新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

運と願望と優先順位 1

2021年03月28日 | 四柱・その他
人間は、全ての人が幸福を求めて生きています。
そして、その幸福は願望が満たされた時に感じます。
人の願望には様々なものがあり、
お金があれば幸福になれると思う人はお金を第一優先に考え、
権力(力)があれば幸福になれると思う人は、権力を第一優先に考え、
知識があれば幸福になれる人は、知識を第一優先に考えると思います。
四柱推命的には、家庭やお金を表す変通星は「財星」、社会性や権力を表す変通星は「官星」、そして、精神的な安定や知識を表す変通星は「印星」と言われています。
故に、この3つが揃った(天干に並んだ)命式を「財官印三宝の命」といい、四柱推命では一番良い命式と言われています。
天干の並びが財官印三宝で、五行(木火土金水)の五行に、バランスよく星(●)が配置されている命式は、これら3つの要素をバランスよく得たいという願望を持っています。
願望が叶うと幸福を感ずる人間ですが、その願望の叶え方が重要です。
自己中心的な願望の叶え方は、一時的には喜びを感じますが、心の底からの喜びを感ずることはできません。
人の本質は、相手の喜びを感ずる事を通して、自らも本心から喜ぶことが出来るからです。
四柱推命の命式で、自星(比肩)が強い人(4個以上ある人)は、自分の願望を叶えたいという欲求がとても強いと思います。
ともすれば、相手よりも自分の思いを優先してしまい、相手の気持ちを軽んじてしまう事も多い様です。
ですので、比肩が強い命式の方は、相手の話を十分に聴くことが重要だと思います。
陰陽五行の法則では、陰(妻)は陽(夫)の為に存在し、陽(夫)は陰(妻)の為に存在するのが原則です。
自分の願望が自他的なのか、自己的なのかをいつも確認すると良いと思います。
夫婦は互いの為に、そして家庭の為に…
また、家庭は社会や国家の為に…
この様な生活を送ると、大きな運を得ることができると思います。
自分の願望が、より公的な願望なのかを意識すると良いと思います。
また、願望を実現するには、投入と継続が必要です。
一心不乱に投入し継続し続けると、成長して成果を得ることが出来ます。
その様な命式の方は…
1. 天干の並びが良い。
2. ある程度身旺の命式。
3. 運の巡りに恵まれる(行運に恵まれる)こと。
の3つだと思います。

人間は、おぎゃーと生まれたその時に、天から役割をいただいて生れています(天命)。
その天命を知って、己を活かすこと…役割を演じ切ることが人生だと思います。
家庭での自分の役割、社会での自分の役割をしっかりと知って、演じ切ることが重要だと思います。
命式を知ると、自分が成すべきこと(人生の目的)が理解できると思います。

特に21世紀はAIやロボットが活躍する時代です。
単純な労働は機械がするようになると思います。
21世紀は、自分のアイデンティティを発揮する時代だと思います。
自分の命式を知って、有意義な人生を送って欲しいと思います。
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財殺っぽい命式と比肩の大運の最後っ屁

2021年03月23日 | 四柱・その他


上図は或る女性の命式です。
この命式を見ながら、この様に考える事もできます…。
彼女の命式は…
日干:甲で、身弱の命式(星●が1個)。
天干の並びは、月上の正財を中心とする偏財と偏官との並びの命式。
天干の並びは財官双美だが、五行でも土の財星と金の官星に星(●)が固まる。
水の印星に星が弱い…△(1.5個)。
天徳貴人(甲)と天徳合(己)とが命式中の日月に双つ並ぶ四方干徳。
大運は、分離を表す比肩(建禄)の大運の最後っ屁。

財星は優しさや家庭性・お金を表し、官星は社会性や仕事や責任感を表します。
この財星と官星が天干に並び、五行にも多いということは…
生きて行くにはお金が必要であり、その為には仕事をしなければという現実的な方。
また、優しさと責任感を持ち合わせた方で、自己中にはなれない良い人。

優しさは人の心を受け留め、責任感は重荷を背負う事ですので、
一本足の自分で4.5個を抱き抱え、2個を背負っている様な感じのところがある。
独りで常に6.5個を相手にしている様なところがあるのですね…
(天干の並びが財官で、五行に財官合わせて7個以上になると財殺になります)

この様な命式の方の場合、月上の中心星である正財を剋す敗財・比肩の大運は苦労します。
理論上は、木の敗財・比肩が大運に巡ると、五行上のバランスが良くなるように思いますが、
実際の場合、強い比肩が巡る時は凶災発生の時とも言えます。

この方の場合、責任を果たさない夫との離別の時を迎えるのかも知れません…。
比肩の大運の最後の時に表面化する場合が多いですね…
幸い、四柱本体に甲己の天徳星が出ていますし、専旺干支の比肩も天徳が付いているので導かれると思います。
来年から旺相する印綬の大運ですので、命式本体の財官+印綬とで財官印三宝の形となります。
変な男と別れて解放される場合もあるのだと思います。
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新栄堂



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ペンションのオーナー

2021年03月20日 | 今日の出来事


先日、1か月遅れの誕生日の祝いに草津温泉に行ってきました。
私は熱い風呂が大好きで、群馬県で熱い風呂と言えば草津温泉です。
熱い風呂に入り、身体の芯から温まった後の夕食は格別です。
自粛ムードの中、その晩のペンションは私達夫婦のみの貸し切り状態でした…。
夕食後、ペンションの主人と会話がはずみ、ご主人さんの命式を見ることとなりました。
上図がペンションのオーナーさんの命式です。
日干:癸
天干(変通星)の並びは旺相する偏印(帝旺)を中心とした劫財 双並びの命式。
偏印を持つ方は、好きなものには没頭し、少々放浪性のある星で、趣味等を持っておられる方も多い様です。
また、年時の劫財は、一か八か物に賭けるところがあり、大胆なところを持つ海外性の星でもあります。
偏印と劫財の特徴を説明しましたら、オーナー主人はしきりに頷いていました。
実は自分は若いころは、バイクに乗って日本中を放浪していたとのこと…。
また、30代は米国のロスで1年間仕事をしながらヘリコプターやセスナの免許を取得したとも話していました。
その他、スキーや様々な趣味を持ち、このペンションを作った時も一か八か何とかなると思い、建設されたと言っておられました。
奥様もセンスの良い美人さんで、ハンサムなご主人様との相性は最高だと思いました。
「じやらん」の口コミ評価は総合で4.8 お風呂・食事・接客サービス等、最高のペンションでした。

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少子化と結婚運…1

2021年03月16日 | 今日の出来事
ネットにこの様な記事が載っていました。
1日に何人が生まれ、亡くなるのか…?
「平成29年版厚生労働白書」の「日本の1日」によると…
1日に生まれてくるのは2669人、亡くなるのは3573人だそうです。
日本の人口は、差し引き毎日904人ずつ、年間にすると約33万人ずつ減少しているそうです。
100年後の日本の人口は4286万人とも試算できるそうです。
そういえば、最近は未婚者の数も多い様ですし、晩婚化の影響でお子さんの人数も少ない様に感じます。

時々、この様な問い合わせを受けることがあります。
自分の家系は、生涯独身を通した方が多いのだが、息子は結婚できるのだろうか…?
あるいは、娘は結婚できるのだろうか…? という問い合わせです。
適齢期の男女に、あなたは結婚したいですか? と 聞くと、ほとんどの人が結婚したいと言います。
この質問のミソは「適齢期」です。
適齢期は、本人も自覚していますし、周りの人達もその様な意識で応援してくれます。
故に、本人がその気にさえなれば、比較的スムーズに結婚に至る場合が多いのです。

しかし、結婚適齢期の大運(周期的な運)に、家庭を表す(財星)を剋す強い比肩星(比肩 帝旺 等)が巡っていると、結婚の環境が整わずに時だけが過ぎてしまったという事も多い様です。

女性の場合は、夫の星である正官を強く剋す傷官の大運の時も、環境が整わない場合も多いものです。

大運という周期的な大きな運が悪い時期でも、命式本体に良い妻運や夫運を持っている場合は、何とかなりますが、そうでない場合は、整わない環境の中、「何が何でも結婚するぞ!」という気持ちにはならないのだと思います。

一番良いのは、命式本体に良い配偶者運を持っていること。…良い配偶者運を持っている方は、結婚して良い家庭を持ちたいという気持ちが強い人だと思います。
そして、適齢期の大運が良ければ、外的な環境も共に整うということです。

逆に、命式本体も配偶者運が弱く、適齢期の大運にも恵まれない場合は、結婚に対する願望も低くなり、出会い等の環境やチャンスにのも恵まれない傾向が出てきます。

良い配偶者運や家庭運を持っている方は、配偶者や家庭に対する優先順位が高いのですね…。
反対に、配偶者運や家庭運が弱い方は、その優先順位がとても低い傾向があります。
また、その様な運を持たれた方の命式は、必ずと言ってよい程、五行が偏っている場合が多いものです。
適齢期の男女が、その様な運を持たれている場合は、周りの方が本当に意識を持って導いてあげる必要があると思います。

それでは、命式本体や、大運に恵まれない方はどうしたら良いのでしょうか…?
1. 周りの方(特に親)が、意識を持ってリードする。
2. 命式本体や、大運の不足した運(星)を補う流年(年運)や流月(月運)を逃さないようにし、その時に、集中して運を掴む行動をする。
この二つがポイントかも知れません…。
良い縁に恵まれない場合は、命式や行運を調べてみるのも良いかも知れませんね…。

次回は、結婚運の続きと子供運について記入します。
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新栄堂



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水の太過で山も崩れる。

2021年03月11日 | 本日生まれた子


上図は或る男性の命式(架空)です。
命式を見て、この様に考える事もできます。

日干:戊ですので、自然界では山をあらわすこともできます。
しかし、その山はとても水分が多い山です。
年月時の干支は壬子…
壬も子も五行では陽の水。
水分過多の山ですので、ちょっとした地震が生じたり、雨が降ったりすると、この山は土砂崩れを起こして崩壊する場合があります。
天干(変通星)の並びは偏財三並び、偏財は流動の財ですので、商売や情を求める星でもあります。
女性の場合は、チャキチャキした性格の娘さんが多く、男性の場合は情的で人との情関係を求める方が多い様です。
・人生は楽しむためにある…
・男性の場合は女性が好き。
・人との情の関係を欲するのですね…
・そして、楽しむ為にはお金が必要と思うタイプ。
・何の為に生きる等の難しい話は好きではない。水尅火。
日干:戊の方は、五行の水が財星ですので、太過した水によって流される傾向があるのですね…。
財星はお金・女性・情を表しますので、お金や女性や情的な問題に注意の暗示も出てきます。

情を求める男は、心の寂しさを何かで埋めたいものだと思います。
夫婦関係が冷えている場合は、他の女性に気持ちが流される場合も出てきます。
あるいは、その寂しさをお酒(アルコール=五行の水)で紛らわす場合もあります。
何れにせよ、正当な関係以外で喜びを得て、その関係(行為)を繰り返すと依存症になる場合もあります。
上図の命式の場合は、女性やアルコール、そして遊ぶ為のお金かも知れません…

依存症にも様々あり、
命式や変通星によって異なりますが…
・買い物依存症
・タバコや薬物の依存症
・仕事の依存症
・パチンコ依存症
・その他、様々な依存症があると思います。

現代は、様々なストレスが生じやすい時代です。
特に偏った命式をお持ちの方や、傷官や偏印が悪く働きやすい命式の方、そして強烈な大運が巡って来ている方は、
何か起こる前に、親子関係や夫婦関係等の本質を見つめ直すと良いと思います。
ご自分の命式を正しく知ると、命式の良さを出すことが出来る様になると思います。
命式に振り回される生き方から、命式をコントロール出来る活き方にチェンジ出来たら、人生は楽しくなると思います。

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身旺や比肩について。

2021年03月08日 | 四柱・その他
世の中を活きていくには、ある程度「自我」というものが必要です。
変通星では、自我を表す星は比肩です。
【比肩】
・日干と同一の天干。同一五行で、陰陽が同じもの。
・陰陽:不配偶。
・意味:自分・我・分離・個性。
・六親:自分自身・姉弟姉妹・同僚・ライバル。
・作用:財を剋する。
・別名:兄妹星・自星。
比肩に似た様な星(変通星)に敗財・劫財があります(日干が陽干の場合は敗財、陰干の場合は劫財となります)。
比肩は、竹を割ったようなさっぱりしたところがありますが、劫財や敗財には、針金を曲げた様なところもあります。
団子三兄弟の様なところがあるのですね…
・比肩:さっぱりした真っすぐな世界がある。
・敗財:人情的で嫌といえないで流されやすい。
・劫財:一か八かものに賭ける、大胆な世界もある。
少々異なる要素もありますが、財を剋す面は似ています…。

