お昼寝終わる。3時から1時間も眠りこけていた。お爺さんは極楽お爺さん。昼の間もだあらりだらりして過ごす。
さ、これから外へ。畑へ。日も傾いて来た。もうよかろう。スコップで耕して、そこへ聖護院大根の種蒔き床を作ろう。
真冬。とうとうとろり聖護院大根を煮て食べよう。この大根は舌に柔らかい。真っ白くて、逆円錐形。触るとつるりとする。
お昼寝終わる。3時から1時間も眠りこけていた。お爺さんは極楽お爺さん。昼の間もだあらりだらりして過ごす。
さ、これから外へ。畑へ。日も傾いて来た。もうよかろう。スコップで耕して、そこへ聖護院大根の種蒔き床を作ろう。
真冬。とうとうとろり聖護院大根を煮て食べよう。この大根は舌に柔らかい。真っ白くて、逆円錐形。触るとつるりとする。
至彼厳浄国 便速得神通 必於無量尊 受記成等覚 其仏本願力 聞名欲往生 皆悉到彼国 自致不退転
浄土真宗経典「東方偈」より
しーひーごんじょうこく べんそくとくじんづう ひっとーむりょうそん じゅきじょうとうがく ごーぶつほんがんりき もんみょうよくおうじょう かいしつとうひーこく じちふーたいてん
☆
彼(か)の厳浄国に至らば、便(すなわ)ち速(すみや)かに神通(じんづう)を得、必ず無量尊(=無量寿如来)に於いて、記を受けて等覚(とうがく)を成(じょう)ぜん。其の仏(=無量寿如来)の本願力なれば、名を聞いて往生せんと欲(おも)えば、皆悉く彼の国に到り、自ずからにして不退転に致らん。
あなたが気高く清らかな無量寿如来の浄土に行ったならば、ただちに(無量寿如来と等しい)超人的な自在力を得るであろう。そこで無量寿如来の認証を受けて、かならず等覚(とうがく)の仏となるであろう。そうすることが(無量寿如来の)本願なのだから、仏の国に生まれんと願って仏の名を呼べば、誰もがすべて一人残らず、無量寿如来の仏国土に至り着くであろう。そうすればそこで自ずからに不退転(仏の位から落ちない)の位を受けるであろう。(早島鏡正・田中教照著「浄土真宗のお経」を参照にした)
* 受記(じゅき):仏さまが「あなたは仏になります」と約束されること。
☆
嬉しいことがたくさん述べてある経典を読んで、はい、このお爺さんは嬉しくなっています。
もごもごもごと音読をします。
仏様の教える経典ですから、間違いがありません。安心をしていていいのです。必ずこのお爺さんも仏様の国、お浄土に往きます。そして成仏します。
11時半。ぶらぶらっとして来ました。田舎道をドライブしました。車の往来もありません。山里は静かです。
道の両側は稲田が続いています。秋風が爽やかに吹き渡っていました。稲穂が重たくなって来ていました。稲刈りの季節がもうすぐ到来します。
気温は26℃。窓を開けて走りました。もう車内冷房をしなくともいいようです。
北の方角には脊振連山が東西に長く連なっています。暫く車をとどめて眺望を楽しみました。
気分転換ができました。有り難いことです。
久しぶりにスズメに餌やりをしました。くず米です。
姫林檎の木の、木の枝の間に半球のお皿を置いています。
パワーシャベルが来て工事をしてもらっている間は、中止していました。
嬉しそうな鳴き声をしています。
でも、一冬越したくず米には米虫がたくさん入り込んできています。
今朝も畑に出ました。1時間半ばかりの野良仕事でした。
畑やプランターに種を蒔いていた秋野菜が、ぞろりと発芽して、その後順調に成長して来た。あまりにも過密なので、小さなポットに移し替えました。
昨夕は水菜苗、白菜苗、今朝はキャベツ苗、サニーレタス苗を移し替えました。
どれも40ポットほどになりました。欲しい方にはお分けします。移植できる畑が整ったら、此処へまた移し替えます。
7時過ぎはひんやりしましたが、やがて日が昇って来て、ぽかぽかして来ました。9時前になると背中に汗を掻いて来ました。
短時間でしたが、楽しめました。ままごと遊びに似ています。
先日、近くのフランスベッド工場で、ベッドの即売会があった。
僕の使っているベッドは簡易の折り畳み式。真ん中部分がへこんでしまって、朝起きがけに腰痛に見舞われる。
で、思い切って、買い換えることにした。
今度は体重で凹まないベッド。端っこも崩れない。しかも、ダニ除菌が施してある。
明日土曜日に運ばれて来る。現金引き換えだ。出費だ。
ま、一日の約半分はベッドの上で過ごしているんだから、よしとするか。
老人はベッドの寝起きが楽。ソファ代わりにもなる。電気毛布を掛ければ炬燵にもなる。
ジャンパーが欲しくなる。肌寒い。
炬燵に入りたくなる。あたたまりたくなる。
秋分の日を過ぎた途端に、季節がすっと入れ替わった。
しかし、予報だと、昼間の最高気温は30℃を超えるらしい。
朝夕は冬。昼間は夏。適応させるのがタイヘンだ。
わはははは、いくらお偉い殿様でも、おしっこを家来に頼むことはできなかっただろうなあ。これだけは自分でやらないとすっきりしないものなあ。おまるを、寝所まで運んで来て、捨てに行かせたりしていただろうか。
一気に寒くなった。夜中トイレに通うのが苦痛になる。ただいまの外気温は19・3℃。20℃を割った。網戸にしたら、冷たい夜気がすうういと入り込んできた。僕は、夜中に厚い布団を押し入れから出して来た。起きたら厚手の長袖シャツ長ズボンだ。
これじゃ、もう、蚊も蠅も飛べないだろう、畑に出ても蚊に刺されなくてすむだろう。
まもなく午前3時になるところ。
夕食の後で、薩摩芋の蔓の筋剥きをした。延々2時間も。
我ながら根気強い。
でも、老人にできることはこれくらいなこと。単純作業をこなすだけ。
蔓にはアクがあるので、指先がアクの色に染まって汚れている。
爪の中にまで染みこんでそれが黒く変色している。
戦時中、食糧が不足していたときの名残だろう、これは。
現代は飽食の時代。おいしいもの、甘い物がふんだんに出回っている。
明朝、近くの道の駅ショップに出荷しても買い手がつかないだろうなあ。
300グラム入り1袋で200円ほどの値しかつかないけれど。
薩摩芋の試し掘り。
これ、この通り。
まだ小さいなあ。
でも、こうして掘られた芋を見ると、秋だ。秋を感じる。