新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

朝ドラ(花子とアン)を見ながら・・・2

2014年09月25日 | 今日の出来事
今週で朝ドラの「花子とアン」が終了しますが、登場人物の命式を出してみました。

■まず、主人公の「村岡花子」さんの命式です(1893年6月21日-1968年、77歳没)

年 癸巳 偏財 帝旺 偏印
月 戊午 劫財 建禄 印綬
日 己丑       墓 比肩

(五行)
比肩:●●●
食傷:△
財星:●
官星:なし
印星:●●△

生時不明で劫財を主体星とする偏財の並びの命式です。
勿論、生まれた時間で多少は変わりますが、この並びは下記の様な特徴があります。
個性が強く、人の好き嫌いがハッキリしている人で、人情的な優しさと、冷たさが同居している様な印象を周囲に与えます。
嫌やとなったら見向きもしないかと思えば、気に入った人にはよく尽くす所があります。
一か八か、ものに掛けるところもあり、お金の問題にも注意が必要です。
また家庭的に辛い経験をしている場合が多いのですが、特に、親子関係は人間関係の基本ですから、親子関係は大切にするといいでしょう。
数え歳10歳迄の大運が劫財・比肩と並ぶので、小さい頃に故郷を離れたり辛い思いをしやすい時期となる。


■ 福岡県筑豊の実業家・炭鉱王、嘉納伝助(本名:伊藤伝右衛門 1861年1月6日-1947年12月15日満86歳没)

年 辛酉 食神 長生 食神
月 己亥 比肩  胎 偏財
日 己卯       病 偏官

(五行)
比肩:●●
食傷:●●
財星:●
官星:●△
印星:なし

(伝右衛門は叩き上げの成功者)

貧しい岡っ引きの父・伝六の長男として生まれた伝右衛門は、当初は呉服屋の丁稚奉公に出ますが、やがて父が始めた魚問屋、露天掘りを手伝うようになります。やがて父が開いた炭坑で過酷な労働に従事し、炭坑経営を軌道に乗せます。日清・日露戦争など時代の要請にも上手く乗り、伝右衛門は一代で「炭坑王」となり、伊藤家は栄華を極めました。

比肩-食神の並び
慨して品がよく、中には親分肌の方もいます。少し何を考えているのか分かり難い所がありますが、個性の強さと優しさを兼ね備えていて、頼られると嬉しい人です。一生食べるには困らない星ですし、基本的には人間的に肩の凝らない人ですが、一寸見はツンとしているように見え、近寄りがたい場合もあります。
月上:比肩には、自分の力で叩き上げていく運を持ち、年上の食神を生じるので、叩き上げの親分派の実業家に多い命式です。日干が土で官星が木なので、炭鉱等にも縁があったと思われます。


■ 葉山蓮子(本名:柳原白蓮 1885年10月15日-1967年2月22日 満81歳没)

年 乙酉 食神  病 偏印
月 丙戌 正財  衰 正官
日 癸卯     長生 食神

(五行)
比肩:●
食傷:●●
財星:●△
官星:●
印星:●

大正から昭和にかけての歌人、本名は宮崎子、旧姓は柳原。
大正三美人の一人で、白蓮事件で知られる。
父は柳原前光伯爵で、母は前光の妾の一人で、柳橋の芸妓となっていた没落士族の娘奥津りょう。

日柱:癸卯…草花を潤す春の雨で、人を育てる才能を持った干支です。人が好きな上に頭の回転が良いので、周囲の空気を冷静に読み取って自分の意見をすり合わせていく、潤滑油的な役目を果たすことが多い星で対人関係では愛想は良いですが、自分の内面はあまり人には見せません。その結果、心を許しあっての人間関係を作るのは苦手の様です。また、人徳があるので目立たなに様にしていても持ち上げられることが多いです。そして地位や名誉よりも家庭を優先する家庭人が多い様で、男女共に子煩悩の人が多く、安定した人生を選択する天性の素質を持っています。周囲を円満にする雰囲気を持っています。
正財-食神の並び…この星の並びは優しく平和主義者で、人当たりも柔らかい人です。財運に恵まれ女性にはとても良い並びの命式です。
日柱:癸卯で正財と食神との並びの女性は、優しく華のある美人が多いですね。
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朝ドラ(花子とアン)を見ながら・・・

