新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

日柱:丁卯

2013年12月31日 | 日干・納音・生日観法
4.丁卯(ひのと・う)病(偏印)
ススキ野に美しく輝く満月で、あたり一面を柔らかい光で包み込んでくれる雰囲気を持っています。特に丁卯生まれの女性には容姿端麗の人が多く、おしゃれで美的センスの良い方が多く家庭的な方が多い様です。また頭も良く勘が鋭い人が多いのですが、ややせっかちで粘りに欠ける傾向があり、最初は熱心でも後に怠慢になる場合もあり、気まぐれな点が欠点とも言えます。また、親との縁は薄い傾向があり、親があっても頼りにならない場合もあります。見た目よりは内面は激しいところもあり、男性は女性の誘惑には注意。


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日柱:丙寅

2013年12月29日 | 日干・納音・生日観法
3.丙寅(ひのえ・とら)長生(偏印)
明るく素直な性格の人が多く、目的に向かって情熱を持って一直線に行動する人が多い。良いものは積極的に取り入れ動きまわるが、前進のみを考え、後に退いて考えることは少ないので、進み過ぎて失敗しないように、締めくくりの心い遣いが必要。人間関係のバランスも良く、人に愛される天性もあるので、凶星や五行の偏向がなければ若い頃から運の発展は期待できる。愛嬌はあるが、色情の過ちには注意。


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日柱:乙丑

2013年12月27日 | 日干・納音・生日観法
2.乙丑(きのと・うし)
控えめで優しく内気で消極的な性格で辛抱強い人が多い様です。しかし、内面には鋭い観察力を持っています。真面目で淡泊なところがあり、地道に人生を歩む人が多いので比較的平均的な人生を歩む人が多い様です。また、職業的には学者や技術者等で成功している人が多い干支です。何事も積極的に行動することが開運の道で、物質や金銭運は良い方です。物を集める性格もありますが、命式が悪いと偏屈になります。異性問題には注意して下さい。


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日柱:甲子

2013年12月25日 | 日干・納音・生日観法
■生日観法…四柱推命で占う場合は、月上の天干星(変通星)を中心に占いますが、その隠れた本質は何と言っても日柱です。
※この内容はあくまでも日柱の干支の、一部を書いたものです。

1.甲子 (きのえ・ね)
聡明で頭の回転が速く直観力のある人が多い様です。前向きでチャレンジ精神もあるが、おっちょこちょいなところもあり、また 内面には反抗心も秘めている。親兄弟との縁が薄い人が多く、人生にも波乱が多い傾向がある。また、配偶者運が変わりやすく離婚率も比較的高い。故に、女性の場合は相性の良い結婚が必要で、婦人病等にも注意。しかし、英知が深く学問や技芸・語学等の才能を持った人も多い。


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日干:癸の人

2013年12月23日 | 今日の出来事
日干:癸の人は、今年(平成25年)の流年は癸巳 比肩 胎になります。
そして、月の運勢では11月(11/7~12/6)が癸亥 比肩 帝旺になります。
また、12月(12/7~1/4)は甲子 傷官 建禄になります。
通常、比肩の年の比肩の月はチョット嫌ですね。
特に、比肩 帝旺 比肩の月は比肩が固まります。
何かが固まるということは五行のバランスが崩れることですね。
特に、比肩・劫財の星は財星という宝を尅しますので、財という宝が流される傾向が出てきます。
大切な宝もの(愛命財)が流される傾向があるので注意の時期だともいえます。
特に命式本体のバランスが悪い人。また、あまり良くない大運の方や高齢者の方は注意が必要でした。

私の友人に、日干:癸の女性がいます。
この女性は、命式本体に偏官と食傷が太過していました。
偏官が主体の命式なので、動くのが好きで、じっとしているのが嫌いな女性でした。
11・12月は気をつけてね…と、言っていましたが、ある日電話がかかってきました。
両手に荷物を持って走っていて転んでしまった。…そして、ひざのお皿にヒビがはいってしまった。

また、日干:癸の「印綬傷官」の男性がいますが、「印綬傷官」の方は精神的なストレスを生じやすい人が多い様です。その男性は、若い頃に、ストレスからくる潰瘍で苦しんだことがあります。
比肩の時期は、過去の病気が現れやすいという暗示もあります。気をつけて下さいね。

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平成26年の日干ごとの大雑把な運勢傾向

2013年12月18日 | 毎年の運勢(日干から見た)
■平成26年の干支は「甲午」です。そこで、H.26年の日干ことの大雑把な運の傾向性を記入します(平成26年の立春から)

●日干:甲の人…比肩 死(食神)
比肩だが、それ程は悪くはない(大運が悪い場合は嫌だが)。長男・長女の方で親が年を経ている場合は注意が必要(比肩の分離運が働く場合もある)。(注意月、平成25年12月、平成26年1月、10・11月)

