新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

東洋医学について

2014年05月25日 | 健康・病気
● 東洋医学とは?
<東洋医学の思想>
東洋医学では、人は自然の中の一つであり、自然界の全ての物とお互いに関係し影響しあって存在しており、また体内の臓器等も互いに関連し合って存在し、健康を維持していると考えられています。
西洋医学では、細胞の組織や器官などはそれぞれ独立しているものとみなしますが、東洋医学では、細胞や組織、器官などは異なった機能を持ちながらも互いに影響し合いながら繋がって、健全な機能を果たしている存在(自然の様な)としてみなします。このように、東洋医学は自然を背景としています。その考え方の根底は「陰陽論(いようろん)」であり、「五行論」(ごぎょうろん) です。

● 気とは?
気とは、人間の生命を維持する為に必要な、人間の体から発するエネルギーです。
俗に言う、元気と同じようなものです。
「気」は、体全体に流れていて、すべての生命力、活動力の原動となっており、また各器官の先頭に立って引っ張っていく先陣としての役目もしています。

● 血とは、人の生命を維持する為に必要な体のエネルギー、栄養、燃料になるものです。
現代の医学(西洋医学)の血液と似た観点です。飲食物から栄養が作られ、気の作用により血管から全身に渡って循環して全身の組織を支えています。

● 津液とは、血以外の全ての体液のことで、人体の生命を維持する為に必要なもの。また、体の乾きを潤し、関節の動きをスムーズにする働きをします。
東洋医学では、人体の分泌物をまとめて津液と呼んでいます。簡単に言えば体から出る水分です。

● 陰陽とは、自然のすべての物質は相反しており、陰があれば陽があり、陽があれば陰があるように、互いが存在することで己が成り立つ考え方です。相反する物質同士は、互いに対立関係にある意味を持つと考えられています。
例えば、「水」に対して「火」は相互に代表される性質を持ち、お互いを制御し合いバランスを保っています。これらの相互の対立と依存がから、はじめて事物が発生して、活動し衰退していくとされています。
【例】陽:陰、太陽:月、男:女、火:水、空:海、速:遅、軽:重。上半身:下半身、背中:お腹、体表:体内、六腑:五臓、気:血・津液、表証:裏証、実証:虚証、熱証:寒証。

● 五行とは、自然界に存在するものを(木、火、土、金、水)と言う5つの性質に分けてそれらの、相互関係(相生相克)を理解していました。この考え方を五行といいます。
五行の考え方にあてはめられたものが人体の(五臓六腑)です。

● 五臓六腑とは、体の内臓の事を言います。
また、「貯蔵する」と言う意味もあります。
内臓には、人体の器官が数多くありますが、その中では、臓(ぞう)と腑(ふ)にわけられます。(心、肝、牌、腎、肺)は五臓といわれ、精気を貯蔵しておく場所とされています。
一方 腑は、(胆、胃、大腸、小腸、膀胱、三焦)の六腑で物質を変化させて体の中に貯蔵せず、空間のある構成で精・気・血を動かす働きをする中腔性臓器。

● 血虚とは、西洋医学で言う血液不足のことを指し、失血過多や栄養失調を原因として起こります。例えば、食べ物から営養の吸収が出来なくなり、それが原因で血液にが不足する事を血虚といいます。例:肌がかさついていて、疲れやすく、顔色が蒼白く、めまい、動悸、舌唇の色が淡く、立ちくらみや動悸、疲れ目、手足の冷え、不眠、視力減退、閉経、無気力など。

● 脾虚とは、脾の働きが低下するために(気)が不足している状態をいいます。疲れやすい、風邪をひきやすいというタイプで、顔色が悪く、やせ型、そして声や表情にも元気がなく、暑くなくても少し動くと汗がでるのも特徴。胃腸虚弱や下痢、便秘、気管支炎、喘息などの症状もあらわれ易い。

