新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

五行の作用や性質

2013年09月20日 | 五行
五行には木・火・土・金・水があり、それぞれの現象があります。

●木の作用(干支では甲乙、寅卯)
万物が芽生え、生長し、活動するのは木性の現象です。これを「朝・春」とし、青春の希望の色である「青色」とします。方位は朝日が昇る東です。
精神は「陽気快活」「仁」
臓器では、生長を司る「肝臓」

●火の作用(干支では丙丁、巳午)
熱や光は全て火性現象とします。ですから、「昼」や「夏」であり、その色は「赤色」で表現します。また、方位は「南」を表します。
精神は「情熱」「礼」
臓器では体温を保つ「心臓」

●土の作用(干支では戊己・丑辰未戌)
大地の働きをいいます。土は四季の変化の調整を役目とします(土用)。
また、大地には生物を芽吹かせ、培い、育み育てる火を発しおさめ、金水を蔵する総合作用があるので、中央に配置します。またその色は「黄色」です。
精神は「円満温順」「信」
臓器では、食物をエネルギー化する「脾臓」

●金の作用(干支では庚辛、申酉)
金属・鉱物・堅いもの、凝固、収斂(縮む)冷たいものの働きをいいます。
夕方・秋とし、色は白色で、方位は陽が沈む西です。
精神は「剛毅」「仁」
臓器では呼吸の為の「肺臓」…冷気(酸素)を吸い、温気(二酸化炭素)を吐く。

●水の作用(干支では壬癸、亥子)
大河・河川・湖沼・雨・露・霧等、水性の働きをいいます。
また、夜・冬とし、黒色で表現します。また方位は北です。
精神は「奔放or沈静」「智」
臓器ではリンパ腺・泌尿器の「腎臓」

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日柱の干支による本質(60干支)・・・1

2013年09月07日 | 日干・納音・生日観法
■ 四柱推命の判断の中心軸は「日干」です。
変通星や十二運など、殆どの星は、この「日干」から算出する場合が多いのです。

「日干」は、その人自身を意味し、全ての判断の中心でもあります。

例えば、ある命式を日本国にたとえるならば…

・日干は元首である天皇陛下を表し、
・月上の天干星は、総理大臣、そして年上の天干星は副総理の様なものです。

個人においては、日干が「自分」、日支が「配偶者」という見方をしますが、総じて日干と日支を合わせた日柱の干支を自分ともします。
干支には60種類(60干支)がありますので、基本的な個性が60種類あるのと同じですね。

※但し、実際の鑑定では、日干を中心としながら、月上の天干星を中心とする、星(変通星)の並びや五行全体を見て判断します。

■日柱の干支によって性格や本質を判断する見方には下記の4種類があります。

1.日柱の干支の性質から判断する方法。(例:甲子・乙丑・丙寅…)
2.納音:なっちん(日柱の納音から判断=海中金・炉中火・大林木…)
3.納音十二運(日柱の納音十二運からの判断=自生・自敗・自冠…)
4.十二運(日柱の十二運から判断=胎・養・長生…)

(60干支・空亡・納音表)

                                          空亡
(甲子・乙丑)(丙寅・丁卯)(戊辰・己巳)(庚午・辛未)(壬申・癸酉) 【戌・亥】
  海中金    炉中火    大林木    路傍土    剱鉾金

(甲戌・乙亥)(丙子・丁丑)(戊寅・己卯)(庚辰・辛巳)(壬午・癸未) 【申・酉】
  山頭火    潤下水    城頭土    白蝋金    楊柳木

(甲申・乙酉)(丙戌・丁亥)(戊子・己丑)(庚寅・辛卯)(壬辰・癸巳) 【午・未】
  井泉水    屋上土    霹靂火    松柏木    長流水

(甲午・乙未)(丙申・丁酉)(戊戌・己亥)(庚子・辛丑)(壬寅・癸卯) 【辰・巳】
  沙中金    山下火    平地木    壁上土    金箔金

(甲辰・乙巳)(丙午・丁未)(戊申・己酉)(庚戌・辛亥)(壬子・癸丑) 【寅・卯】
  覆灯火    天河水    大駅土    釵釧金    桑柘木

(甲寅・乙卯)(丙辰・丁巳)(戊午・己未)(庚申・辛酉)(壬戌・癸亥) 【子・丑】
  大渓水    沙中土    天上火    柘榴木    大海水

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変通星についての雑学・・・(この様な特質もある)

2013年09月02日 |  四柱推命(変通星の意味)
変通星には次の様な特質もあります。

1.天干星に食神・財星・印星などが並ぶと比較的太りやすい。これらの星は、比較的のんびりした星ですし無理をして働く星でもない。…無理をしなくても生きていける運を持っている。反対に比肩や傷官が並んでいると、痩せやすい傾向がある。きりっとしていて、アゴも細くなりやすく、個性的な美人も多い。

2.才能で生きる星…天干星に傷官・印綬、偏印・食神がある命式の方は才能が豊かな人が多い。いわゆる「印綬傷官」の並びになるからです。しかし、この星は精神世界の星(交感神経と副交感神経の様な星)ですので、精神的な葛藤が多いので、ストレスには弱い傾向があります。また、偏印と食神とが並ぶ命式も、とても器用で才能豊かな人が多いですが、偏印には飽きっぽさがあり、この偏印が食神の福禄を壊す(倒食)傾向があります。倒食の方は、一つのことを続けることが必要ですね。

3.星の並びや十二運にもよりますが、偏官は強いプライドや行動力、そして、傷官には鋭敏な感覚があります。また、劫財や敗財には、強い欲望がありますね…。これらの星が天干に並び、それを抑える星や中和するクッションの様な星(通関神)が五行にない場合は、人生は荒れやすくなりますね。(偏官=野生の暴れ馬、傷官=感受性の強い思春期、劫財・敗財=一か八かの渡世人)。

4.もし、変通星に吉凶を付けるなら…正官・印綬・食神・正財・偏財は吉星の代表、そして敗財・劫財・偏官・傷官・偏印・比肩は、凶星の代表ですね。凶星は比較的パワーがあり、吉星はあまりパワーがありません。パワーのある凶星を、吉星がコントロールしてる命式が、味のある良い命式ですね(特に男性の場合は)。凶星ばかりの命式は、トラブルメーカーか、何かをヤル人が多いですね。

5.品の良い人柄と、庶民的な人柄を変通星で当てはめてみると…正官・印綬・正財・傷官・食神・比肩を持つ人は、品の良い人が多い様です。また、偏官・偏印・敗財・劫財・偏財の場合は、やや庶民的になる場合があります。(品の良し悪しは、変通星の組み合わせと、十二運によっても変わりますが…?)


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