僕は言葉という卵を産卵する。言葉のメス親。年中産み付ける。もちろん有精卵。天上魂が吹き込んである。
産卵するばかりで、孵卵しない。その後どこでどうなったやら。
育ったのもあるのかしらん? 人様の元で生育してもらったのが、もしかしたら、あるやもしれぬ。ないやもしれぬ。
このブログは産卵場所。言葉たちは、その後は、親なしになる。哀れ、すぐに死滅してしまうのだろう。
いつか、「おとっつあん、帰ってめーりやした。お久しぶりでござんす。一人で諸国を経巡ってめーりやした」などという声が聞かれる日があるのかしらん。