新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

過傷官

2020年09月28日 | 四柱・その他
四柱推命の変通星の中に食神と傷官という星があります。
食神も傷官も多感な思春期の様な星です。
思春期は心身共に子供から大人に変化する時期をいいます。
また、思春期はとても多感な時期で、様々なものを敏感にキャッチします。

比肩・劫財(敗財)が冬の様な運気なら食傷(食神と傷官)は春の様な運気と言えます。
春になると花が咲き、花は甘い蜜を出し、その蜜を求めて蝶や蜂が飛んできます。
その様な、春うららかな心地よいホンワカとした季節を表す星が食神と言えます。
春は、恋の季節ですね…
故に、人も食神が巡って来ると、フェロモンが出て恋愛のそよ風が吹いて来ます。
良い食神を持った方は、何とも言えない甘い雰囲気を持っています。

同じ思春期の星でも傷官は少々異なります。
食神が春の様な雰囲気を楽しむ変通星なら、傷官はその裏の様な雰囲気があります。
思春期の難しい反抗期の様な星が傷官で、非常に敏感で感受性の固まりの様な星と言えます。
男女の三角関係で生じた嫉妬と闘争の激しい感情の様な世界が傷官の中にはあります。

この食傷が命式中の天干に並び、五行の食傷の処に4つ以上の星(●)が固まった命式を過傷官の命式と言います。
食傷は、敏感な感受性の星。
人は、だれでも敏感に感じるアンテナを持っていますが、過傷官の命式はこのアンテナがとても高く何本も立っている様なものです。
感度の良いアンテナが何本も立っているので、様々な波動をキャッチします。
良い波動をキャッチすることが出来れば、私たちが住んでいる世界よりも高い次元から様々な閃きやヒントを得る場合もあります。
しかし、ネガティブな波動をキャッチすると、キャッチした自分自身もネガティブとなり、ストレスからイライラする場合も出てきます。
過傷官の方は、良い環境や、人との相性がとても重要だと思います。

もともと、傷官という変通星は、繊細なガラス細工の様な星でもあります。
ちょっとした仕草や言葉を敏感に感じてしまうのです。
また、感覚が鋭いので、自分の発した言葉も自然と鋭くなり、相手の急所を掴みます。
掴まれた相手もドキッとして傷つき、その傷ついた相手の気持ちを感じて自分も傷つく場合もあります。

過傷官のお子さんを育てる時は、たくさんハグして頬ずりしながら育てると良いかも知れません…。
太過した傷官の気を財星で漏らすのが良いでしょう…財星で漏らすとは、優しく受け入れて情で育てる様な事とも言えます。
また、比肩や食傷が多い命式は長男や長女さんに多いとも言われています。
過傷官の方は、特殊な才能を持った方も多い様です。

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縦割り110番(行政改革目安箱)

2020年09月23日 | 今日の出来事


河野太郎 行政改革・沖縄北方担当相が、17日午後3時頃、自身のホームページ上に誰でも投稿できる「行政改革目安箱(縦割り110番)」を開設した。
行政の縦割りによる弊害などの情報提供を呼びかけると、同日午後11時頃までに3000通以上のメールが寄せられらたとのこと。
あまりの反響に河野氏は18日未明、意見を整理するため、新規の受付を一時停止するとツイッターで表明したとのこと。
発信力の強さでは定評があるらしい。
菅政権の看板メニューの一つとのこと。

早速、彼の命式を出してみました(1963.1.10.生れ。生時不明の三柱ですが…)。
日柱:癸丑
天干の並びは、旺相した比肩を中心とする劫財との並びの命式。比肩(冠帯)、劫財(沐浴)。
五行には地支の官星も2つある。

比肩も劫財も似た様な星で、以下の様に意味があります。
1.自分。
2.分離。
3.兄弟姉妹。
この、星(比肩)を持つ人の性格は個性的でマイペース。竹を割った様なところがあります。
そして、比肩は一つの段階が終わり、新しい活き方する星でもあります。
正に、今までの縦割り組織を壊すにはもってこいの星とも言えるでしょう…。
菅総理が、お前(河野)が壊し、俺(菅)が作ると言われたことも良く分かります。

