なんでそうなるのか

青森県八戸市で公務員試験塾オクトを主催する岡政也のブログです。

途中で質問を受けない

2012-11-07 13:37:24 | インポート
塾講師になって、教わったことの一つに、「説明の途中で質問を受けてはならない」ということがある。
これは最もな教えで、特に年齢の低い生徒が対象である場合、中には、思いついた疑問をそのまま口にする子もいる。
これに対していちいち説明を中断し、答えていると、話の組み立てがぼろぼろになって、支離滅裂になってしまう。

この原則を守って授業をしてきた。
ただ、最近思うのは、あまりにもこのような授業ばかりだと、「疑問が浮かんだとしても決して口にはしない習慣」が身についてしまっているのではないだろうか、ということだ。

実際、授業の途中で「何か質問がありませんか」とふって、質問が返ってくることの方がまれだ。でも、授業の後で、こっそりと、「あそこはどういうことですか」とたずねてくることは結構ある。

途中で質問を受けない、というのは、講義型の授業の鉄則だ。だが、討論形式、ゼミ形式の授業も、早い段階から導入し、
「話を最後まで聞く」 「疑問点があれば積極的に発言する」という二つの、やや相反する姿勢を培っていくことはできないものだろうか。