新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

自分の本質(魂)は何を求めるか…?

2019年05月30日 | 四柱・その他
代々、商売の家で育ち、物心ついた頃から、「お前は商売人になれ!」と言われ、その様な教育や環境で育った人が居るとします。
当然、親に養われているうちは、それが当然だと思い、親が敷いたレールを歩みます。
しかし、その方の本質=命式(魂)が商売に向いていない場合には、ある程度の年齢になると、それが自分に合っていない事に気付きます。そして、そこからの喜びを感じなくなるのですね…。

・戦後直ぐの時代は、食べるものも少なく、お腹いっぱい食べる為に仕事をした時代でした…。
・そして、その後は、良い物が欲しい。その為には高収入の仕事がしたい…。と いう時代だったと思います。
・それでは、現代はどの様な時代なのでしょうか…?
今朝も新聞をめくると、AIを使った自動運転の車の記事が載っていました。
近い将来は、車の運転はAIにお任せ。また、物を作る工場等もAI搭載のロボットが活躍…
東京五輪以降は、その様な社会が急速に進むと思います。第四次産業革命?の時代に入る訳ですね…。
物つくりやサービスはロボットが行う時代。。。

そして、現代の若者は、それ程物に対する執着は無いようです…。
物の時代から心の時代へ…
自分らしさとは?
自分は何の為に生きるのか?
自分が生きる価値とは?
結婚する意義は?
という、より本質的なものを求める時代になってきたと思います。

喜びの質が目に見える外的なものから、目に見えない内的なものに変化しているのでしょうね…
その様な内的な本質を模索しているのが今の時かも知れません。
そして、人とロボット(AI)との大きな違いは愛と創造性かも知れません。
擦り込まれた自分ではなく、本当の自分。
魂(遺伝子)が求める生き方をする時が来ていると思います。
命式は自分の遺伝子の方程式だと思います。

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印星太過の男性。

2019年05月27日 | 今日の出来事
本日の午後、近くのJAの担当の男性が当方へ営業で来られました。
妻の年金の事やお婆ちゃんが掛けている保険の話での内容…。
仕事の話が一段落ついて、妻が、ところで〇〇さんはおいくつですか?
と、聞いたところ、その男性は22歳ですと言いました。
へー…20代後半ぐらいかな…と、思ったら、22歳ですか?
思ったよりも若いのですね…。
私達夫婦は60代半ば過ぎ…、60過ぎの夫婦を相手に堂々とした話しっぷり。
この男性よりも年上の当方の娘よりも、余程しっかりしているなと思いました。
その後、妻がその男性の四柱を見てあげる事に…。
なるほど…
偏印を中心とした偏官との並びの命式で、五行に土の印星が5個 固まる命式で、食傷と財星は不及。
印星太過の命式なので、やや考え過ぎる傾向はあるが、仕事は頑張る命式。
印星は我が身を生じる星で、親の様な年齢の人に可愛がられる星でもあります。
それで、合点がいきました。年寄りの話を聞くのが上手なので、年寄りに可愛がれるところがある。
自分の親以上の年齢の人に縁があるので、実年齢よりも落ち着いて見えるのだと思いました。

日本の国技の角界で活躍された力士にも印綬等の印星が多い人が多かった様に思えます。
相撲は古典の一つでもありますし、印綬は徒弟制度にも耐えられる要素があるからでしょう…。
また、力士の人達は実年齢よりも落ち着いて見える方が多い様に思います。
(例:貴乃花親方)水の印星に星が5個半の印星太過。

逆に食傷は思春期の様な子供の星。
この様な星が多い人は、実年齢よりも若く見られる傾向があるかも知れない…

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命式をコントロールする…?

2019年05月23日 | 四柱・その他
四柱推命では、変通星の並びや五行のバランスが良いもの(命式均衡論)が良いと昔から言われています。
変通星には…比劫→食傷→財星→官星→印星があります。

確かに…程良い、自我心(比肩)や感受性(食傷)、そして家庭性(財星)や社会性(官星)、また思考性(印星)が必要です。
それらの星が生じあいながら、バランス良く在るのが一番良いのでしょうね…。中流の上みたいなものかも知れません。

しかし、命式表を出して見ると、極端に五行に星が固まる場合も多くあります。

例えば、天干の並びに比肩が並び、五行も比肩が太過…。
比肩は自我を表しますので、この様な命式の方は自分という思いがとても強くなります。
全ての事柄の中心が「自分」なんですね…、この太過した比肩に思考や能書きを現す印綬でも付けば、自分のペースで能書きをいう人になります。
また、変通星の並びが食傷で、五行に食傷が多い方は、とても敏感な方が多い様です。
敏感に感じ過ぎてしまい、年回りによっては感じ過ぎて精神的に疲れてしまう方も多くおられます(自律神経失…)。