●日干:乙の人…劫財 長生(傷官)
投資や上手い話が来やすい時期、儲け話に乗ってお金が流れない様にして下さい。何事も慎重に。
(注意月、平成25年12月、平成26年1月、10・11月)

●日干:丙の人…偏印 帝旺(比肩)
年配の方は健康診断を受けましよう。また、やや悩みやすい時期でもあります。四柱本体(特に月上)に食神があり、倒食する場合は注意が必要。女性の方はお子さんの事で…。また、何かと親の事で…。という場合も。
(注意月、平成26年2・3・12月)

●日干:丁の人…印綬 建禄(劫財)
勉強したり、本を出したり、資格を取るには良い年。受験生の場合は、勉強しやすい年。

●日干:戊の人…偏官 帝旺(偏印)
バッシングに注意の年。運気は荒れやすいし、忙しさから病気になる場合も。職場の異動も起こりやすい場合がある。特に四柱本体に強い傷官がある場合はガタガタしやすい。
(注意月:平成26年4・5月等)

●日干:己の人…正官 建禄(印綬)
良い年で、社会的な活躍が出来る年。四柱本体に強い傷官がある場合は注意。
(4・5月はやや注意)

●日干:庚の人…偏財 沐浴(偏官)
お金が荒れやすい年。長男・長女の場合は父親の事で…。男性の場合は女性問題に注意。
(注意月:6・7月)

●日干:辛の人…正財 病(正官)
良からず悪からず比較的平穏。十二運に病が出るが、それ程深刻な病ではない。
(6・7月はやや注意)

●日干:壬の人…食神 胎(偏財)
平成25年の冬の様な運気(特に10・11月)が終えて、「ホッ」と出来る年です。男性の場合は少し女性に注意の年です。
また、命式本体に偏印が強くあり、倒食となる場合は少し注意が必要。
(8・9月は少し注意)

●日干:癸の人…傷官 絶(正財)
平成25年の11月(12/6迄)は特に辛い冬の様な運気だったと思います。今年(平成26年)は運気は上昇します。現実と理想のギャップで焦らない様に過ごして下さい。
(8・9月は少し注意)

※ この内容は、あくまでも日干から見た傾向性(平成26年)です。実際の鑑定は四柱本体や大運の違いにより、ずいぶんと変わります。参考程度にご利用下さい。詳しい鑑定はこちらへ→http://www.sineido.com/yu-ryou.html

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四季と食べ物(秋・冬)

2013年12月17日 | 五行
●秋は辛いものとゴマを食べると良い。
秋の味はなぜ「辛」なのか…秋の五行は「金」で金は万物を裁断する殺気を持っている。
そのため、殺気によって万物が枯れたり殺されたりすると、味が辛くなるからです。
辛い味には、コショウ・唐辛子・ニンニク・クローブなどがあり、胃腸を整え体を温める作用がある。
秋の五穀は「房」で、房にはきちんとした形の穀物という意味がある(ゴマ等)。

●冬は漬物や豆料理が良い。
冬の味の「鹹」(かん)とは塩辛い味のことを言います。
食べ物としても塩辛いもの、例えば味噌や醤油が鹹にあたる。
冬は寒く、そして万物が固くなるので、その味が塩辛くなるので、「鹹」という。
ですから、冬に塩辛い漬物を食べることは、陰陽五行の理に適っている。(カキ・みそ・こんぶ)
冬の五穀は「莢」(きょう)です。これは莢(さや)に入っている穀物を表し、大豆や小豆が代表的です。
一般的な煮豆やこれを材料とした味噌や豆腐、油揚げ・厚揚げ・お汁粉などを食すると良いでしょう。

★お節料理と陰陽五行の関係
お正月の料理といえばおせち料理ですが、ここにも陰陽五行が…。
・栗きんとん等の黄色い食材…五行の(土)
・海老やイクラの赤い食材は…五行の(火)
・黒豆や昆布巻の黒い食材は…五行の(水)
・かまぼこ、大根、白菜、お餅等の白い食材は…五行の(金)
・青葉のたぐいは…五行の(木)を表しているそうです。



「幸運を招く陰陽五行の本から」


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四季と食べ物(春・夏・夏の土用)

2013年12月16日 | 五行
●春は酸っぱいものや麦類を食べると良い。
春の味、酸とは「鑚」(うがつこと)に通じ、万物がいっせいに芽吹くことを表し、このときの味が「酸」なのです。
ですから、春は酸っぱいものを食べると良いでしょう。(イチゴ・菜の花・かんきつ系)
春の五穀芒(ぼう)は、大麦や小麦などの棘(トゲ)のある穀物を意味し、春にはこの様なものを食すると良いでしょう。

