なんでそうなるのか

青森県八戸市で公務員試験塾オクトを主催する岡政也のブログです。

冬支度

2012-11-14 13:01:33 | 日々雑感
11月も半ばになって、冬支度が必要になってきた。
いやまて、11月半ばに冬支度なんて、何とも悠長なことだなあ、と思う。

北海道の十勝地方で生まれ育った。子供だった70年代、今よりずっと寒かった。
マイナス20度とか、決して珍しくなかったような。はっきりと覚えているのは、ある朝、起きて、外においてある温度計を見たら、気温が下がりすぎて、温度計の「玉」の部分にすべて赤い液体が凝縮されていて、「マイナス30度以下」ということしか読み取れなかった。 下校時に歩いていて頬が凍傷になった、という友達もいた。つららの太さはマンモスの牙のようだった。
とにかく寒かった。

今思えばよく死ななかったな、ということだが、同時に、すごく暖かい石炭ストーブとか、(むしろ暑すぎた。部屋の中のストーブ周辺のみ灼熱地獄と化す)布団の中の「あんか」のありがたみとか、あったかくてよかった、という思い出とセットになっている。

それだけ寒ければ、冬支度は当然重装備。毛糸の手袋を2枚重ね、なんて普通のことだった。

今はそれほど寒くないので、なんとなーく冬を迎える感じだ。で、むしろ風邪をひきやすい。

あのころを懐かしく思うことはあっても、さすがにあれほど寒い冬をまた過ごしたいとは思わないが、厳しい自然に立ち向かう生活習慣の「凛々しさ」だけは取り戻したいなあと思う。