てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

農業のあした

2011-05-22 19:57:00 | 農事
 23日頃を予定していた田植えだが、天気予報を睨みながら繰り上げて20日に敢行して大正解だった。タッチの差で滑り込みセーフ。
 予報通り22日は朝から雨で、来週いっぱい傘マークが続く。苗を植え付ける田植えならば天候に左右されることもないのだが、我が家のように乾田直播きの場合はそうも参らぬ。田圃が乾かぬまでは籾播機が使えないのでお手上げ。

 この直播機は、家内が嫁いで3~4年後に導入した年代物なので、かれこれ37~38年間活躍して来た。今年はこの直播機が不調でかなり手古摺ったが、初めて直播機の仕組みを解明し、ちょっと調整しただけでスムーズに動き出し後はどうにか為終えた。

 一方、直播機を使うまでにはトラクターで何度も田圃を耕すのだが、こちらも年代物でめっきり馬力が落ちた。冬の間に最初に使う際には爪を深くして“深耕”するのだか、爪が立ち難く使いこなすのに少しばかりコツが要る。
 またトラクターのロータリーは逆回転がきかない旧式なので、どうしても田圃の角は土がたまりやすい。従って、トラクターの次は、鋤簾を使って手作業で平らにしなければならない。これが結構重労働で息が切れる。

 我が家のような小規模農家では、農具の買換えもままならぬ。ましてやトラクターともなると乗用車に匹敵する値段で、おいそれと手が出ない。
 農業の後継者不足が深刻な問題になっている現状にあって、家でも例外ではなく、果たして当方の思惑通り長男夫婦がバトンを受けてくれるのか、一抹の不安が残る。せめて、農機具な買換えなど負の遺産だけは残さぬよう心しなければならない。


今年も大活躍した直播機さまさま
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする