新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

四柱の各柱を樹木で例えれば…。

2018年12月28日 | 四柱の柱毎の意味


四柱の各柱を樹木で例えて見ると…

1. 年柱は先祖や霊的なバックボーンを表し、年の十干は祖父、十二支は祖母という見方もできます。
  樹木で例えると根っこの様なもので、年柱の影響力は20%とも言われています。
  当方の流派では50歳~65歳の運とも言われ、その頃に一番動くとされています。

2. 月柱は主に親を表し、月の十干は父、十二支は母という見方もできます。
  樹木で例えると幹の様なもので、月柱の影響力は50%とも言われています。
  また、30~40代の働き盛りに一番動くとされています。

3. 日柱は夫婦の柱で、日干は自分で日支は配偶者という見方ができます。
 樹木で例えると枝の様なもので、初年期(10代~20代)の運を見るのに用いられます。

4. 時柱は子孫や寿命を表します。
 樹木で例えると果実を表し、その影響力は30%とも言われています。
  65歳以降の最晩年期を表し、時柱に良い星が輝くと、晩年運が良いと言われています。
  樹木では秋の稔り。公私共に稔があると嬉しいですね…。

この例題では、日干が甲ですね…
甲は自然界では大木ですね…。
大木が育つには、栄養豊かな土と、程良い水分と、太陽の光が必要です。
そして、大きく育った大木は斧や鋸で伐採され、柱や板にして社会で使われると嬉しいですね…。
また、伐採に良い季節は秋や冬ですね…。

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年上:偏印

2017年03月05日 | 四柱の柱毎の意味

上図は私の友人の女性の命式です。
四柱推命には様々な流派がありますが、当方の流派では月上の天干星を中心として年上と時上の天干星の並びを看ます。
彼女の場合は…
日干:乙の、劫財を中心とする偏印と正財との並びの命式となります。
五行を見ますと、比劫に星(●)が4個、財星に2個、印星に2個と、表の星と裏(五行)とが同じ命式となっています。
また、当方では年柱は先祖や霊的なバックボーン、あるいは祖父母を意味する柱としています。
これは、一般の流派も同じだと思います…
また、当流派では、年柱が強く作用する年代は50歳から65歳の期間としています。
一般の流派では、年柱は少年期の若い頃という流派が多い様ですが、流派によって解釈は異なります。
実際に友人は、50代に入り精神的なものや古典や神社等に興味を持ち、四柱推命の学習を始めました。
偏印は印綬と似た様な星ですが、印綬が学校で学ぶ外的知識とするならば、偏印には神や霊の世界などに関係する(出家・僧侶・神霊)、より精神的、内的なものに興味を持つ星ともいえます。
占い等に関心を持つたのも、目に見えない裏の世界に興味を持つたからだと思います。
年上に偏印があるので、先祖や霊的な背景にその様なものがあると思われます。
当方の流派では…
日柱は独立するぐらいまでの若い頃。
月柱は30代~40代の働き盛り。
年柱は50歳~65歳の壮年期。
時柱は65歳~死ぬ迄の晩年期に動きやすいと言われています。
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「年・月・日・時」の各柱毎の意味・・・2

2012年07月31日 | 四柱の柱毎の意味
■先回は、四柱(年・月・日・時の四つの柱)を年代からの観点で説明しました。
 今回は、四柱の各柱を家系や自分を中心とする人間関係(六親)で説明します。

① 「日柱」は日干と日支からなっていて、四柱推命学における判断の中心となっている部分です。
古来は、「年」を中心に判断していたようですが、徐子平の頃から、日干(日柱)を中心に判断するようになり、的中率がより高くなりました。
そして、それ以降からは日柱は四柱推命学の判断の中心となりました。

「日柱」は自分自身を表し、特に日干は「我」、そして日支を「配偶者:夫・妻」とします。…夫婦の吉凶鑑定の一条件ですね。

そして、四柱を組織する場合には必ず、日干と他の柱の干支との相対関係で天干星(変通星)や十二運算出します。
これは自分から見て、自分を取り巻く環境(他の干支)がどの様な関係性やエネルギーかを看るものです。

