The Game is Afoot

ミステリ関連を中心に 海外ドラマ、映画、小説等々思いつくまま書いています。

5月初放送『ガマシュ警部シリーズ』ドラマ&原作に関して

2023-03-24 | 海外ドラマ
『ガマシュ警部スリー・パインズ村の事件簿』

”THREE PINES”
2022年初放送
全8エピソード(4エピソードがパート1&2に別れている様で)

AXNミステリ―にて5月に放送予定作品のうち気になったドラマの1つです。

このドラマは カナダの作家ルイーズ・ペニーにによる小説シリーズ “Chief Inspector
Gamache” を元にドラマ化された作品。

≪フランス語を操る刑事が、カナダのケベック州にある小さな村スリー・パインズで起こる
犯罪を捜査し、長きにわたり埋もれていた秘密を暴き、自分自身の"ゴースト"を発見する展
開になるという。
ガマシュ警部は英ケンブリッジで教育を受けたため、ドラマ版ではイギリス訛りの英語で話
すことになるようだ。≫
とされています。

メインキャストは、
主任警部アルマン・ガマシュ : アルフレッド・モリーナ
ジャン=ガイ・ボーヴォワール :ロッシフ・サザーランド
その他(より詳細は追って)







尚、ガマシュ警部役のアルフレッド・モリーナは、スパイダーマンのドクター・オクトパスで
すって。
直ぐに気付きませんでした。
そして、ジャン=ガイ・ボーヴォワールのロッシフ・サザーランドは彼のドナルド・サザーラ
ンドの息子であり、キーファー・サザランドの異母兄弟(だそうです)

原作は、フランス系カナダ人が済む架空の村”スリー・パインズ”を舞台に、ガマシュ警部の活躍
が描かれているとのことで、2005年刊行の”Still Life”をはじめとしてこれ迄シリーズ14作が出版
されている様です。

”海外ドラマNAVI” の記事によれば、
最新作の”A Better Man” はNew York Times のベストセラーリストでナンバーワンに輝やいており、
又同小説シリーズは露骨な性描写や流血、激しい暴力が描かれないことから、アガサ・クリスティ
の作品と比較されることが多い。 又登場人物のキャラクターやその背景がしっかり描かれており
クオリティの高さも評判で、アガサ賞他数々のミステリ―賞に幾度も輝いている。
とのことです。

日本での出版は、
『スリー・パインズ村の不思議な事件』”Still Life”(2008年)
『スリー・パインズ村と運命の女神』”A Fatal Grace” (2009年)
『スリー・パインズ村の無慈悲な春』 ”The Cruelest Month” (2011年)
『スリー・パインズ村と警部の苦い夏』 “The Murder Stone ” (2012年)




 
このシリーズは読んだ事が無かったのですが、情報をみると、
この”ガマシュ警部”を主人公としたシリーズで、2007年から2010年にかけて アガサ賞長編賞を4年
連続で受賞したほか、複数のミステリ賞を受賞又はノミネートされている。
との事でした。

一作目の『スリー・パイン村の不思議な事件』”Still Life” に関しては、
≪正統的本格ミステリ久々の大型新人、出現!
アガサ・クリスティーの衣鉢を継ぐ新シリーズ第1弾!

英国推理作家協会最優秀処女長篇賞
アンソニー賞最優秀新人賞
バリー賞最優秀新人賞
ディリス賞
アーサー・エリス賞最優秀新人賞

「まさに絶品!」――ピープル・マガジン誌 ≫

とされています。
又、
「ボアロとモース警部へのケベックからの回答!」
と絶賛される本格ミステリの新シリーズ第1弾。 ≫

こんなフレーズを書かれたら逃すわけには参りませんですね。

なかなか興味深い作品ですね。
何故これ迄気付かず読み逃していたのか不思議なのですが、遅ればせながらこれから読まなければ・・・と
思っています。

放送日等ドラマのより詳しいい情報等分かり次第追記します。

取りあえずofficial trailer は

https://youtu.be/HKwmvW4Nt54



(source ; 海外ドラマNAVI、Variety, AXNミステリ― & etc )





6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
グッドタイミング (Lunta)
2023-03-24 10:40:38
なんというタイミングの良さ、つい先日Still Lifeを読んで気に入り、次の2作も買ったばかりです。
小さな村の限られた人たちの間で起こる事件ですがキャラクター描写がうまくて、まさにクリスティーの後継者だと感じました。
Yam Yamさんが未読とはちょっと驚きましたが、たぶん気に入るのではないかと。
今はマイケル・ロボサムを読んでいますがこれも気に入って、読むべきシリーズが増えました。
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わあ、楽しみ (Abi)
2023-03-24 11:03:31
英国物では無いのですね、でもしっかりしたもののようでナンチャッテではなさそう。↑のLuntaさんが仰ってる展開だと嬉しい限りです。村の住民が居なくなるって心配も無いのかな?ビジュアル的な楽しみを求めるのは欲張りすぎ?
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>グッドタイミング (Yam Yam)
2023-03-24 13:12:34
Luntaさん、
あら~、そうだったんですか。What a coincidence ! ですねぇ。
で、面白かったんですね。 そうですか、やっぱり。
仰る通り、何故未読なのか自分でも訳分からん、です。正に守備範囲直球ド真ん中の作品なのにねぇ。 
あるいは、昔読んだのに忘れたのか・・・(ボケなので可能性あり)
何れにしても、是非読まねば・・・と思います。
マイケル・ロボサム、読みましたよ。 2作品のみですが、私も結構気に入りました。 同じくこのところ読む
べき作品が増えて大変です。
又、何か情報あったら教えて下さいませね。
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>わあ、楽しみ (Yam Yam)
2023-03-24 13:17:43
Abiさん、
そうですね、英国ドラマではないんです。
でも、原作も好評だし、期待値大のドラマではありません?
ビジュアル的な楽しみは・・・う~ん、ですが、ビジュアルに頼らない中身で勝負!であれば良いな、と期待
していますが。 何れにしても楽しめる作品だと良いですねぇ
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Unknown (Lunta)
2023-03-24 17:43:55
Yam yamさんが読んでいないのは邦訳タイトルのせいではないですか。
いかにもコージーミステリーっぽいタイトルで、コージーが苦手な私(残念ながら『ロンドン謎解き相談所』もダメ)もこのタイトルだけでは選ばなかったと思います。
おいしそうなものがいっぱい出てくる所はコージーっぽいかもですが、人間関係の描写などはしっかりしています。
するっと読めますよ。
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>Unknown (Yam Yam)
2023-03-24 19:31:44
Luntaさん、
確かに言われればそうかも知れないと気付きました。
邦訳タイトルもですが、カバーも何だかちゃっちいくないですか?(暴言)仰る通りコージーっぽいですね。
私も基本的にはコージー系が苦手で、敬遠気味で殆んど読みません(『ロンドン謎解き』は例外の1つ)。
美味しそうなもの?良いですね。 楽しみです。
色々教えて頂いたので、益々読まねばツ!と思います。
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