・比肩:自我と分離の星。
・劫財:破財と欲望の星。
比肩と劫財の良さが出れば良いですね…。

ちなみに菅総理の命式は…?
1948.12.6.生時不明
日干:乙
天干の並びは月上の偏印を中心とした正財との並びの命式。
五行を見ると、三柱では土の財星に星が2.5個、水の印星に3個。
典型的な智将・参謀型の命式ともいえます(名官房長官といわれるたのもわかります)。
そして、彼の今年の行運は大運・流年ともに官星が出て、命式本体との関係で「財官印三宝」の形となります。
故に総理という位置が与えられたのだと思います。
新総理も閣僚も、「身が引き締まる思い」でスタートしたと言われています。
様々な誘惑や迫害もあると思いますが、政府と国民とが一体となって、現在の国難を乗り越える必要があると思います。
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家系の運を上げる方法

2020年09月22日 | 四柱・その他
現代日本は少子高齢化の社会。
日本の人口も減少傾向にあります。
本来は、未来に人口が増加する方が運があるとも言えます。
夫婦二人から、子供が一人の場合は、生まれたお子さんに負担がかかるかも知れません…。
親は子よりも早く亡くなるので、姉弟が居た方が良いとも思えます。
また、歳を重ねると孫との触れ合いが楽しいと思います。

(ネットにこの様な記事が載っていました)
子どもをもつと、幸せやうれしさと同時にたくさんの責任も生まれます。
子どもの健康管理に気を配ることはもちろん、教育方針に悩んだり、経済的な不安があったり…。
新米のパパやママは、これまで想像していなかったような壁をいくつも乗り越えながら、子育てをしていくものです。
しかし、孫が生まれたとなると話は別。
既に「子育て」という長い仕事を終え、精神的にも、また経済的にも余裕がある立場にいるのが、祖父母世代のみなさんです。
子育てのプレッシャーを感じずに接することができるので、自分たちが親だった頃はゆっくり味わう余裕のなかった、子どものかわいさを、存分に実感できるのだそうです。
厳しいしつけなどは父母に任せ、ひたすらかわいがれるのは、祖父母世代ならではの特権だということです。

以上が、孫がかわいいという理由だそうです。
なるほど、そうだなあ~と思いました。
歳を重ねたら、その様な活き方をしたいものです。
その為には、宇宙の原則通りに歩むことが大切だと思います。

歳を取ったら、長男夫婦や孫と楽しく暮らしたいものです。
その為の一番のポイントは…
嫁を心から愛する事だと思います。
長男の嫁を自分の娘以上に愛したならば…
嫁の親以上に愛したらどうでしょうか…?
人は、愛があるところに居たいものです。
舅姑が、実の親以上に愛してくれたなら、この家に嫁いで来て良かったと心から思うでしょう。
そして、その家系の一員になれた事が嬉しくなると思います。

子供(孫)は、母親に繋がります。
ですので、母親(嫁)が、その家系を好きになり、その家系に誇りを持つことが出来れば、孫もその家系が好きになり、誇りを持つことが出来ると思います。
そして、その様な舅姑との関係が良い嫁は内外共に安定するので、沢山の子供を産む事が出来ると思います。
家族の愛の関係から、多くの生命が生まれるのでしょうね…
その様に考えると、愛>生命>財産>なのかも知れませんね…。

子孫や晩年運を四柱推命で看ますと、時柱が気になります。
時柱は65歳以降の晩年運を表し、寿命や子孫運も表す柱だとも言われています。
時柱に食神や財星、正官、印綬等の吉星が旺相(長生・冠帯・建禄)している命式は晩年が楽しみだと言えるでしょう…。
跡継ぎの子供もしっかりと立ち、大運が悪くなければ充実した晩年を送ることもが出来るとも思います。
60歳を過ぎると、時柱が気になります。

また、男命の場合は、官星が跡継ぎの男の子とも見る事ができます。
良い官星を持ち、その官星を剋す強い傷官が無ければ、比較的子供運は良いと思います。
また、女命の場合は、食傷(特に食神)が子供を表します。
良い食傷とそれを守る財星が出ているのがポイントですね…。
そして、食神を剋す強い偏印が出て、倒食していなければ良いのですが…
もし、倒食になっている場合は、確りとした財星の時期に子作りをすると良いかも知れませんね…。
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冲・刑は命式の傷の様なもの。

