世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

認知症の母の近況!

2014年09月23日 | Weblog

あと2か年で“100歳”になる。百歳長寿の仲間入り寸前である。あの若かりし頃の面影は今はもう微塵(みじん)もない。目は、つぶったままであるし応答も出来ない。全て上下(かみしも)介助を必要としている。施設(特養老人施設)を訪れる度に「人間の“尊厳”とは?!」と、考えずにはおれない。頭の中で自問自答の繰り返しである。トンキョウな甲高(かんだか)い声で喚き散らす方(かた)も居られる。あゝ!“人間とはどういう存在”なのか、と再三再度、考えずにはおれない。この母にしても同様である。私の非を咎め欠点?を得々と諭(さと)し、お説教するのが日常茶飯事だった(あの頃)・・・。その母が今は自分の子さえ判別がつかず他人と思っているのか、否、その事さえ分かっていないのだが・・・。認知症の“要介護5”だから当然である。でも子としては、あの健常な頃の逞しい母の姿がどうしても忘れられない。寸時でよいから、あの頃と同じように“お説教、叱ってほしい”・・・と、望み果てない見果てぬ夢を求めている。この親の子として、そう願わずにはいられない心境である。施設にお世話になって居られる方達の御家族も同様な気持ちだろう。人間、幾つになっても自分のことは自分で始末できる様にならなければいけなあ、と、つくづくそう思う昨今である。