● 血淤とは、肌の色が浅黒く、くすんでいてつやのない人は、血が停滞している「血淤」が疑われる。体全体に回る血液の流れが悪くなり、汚れた血液が原因で渋滞を起こしていることを指します。唇や歯茎、爪が紫がかった色をしていて、皮下出血も多く、血行不良からくる肩凝りや頭痛、冷えや便秘などになりやすい。

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虚証の病気と実証の病気(東洋医学)

2014年05月23日 | 健康・病気
■ 発病には虚証と実証の二つのパターンがある。
・その見極め方は抵抗力(正気)の強さと病邪の勢いのバランス。
・虚証は正気(抵抗力)が弱っているために起こる病気で、体のどこかに不調があれば、正気(抵抗力)は弱くなる。そのために、病邪の勢いが強くなくても病気を発生する場合がある。病気の症状は激しくないが、だるさや微熱や軽い咳等があらわれ、回復するまでに時間がかかり慢性化する場合もある。

・実証は、体の正気は弱まっていないが、勢いの強い病邪が原因となり、外邪の勢いが強いために病気になる場合である。この場合は、激しい症状があらわれるが、症状は一過性のもので、回復は早い傾向があります。

● 虚証では、正気(抵抗力)を衰えさせる原因によって下記の四つに分類できる。
1.気虚…気の作用が低下していて疲れやすかったり、食欲不振・息切れなどの症状があらわれやすい。
2.陽虚…体を温める陽気が不足している状態で、気虚のの症状に冷えの症状がプラスされる。
3.血虚…血の作用が低下している状態で、肌のつやが無い、目のかすみ、動悸、月経の異常等が起こりやすい。
4.陰虚…血だけでなく、津液や精の働きが低下している状態で、血虚の症状のはか、肌の乾燥やほてり、のぼせなどの症状があらわれやすい。

※ 病気自体を治療するのではなく、病気の原因をとり除く治療も必要。

● 治療法
1.虚証の人…体力の低下、正気の衰えを回復させる治療が必要。その為には正気の衰えの原因を見極める必要がある。正気が弱まる理由として、気・血・津液の不足、臓腑の失調等が考えられる。そして、その不足を補い、バランスを調整する治療が大切。
2.実証の人…病邪を追い出す治療を行う。…そのためには、病邪の種類を特定する必要がある。そして、それを追い出す薬を使う。
(東洋医学の本から)
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東洋医学(健康の三要素と病気)

2014年05月21日 | 健康・病気
■ 東洋医学からみる陰陽

   (自然界)       (身体)       (身体の状態)
【陽】火・太陽・昼: 男・精神・上半身・背中: 活動・消費・興奮
【陰】水・ 月・夜:  女・肉体・下半身・お腹: 休息・滋養・鎮静

■ 東洋医学では「陰陽、気・血・津液、五臓六腑」の3つの要素で健康をはかる。

・東洋医学では体の内外、お腹側と背中側、内臓(五臓と六腑)等は、陰と陽という一対ののものから成り立っていると考えられている。陰は静的なイメージ、陽は動的なイメージと、相反する性質をもち、二つがどちらかに偏ることなく、バランスを保っていると、健康体を維持することが出来ると考えらている。しかし、何らかの原因で陰か陽のどちらかに偏ると体調等をくずすことになります。また陰陽の調和をはかることで、健康を回復することができると考えらています。

・次の要素は気・血・津液(シンエキ)です。気・血・津液とは、血液や体液・エネルギーの様なもので、全身を巡って人間の体を養っています。しかし、何らかの原因で気・血・津液に過不足が生じたり、循環が滞ると、身体に不具合が生じることになります。ですから健康人には、それらの量の調節と、バランスの良い循環がとても大切です。

・三番目には「五臓六腑」がバランスよく働いていることが大切です。五臓六腑とは、消化器や呼吸器、循環器、泌尿器を含めた内臓全般ということですが、内臓は個別に働いているのではなく、それぞれが協調的に働くことによって、全身に気・血・津液を巡らせることができます。ですから、東洋医学的には病名がついていなくても…例えば、下半身が冷えて食欲が無い状態なら、陰陽、気・血・津液に乱れがあり、五臓六腑がバランスよく働いていない不健康体とします。

■ 体の抵抗力と病気の原因。

・気血や五臓六腑、陰陽の過不足や偏りなどは、体の中の不調となり病気の内因となります。しかし、病気の原因になるのは、体の中の不具合だけではなく、体の外から来る病邪(病原菌等)が体内に侵入する外因(外邪)となっても生じます。一般的には体表や口・鼻から侵入し、体を蝕みます。私たちの体は外邪に対する抵抗力を持っていますが、陰陽のバランスが崩れたり、気血津液が過不足になったり、巡りがわるくなり、五臓六腑の働きが鈍ると、抵抗力が病邪に負けて病気となります。

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五行と五臓(東洋医学)

2014年05月17日 | 健康・病気
【五行と五臓】…木(肝)、火(心)、土(脾)、金(肺)、水(腎)
木(肝)
● 五行説的にも肝は、主に「肝臓」の働きと関係があり、血液を貯蔵し、血量を調整します。
また、五臓全体の働きがスムーズに行われるようコントロールします。自律神経と関係が深く、ストレスの影響を受けやすいという特徴があります。
1.「怒」との関係…イライラや抑鬱、ヒステリーなどの情緒障害。
2.「目」との関係…目のかすみ、視力障害、夜盲症、目やに、充血。
3.「筋」との関係…手足の順調な運動の障害、ひきつり、けいれん、ふるえ、麻痺、硬直、腱鞘炎、こむら返り、顔面神経症。
4.「青」との関係…怒ると顔面蒼白、青筋が立つ、唇の青さ。
5.「酸」との関係…酸っぱいものが食薬。肝の疲労したときに酸味がほしくなる。
6.「風」との関係…突発性の病気、痛風、脳卒中、脳内出血、脳梗塞、心筋梗塞。
7.「春」との関係…伸びやかな動きの『春』、伸びやかな一日の始まりの『朝』に『肝』に負担がかかる。
8.「爪」との状態との関係…爪の変形、つやがなくなる。もろくなる→肝臓の異常。
10.「胆嚢」との関係…脂のとりすぎは胆嚢に負担。

火(心)
● 主に「心臓」の働きと関係があり、血液を循環させます。また生命活動を維持する働きを持っています。心=「神」ともいわれ、精神活動とも関わりがあります。心拍動や循環の原動力としての働きのほかに意識や、思考、睡眠とも関わっている。
1.「喜」との関係…心のときめくとき、顔面が紅潮、喜びすぎると心臓に負担。
2.「舌」との関係…言語障害、ろれつが回らない、舌をかむ、舌の痛み、びらん。
3.「脈」との関係…循環器障害、立ちくらみ、めまい、動悸、不整脈、高血圧。
4.「赤」との関係…鼻の赤み、指先の赤み、赤面、目の充血。
5.「苦」との関係…野草の苦みが食薬。
6.「暑」との関係…暑いと心拍動が増し、心臓に負担。熱い風呂は禁物。
7.「夏」との関係…灼熱の『夏』と一日の中では『昼』に心臓に負担がかかる。
8.「睡眠・精神」障害との関係…昏睡、うわ言、寝言、金縛り、痴呆症。
9.「小腸」との関係…灼熱の症状、口内炎、残尿感、排尿時の灼熱感、尿が濃い。笑いは小腸を活性化する。