この世の中、善人も悪人も住んで居ます。
そして様々な価値観で溢れています。
特に最近は、味噌も糞も一緒で何が善なのか悪なのかもわからない様なところがあります。
まさに終末・末法だと思わされることも多々あります。
この様な、荒波の世の中を渡っていくには、ある程度の自我心(比肩)が必要です。
男性ならば、五行の自星を表すところに3つぐらい有った方が良いと言われ、女性の場合は2つぐらいが良いとも言われています。
そして、自我を表す比肩は天干よりも地支に出ると良いと言われています。
天干は表ですので、比肩という分離を表す意味が表面化しやすいと言われています。
特に月上は、四柱の大黒柱とも言えますので、月上に強い比肩(旺相する12運)が出る場合は、人生に別れ(分離)が多いとも言われています。
地支に比肩が出る場合…例えば、日干:甲で寅の月とか日に生まれた場合は、大木の根が確りと張っているとも言えます。
比肩は、天干に出るよりも地支の方が良いと言われています。

命式中、特に天干に自我や分離を表す比肩が多い人は、人生のどこかの年代に別れて暮らす期間が与えられる場合もあります。
結婚してから、夫とは単身赴任で別れて暮らした期間が長い…この様な人は命式中に比肩が多い様に思えます。
あるいは、一緒に居ても、自分の時間や自分の空間等を優先する人は、命式中に比肩が多い傾向があります。
適度な自我(比肩)は必要ですが、多すぎると自己中心的になりやすかったり、自分一人の孤独の世界を優先しやすい傾向が生じるのだと思います。

比肩は新しい出発を表す開拓者の星です。
故に、企業や、様々な組織で一代目に多い星とも言えます。
一代目は、何もない処から葉を食いしばり頑張るのですから苦労も多いかも知れません。
しかし、少々の事では音をあげない強さを持っています。
初代に多い変通星の並び…比肩+食傷。
二代目に多い変通星の並び…財星+官星。
三代目に多い変通星の並び…官星+印星。

命式や変通星の並びによっても人生の活き方の選択方法が変わってくるのだと思います。
人は、オギャーと生まれた瞬間に、その年月日刻に合った魂(遺伝子)を持ってくるのかも知れません…。

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新栄堂



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食神

2021年03月03日 | あのひとの命式
私の知り合いのKさん(女性)。
下記はKさんの命式
年:乙亥 食神 帝旺 比肩
月:庚辰 印綬  養 正官
日:癸酉     病 偏印
時:戊午 正官  絶 正財