逆に印星が多い方は、考え過ぎてネガティブになる傾向があります。

勿論、財星太過も、官星太過もそれぞれの悪さが出る場合が多い様です。

故に、ご自分の命式の特徴を確りと知る必要があります。
そして、その変通星の良さと悪さを確りと知って、それを活かす生活や工夫が大切ですね…。

また、自分の命式にとって、いつが良い時期なのか? 或いは悪い時期なのかを確りと知って、運の流れに合った生き方をするのが良いと思います。

自分の命式や運気の流れを知る事が開運の秘訣ですね…
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過去と他人は変えられない。

2019年05月17日 | 四柱・その他
過去と他人は変えられない…よく聞く言葉ですが、正にその通りだと思います。
過去は既に過ぎ去ったものですから変えることはできません。
また、他人の心を変えるのもなかなか難しいものです。
他人どころか、自分の心をコントロールするのも大変かも知れません…。

日頃、鑑定をしていると夫婦問題で悩んでいる人が多いものです。
実際に、好きで結婚した恋愛結婚の離婚率が40%とのことです。
それでは、残りの60%の方は満足されているかといえば、そうでもありません。
生活や子供の為に我慢している方も多いと思います。
夫婦が心から一つになるという事は中々難しいものですね…。

陰陽思想では…
宇宙は陰陽というペアシステムで出来ています。
ミクロの世界からマクロの世界まで構造は同じで法則も同じです。
小さすぎて目に見えない極小の世界、例えば原子の世界は陽子(+)のまわりを電子(-)が廻っています。
大きすぎて目に見えない極大の世界、例えば太陽系も太陽(+)のまわりを、水金地火木土天海冥という九つの惑星が廻っています。
もちろん、地球上の物質も…
鉱物:陽イオンと陰イオン。
植物:オシベとメシベ。
動物:雄と雌。
人間:男と女。
皆、陽陰というペアシステムで出来ています。
ペアシステムで出来ているということは、宇宙の本質は愛のエネルギーで出来ているとも言えます。
故に猫も犬も人間も愛を欲しますし、愛が生きる源泉だと言えます。
そして、男は女の為に、女は男の為に存在するわけですね…
故に結婚した男女は、夫は妻の為に、妻は夫の為に存在しているわけです。

また、人の身体には細胞が60兆個もあると言われています。
そして、その細胞は、その人を活かそうとスクラムを組んで働いています。
その様に考えると、人間は生かされている存在だと思います。
また、人の大腸には60兆個の微生物が住んでいると言われています。
そして、その微生物は、人が食べた植物のカスを食べて、その人にとって必要な酵素を生成しています。
人は、微生物が作った酵素を利用して快適な生活をしています。
まさに、生かされている存在であり、自分の身体の中に数えられない細胞や微生物が居るということは、人体は小宇宙であると言われているのも納得できることです。

人の細胞はその主人(自分)の為に存在していますが、愛の器官(生殖器)は相手の為に存在しています。
夫のものは、妻の為に、そして、妻のものは夫の為にですね…これを間違うと大変です。
愛の本質は、自分を中心としてではなく、相手の為にです…。ここがポイントですが、なかなか難しいのが現実です。

人は、自分を中心として物事を考えるので、互いに相手に要求が生じる訳ですね…。
そして、その欲求が満たされないと不満が生じます。

人には、生まれながらに様々なタイプがあります。
推命的に例えていうならば…
比肩が強く、官星が主体で官星と印星が強く食傷や財星が無い女性の場合は、家庭よりも仕事に意識を持ちます。
家の中で家事をしながら子供や夫の帰りを待つ女性ではありません。
この様な女性に対して、「女は、家の中で夫の帰りを待てば良い!」風の事を要求すると、妻はストレスが溜まります。
また、家庭に居るのが好きな妻に、夫の代わりに社会に出て仕事をせよ!と言っても、妻は嬉しくはありません。
この様に、男でも女でも、生まれつき様々なタイプがあります。

相手のタイプ(命式)を知って、それを活かす様にすると、相手は喜びますし、相手の良さが出てきます。
相手の本質(命式=魂)を知り、それを活かしてあげることが愛ともいえます。
逆に、相手の無いところを見つけて、何故、お前はそれが出来ないのか!と、言っても、相手は苦しくなるばかりです。
相手に変われ、変われと求めれば求める程、相手は苦しくなり、最後は夫婦関係が変わる(離婚が待っている)だけです。

