The Game is Afoot

ミステリ関連を中心に 海外ドラマ、映画、小説等々思いつくまま書いています。

これから初放送予定のフランスドラマ:その(1)

2024-05-31 | 海外ドラマ
『パリ警視庁1900』


もう3,4年前になりますでしょうか 『アストリッドとラファエルの事件簿』、『バルタザール』をは
じめとするフレンチミステリが次々放送されるようになり、これまで英国ドラマを主に観ていたもの
にとっては新鮮で興味深く楽しみに観るようになりました。

何故かどのドラマの主人公が何かしらの特殊な能力だったり、かなりユニークで濃いキャラクターが
多くいわゆる”普通の”人が殆どいなかった(たまたま観ていたドラマがそうだったのか・・・)、
流石フレンチミステリ!なんて意味不明の感想を抱いていて、はじめはとてもノリノリで観ていたも
のでした。

ところが、あまりにストーリーそのものより、強烈なキャラクターが前面に押し出される内容ばかり
で次第に疲れてきて、少々おなかイッパイ、胸イッパイ 少し疲れ気味になってきていたのが事実です。
で、再び英国ドラマに回帰して、ホッとしたりもしました。(← 個人の感想です)

そんな中、フランスドラマ初放送第二弾(勝手に命名)が始まる様で、詳細は順次見ていきますが前
回とは少し傾向が異なる作品が色々ありそうで、再び回帰してみようかと・・・・。

その1の作品です。

※ 『パリ警視庁1900』

”Paris Police 1900”
2021年初放送 : 8エピソード

以下はミステリーチャンネルの番組案内から

【1899年のパリ。時のフランス大統領が突然死亡し、フランス共和政が大きな危機に直面した激動の
時代を舞台に、後の近代フランス警察の創始者として知られるルイ・レピーヌ率いるパリ警視庁の刑事
たちと、大統領が突然死した時に密会をしていた愛人の活躍を描く!

史実とフィクションが織り交ざったストーリー展開とそのクオリティーの高さに、本国のみならず英
米でも評価され、ニューヨーク・タイムズ紙では2022年の見るべき最高のテレビ番組の1つにも選ば
れ話題となったドラマシリーズ!】







1899年、時のフランス大統領フェリックス・フォール(実在の大統領。突然の死に様々な逸話が後世
に語り継がれた。)が愛人との密会中に腕の中で突然死亡する。折しもフランスは反ユダヤ主義を背
景にした「ドレフュス事件(1894年に発生したユダヤ系フランス軍人がスパイ容疑で逮捕された冤
罪事件)」の影響によって社会の分断が進み、反体制派が台頭。現職大統領の死をきっかけに情勢は
ますます混とんとし、フランス共和政は深刻な危機にさらされていた。治安の維持に不安を抱く政府
は、元警視総監のルイ・レピーヌ(実在の警視総監。警察の近代化に努めただけでなく、今日まで毎
年開催されている発明家のためのコンテスト“レピーヌ・コンクール”を創設)を召喚、復職させるこ
とを決断する。そのころパリでは、セーヌ川に浮かぶ大きな旅行カバンが発見される。その中には女
性の切断遺体が入っていた。遺体は頭部と両足が切断されており、身元を示す物もない。正義に燃え
る若き刑事アントワーヌ・ジュアンは、この怪事件の捜査に参加。わずかな手がかりをもとに、ベテ
ラン警視コシュフェールの指導と弁護士志望の女性ジャンヌ・ショーヴァン(実在の弁護士。女性弁
護士の先駆的存在)の助けを借りながら、ジュアンはひたむきに調べを進めていく。

パリ万博、パリ・オリンピックを翌年に控え、パリが最も華やいだ“ベル・エポック”の時代を舞台に、
史実とフィクションが織り交ざったリアリティのある緊迫感とストーリー展開が楽しめる作品。ドガ
やセザンヌの絵画の中にいるような世界観も魅力的だ。

ストーリー、時代背景なかなか魅力的なドラマの様に感じます。
英BBCでも放送されたとのことで、なかなかの好評を得ているようです。

これまで放送されていたフレンチミステリとは大分趣が異なる様ですね。
楽しみな作品の一つになりそうで・・・・。

ミステリーチャンネルでの放送予定は、
2024年7月6日(土)16:00~

trailerは

https://youtu.be/w7lWLzZVfFg?t=97


より詳しい内容が分かり次第追記することにします。

因みに、
このシリーズ続編は『パリ警視庁1905』というタイトルで製作されているようです。
これも順次続報を・・・・と思っています。



(source : ミステリーチャンネル、Studiocanal、BBC & etc.)