グラナダ版 ”The Solitary Cyclist” : (4)
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The Adventure of Sherlock Holmes
1984年
・・・・・その(4)
ファーナムを訪れバイオレットが通るのを待つホームズとワトソン。
ワトソンが、「こんな気持ちのいい朝に誰があのお嬢さんを傷つけようとするんだ」、にホームズは
「そんな事が無い事を願いたい」等と話している時バイオレットを乗せた馬車が通りかかります。
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(馬車ってったって荷馬車ですよ。でも、自転車を乗せる為なら仕方ないのかも)
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持参した双眼鏡で確認したホームズは「時間を早めたらしい。馬車の方が例の場所に先についてしまう」
と云い、慌ててワトソンと走り出します。
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走りながら「不覚だった」と後悔するホームズですが、やっと道にたどり着くと馬車が空のまま戻って
来ます。
誘拐か殺人か・・・と心配するホームズは、ワトソンに馬車を止める様指示します。
必死で馬車の前に飛び出し馬を止めようとするワトソン。
ようやく馬車を止めたワトソンに、”Good man !”「良くやった!」と後ろで指図するだけで見ていたズル
のホームズ(笑)
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2人は馬車に飛び乗りホームズ自ら手綱を取り急ぎチャリントン館のある森に向かいます。
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目的の場所で馬車を飛び降り走る2人。 そこへ例の謎の男が自転車で現れバイオレットの居場所を言う様
に2人に銃を向けますが、そんな場合じゃあ無いって事で 今度は3人で森の中を走りだします。
途中馬車の御者が傷を負って失神しているのを見て益々心配になる3人。 そんな時バイオレットの叫び声
が聞こえ焦った3人は再び森の中を走ります。
森の中の東屋では猿ぐつわをかまされ気を失ったバイオレットを抱きかかえるウッドリーが神父の前で結婚
の儀式を行っていました。
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それを見た謎の男が止めようと前に出た途端ホームズが「カラザース よせ」、それを聞いたワトソンが
「カラザースだって?」とビックリ。 (ホームズはとっくにカラザースだと気づいていたのに 又知らされ
ていなかったワトソン君)
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正体を知られたカラザースは付け髭とサングラスを取り、死刑になってもいいから彼女を救うと意気込む
のを聞いたウッドリーは、「もう遅い、彼女は俺の妻だ」とせせら笑うのを見たカラザースはもう我慢
出来ずウッドリーを銃で撃ちます。
これを見ていた牧師も慌てて「この仕事を受けた時 こんな面倒な仕事とは聞いていない。話が違うぞ」と
云いながら銃をかまえます。
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と、いつの間にやら彼の後ろに回っていたホームズが牧師に銃を突きつけ「銃を置け」と。
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それを見ていたカラザースは、「君は何者だ?」に「シャーロック・ホームズ」と聞いた途端 ”Good Lord”
(何てことだ)
息を吹き返してやって来た御者 にメモを書いて警察署長に届けるように指示しながら、「警察が来るまで、
君たちの身柄は僕が預からせてもらう」というホームズ。
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(何時も通り女性担当、ワトソン)
そして、傷ついたウッドリーを運びながら全員がウィリアムソンの屋敷に戻ります。
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..... to be continued です
← グラナダ版『美しき自転車乗り』 : (3)
→ グラナダ版『美しき自転車乗り』 : (5)
そうなんですよねぇ。時々グラナダ版を観直して、やはり安定のグラナダ版だ!と今更のように感
じます。
そして、このエピソードは、最初に撮影された作品なので未だホームズ像が確立されていなかっ
たせいか 兎に角若々しいし、アクティブだし、何よりボーイズの関係が可愛くて微笑ましいんで
す。 ストーリー的には大したことない(偉そう!)と思うものの、やはりこの時の2人は好きです
ね。 ホームズがイッパイ走るし、お茶目な感じもするし、後の作品の様に傲慢さも余りなく柔らか
い雰囲気で若々しいです。 ワトソンも良いですね。
今もAXNミステリーでずっと再放送している様ですが、観ていないエピソードもありました。
グラナダ版は永遠で奥が深いです。
「パトリック・メルローズ」は未だ全部ご覧になっていないんですね。
ワタクシは未だに2度目に挑戦できず、今やすっかり忘却の彼方です。なので感想を書くどころ
ではありません(汗)。健忘症は負けませんよ。ってか、Mistyさんよりずっと上だと思います(威張
る事じゃないですね(泣)
「シャーロック・ホームズ対伊藤博文」の件は別に書かせて頂きますね。
やっぱり、グラナダ版は落ち着きますね。走る二人がなんだか可愛いです。(というか、先にワトソンに走らせてる?笑)このエピソードは見たのですが、例によってすっかり忘れてます。
なかなか「パトリック・メルローズ」を落ち着いて見られないままなのですが、本なら読めそうだったので、ものすごく今さら「シャーロック・ホームズ対伊藤博文」を読みました。以前途中まで読んだままだったので、忘れててもう一度初めから…(記憶力が本当に怪しいです)
すごく面白かったです!Yam Yamさんが紹介してくださったおかげで、とても楽しませていただきました。ありがとうございます。Yam Yamさんの記事がどこだったか分からなくなってしまったのですが…
歴史に関しては全く無知な私ですが、実在の人物や出来事と絡めてこんなに面白い話ができるなんて…とワクワクしながら読みました。推理もすごいです。裏にあるものは色々深刻だったりもするのですが。そして、この物語の中でのホームズは、一見そっけないようでいて、実は感情豊かだというのに違和感がなくて、最後の方にはしみじみと、ああ、成長したんだね…と思えました。マイクロフトとの関係も良かったです。そして、ワトソンも穏やかそうでいながら結構鋭くて、伊藤博文に冷たく当たった後のホームズと話すところなんか、本当によき理解者という感じで、理想的でした。イメージとしては、このグラナダ版デヴィッド・バークさんのワトソンが一番イメージに合う気がしました。でも、日本のシーンでは、37歳(だったかな)という年齢もあって、ちょっと時々巻き毛シャーロックで想像してしまったりもしました。
すみません…ものすごく今さらですが、読み終えてつい感想を言ってみたくて…とにかく、ご紹介ありがとうございました!