世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

ネット上の“忘れられる権利”の是非!

2014年10月14日 | Weblog

日本人男性が自分の名前をネット上で検索したら、恰も過去に犯罪をしたかの様な記述になっていた。驚いた彼は早速、弁護士と相談し人権侵害も甚だしいとして<米国の“グーグル社”>を訴えた。東京地裁は「検索結果の一部はプライバシーとして保護されるべきで人格権を侵害している」と断じた。・・・ネット上に残る<個人情報>は時間が経過した後に削除するよう求めることは「忘れられる権利」と呼ばれているのだが・・・しかし日本では馴染みがなく明確な権利として認められていない。今のところ削除する有効な手立てはない。ネット上を連鎖的に這いずり回り膨大な情報量となり手の付けようがないのが実情である。・・・困ったものである・・・。「検索結果の功罪はグーグルに有り、罪の削除義務があるのは当然」と東京地裁は言明し断じている。今回のこういう判決は画期的でネットユーザーに朗報である。しかし、他方、ネット上では誹謗中傷が後を絶たない。個人情報が拡散しプライバシーの侵害が半ば当然であるかの様な様相を呈している。「知る権利」と「表現の自由」との整合性も問われる。私達ネットユーザーは特に関心を持ち今後の成り行きを注視したい。・・・