2020年09月20日 | 四柱・その他
子供の心に一番の影響を与えるのが母親です。
小さな子供にとって、お母さんは太陽の様に明るく、いつも笑っていて欲しい存在だと思います。
その様なお母さんに、自分の情(心)を受け留めてもらって育ったお子さんは、お母さんが大好きだと思います。
そして、お母さんがお父さんを尊敬していれば、子供の心は、自然にお父さんにもつながると思います。
お母さんの存在…大きいですね!
やはり、家庭の主役はお母さんなのだと思います。
夫が仕事で疲れて帰った時には、母の様に優しく受けとめ、
夫が元気いっぱいの時には、妹の様に甘えることも出来る…
その様な関係はとても素敵だと思います。
その様なお母さんの命式はどんな命式なのでしょうか…?

一般的な考えですが…
変通星では…
・命式本体に良い財星を持っている。…財星は家庭性や優しさを表す。
 その財星が、命式の主体の星ならばなおさら良いと思います。
・命式本体に、夫を表す良い正官を持っている。…女命では正官は夫を表す。
 官星は天干よりも地支が良いかも知れません…。
・命式本体に、良い印綬を持っている。…印綬は母親や身内を表す。
 その印綬が良く働けば、母や身内から愛される運があるとも言えます。
・命式本体に良い食傷(特に食神)がある。…女命では食傷は子供を表すします。
※ この様に考えると、特に女命の場合は、比肩→食傷→財星→官星→印星と、五行のバランスが良いのが嬉しいですね…。

また、四柱の各柱では…
・年柱は先祖(祖父母や霊的なバックボーン)という意味があり、
・月柱は親(月干は父、月支は母)を表す位置で、
・日柱(日干は自分で、日支は配偶者)
・時柱は子供を表す柱と言われています。

※特に地支(十二支)は家庭内の事を表し、年月日時の四柱の12支が冲や刑の関係でないのが良いと思います。
例えば、年支と月支とが冲をしていますと、先祖と親との関係に「傷」があるとも読む事ができます。
刑や冲が多い場合は、命式という遺伝子に傷が付いている様なものかも知れません。
刑や冲の場所にもよりますが、先祖と親、又は親と自分、そして自分と子の関係に傷が入る場合もあるかも知れません。

反対に、支合や三局している場合は、先祖や親や子供との関係が深い(繋がる)とも判断できます(実際の鑑定は、命式全体や行運を見る必要がありますが)。

陰陽五行の理屈で言いますと、少し難しくなりますが…
簡単に言えば…
・先祖(祖父母)が好き。
・父母が好き。
・配偶者が好き。
・子供が好き。
と、いう事ですね…。
この、好き!ということがとても重要です。
・先祖が好きで、尊敬している。
・親が好きで、親を尊敬している。
という事ですね…。
好きで、尊敬しているということは、「正しい愛」で愛されてきたということだと思います。
正しい愛(宇宙の原則に合った愛)で愛された人の魂(心)はすくすくと素直に育ちます。
そして、配偶者や子供に正しい愛を注ぐことが出来ると思います。

ところが、そうでなかった場合…
自分の中に、より大いなるものの愛が入り難くなる場合も多いものです。
その結果として、配偶者に対する要求や子供に対する要求が強くなる場合も出てきます。
自分では、可愛いわが子を愛しているようで…実は、自分が小さい頃認めてもらえなかった内容を子供に要求している場合もあります。
優しい子供は、小さい頃は親の言うとおりに従いますが、大きくなると親と一緒に居る事に居心地の悪さを感じる様になる場合もあります。

自分と親との関係が良くなり、配偶者との関係や良くなると、自分の心に愛が溢れて、子供との関係もスムーズになるかも知れませんね…

自分の心(魂)が変わると、配偶者や子供との関係が良くなると思います。

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私はゴミ箱ではない。

2020年09月18日 | 四柱・その他
夫と妻は天と地の様な立場です。
「天」という文字が突き抜けたのが「夫」という漢字ですね。
男は腐っても鯛、どんな弱い男でも内面には天の様なプライドがあるものです。
男性は天ですので肩幅が広く、女性は地ですので、腰幅が広いのですね…。

小さい子にとっては、家庭が一つの世界です。
家庭と言う世界の中で、天地と言う父母が仲良く笑って生活しているのは嬉しいものです。
天地(夫と妻)の間ですくすくと育っている植物が子供の様な立場です。
天から、優しい陽射しや適度な水分(愛)が降り注ぐと地(妻)は喜び、妻(母)と一緒に暮らす子供の心も安定します。
子供の心に一番の影響を与えるのが母親なんですね…。
その妻(母)と子供を命がけで守るのが夫の役目だと思います。

子供にとって、一番辛いのは、父母が喧嘩をしている姿だと思います。
父母が怒鳴り合いう声は、嵐の中で生活している様なものかも知れません。

不幸にして夫婦関係がもう一歩の場合…
夫は、仕事の帰りにお酒等を飲んでストレスを発散する場合も多いでしょう…。

官星が多い妻なら、自分も社会に出てストレスを発散する場合もありますが…
官星が無く、社会運が弱い女性…
例えば、敗財と偏印とが並んでいる女性や財星と印星とが並んでいる女性の場合…
何かストレスを発散できる趣味等を持っていれば良いのですが…
そうでない場合は、心の中に少しずつストレスが蓄積される場合もあると思います。

その様な夫婦に優しい女の子が居ますと、女の子はお母さんを慰めようと、お母さんの話を黙って聴くでしょう…。
その時に、お母さんが、お父さん(夫)の悪口をグチグチ言うと…
子供は、黙って聴くかも知れませんが、その子の心はとても辛いと思います。
可愛い優しいお子さんに、愚痴を言うのは、お子さんをゴミ箱代わりにしている様なものだと思います。
その子が思春期になった頃、ゴミ箱と化したお子さんの心が愚痴と言うゴミで一杯になる頃です。
その様な状態を続けて良い筈はありません。
夫婦が早く気付く必要があると思います。
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女性の運が強すぎると…

2020年09月16日 | 四柱・その他
以前のブログにも書きましたが、女性の運が強すぎると相対的に男性の運が落ちる傾向があります。
例えば…
1.女性の命式が身旺で、天干に財星と官星と印星とが並ぶ「財官印三宝の命」の場合…
2.身旺で官星と印星とが並ぶ「官印両全の命」…特に月上偏官の場合…等、

財官印三宝の命の女性は、優しさと責任感と才能(頭脳)をもった、なかなかのヤリ手の人が多いものです。
また、官印両全の命の女性も、確りとしていて、家庭よりも社会で活躍している方が多いものです。
ヤリ手の人も多いですね…。特に月上:偏官の女性は仕切りやの方も多くおられます。

頭が良くてヤリ手の女性...この様な女性を妻に持つと男性はとても楽だと思います。
家事や子育ては勿論、仕事も上手にこなす。すばらしい事だと思います。
この女性(妻)に任せておけば全てOK!
女性の運が強くて、妻が全てを行うと…男性の命式にもよりますが、男が責任を持たなくなる場合も出てきます。
家の事は、全て妻にまかせきり。
その上、妻の稼ぎが良い場合は、「俺は必要無いかも知れない…」と思う男性も出てきます。
その様な場合で、偏財等が多い男性(夫)の場合は、責任を持たずに遊び歩く場合も出てきます・・・。

なかなか難しいものですね・・・。
人はそれぞれ、位置(立場)と責任があります。
例えば・・・
(男性の場合)
・夫として
・父として
・長男として(長男の場合)
・社会人として(仕事上の責任)

(女性の場合)
・妻として
・母として
・嫁として
・社会人として(仕事上の責任)
これらのバランスがとても重要です。

しかし、上記の様なヤリ手の女性は、夫に頼らずに自分で何でもこなす事ができる女性も多いものです。
家事も子育ても仕事も全てOKという女性もいます。
この場合は、外的には夫は必要無い様にも思えます・・・
しかし、夫がその家の主人として責任を持たなくなると・・・
将来・・・特に、長男(子供)が大きくなった時に、その長男が確りとしなくなる場合が多くあります。
その様になった時に、何で男が立たないのだろうと…
長男の土台は夫ですので、夫が立たなくなると長男も立ち難くなる傾向が出てきます。

妻の一番の仕事は、自分の夫をその家の主人に仕上げることなんですね…。
主人という立場は、その家の事に意識と責任を持つことなんですね…
その様に、上手く持っていくのが妻の一番の仕事かも知れませんね…。
夫としての責任、父としての責任、長男(跡継ぎ)としての責任を全うできる様に手助けするのが妻の一番の仕事とも言えます。
賢い妻は、出来ないふりをして、「俺が居ないとこの家はダメだな!」と、夫に思わせるのが上手なのかも知れませんね…。