●夏は苦いものを食べると良い。
夏の五味は苦(にが)い味です。「苦」とは、「勤苦」とは(つとめくるしむこと。非常に骨を折ること)のことで、万物をよく養い成長させることを表します。ですから、夏はゴーヤなどの苦みのある食べ物、鮎などのはらわたの苦みを食すると良いでしょう。…苦い味は身体を冷やす作用があると言われ、沖縄などでは良く食されている。また、苦いものにはストレス等で逆流した気を降ろす作用もあると言われている。
(ゴーヤ・ピーマン・夏みかん)
夏の五穀の「散」は散らばっている穀物を意味し、黍(きび)などがあります。ですから、白米と一緒に黍を入れて焚いたり、黍団子(きびだんご)等を食べるのも良いと言われている。

●土用の味は「甘」です。特に夏の土用にはいろんなものが甘くなり、キャベツや芋、果物の他、肉・鰻も甘味に分類されます。甘は気や血を補う作用があります。
五穀の「萃」(すい)は細かい粒が集まった穀物を指し、その代表的なものが粟(あわ)です。

「幸運を招く 陰陽五行」の本から。


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60干支の納音五行と簡単な解釈・・・3

2013年12月12日 | 日干・納音・生日観法
●甲辰・乙巳=覆燈火(ふくとうか)…灯籠のの中の火。四方を照らす光明にはなれないが、文才があり、独自の分野に卓越した才能を持つ。一芸に秀で一人でコツコツと積み上げていく知的な作業を好む。やや腺病質なので実業や商売には不向き。医者・学者・研究者・宗教家等の道には向く。行き過ぎず、初心にかえり、努力と謙虚を求める星。

●丙午・丁未=天河水(てんがすい)…流量豊富で万物を潤し、大いに徳を施す水気を意味している。丙丁も午未も旺盛な気で、相親しんで水の徳を施す。天の様に心が広く、気位も高くて尊敬を得られる資質を持っている。しかし、やや移り気な性格もある。天の川の様な星。急速な発展をするが、高望みしない様に…。

●戊申・己酉=大駅土(だいえきど)…人馬や荷物が集まる街道の要所で、土徳を表象しています。栄える場所・大都会。理想よりも現実を重要視し、自分の周りに人や物を引き付ける力を持ち、包容力のある性格。自己自分の努力が天道によって正しく報われる星。

●庚戌・辛亥=釵釧金(さいせんきん)…釵釧金とはかんざしの事で、華やかな雰囲気を持ち、場を明るくし、人を惹きつける才がある。贅沢と虚飾に満ちた星で、華やかな世界で成功しやすい。女性には良いが、男性には良くない。

●壬子・癸丑=桑柘木(そうしゃくもく)…冬の桑の木で、時期が来ると大きく成長する木気を意味する。春を待つ忍耐の時期を指し、晩年になると運気は上昇する。若い頃は苦労が必要。落葉樹の様なドラマのある星。どんな厳しい環境の中でも屈しない性情がある。

●甲寅・乙卯=大渓水(だいけいすい)…谷川の水のことです。渓谷の小さな流れもやがては大海に到達するとし、水の量は少なくても澄んだ心を持ち、ゆっくりだが着実に成果を出して行く。学問、技芸の天分のある星で、積極性は乏しいので、田舎の方が合うかもしれない。

●丙辰・丁巳=砂中土(さちゅうど)…乾いた砂の中に混ざった土で、湿り気が無いので作物は育たない。知的で精神的な面は優れているが、その能力は砂に埋もれて認められない。人生の恵が多彩に変化し、運気も恵と苦労の変化が多い。

●戊午・己未=天上火(てんじょうか)…天上に輝く火で太陽を意味する。人の上に立ち人から尊敬され、人を引きつける運を持つが、調子に乗り過ぎない様に注意が必要。火焔が天高く炎上する激しい星。運気燃え上がり成功するも、晩年に急落の危険性もある。

●庚申・辛酉 柘榴木(しゃりつもく)…庚辛・申酉共に金。金(秋)の季節は果実の熟す収穫の時期なので、見かけは悪いが内面は充実しているので沢山の実を象徴する柘榴の木という。人に愛され子沢山という意味もある。
赤いザクロが秋に実る果実の収穫を思わせる星。(運気好転)

●壬戌・癸亥=大海水(だいかいすい)…全ての水が流れ込む大海なので大海水という。海の様に広く、全てを飲み込む度量がある。穏やかそうに見えるが、時として暴れる場合もある。才能も豊かで、人間的な深みも勇気もある。人生最大の運を示す星。人生最終の美を飾り成功する人が多い。

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60干支の納音五行と簡単な解釈・・・2

2013年12月11日 | 日干・納音・生日観法
●甲申・乙酉=泉中水(せいちゅうすい)…地柱に宿る水脈で、地下から湧き出る水のことをいいます。井泉の水という。澄んだ気性で心も落ち着いているが大河や大海の様な大きな度量はないので、勤め人に向いている。
人知れず立派な行いを積んで世に出る星。陰徳を積み謙虚さで人生の道が開ける。