2014年09月20日 | 今日の出来事
私は朝の8時になると「花子とアン」の朝ドラを楽しみにしています。
http://www.nhk.or.jp/hanako/
今朝のストーリーでは花子の友人の「醍醐亜矢子」さんが、花子の実家に押しかけて、自分を吉太郎(花子の兄)の嫁にして欲しいという場面(押しかけ女房)でした。
好きな男に一途に走る女性。正義感もあり、人情味もある働き者の女性。
この「醍醐さん」の様な気性はきっと『偏官』だと思う…と、一緒に観ていた妻に話した。
ちなみに四柱推命でいう『偏官』には、以下の様な意味合いがあります。

『性情』

(正義感)…正義感が強く、曲がったことを嫌い、律義で筋を通そうとする。この偏官に食神が並ぶと、偏官の悪さを抑え、姉御肌の面倒見の良い女性になる。

(下剋上)…上から押さえられることが嫌いなので、上司との意見対立も多いため、生意気で皆にかわいがられるタイプではありません。特に、相性が合わない場合は、反抗心が強く、共同的な仕事は苦手です。しかし、食神が付くと、偏官の良いところが出る。

(親分肌)…義理人情に弱く、好きな人のためなら損得抜きで、一肌も二肌も脱ぐ男気のある人となります。部下や弱者の味方となります。

(執着性)…特に、金銭には淡泊です。性格も淡泊な面が強く、細心の注意が不足するし、短期決戦型で、長期間の粘りに対しては弱い。

(自由性)…正官とは違いあまり形式にこだわらず、自分の関心を持ったものに対しては、金銭、仕事などにかまわず、一途に走ってしまいやすい。

(職業)…動きまわる仕事。政治家、警察官、自衛隊、建築業、スポーツ、職人、営業(但し、ぺこぺこは出来ない)、会社員(転勤族が多い)。

お嬢様の家庭で育った上品で行動的な醍醐さんだが、『偏官』的な要素を強く感じる。
実在の人物かどうかはわからないが、偏官+食神+印綬or偏財の様なイメージを感じる場合も多い。

脚本家の「中園ミホ」さんは、若い頃に四柱推命で占い師をしていた。
そして、その時に人の内面を見る訓練を養ったとテレビのインタビューで話していました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%9C%92%E3%83%9F%E3%83%9B
もしかしたら、登場人物を描く時に、四柱推命の変通星の特徴を意識しながら書いたのかも…?
主人公の村岡花子さんもそれなりの星を持っていました。

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子供(子孫運)について・・・2

2014年09月17日 | 妊娠・出産、子供・家庭運について。
過去があり、現在があり、未来があります。
自分を中心として見たときに、過去は親や先祖であり、自分は現在、そして子供は未来と考えることもできます。
また、人生を山登りで例えるなら、山登りは一人で登るのが一番楽かも知れません。配偶者が居ると、配偶者の荷物を持つ必要もあります。また、子供が居ると子供が疲れた場合は子供を背負う必要もあります。しかし、家族で励まし合いながら登るのはとても楽しいものです。頂上に到着するまでは苦しいかも知れませんが、頂上に到達したときの景色は最高のもので、その達成感は忘れることが出来ません。
山登りでは、先頭に父親が立ち、その直ぐ後ろに長男が続きます。そして長男は父親の後ろ姿を見ながら登り、その後に弟や妹たちが続き、一番最後を母親が子供達を励ましながら登ります。
山登りは人生に似ていますね…。
そして、私たちは私たちの活き方や伝統を生活の中で子孫に伝えます。
その為には正しい伝統を建てる必要があります。
また、その伝統を相続してくれる子孫が居ることは嬉しいものです。

