”Shetland”:Season 8
6 episodes
シーズン8に関して、前回コチラで分っていた情報を少しだけ書いたのですが、又チョコットだけ
情報追加しておきます。
シーズン8の製作は既に開始されており、スコットランド周辺とシェトランド諸島での撮影も開始さ
れている様です。
前回ご紹介した様に、ジミー・ぺレスの後任であるルース・スカダ―警部役のアシュリー・ジェンセ
ンとアリソン=トッシュ=マッキントッシュ役のアリソン・オドネルが新コンビとなり、その他サンディ・
ウィルソン(スティーヴン・ロバートソン)、ビリー・マッケイブ(ルイス・ハウデン)等がこれま
でに引き続きの登場となります。
又、ゲスト出演として
『ダウントン・アビー』でヒューズ夫人役で良く知られるフィリス・ローガンの名前が上がっています。
S8のBBC Oneでの初放送は2023年秋の予定と言われています。
これから順次情報が出ると思いますが、
心情的には非常に複雑でもあり、心配もあり、どんな風になるのか不安もあり 等々入り乱れます
が どうでしょうねぇ・・・・。
そして、
これも以前ご紹介しましたが、原作の最終章である『炎の爪痕』も刊行され、私も発売直後手に
し読了しました。
原作に関しても以前コチラでご紹介しました様に、ジミー・ぺレスを主人公としたシェトランド・
シリーズの8作目にして最終章です。
このシリーズ紹介として、
東京創元社から刊行のアン・クリーヴス『炎の爪痕』は、ペレスを主人公とした〈シェトランド四
重奏〉シリーズの第八作にして、最終巻にあたる。〈シェトランド四重奏〉は、前半四作は春夏秋
冬の四季に(邦題には順に『冬』『夏』『春』『秋』が入っているが、原題には『黒』『白』『赤』
『青』の四色が含まれている)、後半四作は『水』『風』『地』『火』の四元素にあてはめられている。
四季・四色、四元素。各作品ではそれぞれの特色や特徴を生かしつつ、様々な手法で楽しませてくれ
たクリーヴスだが、今回挑む事件は、たとえていうなら情念の炎の事件と言えるかもしれない。フレ
ミング一家が引っ越してきたシェトランド本島の家は、前の持ち主が首吊り自殺を遂げたというかど
で悪評の立っている家だった。何者かが敷地に侵入しては、ハングマン(首吊り男)のイラストが描
かれた紙片をばらまき、フレミング一家は中傷に苦しめられるが、同じ納屋で第二の首吊り死体が発
見される…
今作では、8作かけて描かれてきた、ジミー・ペレスの私生活、人生の物語も佳境に入る。運命の女、
画家フラン・ハンターとの出会い、婚約、別れ。その娘、キャシーの成長。主任警部ウィロー・リー
ヴズとの新たな出会い……本作ではいよいよ、ペレスの大きな決断が描かれる。過度に盛り上げるこ
となく、静かに、しかし確かな歩みで進み続けてきたペレスが最後に辿り着く景色に、じんわりと感
動が込み上げてきた。
↑
とあります様に、ジミー・ペレスの最後の決断にホッとさせられ、心に染みる最後となっていました。
で、今更なのですが、
私は原作を読み始めたのがドラマを知るよりずっと前(多分12,13年前位?)で、その後ドラマ製作
を知り観始めたのですが、ドラマを観て色々と原作との違いを感じました。
先ず、
ジミー・ぺレスと言うキャラクターは、名前からもわかる様に 先祖はスペイン系、容姿も黒髪、黒い
瞳で”地中海風”と表現されている。 なので、最初にドラマでを観てのヘンシェオールさんがのイメージ
が違っていました。 ただ、これは次第に慣れて、それはそれで良いんじゃないかと・・・・。
又、亡き妻の娘キャシーは、ドラマでは18歳位?のハイティーン設定で始まっていて、最初ドラマを観
た時はいきなり大きくなっていてビックリしたものですが、最新作『炎の爪痕』ではやはりまだ子供の
まま(?)でした。
何と言っても、一番大きな違いは”トッシュ”でしょうね。
原作には登場しないキャラクターで、最初にドラマを観た時には『あれ?又読み飛ばしていて気付かな
かったのかな?」と思ってしまったのですが、このトッシュがドラマでは非常に大きな位置を締めてい
て大切なキャラクターになっていましたね。
その分サンディーの存在感が薄くなっています。
その他にも色々と原作と異なるキャラクター、キャラクター設定等もありましたが、それはそれとして。
原作を読んでいて”シェトランド諸島”のイメージがなかなかつかめず(行った事がないので)、想像を
膨らましているのみでしたので、ドラマで実際の風景、情景を観られたことは大いに役立ち、納得でき
たものです。(想像していたより都会だった←スミマセン)。
もう一つ、言葉の点として、
原作にもあった様に、シェトランド諸島では本土とは全く言葉が違うとの事で(現地では本土の言葉を
”イギリス語”とか言っていましたよね。)
それがどんな風か、どんな違いがあるのか知りたくて、毎回じ~~~っと耳をすませて聞いていたので
すが、良く分からなかった(聞き取れなかった) 兎に角普通の英語(というか本土の英語?)とは確
かに違っていたということで。
原作とドラマの違いは大きかったのですが、ドラマの良さも大いにありましたし 原作との違いも”パラ
レルワールド”として(?)別の視点で見られ それぞれに好きな作品である事は間違いないかと感じま
した。
とは言え、シーズン8はどんな風になるのか・・・は又別の思いで。
取りあえず観てみなければ・・・ですね。
(source :British Period Dramas, What to Watch, 東京創元社 & etc.)