●丙戌・丁亥=屋上土(おくじょうど)…屋根瓦の下に敷かれた土。丙丁は土気の旺盛をを示すが、地面から離れているのでエネルギー不足になり、愛情や包容力そして積極性には欠ける。しかし、精神性は優れている。
堅実に財を築く星。理財の才あれど、物惜しみでケチで人に敬遠、孤独なところがある。

●戊子・己丑=霹靂火(へきれきか)…晴天の霹靂で、これは突然の雷命をいう。感情や運気の起伏の激しさを表し、知恵や策謀に恵まれ、機を見るに敏。野心や向上心もあり短期的なことには強い性格です。
雷光の様に波乱の多い星。一生波乱が多く、変化の多い運命をたどりやすい。

●庚寅・辛卯=松柏木(しょうはくぼく)…長命の常緑樹、松と柏の樹木。風雨に耐える長生きの樹木で、松も柏も霊木として、人心に働きかける。信念を貫き節操をモットーとする星。信念堅く、信義に厚く礼節あって人望が厚い。

●壬辰・癸巳=長流水(ちょうりゅうすい)…壬癸の絶えることのない水が辰巳の低地に向かって悠々と流れる様。大河の様に心が広く大きな度量を持ち全てを潤す。豊かに流れる大河の様な安定した星。安泰で無事に長生きし、聡明で賢く才能豊か。

●甲午・乙未=沙中金(さちゅうきん)…砂の中に混ざった金で、見出されて初めて実力が発揮できるが、砂礫の中で終わることもある。金の本性が隠されているため才能が表に現れない。内気で引っ込み思案なので、自分を奮い立たせる必要がある。表裏が強すぎて誤解を受ける星。人と接するとき裏表が多く、敬遠されて失敗する。

●丙申・丁酉=山下火(さんかひ)…丙丁の火気の勢いが申酉の金気に吸収されて燃え上がることが出来ない状態。火は本来燃え上がるのが本性だがこの火は夕方の陽。夕映えに山が美しく燃える芸術の様な星。礼儀正しく真面目、金銭的にも呑気だが悲観的にも見えやすい。美的感覚は鋭い。

●戊戌・己亥=平地木(へいちもく)…平地にまっすぐに立つ孤高の木をさした呼称で、競わず勢いもなく、寂しく孤立することを意味します。他人との争いを嫌い、穏やかで安定した生活を好む。一見地味だが地道に自分の城を築く。
大地に木がすくっと育ち立つような星。

●庚子・辛丑=壁上土(へきじょうど)…土から生じた庚辛が子丑の水と混ざっている状態なので壁上の土という。壁の土は本来の土では無いので、土気はあっても実力は少ない。泥の様な土を壁に仕上げる難しから、人間関係を大切にすることを戒めている星。

●壬寅・癸卯=金箔金(きんぱくきん)…金気から寅卯を見ると十二運の死絶。金としての用をなさないので力の無い金を表す(引き伸ばされた金箔)。金箔の様なデリケートさや用途に応じて形を変える器用さはあるが、金属の持つ強さや頑丈さはない。見栄と虚栄に走りやすい星。

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60干支の納音五行と簡単な解釈

2013年12月09日 | 日干・納音・生日観法
●甲子・乙丑=海中金(かいちゅうきん)…金気が子丑の水底に沈んでいる状態。海中深く沈んでいる砂金で、すばらしい才能は持ってはいるが、その金を海中から引き揚げないと…すなわち、自分を表に出さないとその能力も発揮されない。まだ幼く若い金気なので自分の自信の無さからせっかくの才能が発揮できないでいる。海中から採りだして製錬して加工するまでには時間がかかる。堅実平穏に物事をすすめると良い。五行安定が良い。

●丙寅・丁卯=爐中火(ろちゆうか)…いろり中で燃える火。丙丁の火が寅卯の木の中で燃えている状態を意味しています。薪をくべれば明るく燃え上がり、燃え続け、煮炊きをして人を和ませ、良い雰囲気をつくります。その役割は大きいが、四角いいろりが無ければ持ち味は生かし切れません。人の為に生きる有能な組織人だが与えられた立場で最善を尽くすタイプ。エネルギーが始動する星。

●戊辰・己巳=大林木(だいりんぼく)…戊己という豊かな土に樹木が繁茂している場所(森)。その中のすくすくと伸びた一本の木で、森の中の木は家族や仲間も多く、競い合い共生することで大地にしっかり根をおろし成長します。先を急がずじっくりと成長する大器晩成型です。宗教的観念が強い人が多い。