先回のブログの続きですが、四柱推命で子孫(子供・部下)運を見るにはいくつかのポイントがあります。
(男命の場合は)
1.良い官星があること。
2.そしてその官星を尅す強い傷官が無いこと。
3.また、比肩等が反尅していないこと等…。
4.また、日柱が時柱を尅していないことや、良い時柱がある事等がポイントです。
(女命の場合は)
1.良い食傷ととそれを守る財星があること。
2.強い偏印が出て、食神等を壊していない事。
3.また、強い比肩等が財星を壊していないこと。
4.時柱等が良いことは男女共に一緒です。

鑑定をしながら感じることは、強い偏印を中心星に持ち、その偏印を抑える財星が無い女性で、しかも時柱に比肩等が出ている人ですね。ご主人の命式を見ると、官星が無く、合っても傷官が強く官星を尅し、時柱ももう一歩の場合が多いですね。その様な場合には…
○出産適齢期を逃さない様して下さい…そのためには結婚の時期も需要です。
○女命で偏印が強く働いている場合は、偏印を抑える財星の時期(年・月)を逃さないようにして下さい。財星の年は10年間に2年巡ってきますし、財の月も10カ月に2か月巡っていきます。
人生において、時を掴むことは運を掴むのに似ています。
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子供(子孫運)について。

2014年09月11日 | 妊娠・出産、子供・家庭運について。
小さい子供の細胞分裂はとても活発です。
ですから、子供はチョコチョコと良く動き回ります。
そして、良く眠ります。
若い人は、休日になると昼頃まで眠ることができます。
しかし、60歳を過ぎる頃になると、朝は直ぐに目が覚めます。
あまり、睡眠を必要としなくなるのでしょう…。
そして、年を経るとあまり動かなくなります。
そして、いつかは死を迎えます。
人は未完成(若い)のうちは良く動きます。
しかし、完成すると動かなくなります。
死とは、ある意味では完成することです。
身体は衰えますが、心は豊かに熟します。
植物も枯れてきますが、豊かな種を残します。
人が年を経た時に孫を愛することは最高の喜びだと思います。
晩年は内外共に豊かに活きたいものです。

四柱推命では子孫(子供)運や部下運、そして寿命等、晩年運は時柱で判断します。
年齢的には65歳~死ぬまでの運は時柱で判断します。
ですから、時柱に良い変通星や十二運がある命式は子供運や晩年の運が良いともいえます。
もちろん、大運うんぬんにもよりますが、その傾向があります。

最近は、少子化の傾向で出生率が低下しています。
内閣府の調査では子供を増やしたくない理由に以下の2つが大きな理由でした。
1.子育てや教育にお金が掛かりすぎるから。
2.高年齢で生むのが嫌であるから。
この二つの内容は何となくうなずけますね。

子供運のある人は子供を欲しがります。
子供が好きですし欲しいと思います。
しかし、子供運の弱い人は、何が何でも子供が欲しいとは思いません。
いつの間にかタイミングを逸してしまいます、…出産に対する意識が弱い傾向があります。
女性には出産適齢期がありますし、男女共に結婚適齢期もあるはずです。
しかし、子供運の弱い人は、それを重要視しない傾向があります。
優先順位が低いのかも知れません。

四柱推命の観点では…。
男性の場合は、良い官星(正官・偏官)があり、それを尅す傷官が強すぎないことがポイントです。
また、比肩星も強すぎると、官星を反尅しますし、印星も多すぎると官星のエネルギーを弱める傾向があります。
財星は官星を生じるので良いですね…。男性の場合は官星が子供を表すので、しっかりした官星と五行のバランスが良いことが重要です。

女性の場合は…
食傷が子供を表します。良い食傷とそれを守る財星があることがポイントですね。
財星は家庭や胎盤の様なものですね。
また、食神(子供の星)を壊す偏印が強く出ていないことが大切ですし、財星(家庭)を壊す比肩が強すぎないこともポイントです。また、五行では婦人科等を表す「水」が太過し過ぎるのも困ります。