変通星に財星という星があります。
特に正財は家庭を表す星で、真面目で家庭的な事に意識を持つ星です。
財星は食傷(女性の命式では子供を表す)の守り神で、正官という夫の星を生じる星でもあります。
財星は優しい情的な星で、人の気持ちを情で受けとめる星でもあります。
良い財星を持つ方は、家庭的で二の立場(女房役)が好きな人が多いものです。
夫(父)…1
妻(母)…2
子(長男)…3
夫(1)と長男(3)を繋げるのが、妻(2)の役目だと思います。

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食神…チョコレートコーティング

2020年09月12日 | 四柱・その他


男っぽい星(変通星)の代表的なものが偏官や比肩だと思います。

偏官は七殺とか、鬼殺とも呼ばれ、武官的な野人の星でもあり、プライドが高く、好き嫌いもハッキリしています。
また、偏官が良く働けば英雄となり、悪く働けば犯罪者となる場合もあります、

比肩は自我や分離を表す星で、個性的でマイペースで竹を割った様なところがあり、
象意としてはトラブル、対立、独立等の意味を持っています。

旺相する偏官や比肩を持つ命式の方は、なかなか強い性格の方が多い様です…。
女命に強い偏官を持つ女性は夫の代わりに働く人も多く、
強い比肩を持つ方は、自分のペースを優先して生きる方が多い様です。…中には独りで生きる方も…。

私は時々、強い変通星の偏官を硬い「鋼鉄」、比肩を「石・ブロック」に例えて話しています。
鋼鉄やブロックは少々とっつきにくいイメージがあります。

それでは、偏官や比肩という凶星を上手く抑える星が何かといいますと…それが、「食神」です。
食神には、衣食住・健康・生命・安定・ゆとり・色情等の意味があり、財を生じる星でもありますし、荒れる偏官を上手に抑える作用もあります。

偏官が暴れ馬なら、暴れ馬の鼻先に人参を与えておとなしく誘導する様な作用もあります。
また、財を剋する比肩と並ぶと、比肩が食神を生じ、生じられた食神が財星を生ずるので、お金を作る命式となり、自営業者等にも多いです。

硬い鉄球やブロックの表面をチョコレートでコーティングしたようなものが食神とも言えます。
しっかりした「食神」を持つと、凶星の吉面を出すことが出来るのですね…。

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星の太過と不足(比劫)。

2020年09月08日 | 四柱・その他
変通星の太過と不及について書きたいと思います。
変通星には比劫、食傷、財星、官星、印星があります。
比劫が固まる命式を持つ方は、とにかく自我意識が強いですね…。
自分というものが「どん」とあるのだと思います。
自分が物事の中心ですので、他の人に合わせるのはあまり好きではないと思います。
良い面では独立心旺盛ですが、悪い意味では孤独になる場合もあります。
優先順位の一番に自分の尊厳というのがあるのだと思います。
この様な命式をを持つ方は、自分磨きをされると良いかも知れません。

確かに自分という存在はとても重要ですが、人の心はどの様な状態の時に安定するかと言いますと…
自分と親(上)との関係、そして自分と配偶者(横)との関係、自分と子供(下)との関係が良い時だと思います。
その延長線上に、前(先輩)、後(後輩)等の近い人との情関。
人は、近い人との情的な関係が良い時に心が安定し、幸福感を感じるのですね…。

お金があると幸福だと思う人も多い様ですが…
何百兆円あったとしても、使う目的が無ければ、その様な大金は必要ありません。
お金、地位、名誉、権力、腕力…、それらは、全て力のエネルギーなのですが…
その力のエネルギーをどの様に活かすかがこれからの時代のポイントの様な気がします。

東洋思想には「陰陽」の法則がありますが、
陰は陽の為に、陽は陰の為にが本来の陰陽の関係だと思います。
一番のポイントは、相手の為に…なのかも知れません。
本来は、相手の為に生きる事と、自分の為に生きる事が一つなのだと思います。