土(脾)
● 西洋医学でいう「脾臓」とは異なり、消化器系、代謝系などを含む働きを持っています。特に食べ物を消化し、栄養を吸収します。ここで体内に取り入れられた栄養分は、カラダを形成している「気」(カラダを正常に動かす生命エネルギー)・「血」(血液の働き)・「水」(血液以外の組織液・体液)の原料となります。生命力を補充する重要な臓器。同時に病気のもとを作り出す場所。…「気・血・津液(しんえき・水)」の補充や運行の働き。古い血液、リンパ液の処理。
1.「思」との関係…考え過ぎると食欲が無くなる。取り越し苦労、心配、悩み。
2.「口」との関係…唇の腫れ、あれ。口が粘る、口が甘い、味覚異常。
3.「肌肉」との関係…全身の筋肉、皮下脂肪に栄養を送り、手足の力を維持。筋の萎縮、筋ジストロフィー。
4.「黄」との関係…脾臓の疲れが黄色となって手や足、顔に出る。
5.「甘」との関係…疲れたとき、甘いものがほしくなる。穀物の甘みが食薬。
6.「湿」との関係…脾臓は湿気を嫌う。湿度が高いと気分が悪くなる。
7.「長夏」との関係…季節の変わり目『土用』に脾臓の負担がかかる。
8.「統血機能障害」との関係…不正性器出血、血便、皮下出血。
9.「胃」との関係…消化不良、腹痛、胃が重い、胃下垂。

金(肺)
● 呼吸器系・消化器系(大腸)・免疫系を含む働きで、西洋医学でいう「肺」の働きと関係があるのが特徴です。全身に「気」を巡らせ、不要な気を排出するなど、「気」の働きをコントロールします。水分代謝や皮膚とも深い関わりがあります。アレルギー性疾患、汗腺機能、免疫機能。
1.「悲」との関係…泣くと鼻水と涙が出る。
2.「鼻」との関係…蓄膿、鼻づまり、アレルギー性鼻炎、花粉症、嗄れ声。
3.「皮毛」との関係…皮膚の病気全般、アトピー、湿疹、ニキビ、潰瘍、ポリープ。
4.「白」との関係…色白は七難隠す、結核、悲しみで髪の毛が白くなる。
5.「辛」との関係…辛いものを食べると呼吸が荒くなり発汗する。野菜の辛みが食薬。
6.「燥」との関係…乾燥しすぎると肺に負担。適度な加湿が必要。
7.「秋」との関係… 秋、一日のうち夕方に肺に負担がかかる。秋はもの悲しくなる。
8.「呼吸器疾患」との関係…咳、痰、息切れ、喘息、肺ガン。
9.「水分代謝」との関係… 浮腫、尿量減少、多汗、無汗。
10.「大腸」との関係…便秘、下痢、大腸ガン。

水(腎)
● 生命力の源でもあり、生きるために必要な精気を貯蔵しています。西洋医学でいう「腎臓」の働きと関係があり、余分な水分を排泄します。
1.「恐」との関係…高所恐怖症、閉所恐怖症、対人恐怖症。
2.「耳」との関係…耳鳴り、難聴、中耳炎、二陰(尿道、肛門)の病気。
3.「骨」との関係…骨粗鬆症、白血病、リウマチ、腰の曲がり。
4.「黒」との関係…しみ、そばかす、目の下のくま、腰の周りの黒、鼻の下の黒。
5.「鹹」との関係…穀物のもつ塩からさ(ナトリウム)が食薬。
6.「寒」との関係 … 寒いときに腎に負担がかかる。足腰を冷やさないこと。
7.「冬」との関係… 寒い冬、一日では夜に腎の負担がかかる。暗闇は恐怖感を呼ぶ。
8.「歯・髪」と関係…腎が悪いと歯が悪くなり、髪が抜ける。
9.「膀胱」との関係…排尿異常、頻尿、夜間尿、膀胱炎。

(東洋医学の本から)
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月を見るといつも「ウサギ」の模様が見えるけど、月は自転してないんですか?