② 「月柱」は、日干から 生れた月の干支を見て、天干星(変通星)や十二運、地支による変通星(蔵干)等を割り出したものです。そして、年月日時の4本の柱の中では中心となる柱です。
日干を主体(体)とすると、対象(用)にあたるともいえる柱です。
泰山系等では、月支を元命と称して重んじますが、当流派では月支よりも、月上の天干星を中心星と見ます。
「月柱」は「父母」または「兄弟姉妹」を意味し、詳しく分ければ、月干は父、月支は母を表します。
母の影響は、子供の心の世界に大きな影響を与えるので、月支との関係はとても重要だと言えます。
月柱に吉星が出ると、親子や兄弟との関係は良くなる傾向があり、そこに凶星が出る場合は親子縁や兄弟縁は薄くなる場合があります。
月支は母を意味することから、月支に帝旺などがあると、比較的強いお母さんという意味もあります。…男命では、時々マザコンの人もいます。
また、月柱に劫財・敗財等があると、父親との関係が薄くなる場合も多い様です。

③ 「年柱」は日干から生れた年の干支を見て、天干星(変通星)や十二運等を割り出したもので、六親論的には、先祖や祖父母を表します。特に年干は祖父、年支は祖母を表す場合もあります。
年柱は、その方の血統的なバックボーンという意味にもなります。
年上:偏官…先祖は武家?
年上:印星…先祖はインテリ?
年上:劫財・敗財…祖父母の代で金銭・愛情問題?
年上:傷官…先祖に職人・大工・刃物、殺傷問題?
この様にも考えられます…?

④ 「時柱」は、日干から生れた時刻の干支を見て、天干星(変通星)、十二運等を割り出したものです。
4つの柱の中でも重要な柱です。
そして、「時柱」は子供や子孫運や生命力を意味します。
時柱に良い星が出る場合は、子孫運や晩年の運が良くなり、比肩等(比肩・劫財・敗財)などが出多場合は、晩年の運が寂しくなる傾向があります。子供縁の弱い夫婦は、時柱に比肩星や傷官星が出ている場合も多くあります。
十二運では、「沐浴」や「絶」運も、あまり好ましいものではありません。
子孫運が良い星は、食神・財星・官星の旺相するのが良いですね(印綬も可)。

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「年・月・日・時」の各柱毎の意味

2012年07月27日 | 四柱の柱毎の意味
■今回は、四柱における各々の柱がが持っている意味を説明します。

1.年代から見た観点
一生の運勢を詳しく見る場合には、「大運」を出して、四柱本体との関係を看ながら判断しますが、四柱本体の柱毎に、持っている運を大雑把に知ることも可能です。

① 日柱…日柱は主に初年期(10代~20代)の運気を表します。例えば、日柱が「長生」ですと、性格は素直で、長ずれば長者の風があるといわれ、子供の頃から運気の発展性があり、可愛がられたり活躍しやすい運気になります。

② 月柱…月柱は中年期から壮年期(30代~40代)の働き盛りの年代を意味しています。ですから人生全般から見ても重要な位置となります。例えば月柱に正官 建禄 等がありますと、他柱にそれを壊す星が無い限りは、社会や仕事面で活躍できる中年期といえます。
また、月柱は大運の第一巡目ですので、月柱に凶星があると、大運の最初に凶星が来るので、幼児期や幼年期の運が低下し、幼少期に身体が弱かったり、肉親との生死別が生じる場合もあります。

③ 年柱…年柱は壮年から晩年期(50歳~65歳)を意味します。例えば年柱に印綬等のインテリな星が出ると、その頃に勉学意欲が湧いてきて、資格を取ったり、古典的なものに縁を持つ方も居ます。また、年柱に敗財や劫財等があると、その年代に事業の失敗や、金銭面でのトラブルが予想されます。

④ 時柱…時柱は最晩年期(65歳~死ぬまで)を意味し、人生の帰結ともいえる柱です。この時柱が良いということは、晩年の運が良いことを暗示します。しかし、時柱等に凶星があると、短命であったり、不慮の事故(比肩 帝旺・傷官 帝旺等)で亡くなる場合や、お子さんとの縁が薄い場合もあります。
・時柱に正官が旺相はその人の名声が後世にまで残る。
・時柱に偏財や食神があると、安穏な老後が過ごせる(勿論、それを壊す星が無ければですが)。
・時柱に偏官は死ぬまで忙しい。
・時柱に財星の胎は年を取っても子供にスネをかじられる。

次回は、六親論から見た観点を書きます。

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