しかし、比劫(比肩・劫財・敗財)が太過しますと、どうしても自分が中心になりやすいのですね…。
特に、月上の天干に比劫が出ている命式の場合は、大運の最初(幼少時)が必ず比劫になります。
比劫は、宝(家庭)を表す財星を剋する星ですので、幼少時の家庭環境がもう一歩という場合も多いものです。
小さい頃は、両親の愛が全てだと思います。
この時期に、曇り空だったということも言えます…。
中には霙が降るような寒さ(寂しさ)という場合もありますね…。
親が忙しくて、かまってもらえなかったという場合もあります。
それで、人に頼らずに自分で…という方も多い様です。

比劫が太過しますと、不思議とその様な環境が与えられますし、自分もその様な捉え方や価値観を持つ傾向が出てきます。
自分を確りと持つことは良いことですが、その方向性が、相手の為なのかがポイントかも知れません。

逆に比肩が1個で、その反対に位置する財星と官星とに星(●)が固まる命式の人が居ます。
もう少し具体的に書けば…
命式の天干に財星と官星とが並び、五行の財星と官星とに合わせて7個以上の星(●)が固まる命式の方ですね…。
四柱八字、全部で8つの星(●)があるわけですが、比肩に1個、財官に残りの7個の星と言うわけですね…。
財星は優しさ、官星は責任感を表しますので、優しく抱きかかえて、責任を持って背負う人ですね…。
一本足で、多くを抱えたり背負ったりする場合もあります。
この様な命式の方は、外的(お金や仕事)なものに振り回されてコントロールできなくなる場合もあります。
いわゆる「財殺の命」というものですね…。
この場合は、比肩が少ないというのよりも、財官に星が太過と考えた方が合いますね…。

その様に考えると、究極的には五行のバランスが重要だと思います。
特に、平時の時はバランスが良い人が良いのかも知れません…。
バランスの悪い命式を持つ方は、特別な役割があるのかも知れんせんね…。

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余禄の財

2020年09月06日 | 四柱・その他


上図は、ある女性の命式です。
彼女の命式は…
・日干:辛
・天干の並びは、月上の正財を中心とする印綬との並びの命式。
・月支:寅と日支:亥が支合して木の財星に新たなエネルギーが生じている(△…亥寅で出来た五行)。
・月上の正財は親の不動産を表し、上記、月支:寅と日支が支合して繋がり、木の財星(△)が出る事は、親の不動産等を相続する運を持っているとも解釈できます。
故、安田靖 会長は、財に付く△は余禄の財(給料以外のお金)なので、良いね…と言っていました。
この命式の場合、不明な時柱に官星が出てくると嬉しいですね(正財と印綬の通関神が官星で、官星が出れば財官印三宝の並びになります)。
この様な女性は、責任感や行動力を表す、良い官星を命式の中心星に持った男性が良いですね…。
また、その男性の日支や月支に午や戌があれば、二人の命式を合わせて「寅午戌」と火局して、彼女の命式に必要な火の官星が出てきます。
男女の相性を見る場合は、お二人の命式に干支合が出ると縁が深くなりますが、干支合で新たに生じた五行が、その方の命式にとって必要な五行の場合は、縁も深いし、運気も上昇するという見方もできると思います。

その反対が腐れ縁ですね…。
男女の命式に干支合が多いが、その干支合で新たに生じた五行が、これ以上必要ではない五行に出る場合、離れよう、縁を切ろうとしても断ち切れない、好ましくない関係となる場合もあります。…これは少々嫌ですね。

縁が深くて、相性も良いのが一番ですね…。
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今日も元気で…。

2020年09月05日 | 今日の出来事


上図は私の知り合いのおじいさんの命式です。
最近の年寄は元気な人が多いですね…。
3日前もお隣の新潟県柏崎まで、朝4時半に起きて釣り。
夕方4時頃まで釣りをして、その日のうちに高速道路(関越自動車道)で帰宅。
往復360kmの道のりを一人で運転しています。
今日も朝からゲートボールを楽しんでいます。
楽しいことを考えると脳の中にドーパミン等の幸福・快感物質が出てくるのだと思います。
数え歳85歳、あと、数年は人生を楽しみたいと言ってました。

彼の命式は…
・日干:庚
・天干の並びは、月上の偏財を中心とする偏官との並びの命式。
・五行を見ると、火の官星に星(●)が3とやや多め。
・命式は各柱共に陽干・陽支なので、全て「偏」となりまず。
・大運も動きを表す偏官の専旺干支。
この様な、命式の方は、じっとしているよりも動いていたいのだと思います。
情も動くし身体も動きたいのだと思います。
特に、偏官の大運ですので、尚更動きたくなるのだと思います。
「偏」は動いて刺激を得るのですね…。
特に陽干でできた偏官は動きたい欲求が強いのだと思います。
この様な命式の方は、寸前まで人生を楽しむタイプなのかもしれませんね…。

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脳内物質と変通星?

