多病息災発達障害者こよりの日常

両手で数えきれない障害と持病を抱えつつ毎日元気に活動中。発達障害の息子たちの子育ても終え、悠々自適の毎日です。

自閉っ子の仕事の愚痴

2016-12-27 07:25:23 | 修業について
自閉っ子は 毎日 頑張って仕事にいっている。


だが 口に出せない苦労も あるらしく、


先日「会社を辞めたい」と言い出した。


ああ 何か あったんだなあと 思い、話を聞いていた。



他の人は 残業をさせてもらえるのに


自分は させてもらえないとか、


障害があるからと 嫌な事を言う人が いるとか、


あれこれあれこれ言っていた。


ずっと 我慢してきたけど とうとう 言いたくなったんだなあと 思い



聞いてから、


契約によっては 残業できないことに なってるかもしれないから、


会社に 聞いてきてあげてといいよ、とか、


どこにいっても、会社じゃなくても、障害者を差別したがる人は


必ず いるから、どこに行っても逃げようが ないこと、



などを 話した。


「今 やめても お金が 無くなっちゃうから、良く考えて決めようね。


他の仕事の探し方も お母さんわからないし、ハローワークまで 車もないから



送っていけないし、絶対に (どうして前の会社辞めたの)って聞かれるし、


気に入らない事があるからって 簡単に 仕事辞めちゃう人を


「うちで 働いてください」っていう会社は ないと思うよ。


と 言って話を 終えた。


自閉っ子は まだ 納得できなくて 愚痴愚痴いってたので、


またそれを 聞くうち 少しは 落ち着いて いった。


どこへ行っても 楽な仕事や 自分の 思い通りになる仕事は ないし、


障害者への 偏見を持つ人は いくらでも いるから そこを


自分で越えて いくしか ないと 思うけれど


今の 自閉っ子は 受け入れる余裕がないと 思うので、


また 愚痴を 言ってきたら 聞いてやって 少しずつ


また 話をしてやろうと思う。



夫は 大慌てで「仕事なんかやめてどうなる」だの「今やめても代わりに行くところがないぞ」と


大騒ぎをしたので、かえって 自閉っ子を 興奮させてしまっていた。


夫にしたら びっくりの話だから あわてるのも しかたないけど、


大騒ぎの 二人を 落ち着かせるのは 結構 大変だった。


社会に出れば いろいろあるってことを 自閉っ子も 覚えていかなきゃね。




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