●庚午・辛未=路傍土(ろぼうど)…路傍の石、土や瓦の土。土気の成就した姿で、午未は火気旺盛で、火によって焼かれた土でもある。この土は道を補強しながら、やがては大道の一部となっていく使命があり、人が行き交い踏み固められて次第に力をつけていく。植物は生みだせないが、風水害から家を守ることはでき、商売には不向きだ組織人としては成功する。人生に無駄が多い。活気無く発展薄く、チャンスを失いやすい。

●壬申・癸酉=釼鋒金(じんぼうきん)…鍛え抜かれた強靭な金属の様な星。剣や鉾の切っ先の鋭利な金属で、鋭い切れ味で物事を両断する。才能の切れや高貴さがもある。殺伐の気を持ち正義感は強いが短慮なところがある。逆行にも強く、運命にさえ負けない。世に出る人も多い。

●甲戌・乙亥=山頭火(さんとうか)…山の上で燃える火で火山の様なもの。知の働きがあり、プライドが高く、身を飾ったり浪費を好む。高邁な理想はあるが力量不足で実質は伴わない。高く盛り上がる火の星で(活気がある。

●丙子・丁丑=澗下水(じゅんかすい)…山からしみ出した水が集まり大きな急流となる。このタイプは性急で心が落ち着き難く、度量が狭いため短気で物惜しみも多い。目先に囚われずに進めば後に開運する。小舟で激流を昇る如く苦労も多い。あまり良くない星。

●戊寅・己卯=城頭土(じょうとうど)…城頭に立って見る広大な土地は、寅卯の向陽の気と合して繁栄することを指し、かなりの成功を収められる可能性を秘めている。しかし、駆け引きは苦手で気位も高いので商売人には不向き。
ダイナミックに運が展開する。運気は強く大きい、木(官星)が強い方が良い。

●庚辰・辛巳=白蝋金(はくろうきん)…白蝋金とは「錫」のことです。また庚辛は金気の正位で色は白です。辰巳は木星に座して火を生じ、金は火によって形を変えます。柔らかで加工しやすい白蝋のように、この人も臨機応変に物事に対処できる人です。熱しやすく冷めやすい柔軟な星。妥協性しやすく、柔軟で個性が弱く信念に欠けやすいところもある。

●壬午・癸未=楊柳木(ようりゆうぼく)…十干の終わりの壬癸(老木)が南方の火気(午未)のために消耗させられ、なよなよしているので楊柳木(やなぎの木)という。柔軟な性格ゆえに人の先頭に立つよりも女房役が良い。
揚子江の風に揺らぐ柳の様な星。活気無く信念が乏しくチャンスを逃がしやすい。(夏生れの柳は早く枯れる。)

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納音

2013年12月08日 | 日干・納音・生日観法
■ 納音…十干と十二支を重ね合わせた60干支に五行を配したもので、その人の本性・真髄を判断する場合に用いる。また、納音は音律の原理から考え出されたもので、音律を角(かく:木)・微(び:火)・宮(きゅう:土)・商(しょう:金)・羽(う:水)の五つに分けた。

●納音の5つの種類
『商(金)』…甲子・乙丑・壬申・癸酉・庚辰・辛巳・甲午・乙未・壬寅・癸卯・庚戌・辛亥。
『微(火)』…丙寅・丁卯・甲戌・乙亥・戊子・己丑・丙申・丁酉・甲申・乙巳・戊午・己未。
『角(木)』…戊辰・己巳・壬午・癸未・庚寅・辛卯・戊戌・己亥・壬子・癸丑・庚申・辛酉。
『宮(土)』…庚午・辛未・戊寅・己卯・丙戌・丁亥・庚子・辛丑・戊申・己酉・丙辰・丁巳。
『羽(水)』…丙子・丁丑・甲申・乙酉・壬辰・癸巳・丙午・丁未・甲寅・乙卯・壬戌・癸亥。

●60干支の納音を知る方法。
①十干の甲・乙を1、丙丁を2、戊己を3、庚辛を4、壬癸を5。
②十二支の子・丑・午・未1、寅・卯・申・酉を2、辰・巳・戌・亥を3とする。
③そして干支の合計数を計算し、合計数が5より多ければ5払いし、その端数で木火土金水の五性を知るという方法です。
④この場合、端数1ならば木性、端数2ならば金性、端数3ならば水性、端数4ならば火性、端数5ならば土性になる。
⑤計算例:甲寅…甲1+寅2=3、3は水。辛酉…辛4+酉2=6、6-5=1、1は木。


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十二支について(申~亥)