五行は…
水(比劫)●●
木(食傷)●
火(財星)●△
土(官星)●●
金(印星)●●△△

天干の並びは印綬・食神・正官と吉星3並びだが、正官の12運が絶とやや弱い…
女性なので、まあ良しと看る場合もあるが、男性の場合の社会運(正官)は、旺相した方が良いと思う…
印綬も食神も優しい平和主義的な女性星なので、もう少し正官が強ければ思うが、それは仕方ない事だと思う…。何か天のご意思があるのだと思う。
確かに、女命で「財官印三方」の命とか、偏官と印綬等が並ぶ「官印両全」の場合は、女性の運気が強すぎて、相対的に男の運気が下がってしまう場合も多々有る。
妻が頑張り過ぎたり、しっかりし過ぎると、夫がその家の主人としての自覚を持たなくなる場合も多いのだと思う。
夫婦揃ってしっかり者なら良いのだが、その辺が中々上手くいかないところなのだと思う…。
本当に賢い女性は、出来ない振りをして、夫を立てている場合が多い様に思う…。
「やはり、この家は、俺が確りしないとダメなんだ!」と思わせることも男性を立てるポイントなのだと思う…。
自然界は上手く出来ていると思う…。
天と地とがあるが、天は夫で地は妻。
また、太陽と月(太陰)とがあるが、太陽は夫で月は妻、昼は太陽が輝き、夜は月が輝く。
外では、夫が主人で、家の中では妻が主人公になる。
自然は陰陽五行の原則通りに運行されて調和を保つが、人間界は原則からずれている内容が多い…。故に、離婚や家庭崩壊が上昇しているのだと思う。
人間は小宇宙とも呼ばれている。
例えば、人間は四肢五体で出来てる、頭だけを見ても目も鼻も口も耳も存在する。
そして、それらの器官は、人をより快適に安全に生かすために存在している。
より高次元の目的を持って、それを活かし達生させる為に互いに連携を組んで為に生きている。
口も鼻も耳も目も、それ自体の為に存在するのではなく、全体の為に存在している。
本来、人間は夫婦は互いの為に、そして、二人の愛の結晶である子供の為に、そして、より公的な為に存在しているのだと思う…。
しかし、最近は、あまりにも利己的になっているのかも知れない…。
自然界の法則(陰陽五行の根本法則)を知ると、夫婦関係も親子関係も良くなると思う…。
自分の思考や行動が、いつの間にか自然界の法則からずれていた事に気付くのだと思う。
自分が気付いて変わると、相手も自然と変わって来る…
妻が妻らしくなると、夫も立ちやすくなるのだと思う…
父母が父母らしくなると、子供は自然に素直になるのだと思う…

以前、安岡正篤先生の「自分」という記事をブログに載せました…
以下は、その内容です。
自分というものは良い言葉である。
ある物が独自に存在すると同時に、また全体の部分として存在する、自分の自の方は独自に存在する、自分の分の方は全体の部分である。
この円満無碍(むげ)なる一致を表現して「自分」という。
われわれは自分を知り、自分を尽くせば良いのである。
しかるにそれを知らずして自分、自分といいながら、実は自己自私を恣(ほし)いままにしている。
そこにあらゆる矛盾や罪悪が生ずる。

そうだなあ~と、思います。

さて、表題の食神についてですが…
食神、食べる神様ですので、財を生じる星で好きなことをして食べていける星と書いてあります。
また、平和主義で愛嬌のある人気の星で、人気稼業には欠かせない星とも言われいいます。
ただし、食神は受身の星で、強い行動力等は持っていません。
ニコニコ愛想を振り撒くのは、人に悪く思われたくないという防衛本能もあるからだと思います。
外では、微笑みを絶やさず、愛想良く…

これを1日中行っておるので、内面は相当神経を消耗している場合も多い様です。
この様な場合は、家に帰るとブスッとして黙っている場合もあります。
家に帰ってまで、愛想を振り撒けないのだと思います。
故に、ある程度比肩が強い身旺の命式でないと、内面は疲れ切っている場合も多い様です。
食神に気を送れる自星が必要なのでしょうね…

故に食神と劫財とが並んだ「劫達の命」とか、食神と偏官が並んでいる方が、社会的には活躍ができるのだと思います。
劫達の命…ラッキーさがある。思わぬ財が入ったり等…。
偏官と並ぶと…親分肌や姉御肌になる場合もある。
食神が良く働く条件が整うと、人生は楽しくなると思います。
美味しいものを食べたり、楽しいことをしたり…。

しかし、食神が悪く働く条件が揃うと…
食神の福禄が壊されてしまいます。
強い偏印によって「倒食」となる場合もあります。
食欲が無くなったり、健康を害したり、子供の事で苦労したりですね(特に女命)…。
男性の場合は、事業で儘ならなくなる場合もあります。

また、食傷が固まって過傷官になる場合は、折角の食神が傷官化して過敏になり過ぎたり…
官星と尅しあう場合は事故や怪我や職場や夫との関係に傷が入る場合も出てきます。
それらは、命式全体を見ないと何とも言えませんが…

吉星が良い働きをする条件が揃うと良いですね…。
また、凶星は、凶星が良く働く条件が揃えば、吉星に優るとも劣らない良い働きをする場合もあります。

例えば、癌細胞をという悪玉を剋すのは、抗がん剤という毒でないと…ですね!
吉星が食品なら、凶星は薬の様なものかも知れません…。昔から「良薬は口に苦し」ですね!
ご自分の命式を知って、命式を活かす工夫が大切だと思います。

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