塾講師になって、教わったことの一つに、「説明の途中で質問を受けてはならない」ということがある。
これは最もな教えで、特に年齢の低い生徒が対象である場合、中には、思いついた疑問をそのまま口にする子もいる。
これに対していちいち説明を中断し、答えていると、話の組み立てがぼろぼろになって、支離滅裂になってしまう。
この原則を守って授業をしてきた。
ただ、最近思うのは、あまりにもこのような授業ばかりだと、「疑問が浮かんだとしても決して口にはしない習慣」が身についてしまっているのではないだろうか、ということだ。
実際、授業の途中で「何か質問がありませんか」とふって、質問が返ってくることの方がまれだ。でも、授業の後で、こっそりと、「あそこはどういうことですか」とたずねてくることは結構ある。
途中で質問を受けない、というのは、講義型の授業の鉄則だ。だが、討論形式、ゼミ形式の授業も、早い段階から導入し、
「話を最後まで聞く」 「疑問点があれば積極的に発言する」という二つの、やや相反する姿勢を培っていくことはできないものだろうか。
これは最もな教えで、特に年齢の低い生徒が対象である場合、中には、思いついた疑問をそのまま口にする子もいる。
これに対していちいち説明を中断し、答えていると、話の組み立てがぼろぼろになって、支離滅裂になってしまう。
この原則を守って授業をしてきた。
ただ、最近思うのは、あまりにもこのような授業ばかりだと、「疑問が浮かんだとしても決して口にはしない習慣」が身についてしまっているのではないだろうか、ということだ。
実際、授業の途中で「何か質問がありませんか」とふって、質問が返ってくることの方がまれだ。でも、授業の後で、こっそりと、「あそこはどういうことですか」とたずねてくることは結構ある。
途中で質問を受けない、というのは、講義型の授業の鉄則だ。だが、討論形式、ゼミ形式の授業も、早い段階から導入し、
「話を最後まで聞く」 「疑問点があれば積極的に発言する」という二つの、やや相反する姿勢を培っていくことはできないものだろうか。