高速道魔の地点

　未だに心に引っ掛かっている不可解な自損事故がある。７月下旬のこと、友人Uさんが独りで山陽自動車道を岡山から広島へ向けて走行中に遭遇した。

　途中、２度SAで休憩をとっていたので眠気は全くなかった。が、西条あたりの直線道路で無意識の内に左ガードレールにぶつかりつつそのまま走行、エアバックが出て初めて気付く有様。幸い自身にケガも、他車の巻き込みもなかったが、車は全損。
　事故の一報を聞いて即座にSAHS（睡眠時無呼吸症候群）を疑い、事故が落ち着いてから専門科病院の受診を勧め、検査の結果は異状なし。

　後日、Uさんが高速バスで走行中、同じ場所で同様の自損事故を目撃した。また別の日に、職場で自分の事故について語りかけた途端に同席の若い人が事故現場をずばり言い当てた。事故現場は元々急カーブだったのを直線道路とアップダウンと共に改善してから事故が多発するようになったという話しも聞く。

　いずれも事故の真因を特定するものではないが、いわゆる“魔の地点”とでもいうのだろうか？そういえば昨秋山口県美祢市の中国自動車道で、やっくんが後続車にはねられ死亡した事故現場は、地元でも有名な「魔のカーブ」だったとか。（お断り：facebookに同文掲載）