2014年05月16日 | 今日の出来事
月も自転しています。月の自転の周期(月自体が1回、回転するのにかかる時間)は約27日です。じつは、月の公転の周期(地球のまわりを1周するのにかかる時間)も同じ約27日、つまり、月は地球を1周する間に1回自転しているのです。
このことを、実際にあなた自身の体を使って確かめてみるとわかりやすいでしょう。自分が月になったつもりで、何かを地球に見立て、つねにその地球に体の正面を向けたまま、まわりをぐるりと1周してみてください。地球のまわりを1周したのと同時に、自分の体も1回転してもとにもどったことがわかりましたか?地球に同じ面を向けたまま1周すると、その間に自然と1回転してしまうのです。そういうわけで、月は自転と公転の周期が同じため、自転しているのにつねに同じ面を地球に向けている、というわけです。

地球は子供、月は母親。そして太陽は父親と言われています。
母親(月)は、いつも子供(地球)の方を向いているとも言えますね。
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太る星と太らない星

2014年05月13日 |  四柱推命(変通星の意味)
変通星には男性的な星と女性的な星とがあります。
男性の身体は硬くゴツゴツしています。
また、女性の身体は柔らかくふくよかです。

それでは、男性的な星(変通星)にはどの様なものがあるでしょうか…?
代表的な男性の星(変通星)は比肩(劫財・敗財)と官星(偏官・正官)です。
ですから、命式に比肩や官星が多い方は性格も男性的ですし、動きまくるのであまりぷよぷよとは太りません。
どちらかというとしっかりした身体付きをしています。

女性的な星(変通星)には財星(女)や印星(母)があります。
また、食神も受け身な女性的な星ですし、美味しいものが大好きですね。
ですから、命式中に財星や印星や食神が多いと、比較的太りやすい体質になります。
そして、その様な命式はあまり闘争的ではありません。
もし、その様な星の命式で痩せている場合には注意が必要かも知れません。
また、命式の特徴が身体的にも強く表れるのは40~50代頃ともいわれています。
中年期には自分自身が確立されているからだとも言えますね。
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偏官や偏財について・・・。

2014年05月12日 |  四柱推命(変通星の意味)
女命(女性の命式)では官星は男性をあらわします。
正官には夫という意味があり、偏官には男(夫以外の男)という意味があります。
また、月上の天干星に官星(特に偏官)を持つ女性や、五行に官星が多い女性の場合は、仕事や男性に興味を持つ方が多く、性格も男性的な方が多い様です(官には社会や仕事という意味もあります)。…その為か、グジュグジュした女性と話すよりも、男友達と気軽に話す方が楽だという方も多い様です。気軽に話す機会や接点が多くなると、自然に出逢いも多くなりますね。
月上に偏官を持つ女性は男性の代わりに仕事をしたり、その場を仕切る性格の方が多いですね。
偏官はホステスさんにも多い変通星です。

また、男命(男性の命式)では偏財は妻以外の女性を表します。厳密に言えば正財が妻になります。また、月上に偏財を持つ男性は優しい人が多く、女心も分かる人が多いです。月上に偏財があり、五行にも財星が多い男性は、女性に縁が深く、女に囲まれた環境で生活する方も多い様です。
男性よりも、女性の友達の方が多いと言っていた方もおりました。
天干星に偏財双並びの場合は、昔で言うならば「髪結いの亭主」という意味もあります。
ナンバーワンのホストさんは、月上に偏財を持っている方が多い様です。

正官や正財という「正」が付く変通星は品が良く堅い人が多いですが、多少保身が強く世間体も気にする傾向があります。しかし、偏官や偏財という「偏」が付く変通星の人は、融通が利き、活動的で愛があれば…という方が多く、世間体には拘らない場合もありますね…。
偏と正とでは違うものです…。

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五行とは?