2013年12月07日 |  四柱推命(十干と十二支)
●申(しん)…(己25%・戊10%・壬10%・庚55%)
【語源】旧暦の7月。申は呻(しん:うめく意)で草木の果実が成熟して締めつけられ固まっていく有り様を表している。
・万物はすでに成熟して滋味を重ねているが、いまだ種核としては完全ではなく、更に一段の伸びを要するということから「伸」の「人偏」を略した。後に動物の猿にしたのは猿の進化(伸びる)したのが人間だからという説もある。
・陰気体を成し自ら申束(のびちぢみ)す。旧暦7月には物皆身体を成し各、之を申束し、(自ら屈伸して)備成せしむるなり。申は伸(のびる)に由来し、「伸びる」とは成熟する方向へ突き進むことをあらわし、これを「衰え、老いる」とも表現する。申は身であり、物はみな身体が完成すると記している。申は秋(金気)の始めである。一日で言えば申刻(午後3時~5時)に至れば温度も下がり日没となる。申は陰始・水始。
・易卦は☰☷「天地否」。天と地が隔絶して両者の交わる気配が一向に見えない。申月は下から増え続ける「陰」の気が「陽」の気を逐(お)いはらって勢いを見せるとき。表面よりも内面に陰の気が充実している。
【人物】初秋の金性で中に水を含むので外面は堅そうでも内面は柔らかく進取の気性に富む。
 知能機敏で進取の気性に富み、親切心もあり、人の信用を得て中には若くして出世する人も居ます。しかし、活動的なのは良いのですが、軽率な面もあります。したがって、軽口から心にもないことを言って敵を作る愚行のないように。軽挙妄動を慎めば発展します。
 (長所:進取的・機敏・完全性)(短所:利己的・軽はずみ・気難しさ)
●酉(ゆう)…(庚35%・辛65%)
【語源】旧暦8月。酉は(糸偏に酉、ちぢむ意)で、草木の果実が成熟の極に達した有り様を表している。
・酉は「醸す」のつくりを去った文字で「サンズイ」をつけると酒という字になります。
・酉は象形、酒を醸造する器の形に象る。酒は秋8月黍(キビ)が成熟してから醸造する故に、成る、老いる等の義に用いる。易卦は☴☷「風地観」…増え続ける陰の気によって、陽の気が衰弱している様す。
・酉とは、老・衰のことであり、万物の老いが極まり、万物が成熟することを意味している。万物がすべて委縮して成熟する。「老熟」。
【人物】仲秋の合金。小才があり、物事にソツがなく器用で交際上手なので長上の信用を得やすい。人の世話をやきますが、飽きやすいので親切を無駄にすることもある。改革の心あるも調子に乗り過ぎると身の破滅を招く恐れもある。保守的に身を守る方が賢明かも。(長所:保守的・感受性・思考力)(短所:口舌・トラブル・高漫)
●戌(じゅつ)…(辛30%・丁10%・戊60%)
【語源】旧暦9月。戌は滅(めつ:ほろぶ・切る意)で、草木の枯死する有り様を表している。「滅」の一部をとって「戌」とした。易卦では☶☷「山地剥」で、一陽が残るが、その一陽もやがて消える運命にある。
・繁殖の営みを終えた木の葉は地に落ちて万物凋落、生気の滅び去った「滅」の一部からとって「戌」とする。しかし、まったく枯死して滅び去るわけではなく、実は勢いを収めて根を守り、陽春に備え「まもる」意味から動物の犬が配されている(番犬)。
・戌とは、万物尽きて滅す…万物が成熟して役目を終える。しかし、終末ではなく、春に備えての備蓄。
・戌は閹茂(エンボウ)…閹とは「蔽う」ことであり、茂るとは「冒うこと」なので、共に「おおうこと」を意味する。つまり万物がすべて覆い隠されてしまう状態をあらわす。…地中や種や殻に覆われ、その中に隠れる。
・晩秋の土。丁を含む乾土で、秋の収穫した物の蓄蔵の意味がある。
【人物】義理人情があり高潔な性格だが強情で頑固さも強い。自分で確信したことは他人が何と言っても聴かずに意志を通す。何事にも熱心で持久力もあるが、人との和を上手く図れず偏屈に陥りやすい。他人の意見に耳を傾け、自己を振り返る心を持つと良い。(長所:剛毅・忍耐強い・義理人情を重んじる)(短所:怒気・頑固・慢心)
●亥(がい)…(戊25%・甲15%・壬60%)
【語源】旧暦10月。亥は閡(がい:とざす意)で、草木がすでに凋落して生命の力が種子の内部に閉蔵されてしまった有り様を表している。
・亥は「核」の「木偏」を去ったもので、草木の種核が土中に包蔵され、やがて訪れる陽春を待つという意からこの文字を当てています。
・亥とは核(シン)、閡(ガイ)「とざすことの意」のことであり、その意味するところは、旧暦10月(新暦11月)・孟冬になると、万物は閉蔵されてしまい(蔵の中=地中や種の中に閉ざされる)、万物はみな種の中に入ってしまう。この様子を捉えて「核」と表す。亥の易卦は☷☷「坤為地」で、陽の気が尽き果てて「純陰」の状態を示している。この象は母・従順・卑賎・狭小・暗所・空虚・無・衰微を暗示する象。(神無月)。
【人物】初冬の水で表面は陰の水ですが中に壬水がありますので、見かけは柔らかでも万事勇み足になりがち。猪突猛進で、考えないで進んでいこうとすると、思わぬ障害にぶつかり怪我をする場合もある。感情的にも、本来忍の性を持っていますが、一旦堰を切れば暴発する危険性をはらんでいる。爽快な性格で、寡黙の割には人の世話を良くするが、思慮が浅く配慮不足で反感をかわれることもある。また、カラッとした一面があるが愛嬌に乏しいので人の心を推し量れると良い。(長所:流通・率直・直進力・行動力)(短所:強引さ・ゴリ押し・独断)


