないことは…
様々なことを、他人や社会のせいにしないことだと思います。
人のせいにしても、社会のせいにしても変わりません。
今年の世界全体の雰囲気はこの様なエネルギーが強くなっているかも知れませんね。
それをジョーカー現象と言っている方もおられます。
●ハリウッドの映画の中に「バットマン」という映画があります。
その中に「ジョーカー」という映画があります。
その映画がヒットしたのですね…こんな記事もありました。
ジョーカー現象

何か、辛いことが生じたら他人のせいにするのではなく、自分自身の内面を見つめる必要があるのかも知れません。
自分を見つめ、自分達夫婦を見つめ、自分の家庭を見つめる必要があるかも知れません。
自分の中の「負」のものが取れると、見える景色が変わってくると思います。
個人が変われば、夫婦・家庭・社会が変わってくると思います。

偏官の時は、より善なるものに変われる時だと思うと良いと思います。

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変通星の吉凶(偏財・正財)

2022年10月14日 | 四柱・その他
さあ、思春期の様な星の食傷(食神・傷官)が終わると財星が来ます。
財星…人の一生で喩えれば20代〜30代の家庭を持った頃の様な星とも言えます。
あるいは、家庭を持ちたい頃でしょうか…
財星には、家庭性や優しさや情や財産という意味があり、
基本的に偏は動いて刺激を受け、正は留まっていても刺激を受けられる特徴があります。

偏財には、流動の財(商売)や動く情(情的)という意味があり、男性の場合は、籍に入らない女性(妾)という意味にもなります。
また、偏財を持つ人は人生を楽しみたい情が強く、その為にはお金も女性(男性の場合)も必要だと思う方が多い様です。
そして、人との関係で情を共有する喜びが強い様です。
人の気持ちを受け留めて共有できる能力が強いのでしょうね…。
それが、商売にも繋がるのだと思います。
身旺で、旺相する偏財とそれを生じる食傷があれば、無から有を生み出す商才も出てきます。
人生、難しいことを考えずに楽しんで生きていくには良い星だと思います。

偏財と比べると、正財を持つ方は少々真面目で堅い人が多い様です。
また、正財には書斎や家の中と言う意味もありますので、古典や学問を表す印綬等と並ぶと、作家や文化的なものに興味を持つ方が多い様です。
命式中に財星がある場合…その十二運が旺相している方が、お金を掴む力が強くなる傾向があります。

財星には家庭性という意味があるので、しっかりした財星持っている女性は、家庭を大切にする意識も強い様です。

財星を剋す星が比肩・劫財(敗財)です。
比肩や劫財(敗財)は自我の星で自己主張の星とも言われています。
自分が自分が…と自分の欲を優先しやすいのが比肩でもあります。
確かに、幸福は自己の欲望が満たされた時に感ずるのですが…
赤ちゃんの時はそれでも良いのですが…
成熟した大人になると、他の人の喜ぶ姿が我が喜びになれれば嬉しいですね…。

これからの時代は、自分の欲を優先して家庭が崩壊する時代に入ってきます。
家庭が崩壊するどころか、家庭を持たない人も多くなるでしょう…
正しい宇宙の法則を知って、価値ある人生を生きたいものですね…

愛の寂しさに魔が差す…
よく言われる言葉です。
特に、偏財に付く十二運の沐浴や養…それに食神や敗財でも重なれば(男命の場合)…
魔が差しやすい環境が付いて来ます…特に愛情問題には気を付けて下さい。
情に魔が差すのは麻薬の様な危険があります。
今迄築いてきたものが全て崩れる場合も…
少しの辛抱です…この様な時は思い切ってボランティアでもすると良いかも知れません…。

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変通星の吉凶(食神・傷官)

2022年10月08日 | 四柱・その他
先回は、比肩について書きました。
強い比肩を持った方は、個性が強いですね…。
女性の場合は、個性的な美人も多い様です。
また、人に頼らず我が道を行く方も多いですね。
五行では男性の場合は3つ、女性の場合は2つぐらいが良いと言われています。

さて、比肩の次に現れるのが食傷、食神と傷官ですね。
食傷は多感な思春期の様な星で、女命の場合は、自星(比肩)から生じるので、自分が産んだ子供を意味します。
食神は、財を生じる吉星で、好きなことをしながら食べていける運を持っています。
特に旺相する食神を持った方は不思議な魅力がありますね…。
しかし、命式が弱いと、平和主義者があだになって、内面では人間関係で気を遣う様です…悪く思われたくなくて。
食神は吉星ですが、強い活動力はありません。
故に劫財と並んで生じられると良いと言われています…劫達の関係になるのですね…。
劫達の並びは、不思議とラッキーなことにめぐり合える運があるようです。
また、偏官と並ぶと姉御タイプになります。
財星と並ぶと財運が良くなり、偏印と並ぶと、特殊な才能には恵まれますが、運気は不安定になるようです(倒食)。