当方へは、よくご婦人の方がお見えになりますが、夫のこの性格は変わらないのでしょうか?と、質問される方がおられます。
そのご婦人は、夫が持っている良い部分にフォーカスせずに、夫が持っていない部分を見つけて、ないものねだりをしている場合もあります。
そこに気付けば良いのです…。気付いて自分の捉え方が変わると夫も変わって来ると思います。

妻が本当に妻らしくなり、妻の立場を全うすると夫も夫らしくなってきます。
また、夫婦が本当に夫婦らしくなり、親としての立場を全うすると、子供も立ってきます。
夫婦は一対の鏡とも言いますが、子供も親の鏡かも知れません…
現代は、情報過多の時代です。外的なものよりも、目に見えない本質(魂)を中心に生きることが大切かも知れません。

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タイプの異なる夫婦。

2019年05月16日 | 今日の出来事


上図は、或る架空の夫婦の命式です。
向って左が夫の命式で、右側が妻の命式です。

(夫の命式)
・日干:乙。
・天干の並びは正財を中心とした食傷との並びの命式。気の流れは火の食傷から土の正財へと流れる。
・五行を見ると、土の財星に星(●)に星が太過(5つ)し、金水の官印に星が不及。
・身弱の命式。

(妻の命式)
・日干:辛。
・天干の並びは月上の劫財を中心とした、年時の偏官双並びの命式。
・気の流れは火の偏官→月支の印綬→金の比劫と流れる。
・金の比劫に星(●)が太過(5個)し、水木の食傷・財星に星が不及。
・身旺の命式。

この様にも考えられます…。

夫は優しい人で、人生を楽しみたい人。
その為にはお金が必要だと思うし、女性も嫌いではない。
男性的な強さには欠ける。

妻は、サッパリして男性的な性格。
家庭よりも、仕事が好きで、家の中で夫や子供の帰りを黙って待つタイプではない。
正義感や責任感が強く、プライドも高いし筋を通すタイプ。
あまり夫に従うタイプではない。

本当は、夫と妻が逆だったら良かったのでしょうが…
この様な奥様は仕事もしますし、頼りがいもあると思います。
夫が「お前が居るから助かるよ!」と、妻に言えば、妻は喜んで頑張ります。
この家での主導権は奥様が持つでしょう…。

夫婦は互いの命式を良く知って、その命式の良いところを見つめる工夫が必要です。
上図の様に五行が偏った命式の場合は、その良い面と悪い面とが出やすいかも知れません。
何処かに星(●)が固まるという事は、どこかが欠ける(不及)ということです。
くれぐれも、ないものねだりはしない様にして下さい。
何かが無いということは、他の良い面があるという事ですから…。

互いのタイプを知って活かすことが重要かも知れませんね…。


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印綬の大運。

2019年05月13日 | 今日の出来事
私は、今年から印綬 帝旺の大運に入ります。

「印綬」は学問・芸能・頭脳の星で、目上の引立てを得られる星でもあります。
大運が変わるということは、ステージが変わる事で、絵本でいえば、研究や勉強をしている画像のページに入った様なものです。

印綬が巡って来る大運は…
・思考力や理解力が発揮される期間で、社会的な行動力は減退するが、内的・精神活動は旺盛となる。
・過去の整理を意味する時期で、自分を内観するには良い時期。
 故に学問・芸能・宗教等には良い時期。
・印綬の12運が旺相していると、表彰等の誉を受ける場合もある(秋の稔り)。
以上が印綬が意味する象意ともいえます。
そういえば、今年になって、物事の内面を深く見つめる様になりました。

昨夜のNHKスペシャル「シリーズ 人体Ⅱ 遺伝子」…タモリ+山中伸弥教授「遺伝子」に迫る。という番組の中で、第2集”DNAスイッチ”が運命を変える。を放映していました。