2014年05月11日 | 五行
■ 五行とは…?
五行とは、「木火土金水」の五つの要素で物事をとらえる考え方をいう。
そして、その意味には以下の様な意味合いがある。

●「水」…潤下(じゅんか):万物を潤わせながら、高いところから低いところへと流れて窪みに流れ込んでいく性質がある。

●「火」…炎上(えんじょう):燃え上がること。光輝を挙げて、盛夏にあって、気が高まること。

●「土」…稼稷(かしょく):万物を育てて実らせること。種をまき収穫することを稼と言いう。

●「金」…従革(じゅうかく):規範に従って革(あらた)まる事によって器となる事。

●「木」…曲直(きょくちょく):曲がったり、真っ直ぐになったりすること。

※ 五行は「五材」とされており、人間が生活していくうえで欠かすことのできない五つの材料や道具という意味でもある。また、「五気」とは、水火木金土のことで、「行」はめぐる(流行)とか、使う(行用)という意味がある。…五行には天上を駆けめぐる五気(水火木金土)を天が人間に与え、人間はその五気を材料や道具として生活に役立てるという意味が込められている。
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十干の象意(この様な意味もある)

2014年05月07日 |  四柱推命(十干と十二支)
【木】
○ 甲(きのえ)⇒ 大木・生物・まき・こん棒・木片。「官:地位・身分」。気品があり、高尚なものが好き(で、プライドが高く独立心も旺盛で上に伸びようとする気持ちが強い。大器晩成型だが短気なところもある。堅いがポキッと折れやすい。

○ 乙(きのと)⇒ 花・草花・つる草・雑草・芝。「安:安定・平凡」。野に咲く可憐な草花で、大木の様な存在感は無いが人々の心を和ませる一輪の花の様な存在で安定とか平凡の意味もある。優しいが踏まれても立ち上がるしぶとさもあり、ソフトな物腰の中で自分のやりたい様にやりとげる。技術やスポーツ選手にも多く、穏やかさの中に秘めた強さを持っている。

【火】
○ 丙(ひのえ)⇒ 太陽・大きな火。「財:名声・金銭」。太陽の様に明るく朗らかな人が多く、生命力にも満ち溢れている。活発で感情も豊かで人生を謳歌する人も多い。しかし、忍耐力や持久力には欠けるきらいがある。名声や財運を呼び込む運もある。

○ 丁(ひのと)⇒ 人工の火・松明・たき火・ふいごの火・灯。「知:知恵・学問」。火は周囲を明るく照らしたり暖めたりするので、人との関係でも思いやりを示すことが上手。情熱的だがデリケートな面もあり、内面は繊細な神経を持っている。また、丁は「知」という知恵や学問を意味するものがあり、頭の良い人が多く勉学や研究を好む人も多い。鋭い感性と頭の良さからクリエイティブな仕事に向くが、やや協調性に欠けるところもあるので、フリーで活躍する人も多い。

【土】
○ 戊(つちのえ)⇒ 山・堤防・岩・炉・花びん。「信:移動・要領」。戊の性格は「器」のようなものを表しているので、人(生物)を自分の器の中で活かすことができる寛大な精神の持ち主が多い。現実的でしっかり者が多く、環境の変化にも対応でき、面倒見が良いので人から頼られる傾向もある。どの様な仕事もこなすが、人の能力を活かす仕事が向いているかも。

○ 己(つちのと)⇒ 田畑・田園の土・大地。柔らかい土。「情:色情・柔和」。柔らかく栄養素を含む土。母なる大地でもあるので、「情」があり庶民的で親しみやすいところがあり、人から好感を持たれやすい。そして、その事が色情や柔和という意味に繋がる場合もある。田畑には水や温度や苗木、そして開墾する人が必要なので、五行が揃っているのが望ましい。

【金】
○ 庚(かのえ)⇒ 鉄・斧・ノコギリ・はさみ・剣。「寿:強引・健康」。庚は鉄ですから鍛錬とか作り直す様な意識を持ち、機械や道具を使う人にも多い。頑固で一本気で行動力もあり、働くことも好きです。男性的で正義感が強く、自分に敵対するものには堂々と戦います。パワフルな性格なので、政治家・実業家・スポーツ選手等、活動的で全力投入できる仕事が合うかも知れません。また、がっしりして逞しい人が多いが自分で身体を害する場合もある。金の太過は怪我や手術等には注意が必要。