男女共に結婚適齢期の大運に比肩等の分離の運が来ていますと結婚がまとまり難くなります。
また、女性の場合は出産適齢期に、倒食していたり、強い偏印が来ていたりするのも少々嫌ですね。
男性の場合は、強い傷官が続き、命式中の官星を強く尅すのも少し気になります。
また、出産時期に強い比肩(劫財・敗財)が出るのも良くはありません。
子供に関しては、男性よりも、女性のウエイトの方が大きい傾向があります。

自分の運(長所・短所)をしっかりと知って、バランスの良い人生設計を立てて下さい。
五行のバランスの偏る方は、価値観や思考も偏る傾向があります。
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運について。

2014年09月05日 | 四柱・その他
男性の命式では、財星(偏財・正財)は女性やお金や財産、そして優しさや家庭性を表します。故に良い財星が適度にあり、それを壊す星が無く、そして生じる星(食傷)が適度にあると、比較的財運に恵まれたり、女性の気持ちもわかるので女運も良くなります。
しかし、命式や五行に財星(特に偏財)が多すぎると、お金や女性に執着を持ちすぎて、女性問題や金銭問題が生じやすくなります。
逆に命式や五行に財星が無いと、女性の気持ちも分かり難いし、少々家庭やお金には無頓着になる傾向があります。
星が多すぎると、執着し過ぎて失敗し、無さすぎると殆ど意識しなくなります。

また、女性の命式では、官星(偏官・正官)は社会性・仕事・プライドや男性を表します。
故に、天干に官星(偏官・正官)が並んだり、五行に官星が多すぎる人は、家庭よりも仕事に意識を持つ傾向があり、女同士で話すよりも、男の方が話しやすいという人が多い様です。
そして、相性の悪い結婚をした場合は離婚再婚を繰り返したり、仕事に活きてしまう女性も多い様です。

男性の場合、良い正官(十二運に長生・冠帯・建禄)を持った方は一つの仕事を天職として続ける場合が多いですが、弱い十二運の官星が五行に固まる場合は、幾つか職を変える場合も多い様です。

良い子孫運や部下運を持った方は、子供が欲しいと思いますし、子供に愛情を注ぎます。
しかし、あまり子供運(子孫運)の良くない方は、何が何でも子供が欲しいとは思わない傾向があります。女性の場合は、年齢的に子供が欲しくなる時期がありますので、その時期を失わないようにすことがポイントだと思います。
次回は、もう少し詳しく子供運(子孫運)について記入したいと思います。
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良い星、悪い星?

2014年09月03日 | 今日の出来事
当方の流派では、月上の天干星を中心星として命式を見ます。
星(変通星)の中で、一般的に良い星と言われているのは、食神・正財(偏財)・正官・印綬ですが、正官を除くとそれ以外(食神・正財or偏財・印綬)は女性的な吉星です。
例えば、月上:食神で、年時に正財・印綬でも出ていれば、吉星3並びになります。
そして、自星が弱く、五行のバランスが良すぎると、どの様な性格になるでしょうか…?

女性の場合は、性格は優しく平和主義者で温和な人が多く、苦労やきつい環境は好みません。平坦な人生を好み、それなりに人生を楽しく生きたいと思いますし、命式を壊す大運が来なければ、それなりの境遇にも恵まれると思います。…女性ならばそれでも良いのですが、男性の場合は少々迫力に欠ける傾向があります。少々確りした奥様がお尻を叩く必要もあるかも知れません。また、この様な命式で、五行に印星が多いと、3代目か末っ子だったりする傾向があります。
男性の場合は、確りした官星が出るか、五行(裏)に比肩が多い方が活躍できるかも知れません。

何かの役目や使命を持っている人は、星が偏っている場合が多いですね。

五行のバランスが良いということは、言い方を変えれば平凡ともいえます。
また、五行のバランスが偏って、何かに集中している命式は、その世界で活躍するしかありません。何かに集中するということは、それ以外のものが疎かになるともいえます。
その場合は、パートナーによって補完すれば良いのですが…?

何れにせよ、自分の命式を確りと知って、それを活かす生き方をすることが幸福への一歩です。

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