傷官は難しい思春期、反抗期の様な星とも言えます。
また鋭敏な感覚の持ち主が多く、当方の会長は、傷官にはバカが居ないとも言われました。
カミソリの様な鋭さを持った星とも言えますね…。
しかし、切れ味が良すぎると…
自分の手も切ってしまう場合も…
特に傷官と偏官とが並ぶと、懐刀のような人とも言えます。
この二つの星が並んだ場合は、力のバランスが重要だと思います。
バランスが悪い時は、事件や事故や問題が生ずる場合もありますね…。
比肩が強く、傷官の十二運が旺相している場合…
この様な命式の女性は、夫には優しく接してあげて下さい。
比肩はさよならですし、傷官は夫である正官を強く剋します。
傷官が強い命式の場合は、財星(偏財・正財)と並ぶと良いと思います。
傷官のエネルギーを財星に漏らすと良いのですね。
傷官と財星とが並ぶと金運は良くなると思います。
また、傷官を抑えるのが印綬ですね…。
印綬傷官の形となって、才能で生きる方もおられます。
凶星の傷官も、吉星で抑えると傷官の良さを引き出すことが出来ます。

ご自分の命式を正しく知って、その命式の良さを出す工夫をされると良いと思います。
命式に振り回されずに、命式をコントロールできれば、人生は良くなると思います。

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変通星の吉凶(比肩・劫財・敗財)

2022年10月03日 | 四柱・その他
四柱推命には様々な変通星がありますが、本日から少しずつ変通星の吉凶の両側面について書いてみたいと思います。
まず…
〇比肩、比肩は自我独立の星です。
比肩の良い面が出ると、主体性が強く独立心が旺盛となります。
悪い面が出れば、親和性に乏しくなり、自己中になったり孤独になる場合もあります。
月上に比肩が輝いていると、大運の最初が比肩となり、幼少の頃に寂しい環境で育つ場合もあります。
強い比肩が出ていたり、固まっている場合には、人との関係で或る程度の距離感を持てる環境が良いかも知れません…。
変通星と十二運はセットで見ますが、旺相する比肩と休囚する比肩とでは雰囲気が異なります。
例えば、比肩 帝旺の場合は「俺」という自分軸を強く持っています…。
比肩 絶 等の場合は、「ある日突然消える」様な雰囲気もあります。
もちろん、比肩の隣にどの様な変通星が来るかによっても変わってきます。
次に…
〇劫財…劫財は竹を割った様な一途の比肩とは異なり、人の力を上手く活用できる「がめつさ」を持っています。
風呂敷を広げて話す人が多いので、この様な人がビジネスでのプレゼンをすると盛り上がります。
一か八か、ものに賭ける賭博性の星ですので、お金を生み出す食神と並ぶと「劫達の命」となり特殊な財に恵まれる場合もあります。
命式本体に強い劫財があり、更に行運に荒れる十二運の沐浴が付いた劫財の時期は注意が必要となります。
思い切って一攫千金を狙いたくなるのでしょうね…。
劫財の隣に正財が並ぶと、大切な宝を失う暗示もあるので気を付けて下さい。

〇敗財…敗財はとても人情的な星と言えます。
人情に流されて嫌と言えずに…情が流れればお金も流れるのが世の常。
可哀そうになって、面倒を看て情に流されて不倫をしてお金も流れる場合も多い様です。
特に敗財の隣に正財が並ぶと、その様な暗示が強くなります。
しかし、その人情的な世界に人は惹かれるのかも知れませんね…。
人情味のある芸能人にも多い星とも言えます。
昔から、命式本体に敗財を持つ人は、ボランティアをして人助けをすると良いとも言われています。
敗財は穴埋めの星でもありますので、命式本体に敗財がある人は、普段から陰徳善行をして徳積みをすると良いと言われています。

実際の鑑定では、命式全体と大運まで見る必要がありますが、特に 命式本体の月上にこの様な星があると、その傾向が出やすいと思います。
分離を表す比肩が天干に出ると、分離が表面化しやすいと言われています。
比肩は地支に出ていた方が良いですね…。

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