下記はその内容です。

「逃れられない病や、誰にも真似できない才能。人生は、持って生まれた遺伝子によっておおよそ決められている……みなさんそうお思いですよね。
とんでもないです。実は最先端の研究は、運命さえも変えうる「ある仕組み」があることを突きとめつつあります。
その仕組みとは「DNAスイッチ(エピジェネティクス)」。
命の設計図と言われる遺伝子には、いわばスイッチがあり、オンとオフを切り替えれば、その働きをがらりと変えられるというのです。
すでに、がん治療の最前線では、そのスイッチを薬でコントロールする治療が可能に。
そして、肥満などの体質を決める遺伝子から記憶や音楽などの能力に関わる遺伝子まで、全てスイッチがあり、コントロールできる可能性が浮かび上がってきました。
さらに、精子をトレーニングして、生まれくる我が子へ優れたDNAスイッチを受け継ごうという研究まで始まっています。
私たちの体の中に潜む、神秘の世界を目撃しに行きましょう。」…というものでした。
このブログを読まれている方の中にも、この番組をご覧になられた方もおられると思います。

四柱推命では、命式本体は、生まれながらのあなたの「遺伝子」の方程式と言われています。
そして、大運が変わる時は、ステージや舞台が次の段階に入る時期とも言われています。
その、命式にとって、良い大運ならばこれから運が上昇する期間に入りますし、悪い大運ならば、忍耐が必要となる期間とも言えます。
本日のブログでは、印綬という思考や学問の大運に入った訳ですから、思考の回路の「スイッチ」が入った様なものですね…。特に大運・流年共に印綬が双並びする場合は、その傾向が強くなります。
印星(偏印・印綬)の時期は、知的分野を管理する遺伝子のスイッチが入る時かも知れません。
また、印綬には母親という意味もあり、大運に印綬 養が廻って来たら、母親の面倒を看ることになった人もおられました。
また、五行のバランスが大きく変化する場合も、何かのスイッチが入る時とも言えるかも知れませんね…。
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日干 癸、今年は偏官の年。そして今月は偏官の月。

2019年05月10日 | 今日の出来事
妻の命式は、日干 癸で、表は印綬傷官の並びですが、五行には財星が多い(3.5個)。
財星が多いので、家庭的でとても優しい性格だと思う…。
子供や家庭が第一で、のんびりしていて料理好き。これも財星が多い命式から来ているのだと思う…。
秋田の大自然の山の中で育った彼女、自然や山が大好きで山の中の温泉や山菜採りが一番の好物だと言う。
その彼女の処に、秋田の実家から夜中に連絡。お姉さんが骨折したとの電話。4/28の連休開始の時だった…。
しかし、その後の行動は早かった…
直ぐに、駅に行って、連休で混雑する新幹線のチケットを予約。
秋田に3泊して、お姉さんを見舞…帰って来た。
そして、一日休んで次の日は出かけ、一昨日は渋谷に行ってきた。
また、我が家では、手相は彼女が担当。
今年になって手相の生徒が増え、今日・明日と、手相教室が続く…。
最近、妻は何かと忙しく走り回っている。
そういえば…今年の妻の流年は「偏官」、そして4・5月の流月は正官・偏官と官星が巡っている。
特に、「偏官」は変通星の中でも行動力は一番の星。
年・月と、偏官が巡って来ると、のんびり屋の妻も動く様になる。
その様な環境を与えられ、その様な選択をする。…運とは不思議なものです。

命式中に偏官が多い人は、じっとしているのが嫌い。
動いていた方が、心は落ち着くのだと思う。
転勤族で動き回っている人にも多い様です。
以前、関西の女性から電話鑑定。
電話よりも対面の方が説明しやすいと言ったら、翌日、群馬まで来られました。
確か偏官双並びの命式の方でした…。
偏官が主体の命式は、行動力が強く、目的に向かって走る傾向がある。
偏官…馬に乗って、敵陣へ切り込む武将の様な星でもありますね…。

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吉星三並び

2019年05月09日 | 今日の出来事
変通星の中で吉星といえば、食神・正財・正官・印綬 が代表的な星です。
故に 天干に正財・正官・印綬の3つが並んだ命式を「財官印三宝の命」ともいいます。
優しさと責任感と頭脳、或いは家庭性と社会性と才能ともいえます。
この様な三宝の命で、大運が良ければ良い会社に入社して、同期の人よりも早く出世する場合も多い様です。
しかし、正財も正官も印綬も少々真面目でガス抜きが苦手な星でもあります。
早く出世すると、部下が年上の場合も出てきます。
三宝の命でも自星が弱い場合は、上からプレッシャーと下からの突き上げで、ガス抜きが出来ずに精神的に苦しむ場合もあります。
灰汁の強い凶星を吉星で抑えている命式の方が、ストレスに強い場合がありますね…。
品の良い星で構成された三宝の命や正官・印綬等の場合は、年功序列等の大企業や官庁ならば良いのですが、ゲリラ的な中小企業では少々苦労するかも知れません…。