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新栄堂
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十二支について(辰~未)

2013年12月06日 |  四柱推命(十干と十二支)
●辰(しん)…(乙30%・癸10%・戊60%)
【語源】旧暦3月。辰は振(しん:ふるう・ととのうの意)で陽気動き、雷が声を発し、草木の形が整って活力が旺盛になった状態を表している。
・辰は「震」のことであり、震うことを意味している。…万物が凄まじいほどにその身を奮い立たせて、もとの体から抜け出す様子を表す。
・「辰は蜄(しん)なり」蜄は振で動く意。「辰とは春の陽気が一段と盛んになり万物振起するの意。辰の第一義は「振」「震」である。地上においては春の陽気が一段と盛んになり、物皆伸徐舒(しんじょ)して出て来る時、天上では雷が振動する時である。辰は星では北極星。易卦は「澤天夬」☱☰。「澤天夬」は上卦が☱澤で下卦が☰天である。澤とは水の集合を意味するから、この卦の象はその水の集まりが極めて高い処にあることを示す。「夬」は「決」と同じ意味があり、物を裂く、或いは物が破れるということである。高い処に上がった水は、容易に決潰(けっかい)して溢れ、下に降る。そうして地上の万物はその水によって大いに潤うのである。雨降って地上を潤す龍神。 
【人物】万物を育てる土ですから、自らを律する気持ちの反動として競争心が強くなり一念を押し通す強い信念となる。しかしこれが悪く出る場合もある。(長所:信用を重んずる・剛気・保守的)(短所:感情の起伏が大きい・波乱)
●巳(し)…(戊20%・庚30%・丙50%)
【語源】旧暦4月。巳は巳(い:やむ意)で草木が繁茂の極限に到達した有り様を表している。
・陽気、已(すで)に出、陰気 已(すで)に蔵(かく)れ、万物 見(あらわ)れ文章を成す。旧暦の4月は陰気は全く隠れ、万物が表面に現れ出るとき、蛇が地中から現れ出るときで、「巳」の字は蛇が曲がって尾を垂れた姿に象する。
 旧暦4月の卦は☰☰「乾為天」、一陰の影も無い全陽で、旧暦10月の☷☷「坤為地」に相対する。
【人物】火は礼を司り、良く働けば礼儀を大切にするが、陰火なので執念深いのも特徴。柔和で口数少なく思考力もあるが、決弾力に乏しく考え過ぎてチャンスを逸する傾向もある。(長所:明るい・研究心・自己顕示)(短所:執着心・嫉妬・刹那的)
●午(ご)…(丙35%・己30%・丁35%)
【語源】旧暦の5月。午は忤(ご:つきあたる・さからうの意)で草木が繁盛の極限を過ぎ、衰微の傾向が生じたことを表している。
・午は陰陽交わる…旧暦の5月には一陰、陽に逆らい、地を冒して出づ。午は忤(さか)らうなり。午は極盛の陽気の中に一陰が萠(きざ)し、陽気と陰気が相交わる。即ち「牾」(さからい)の状態になることを指す。旧暦5月の卦は☰☴「天風姤」。一陰が下に萌した象。
【人物】直情径行型で、表面は陽火だが内面は陰火。度量が広く決弾力にも富むが実意に乏しいところもある。(長所:明朗・華美・直感・冒険心)(短所:激性・短気・口舌・あきっぽさ)
●未(び)…(丁30%・乙20%・己50%)
【語源】旧暦6月。未は味(び:あじの意)で、草木の果実が成熟して滋味を生じた有り様を表している。
・「未は万物皆成りて、滋味あるなり」「未は味わいなり。五行の木は未に老ゆ。木の枝葉の茂れる象也」…未の字は象形文字で木の枝葉の茂った様を象る。6月は万物が成熟してその実に味わいが出る。またその気候を指す。
・夏の終わりの土性で火を含み乾土となる。易の遯(トン)とは逃れるの意で、下から陰の気が伸びてきて陽の気がぐんぐん退いていくことを意味する。☰☶「天山遯」。火生土で最も強烈な土気…未月土用丑日の鰻。
・卯亥を見れば木局となり垣根を作って暑さから草花を守る意味がある。
【人物】慈悲心があり、穏やかで正直な性格で執着心も強く、一つのものに熱中する性格のため、ややもすると念を入れ過ぎて苦労症になることもある。また潔癖で小心で臆病なところもあり、その為に進取性はない。そして真面目すぎて他人から侮られる場合もある。なるべく陽的な思考と行動を心掛けると運が開く。(長所:理論家・円満主義・柔順性)(短所:心が狭い・迷い・取越苦労)