○ 辛(かのと)⇒ 宝石・剃刀・ハサミ。「道:極め・味覚」。辛は宝石を表し、その名の通り女性の場合は宝石が似合う人が多い。また、完全主義者が多く完璧性を求めコツコツと辛抱つよく研究する人も多い。デリケートな感性の中に品格とプライドを持ち、美的な世界を追求し道を極めることが上手で一流品や芸術品を好む。優雅で洗練された人が多く食べ物の味覚も優れているので、グルメの人も多い。

【水】
○ 壬(みずのえ)⇒ 大河・川・洪水。「勝:勝負・強引」。大きな流れる河の性質があり、自由を求め束縛されるのを嫌う。水には流れる習性があり、親元や故郷を離れて旅に出る暗示もあります。小さな流れが大河となり、最終的には大海へと注ぐ大器晩成型が多い様です。通常は柔軟に流れるが、大雨が降ると全てを呑み込む激しさを秘めている。また、地下水となって地に潜んでも、再び湧水となって流れ出す強さを持つ勝負師的な性格も持っている。様々な経験を繰り返し成長する人が多い。

○ 癸(みずのと)⇒ 雨・露・霧・大雨。「定:隠遁・安定」。天から大地へと降り注ぐ雨の様なイメージがあり、春の雨は植物を育て、夏の雨は夕立となって暑さを抑える。また冬の場合は雪となります。天から降り注ぎ万物を育む恵みの雨で、どの様な環境でも順応できる性質を持っています。正直で潔癖、また内面を見つめる深い思考力を持ち、教育者や宗教家にも多い干です。地味で風采が上がらない様に見えますが、内面にはかなりの実力を持った方も多い様です。

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劫財の時期

2014年05月05日 | 今日の出来事
私の知り合いのある人です…
彼は、月上の天干星に劫財を持ち、他柱に確りした食神と官星も持っています。
中々確りした命式で、頼りがいのある人で行動力も抜群です。
中心星の劫財には、良くも悪くも大胆なところがあり、一か八か物に賭ける賭博的な要素もあります。
彼と話をしながら、劫財の話になりました。
すると彼が言いました…実は、自分は大運:劫財 沐浴の時に多額なお金を投資で失ったと…。
私も沢山の人を鑑定していますが、四柱本体に劫財等の自星が多い命式で、行運(大運・流年)に劫財を重ねて見る場合に、気持ちが多くなり多額な財を投資(投機)等で失っている人が多い様です。
特に、劫財の十二運に荒れる沐浴が付く場合には要注意です。
その様な時期には、おいしそうな話が来ますし、その話にのってしまう場合も多いですね…。
その様な要素を持っている方は注意して下さいね!
身旺で劫財がある方は、大きく儲ける場合もあるが、大きな損失を被る方も多いですね。
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正と偏-2

2014年05月04日 |  四柱推命(変通星の意味)
四柱推命では甲(+)から己(-)を見ると正財になります(甲己の干合:干合とは夫婦の象)。男性の命式では正財は妻を表します(籍に入る妻ですから正妻ですね)。

次に甲(+)から戊(+)を見ますと、偏財になります。
男性の命式では偏財は妾や愛人を表します。陽(+)と陽(+)ですから、籍には入れないのですね。

磁石も同じようなものです。磁石の+と-は引き合います。
N局とS局は強く引き合いくっつきます。上記の正財の様なものです。
籍が入っているので、離婚したくてもなかなか離婚できません。
また、磁石の+と+、そして-と-は反発しあいます。
N局とN局、そしてS局とS局は反発しあいます…上記の偏財の様なものです。
偏財を持っている人は、世間体や籍には拘らない場合もあります。
二人の間に愛があれば良いのかも知れません。
しかし、この様な関係は愛が冷えれば縛るものがありません。

正はくっつき、偏はその反対に動きがあります。
ですから、正財には固定の財(もの)という意味があり、偏財には流動の財(商売)という意味もここから生じてきます。
偏は動いて刺激を受け、正はじっとして椅子に座っていても刺激を受けることができます。正と偏、陰と陽の関係は面白いですね…。

