多病息災発達障害者こよりの日常

両手で数えきれない障害と持病を抱えつつ毎日元気に活動中。発達障害の息子たちの子育ても終え、悠々自適の毎日です。

3日間の入院生活

2017-09-09 09:33:24 | 病気あれこれ
救急で 搬送されてからは、絶対安静で ストレッチャーで移動し、

看護師あるいは 看護助士さんが 二人いた。

即血管確保の点滴と 薬剤の注入が始まり、


各種検査で はしご だった。


検査結果は 最特急で結果を出し、主治医に回る。


その結果が 良かったらしく、最初は 二人いた 看護師さんが いつのまにか一人になり、


検査が進むうちに 安静度が 低くなったらしく


ストレッチャーから 車いすになった。


一日かかった検査が 終わるころには、安静度は もっと 低くなったらしく、


部屋に 戻ったとたん 車いすは 回収されて、


「トイレは すぐ 向こうですから、歩けるようなら自分で行ってください」になった。


入院時は 「絶対安静」と指示が出ていたのが、検査の結果が 良いので


徐々に 安静度が軽くなっていったらしいのだが、病棟には


伝わっていなかったらしく、「ポータブルトイレの掃除に来ました」と


言われたが、病室には ポータブルトイレはない。


「あ、ナースステーションで確認しますね」と 去って行かれたが、


主な検査をしても 異常が見当たらないので、夜は 継続型の心電図検査である。


ぺたぺた 胸に 厚手のシールのようなものを貼られ、


24時間 記録を取るという。


食事の時間や トイレに行った時間、その他 何か行動した時には


記録表に書いておくように、と言われた。


寝る時には ホルダーを 外して、機械を枕元に置くように言われた。


血管確保と 薬剤注入の 点滴は 機械式で正確で、


私が ちょっと 腕を動かしたり、血管の具合で うまく薬剤が流れないと


ピーピー 大きな音がする。


私の 腕の血管は 左の方が出やすいのだが、


最初の 症状が 左半身に出たので、経過を見るのに


左手に 点滴はできないのだそうである。


幸い個室であったので、他の人に 迷惑をかけないで済んだが、


ナースステーションには 即連絡が行き、


「治しますね」と 言いながらも 顔には「またか~」と書いてあるので


申し訳なかった。もっと 重症の患者さんが多いので、そちらの方の処置が遅れては


大変である。


重症の方の部屋は、とっさに入れるようにドアが 開け放してある。


そこで 夜中に どなたかを呼ぶ声がする。


年配の方の声を聞くと、長年の介護の習性で 目がぱっちりと開く。


「おお~い」だの「だれか~」と いう声には 体が反応してしまう。


ナースコールや その他の音は 気にならないが、習性と言うのは


なかなか治らないものである。


心電図の結果も 何も異常が無いので、先生が回診に来て


「明日退院しましょうか?ご家族来られます?」と


言われる。重症の 患者さん用に 病室は開けておく必要があるだろうし、


検査で 異常なし、自力歩行可能、まひなし、経口接収可能、聴力や


受け答えその他に 異常がない以上、入院させておく必要がない。


先生と 看護師さんに 退院するけれど、時間は 家族と相談の上お返事しますと伝え、


夜 面会に来た 夫と子どもたちと相談した。


入院費用が いくらになるかは、明日の朝しかわからないが、


保証人を 立ててあるので、手持ちで足りなければ後払いもできる事、


ただ 帰宅するのに 交通機関を乗り継ぐのが不便なので、


タクシー代だけは 現金が 必要な事。


それを 話して とりあえずタクシー代を確保した。


あと、不要な荷物を持ちかえってもらい、


身軽に帰れるようにした。


看護師さんに 退院はいつでもできるけれど、


その前に しておく手続き一覧を 教えてもらい、


朝食後 一つ一つ 落ちが無いように 済ませた。


不思議な事に、なぜか他の患者さんや お見舞客や


入院患者さんのご家族に声を掛けられる。


「喫茶室はどこですか」や 「ここの6階に食堂ってなかったですかねえ?」


等々である。


この病院は 改築中なので、いろんな施設の位置が変わっている。


迷うのも 仕方ないが、目の前に「総合案内」があるのに


周辺には 「ボランティア」の名札を付けた人がたくさんいるのに


なぜ 一般患者の私に 声をかけるのか 謎である。


声を掛けてくる人の応対をしながら、自分の用事をチェックしつつこなし、」


かかりつけ医宛てに 今回の経過の報告書をいただき、


次回の診察の予約と 薬を受け取って 病院を後にした。


報告書が 膨大な量になるかと思ったが、


先生は 私の手書きの 「かかりつけ医一覧」と


診察券の束を見て、「ここは必要」と思うところには


FAXで 経過を送信したそうだ。


どうしても詳しい書面が必要な 所にだけ


「この先生には 出来るだけ早く受診して文書を渡すよう言われた。


私も たくさんの 病院にお手紙配り兼 診察に歩いていたら


スケジュールが過密になるので、先生の このお手配には感謝であった。










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花風社

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