2020年09月01日 | 四柱・その他
或る本にこの様な事が書かれていました。(脳内物質 仕事術:樺沢紫苑)
「人間の感情は脳内物質でつくられている」とのことです…
人間の脳の中には、数百億個もの神経細胞が存在し、それらは相互に複雑なネットワークを形成しているらしい。
この脳の神経系は電気の配線のように、全てつながった状態のイメージが持たれがちですが、実際はそうではないとのこと。
神経細胞と神経細胞の接続部分には「シナプス」と呼ばれるわずかな隙間があり、シナプス前膜からは「神経伝達物質」が分泌されており、シナプス後膜には、その神経伝達物質を受け取る「受容体」があるとのこと。
つまり、神経伝達物質が受容体と結合することで、刺激が伝達されるのだとのことです。
その神経伝達物質を俗称の「脳内物質」という言葉で説明すると…
どの脳内物質を、どのように分泌させるかで、神経ネットワークのつながり方が変わって来るらしい。
脳内物質は50以上も存在するが、その中でも重要な役割を担っており、研究も進んでいる代表的な物質が以下の7つだとのこと。

《脳内物質の概略》
 (脳内物質)…………(特徴と感情・気分)……………(他の関連キーワード)
1. ドーパミン……………幸福物質:幸福・快感……………報酬系・学習脳。
2. ノルアドレナリン……闘争or逃走:恐怖・不安・集中…ストレス反応・仕事脳・交感神経。
3. アドレナリン…………興奮物質:興奮・怒り……………交感神経(昼の神経)
4. セロトニン……………癒しの物質:落ち着き・平常心…心の安定・共感脳。
5. メラトニン……………睡眠物質:眠気……………………回復物質・アンチエイジング。
6. アセチコリン…………記憶と学習:ひらめき……………副交感神経(夜の神経)・ニコチン・シーター波。
7. エンドロフィン………脳内麻薬:多幸感・恍惚感………アルファ波。
の7つだそうです。

これらの脳内物質は「バランス」が重要だそうです。…(四柱推命も五行のバランスが重要ですが…)
例えば、ドーパミンとノルアドレナリンとセロトニンは、脳の主要な機能を担っているらしいですが…
ドーパミンは「快」を求め、ノルアドレナリンは「不快」を避け、セロトニンは、それらを調整しているとのこと。
セロトニンは、ドーパミンが出過ぎたときに抑制的に働き、そして、ノルアドレナリンの分泌もコントロールするとのこと。セロトニンはドーパミンやノルアドレナリンのバランスを調整する「支点」の様な役割を担っているのだそうです。
脳内物質そのものが、能動的に脳内物質のバランスを維持しょうと働いているのだそうです。
それぞれのバランスが崩れてしまったら、脳がうまく働かないからだそうです。

ドーパミンサイクルが回転し過ぎ、制御不能な状態になれば「依存症」となり、アルコール依存や覚醒剤依存、そしてギャンブル依存や買い物依存症もその一つだそうです。
また、ドーパミンが過剰に分泌されると、幻覚も出て来るそうで「統合失調症」がその様な状態だそうです。
そして、ドーパミンが生成できず、不足した状態が「パーキンソン病」で、運動機能に障害が現れるとも言っています。
※ 脳内物質はバランスが重要なのですね…。
仕事のストレス、不規則な生活、睡眠不足、偏った食事…。
この様な生活習慣は身体のみならず、「脳内物質」のバランスもおかしくしているとの事です。

四柱推命では中庸といって、陰陽五行のバランスを重要視しますが、脳内物質もバランスなのですね…。

上記3番のアドレナリン、皆様も聞いた事があると思います。
アドレナリンは恐怖や不安を感じたときに、交感神経の指令を受けて副腎髄質から分泌され「闘争」や「逃走」を助けるホルモンと言われています。
アドレナリンが血中に放出されると心拍数や血圧が高まり、筋肉に血液が行き渡るそうです。
そして、血糖を高め、瞳孔を開き、覚醒度を上げ、注意・集中力を高め、身体と脳を「臨戦状態」にするそうです。

かって、ハンマー投げの室伏選手が、ハンマーを投げる直前に大きな声を出すところをテレビで観たことがあるひとも多いでしょうが、室伏選手に限らず、投擲競技の選手たちはどうどうして大きな声を出すのでしょうか…?
「気合を入れるため」といった心理的な理由を考える人が多いでしょうが、実はそうではなく、ズバリ、アドレナリンを分泌させるためだというのです。…大きな声を出して叫ぶことで、脳に刺激が与えられ、アドレナリンが分泌されるのだそうです。この「シャウティング効果」は、他のスポーツでも用いられています。
「ファイト」や「オー」もその一つだそうです。
腹の底から絞り出すような大きな「叫び」によって、アドレナリンが誘発されるのだそうです。

アドレナリンの効果には以下の二つがあるそうです。
1. 身体機能や筋力などを一時的にアップさせる(身体に対する効果)。
2. 集中力や判断力を高める(脳に対する効果)。

火事場の馬鹿力、野球選手が「ボールが止まって見えた」、プロボクサーが「パンチがゆっくり見えた」もアドレナリンの影響かも知れません…。
しかし、アドレナリンの効果は長くても30分も続かないということです。
また、アドレナリンは「怒り」によっても分泌が促されます。
そして、興奮し過ぎて自分が抑えられなくなることもあります。
アドレナリンが分泌されると平時を超えた身体機能と集中力が引き出されて実力以上の力が発揮されるのでしょうね…。

アドレナリンは闘争物質で、興奮・怒りの気分が支配するとの事です。
この物質を四柱推命の五行や変通星に当てはめれば「金」や偏官ともいえます。
五行の金には「義・殺気・剣」という意味もあり、攻撃・闘争本能もある強い五行です。
また、変通星の偏官には下記の様な意味もあります。
1. プライド・責任感・行動力・義理人情。
2. 武人(武官)の星。
3. 七殺と呼ばれ、暴れる星。
4. 良く働けば英雄(革命)、悪く働けば犯罪者・被害者。
5. 血気怒気。

故に偏官が主体の命式の方は、強い行動力やプライドを持たれた方が多いものです。
武人である偏官をコントロールしている命式の方は、義理人情に厚く強い胆力を持った方が多いですね…。
偏官をコントロールするには…
身旺で、偏官を抑える食神や、印綬を持っている命式です。

逆に身弱の命式で、偏官を抑える食神や印綬が無く、偏官が太過していたり、傷官で剋されている場合は、カッとなって偏官が暴れる場合も多い様です(七殺化する)。

行運では…
・既婚の女性で、日頃から夫に対する不満等が有る場合、偏官の年になると、離婚したい思いが爆発する場合もあります。
・サラリーマン等で、職場の異動等も偏官の年が多い様で、思い切って転職をされる方もおられます。
・偏官の年は、現状を変えたくなるエネルギーが強くなります。
※ 良し悪しは、命式本体や廻って来る偏官の強弱にもよると思いますが、偏官の年には、アドレナリン的な要素が出て来る年とも言えるのだと思います。

(付録)
今年は、日干:甲の方は偏官 沐浴の年です…。
命式本体や大運との関係にもよりますが…
やや荒れる年とも言えます。
現状を変えたくなる場合もありますし、カッと来る人もおられるでしょうし、命式によっては、他の人から非難・批判される場合もあります。命式よって出方は様々ですが…。

また、日干:庚の方は今年は比肩の年。
松下幸之助さんは、この様な事を言っていました(出処進退-仕事において大切なこと)。
昔は、“出処進退”というものが非常に大切なものだと教えておったようであります。
何が大切であるかというと“出処進退”がいちばん大切である。
私は“出処進退”ということは辞職するという意味ではないと思うんです。
もっと激しいものであり、それは死に直面することであると思います。
こと志に反する場合には、死をもってこれにあたるというようなことだと思うんです。
そういうような考え方があって初めて、ものはなし遂げられると思うのであります。
或る 日干 庚様、長い間本当にご苦労様でした…。

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新栄堂

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