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正と偏

2014年05月03日 | 変通星の並び
一般的に四柱推命で良い命式というのは、天干に財星・官星・印星とが並ぶ「財官印三宝の命」といわれています。
特に品の良い星は偏よりも正に多く、その代表的な星は「正財・正官・印綬」です。
財官印三宝の命の命式は、優しさと責任感と才能、又はお金と仕事才能とでも言いましょうか…?3つの良い星が揃っているので、若い頃からもちいられる人が多い様です。
しかし、正財も正官も印綬もとても堅く真面目な星ですので、いい加減なことが出来ず、ガス抜きが苦手な人が多い様です。その結果として、若くして用いられても、上からのプレッシャーと下からの突き上げのサンドイッチになって、それらを真面目に捉え過ぎて、精神的に疲れてしまう方もいらっしゃいます(年回りが悪いと)。
その様な観点から観ますと、品の良い堅い正の星だけでなく、やや融通の利く偏の星が混ざった命式の方が良い場合もあります。
例えば、偏財・正官・印綬というのもその一つですね…。


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新栄堂

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時間のエネルギー

2014年05月01日 | 今日の出来事
四柱推命は、人が生まれた「年月日刻」を干支で表し、日干を中心として、年月刻の干支との関係を変通星や十二運で表す命式表というものを作成し、その命式を読み取る学問です。
変通星にも良い星とそうでない星とがありますが、たとえ良くない星が出ていても、それを抑える星が出ていれば、その星は暴れません。
また、変通星に付く十二運「胎・養・長生・沐浴・冠帯・帝旺・衰・病・死・墓・絶」によってもその星(変通星)が良く働いたり悪く働いたりします。
人間には男女があります。一般的に男性は身体が大きく力もあり、闘争的でもあります。
また、女性は身体が小さく、性格も優しい人が多いです。
変通星の種類をあえて人間(男女)にあてはめますと、下記の様になります。

・比肩・敗財・劫財(男の凶星)
・食神(女の吉星)
・傷官(男?の凶星)
・偏財・正財(女の吉星)
・偏官(男の凶星)
・正官(男の吉星)
・偏印(女の凶星)
・印綬(女の吉星)

男の星は殆どが凶星で、正官のみが吉星になります。
女の星は殆どが吉星ですが、食神を壊す偏印のみが凶星になります。

男の星は、力が強いですが、女の星はあまりパワーはありません。

発電所で例えるなら…男の凶星は原子力発電所の様なもので、女の星は太陽光発電の様なものです。

原子力発電所は、正しい心と高い知識を持った者がコントロールすれば大変良く働きます。
これは、馬力のある凶星(男性の星)は吉星でコントロールすると良いということです。

また、太陽光発電は放射能も出しませんし、二酸化炭素も排出しません。しかし、発電量が少ないので、沢山の太陽光パネルが必要です。
これは、吉星(女性の星)はパワーが弱いので、数が必要(そこにエネルギーを与える)だということです。
女性の場合は、吉星(女の星)だけでも良いですが、男性の場合は、強い凶星を吉星でコントロールしている命式が良いですね。

また、十二運の中で、前向きながら荒れやすい十二運の代表格が「沐浴」です。

「時」には、その時間のエネルギーというものがありますが、3年前の東日本大震災後の福島原発の水素爆発が起こった「年月日刻」を変通星と十二運で表しますと大変興味深い命式となります。

また、日頃鑑定をして感ずる事は、その時間帯によって同じような様な鑑定依頼が続くことです。
昨日と、一昨日は「倒食」の人が多かった様に思います。
一昨日は、大運と流年との間での倒食。そして昨日は命式本体に倒食を持つ方が多かったと思います。
倒食とは、福禄の星である食神を偏印が尅すことで、儘ならない(前にも進めず、後ろにも下がれず)状態になる場合が多いです。
四柱推命は時間のエネルギーを読む学問かも知れませんね…?

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新栄堂

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