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十二支について(子~卯)

2013年12月05日 |  四柱推命(十干と十二支)
『十二支』
●子(し)…(壬35%・癸65%)
【語源】旧暦11月。子は孳(じ:ふえる意)で新しい生命が種子の中にも萌し始める状態を表している。
・易象は☷☳(地雷復)…子は孳(し)の上部を略したもので、「うむ・つとむ」とも訓みます。すなわち。大地に蔵された植物の種子が新しい生命を生み出す意味がある。陰気極まって陽気の兆す一陽来復の「冬至」(12月)にあたり、暦では陽循開始の時候。
・「子」を解字すれば「了」終わりと「一」はじめ。つまり子とは終わりと始めを一つに束ねるところである。換言すればものの「終始」のところで中枢・中心。子は陽気と陰気の相混するところ、この混沌を「太極」、北極星とする
・子は「困敦」であり、「混沌」でもある。…陰の気に陽の気が芽生え、陰陽が混沌となった状態。
【人物】壬・癸を蔵した厳冬の水。…冷静で客観的に物事を見、智恵を働かせ、細かいところに気が付き、金銭物質を蓄える。また、水は流れて止まらないので流通や奉仕関係に向き、じっとしていることを嫌い、変化を好むので、生活環境にも変化を求める。仕事・異性関係にこれが出るのは良くない。水は色情にも通ずるので、異性問題には注意が必要。(長所:順応性・細心・冷静)(短所:あきっぽい・迷い・色情)
●丑(ちゅう)…(癸30%・辛10%・己60%)
【語源】紐という文字の「糸偏」を去ったもので、結んで解けないという意味。植物が地中に芽生え伸ばし、根を張っていく状態を象徴したもの。種子の萌芽が土中にあり、じっとこらえて春を待っ結紐(けっちゅう)の様相に似ている。地澤臨☷☱。
・丑は「紐(チュウ)」からきていて、「紐でしめる」あるいは「つなぐ」に通じ、万物が一斉に芽吹いて大きく成長するのを紐で縛って繋ぐことを表す。
【人物】厳冬の氷砂で、冬から春に向かう陰の湿土なので、万物を育て守るという性から保守的な面が強く、信用を重んじ、正直で忍耐強く堅実に牛歩の如く計画したことを実行に移して行こうとする気概があります。日干から観て蔵干の中に財星が入っていれば財運にも恵まれます。(長所:保守的・信用・堅実・忍耐強い)(短所:停滞・無口・細心)
●寅(いん)…(戊25%・丙25%・甲50%)
【語源】演(のぶる)の「サンズイ」を去ったもので、植物の芽生えが陽春の温気に養われて、地上に伸び長ずる様を象徴したもの。演とは前後左右に大きく伸び広がる威勢の良い意味を持っている。
・寅は「移」「引」に由来し、「うつす」とか「ひく」という意味がある。…万物の芽がようやく地面から出ると、これを引張り出して、伸ばし地から移しだす意味がある。
・「寅は万物始めて生じ、螾然たるをいうななり」螾然とはミミズやモグラが春気に誘われて地上に出ること、陽気と共に地中の生物が地上に現れることを意味する。地天泰☷☰。
【人物】初春の若木をあらわし、物事に積極性があり、行動力も抜群で自らの力で伸びて行こうとする。また人の上に立つ頭領運、独立運もあり、仁義にも厚い。金銭や物質には比較的淡泊だが、積極性が仇となり、人との和を欠く場合がある。(長所:積極性・仁義に厚い・決断力)(短所:強引さ・人との和)
●卯(ぼう)…(甲35%・乙65%)
【語源】卯は茂(ぼう:しげる意)または冒(ぼう:おおう意)で、草木が発生して地面を蔽う様になった状態を表している。
・旧暦2月(卯月)の易の卦は「雷天大壮」☳☰、つまり上卦が☳雷で下卦が☰天。つまり、天上に雷が轟く、要するに壮(さか)んな「陽」の気の進出を象徴する卦である。卦名の「大壮」も正にその様な強壮の陽気に由来する。
【人物】卯は仲春で、湿り気を持った草花で優しく弱くも見られるがしたたかな面もある。蔵干に甲もあるので、常に自分が頼れる人を見つけて計画して行動する。仁義に厚いが内面は自己主張が強く独立独歩のところもある。(長所:柔軟さ・社交性・明朗・計画性)(短所:エゴイスト・放任)


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