あれは,あれで良いのかなPART2

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これはどうやればチェックできるだろうか

2008年02月26日 00時11分21秒 | 裁判・犯罪
札幌市で全盲を装って生活保護費を受給していた男が詐欺罪で逮捕されました。きっかけは,ひき逃げ事件にあった際に詳細に目撃証言をしたことを不審に感じた警察が内偵捜査をしたことによるものだそうです。

全盲装い生活保護 詐欺容疑で無職男逮捕 札幌(北海道新聞) - goo ニュース

これは悪魔の証明だなあ

今回の件では,例によって市役所の怠慢との批判が出始めています。
もちろん,市役所の仕事が全く問題なかったとまでは言いませんが,しかし,これを批判するのであれば「ならば,どうやれば盲目でないことをチェックできるのか」という点について具体案を提示してほしいものです。
例えば,「医師の診断書」という方もいますが,当然これはあります。もっといえば,「医師をも騙した」わけです。だから,診断書を定期的に出せといったとしても,おそらくそれで解決しません。
次に「警察から免許情報をもらう」という方もいますが,一方で「個人情報保護」が叫ばれている中,安易に免許情報のやりとりをしてよいでしょうか。もっというと,仮にこれを制度化するとなると,逆に「生活保護リストを警察に流出」ということになります。これを許容すると,いずれは「じゃあ,税金情報も警察に」などということになりかねません。そうなると,いずれ警察は,「個人情報一元管理庁」ということになりかねません。
このように,簡単そうなチェックも,実はかなり難しい作業なのです。あとは,「まめな面接調査などで不審点を探る」などという方法くらいしかないでしょう。
このように,市役所側で完全に見抜くのは相当困難です。あとは,医者の診断書作成の際,医師にしっかりと診断をしてもらう等という方法くらいしかないでしょう。

生活保護はこのような不正受給はまだまだ多いと思います。したがって,これを封じるためには,「不正発覚時の返金規定の強化」くらいしかないでしょう。例えば,株のインサイダー取引のように「受給金額の3倍払う」などの規定で確実に取り立てることなど「事後措置」で対応するしかないのかもしれません。
ただ,確実に言えること,それは「こういう不正受給の輩がいるから,本当に受給が必要な人に回ってこない」ということです。
不正受給には厳しい態度で臨むべきです。そういう姿勢を示すことで,今回のような輩も減るかもしれません。

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