また、印綬や食神という吉星が並ぶ命式の場合…
印綬には目上の引立てという意味があり、食神にも人気という意味があるわけで、この二つの吉星によって、あまり苦労せずに、それなりに楽しく人生を生きている人も多くおられます。
小市民的に楽しく生きていると言いましょうか…。
印綬+食神の場合…、命式中に強い比肩や官星が無い場合は、あまり無理をせずに楽しく生きたいという感じになるのでしょうね…。また、それが許される環境を与えられる場合も多い様です。

吉星が多いと苦労せずに恵まれる場合も多いですね…。
しかし、「可愛い子には旅をさせよ」ということわざがある様に、少々苦労する命式(凶星)の方が、人の辛さが分る味のある人間になる場合も多いようですね(凶星を吉星で抑えている様な命式)。

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ラッキーカラー(良い五行)

2019年05月06日 | 今日の出来事


昨日、当方で四柱推命を学んでいる生徒の家へ行って来ました。
彼女はマヤ暦や四柱推命を用いて鑑定をしている方で、若い女性に人気がある占い師です。
自宅の一室に鑑定室があり、その部屋に入るとまるで異次元空間の様な雰囲気…
色とりどりのパワーストーンと、白いドレスの彼女…不思議な感覚でした。
彼女曰く、天然石には様々な色や波動があるとのこと。
来られたゲストの命式に合った色や波動の石を見つけるのも良いかも知れませんね…。

上の四つの命式は、どれも過傷官の命式です。
過傷官とは…命式本体の天干(変通星)の並びが傷官-傷官、あるいは傷官-食神、食神-食神の並びで、五行の食傷のところに、星(●)が4個以上固まった命式をその様(過傷官)に呼んでいます。
食傷(食神・傷官)という感受性の星が固まり、非常に感受性が強くなり、人の心を見抜いてしまう様なところがあります。そして、敏感で感覚的なものが強いので、人を傷つけたり、自分も一緒に傷ついてしまうデリケートなガラス細工の様な心を持った人が多い様です。

(過傷官の人が良くなる行運は…?)
敏感な食傷の気が多過ぎるので、そのエネルギー(気)を洩らす時期に運気が安定します。
過傷官の気を洩らす時期は財星(偏財・正財)の時期と言えます。
例えば…
① の日干:火の土の過傷官の場合は、金の財星が来る時期が良いですね…。また、金の色は五行では白・シルバーですので、その様な色もラッキーカラーと言えます。

② の日干:土の場合は、金が傷官となります。傷官はもともと刃物という意味があり、金(鋼)で出来た傷官ですので、切れ味の良い過傷官です(官去って吉)。この場合、水が財星ですので、壬・癸の財星が巡る時期が安定する時期と言えます。水の色は黒・紫ですので、その様な色がラッキーカラーかも知れません。

③ の日干:金の場合は、水が食傷になります。この多過ぎる(過傷官)水の気を洩らすのが木の財星ですね。水生木と木を生じながら傷官の気を抜くのが良いですね。木は五行では青や緑ですので、五行のバランスを整える色は青・緑とも言えます。

④日干:水の場合は、木が過傷官となります。木生火と火の燃料になることを通して、多過ぎる木の傷官の気を抜きます。故に火の財星が来ると運気は安定します。火の色は五行では赤・ピンクなので、その様な色を用いると良いかも知れません。

画像にはありませんが、日干:木の場合は火が仮傷官となります。火は燃えて灰(土)となりますので、火のエネルギーを洩らす土の財星の時期に運気が安定します。土の色は、黄・ベージュ・土色ですので、その様な色を用いるのも良いと思います。

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内的世界・外的世界。

2019年05月05日 | 四柱・その他


上図は共に日干:辛卯の男性の命式です。
向って左のA図は、最近引退された有名野球選手の命式で、B図は私の友人の命式です。

(A氏)
日干:辛で、天干(変通星)の並びは傷官を中心とした食神・傷官との並びの命式(仮傷官)で、地支には印星が3つ。
五行では水の食傷と、土の印星に星(●)が3つずつバランス良く配置された五行上の「印綬傷官」の命式です。

(B氏)
日干:辛で、天干(変通星)の並びは正財を中心とする正官・正財との並びの命式で、五行にも木の財星と火の官星に星(●)が固まる命式で、表は財官双美ながら、内実は「財殺の命」となっています。

A氏の命式に多い、傷官や印星は感受性と思考という「内的世界」に関心を示す変通星で鋭い感覚や思考力の星でもあります。故にこの様な印綬や傷官が主体的な命式の方は、芸能・芸術・技術・スポーツ等のスペシャリストにも多い命式で、その心の中を覗くと、たゆまぬ努力で築きあげた内的な世界がシャープに深く広がっている人が多いものです。
内的な葛藤の中に磨き上げられた内面充実型の人ともいえるでしょう…。

B氏の命式は、表(おもて)を現す天干の並びも、本質を現す五行も共に財官で構成された命式です。
財星はお金や家庭や優しさや情を表し、官星は仕事や社会性・責任感等を表します。
お金や仕事の星が中心ですので、外的な現実世界に関心を持ち、家族や社会を意識する良い人です。
外的な星で構成された命式ですので、運気の良い時期はお金や地位や名誉にも恵まれます。
しかし、運気の悪い時期は、多過ぎる財官を比肩一つではコントロール出来ず、却ってそれらに振り回される傾向もあります。
現実の様々な問題を抱え込み、その忙しさの中で自分を見失う場合もあるのですね…。(忙しいとは心が亡ぶとも読む事ができます)

A氏の場合は、内的精神的な葛藤から来るストレス。
B氏の場合も、比肩という自分軸を失い、周囲に振り回されて自分を見失う傾向があると言えます。
前者の印綬傷官の場合は、「比肩」が強い方が才能を発揮しやすくなりますし、後者の財殺の場合は「何の為に生きるのか?」という、内的な本質が定まると良いかも知れませんね…。
宇宙の法則に合致した自分軸(比肩)を持てると良いですね…。

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財官双美…時柱は?

2019年05月01日 | あのひとの命式


上図は2024年から新一万円札の図柄として発行される渋沢栄一氏の命式です。
・新一万円札の図柄には、渋沢栄一氏の肖像と東京駅の丸の内駅舎を採用。
・新五千円札には津田塾大学の創始者の津田梅子さんとフジ(藤)を採用。
・新千円札には近代日本医学の父と呼ばれた北里柴三郎氏と葛飾北斎から神奈川県沖浪裏をそれぞれ図柄しています。

【渋沢 栄一】天保11年2月13日(1840年3月16日)-昭和6年(1931年11月11日)。

近代日本経済の父といわれる渋沢栄一は天保11年(1840)深谷市の血洗島の農家の家に生まれました。
幼い頃から家業である藍玉の製造・販売・養蚕を手伝い、父市郎右衛門から学問の手ほどきを受けました。
7歳になると下手計のいとこの尾高惇忠のもとへ論語をはじめとする学問を習いに通いました。

20代で倒幕思想を抱き、惇忠や惇忠の弟の長七郎、いとこの渋沢喜作らとともに、高崎城乗っ取りを計画しましたが、長七郎は京都での見聞からこれに反対し計画は中止されます。
その後、喜作とともに京都へ向かい、一橋(徳川)慶喜に仕官することになりました。

一橋家で実力を発揮した栄一は27歳の時、慶喜の弟徳川昭武に随行し、パリ万国博覧会を見学し、欧州諸国の実情に触れることができました。
明治維新となって帰国すると日本で最初の合本(株式)組織「商法会所」を静岡に設立し、その後明治政府の大蔵省に仕官します。
栄一は富岡製糸場設置主任として製糸場設立にも関わりました。
大蔵省を辞めた後、一民間経済人として株式会社組織による企業の創設・育成に力を入れるとともに「道徳経済合一説」を唱え、第一国立銀行をはじめ、約500もの企業の設立に関わったといわれています。
また約600もの教育機関・社会公共事業の支援と民間外交にも熱心に取り組み、数々の功績を残しました。
渋沢栄一 デジタルミュージアムから。

(彼の命式:生時不明の三柱ですが…。)
日干:甲で、天干の並びは旺相する正財を中心とする偏官との並びの命式(財官双美の命)
財官双美の命…財星と官星とが命式の表(天干星)に並び立ち、財運と地位名誉に恵まれると言われている並び。
財星も官星も外的な星ですので、内的な世界を意味する印星や食傷が時柱に出ると命式が良くなる。
ちなみに時柱に印綬が出ると財官印三宝の命となる(酉の刻生れ)。
また、時柱が寅の刻生れですと食神 建禄となり、三宝の命に続く良い命式となる。

印綬傷官は精神性が主体となる命式ですが、その対極にあるのが財官双美で、サラリーマン等で人生を無難に生きている人が多い。


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