新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

日柱:戊

2013年11月08日 | 日干・納音・生日観法
五行(木火土金水)を地表の方位や形状で表すと次の様なイメージになるかも知れません。(丸い島で表すと…。)

「木」は島の東側にある平地の植物地帯を表します。
そして、甲は喬木(大木)地帯を表し、乙は灌木(低木)や草本地帯を表します。

「火」は島の南側の陽当たりの良い丘陵地帯を表し、丙は南斜面の暑過ぎるぐらいに陽が良くあたる斜面の様なものです。そして丁は快適な暖かさの地域を表します。

「土」は島の中央の山(山岳地帯)を表し、戊は山頂の草木の生えていない岩石地帯を意味します。そして、己は、山頂の岩石地帯(戊)から断崖絶壁を下った低湿地地帯で、多くの水分を吸収し保有している。己は低湿地で土壌も柔らかいが、戊の土は固い岩肌で水分も少ない。

「金」は戊己の山岳地帯と、壬癸の河川小沼地帯の中間地帯で西側に面した鉱質地帯で地下資源が豊富にある。庚は鉄鉱石や重金属が埋蔵された地帯。辛は柔金や軽金属等を含んだ場所である。

「水」は島の北側に面した河川小沼地帯で、河や沼が多い。

■戊…陽土・燥度で、自然界では山や堤防(固い土)を表します。
上記にも書きましたが、戊はどっしりとした固く乾いた山を表し、己は水分を含んだ平らな田畑を表します。己は水を吸収し保有することが出来るが、戊は水の吸収保有力は劣ります。戊は山を表すので、秋や冬は万物を土の中に静かに収蔵する作用があり、春夏の戊は活気を帯びて万物を発生させる作用がある。

○ 春生れの戊土

戊土は「山」ですから、春生れの人は命式に水(壬癸・亥子)があると、草木が良く生育する。水が無ければ草木は育ち難い。

○ 夏生れの戊土

夏は暑いので、土も乾燥して万物(草木)を育成するこが出来ない。しかし多めの水があれば、暖かさと水分によって万物(草木)の育成が良くなる。

○ 秋生れの戊土

命式に水が多い場合は火の暖が必要。そうでないと草木は枯れる。

○ 冬生れの戊土

水が多過ぎると山が凍ってしまったり、水によって土砂が流される場合もある。
「土」の扶助や「火」の応援が必要。

※戊土は山です。
・月令(土用生れ)の山はどっしりした大きな山。
・山は、そこにあるだけでも存在感はある…
・しかし、山に木が生えていれば、その山から材木を得ることが出来る。
その場合はその木を育てる水分(水)と暖(火)も必要で、大木が育ったらそれを切り出す斧も必要となる。
・山の地下に鉱石(金)があっても良い。それを掘り出せば良い。
・木(大朴)も金(鉱石)も無い山は「ボロ山」かもしれない…。


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コメント (6)
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