6 episodes
シーズン8に関して、前回コチラで分っていた情報を少しだけ書いたのですが、又チョコットだけ
情報追加しておきます。
シーズン8の製作は既に開始されており、スコットランド周辺とシェトランド諸島での撮影も開始さ
れている様です。
前回ご紹介した様に、ジミー・ぺレスの後任であるルース・スカダ―警部役のアシュリー・ジェンセ
ンとアリソン=トッシュ=マッキントッシュ役のアリソン・オドネルが新コンビとなり、その他サンディ・
ウィルソン(スティーヴン・ロバートソン)、ビリー・マッケイブ(ルイス・ハウデン)等がこれま
でに引き続きの登場となります。
又、ゲスト出演として
『ダウントン・アビー』でヒューズ夫人役で良く知られるフィリス・ローガンの名前が上がっています。
S8のBBC Oneでの初放送は2023年秋の予定と言われています。
これから順次情報が出ると思いますが、
心情的には非常に複雑でもあり、心配もあり、どんな風になるのか不安もあり 等々入り乱れます
が どうでしょうねぇ・・・・。
そして、
これも以前ご紹介しましたが、原作の最終章である『炎の爪痕』も刊行され、私も発売直後手に
し読了しました。
原作に関しても以前コチラでご紹介しました様に、ジミー・ぺレスを主人公としたシェトランド・
シリーズの8作目にして最終章です。
このシリーズ紹介として、
東京創元社から刊行のアン・クリーヴス『炎の爪痕』は、ペレスを主人公とした〈シェトランド四
重奏〉シリーズの第八作にして、最終巻にあたる。〈シェトランド四重奏〉は、前半四作は春夏秋
冬の四季に(邦題には順に『冬』『夏』『春』『秋』が入っているが、原題には『黒』『白』『赤』
『青』の四色が含まれている)、後半四作は『水』『風』『地』『火』の四元素にあてはめられている。
四季・四色、四元素。各作品ではそれぞれの特色や特徴を生かしつつ、様々な手法で楽しませてくれ
たクリーヴスだが、今回挑む事件は、たとえていうなら情念の炎の事件と言えるかもしれない。フレ
ミング一家が引っ越してきたシェトランド本島の家は、前の持ち主が首吊り自殺を遂げたというかど
で悪評の立っている家だった。何者かが敷地に侵入しては、ハングマン(首吊り男)のイラストが描
かれた紙片をばらまき、フレミング一家は中傷に苦しめられるが、同じ納屋で第二の首吊り死体が発
見される…
今作では、8作かけて描かれてきた、ジミー・ペレスの私生活、人生の物語も佳境に入る。運命の女、
画家フラン・ハンターとの出会い、婚約、別れ。その娘、キャシーの成長。主任警部ウィロー・リー
ヴズとの新たな出会い……本作ではいよいよ、ペレスの大きな決断が描かれる。過度に盛り上げるこ
となく、静かに、しかし確かな歩みで進み続けてきたペレスが最後に辿り着く景色に、じんわりと感
動が込み上げてきた。
↑
とあります様に、ジミー・ペレスの最後の決断にホッとさせられ、心に染みる最後となっていました。
で、今更なのですが、
私は原作を読み始めたのがドラマを知るよりずっと前(多分12,13年前位?)で、その後ドラマ製作
を知り観始めたのですが、ドラマを観て色々と原作との違いを感じました。
先ず、
ジミー・ぺレスと言うキャラクターは、名前からもわかる様に 先祖はスペイン系、容姿も黒髪、黒い
瞳で”地中海風”と表現されている。 なので、最初にドラマでを観てのヘンシェオールさんがのイメージ
が違っていました。 ただ、これは次第に慣れて、それはそれで良いんじゃないかと・・・・。
又、亡き妻の娘キャシーは、ドラマでは18歳位?のハイティーン設定で始まっていて、最初ドラマを観
た時はいきなり大きくなっていてビックリしたものですが、最新作『炎の爪痕』ではやはりまだ子供の
まま(?)でした。
何と言っても、一番大きな違いは”トッシュ”でしょうね。
原作には登場しないキャラクターで、最初にドラマを観た時には『あれ?又読み飛ばしていて気付かな
かったのかな?」と思ってしまったのですが、このトッシュがドラマでは非常に大きな位置を締めてい
て大切なキャラクターになっていましたね。
その分サンディーの存在感が薄くなっています。
その他にも色々と原作と異なるキャラクター、キャラクター設定等もありましたが、それはそれとして。
原作を読んでいて”シェトランド諸島”のイメージがなかなかつかめず(行った事がないので)、想像を
膨らましているのみでしたので、ドラマで実際の風景、情景を観られたことは大いに役立ち、納得でき
たものです。(想像していたより都会だった←スミマセン)。
もう一つ、言葉の点として、
原作にもあった様に、シェトランド諸島では本土とは全く言葉が違うとの事で(現地では本土の言葉を
”イギリス語”とか言っていましたよね。)
それがどんな風か、どんな違いがあるのか知りたくて、毎回じ~~~っと耳をすませて聞いていたので
すが、良く分からなかった(聞き取れなかった) 兎に角普通の英語(というか本土の英語?)とは確
かに違っていたということで。
原作とドラマの違いは大きかったのですが、ドラマの良さも大いにありましたし 原作との違いも”パラ
レルワールド”として(?)別の視点で見られ それぞれに好きな作品である事は間違いないかと感じま
した。
とは言え、シーズン8はどんな風になるのか・・・は又別の思いで。
取りあえず観てみなければ・・・ですね。
(source :British Period Dramas, What to Watch, 東京創元社 & etc.)